今無音を知った


写真一杯です。気をつけて








どうも、今回もちょこっとシュール・・・まではいかないかな。


題名がどうみてもシュールじゃねーかーっていう突っ込み聞こえてきたけどきっと幻聴




さてさて、9月23日。富士山へ登って参りました!




何故富士へ行ったのか。
それはちょっと人生に悟りというものを知りたくて(大嘘
っていうのは冗談です。単純に1度でいいから登ってみたくて
それに実は言うとこう見えても登山は結構プロですよ。
ウォールクライミングも以前大人の人とパートナーと組んで上った事もあるので
山に関しては一般人よりはスキルがあると思っています。



さてさて、とりあえず今回はうちの親父と一緒に上ることになりました。
富士に関してはここからだと遠いので車で五合目まで車で上ることに。

実際富士山を徒歩で歩くことが出きる場所は殆ど五合目からであり
大抵の人は五合目から出発するそうなので便乗して五合目から。

・・・が、後々五合目から出発は実は上級者向けという事を知り後半辛い目に合うのはまたノチほど。



朝4時に家を出て車の中でグースカ寝てるわけなのですが到着して起きたら


・・・うぉ!寒!




え?何?まだ9月だぞ?
・・・・8℃・・・。これ冬じゃないか。


いきなり標高2400m。まぁ、楽っちゃ楽なのかもしれないけど
これが後々最悪を招くことに。


さっそく準備をしていざ、登る!!







太陽がちょうど上りだした頃なので太陽と一緒に登ってた感じ。



しかし道が・・思ってた通りゴツゴツしている・・・。
もしかしたら段差とかそういうのかなー・・?
っと思ったら最悪なほどゴツゴツしている道の通路





ここはまだそんなにゴツゴツしていないのですが
帰りだと非常に小ざかしいほど砂で滑ったりして帰りの道としては悪夢。


ちなみに目の前に立っているのはうちの親父です。
荷物やっぱ重そうだなぁ・・・。ワシも背負ってるわけだけど。


っとふと後ろを振り返ると・・・。





おぉ!もう雲の上じゃん!!



初めて自分の足で雲の上まで歩きこの時点で歓喜ですワシ(ガキだ・・。


まだまだ歩き出して30分ほど。早くも六合目に到着。
ここまでのペースは平均以上の速さ。少しペース落としたほうがいいようですが・・・。
気にせずそのまま歩き出す。


何度も言うがこれが間違い。
後々大変な事になるのは何度も言います。


六合目を過ぎたら今度は岩場というより砂利道って感じが待ってた。





基本的に砂地は本当によく滑って転ぶので岩の上を歩いた方が安定するかも。
富士山登る人はぜひとも参考にしてください・・・。
本当に滑ります。転びます。ここで転んだら下手したら大変な事になります。


・・・・っと、ここで少しずつ異常を感じるワシ。



「(なんか頭痛いなぁー・・・)」




キニシナイで登ったのがまた間違い。




ほい、七合目到着!
時間は六合目から大体45分程で七合目に到着しました。
これも相変わらず早いペース。
六合目からですが何合目かに到着するたびに三分休憩は取ってました。
三分間待ってやろう!


さてさてここからが富士の怖さ本領発揮。

ドンドン道が険しくなってきました。





顔はこっち振り向いてたので修正。



道もう岩場だろ、どうみても


この時点で大分上ってきているので足がちょっとだけ辛い。
そこにこの崖は相当いたい。
しかも超急斜面なので下手して後ろに落ちたらまず怪我じゃすまないので
ちょっと恐怖心が沸いたけど無理やり押し殺して上りきりました・・・。


・・・っと気になって後ろを向いたら二つ言葉出てきました。


一つは



「うわ、怖!」



これはやばい。後ろに落ちたら死亡するかも。
そんな感じの思ったほど急斜面。

そしてもう一個は


「おぉ!!すごい高い所にいる!!」









この時点でかなり雲より高い所に上っていた。
これはもう本当に写真や言葉じゃ伝わりきらないほど感動だった。
見渡す限り青い空と雲。これは本当に凄かった・・・・。



そして八合目到着。




異常発生





QP「頭痛い。しかもふらふらする」


父「ちょっとペース速すぎたな。高山病かもしれん」







(゚Д゚)!?




高山病って息苦しいとかそんなものかと思ったらこういう現象なのか!?


呼吸としてはなんか別に苦しいって感じじゃないし・・・。


話によると酸素濃度が薄いだけで実際の呼吸は地上と変わらないらしい。
が、全力で走ってる所を家で過ごしてる程度の呼吸しか出来ていないわけなので
それが原因で酸欠不足みたいな形に陥り高山病になるとか。


・・・・あまりの頭の痛さに頭痛薬を飲んで頂上へ向かう。



・・・・・そして一言。




これってイジメですか?









バッカモーン。もう道と言えないよ。





しかもドンドン頭痛くなるし。
とにかく体内に酸素を取り込むために深呼吸しながら登る事一時間半。



ようやく9.5合目に到着したよ・・・・。




が、上を見ると



「ぎえぇぇ。崖のぼりだろ、これ。」





あまりにもビックリして写真取り忘れた



いや、実際は崖のぼりじゃないけど崖って言いたいほど急斜面。
流石富士山・・・。確かに上に行くに連れて急斜面になっている・・・。


が、んなことでヘコタレルワシじゃないぜ!!
気合だ!気合だ!気合だああああ!!!






頭いてええええ(撃沈





もうこれは深呼吸が重要。
とにかく息を吸って吸って体内に酸素を一杯取り込む。

ちゃんと酸素が足りてると頭の痛さは多少軽減される。


空気が薄いってこういうことだったのか・・・。




そして登ること45分。




登頂したぜえええええええええ!!






やった・・・!!やったぜ・・・!!なんと4時間程度で登頂しちゃったぜ!!
その代償なのか完璧に高山病に陥り頂上で眺めの休憩。


だけどその代わりに景色は最高でした。
高台があって上り撮って来ましたよ。








今日本で地についてる人達で俺より高い所にいる人はいない・・・。

そう思いっきり実感できましたね。
そして題名の通り・・・。



音がしない。無音だ・・・。


車の走る音も飛行機もあまつさえ人の喋り声すら機械の音も。


何も音がしない。



無音。まるで本当に宇宙の中に包まれているような感じがした・・・。




生まれて初めて本当にこんなことがあるんだなっと実感した。
まだまだお若い人達。富士山登ったことがないのであれば1度は登ることを本当にオススメする。
絶対何かを感じるよ。




そして最後に登頂した記録の証をどうぞ。ワシが写ってるけど








顔は相変わらず隠すがのぉ。


日本最高峰富士山 に登頂したぞおおお!!






最後に



帰りは死にました。頭痛いし滑って何回も転ぶし崖だから怖いし
上りはよくでも下りが全然ダメだった。




上りより下りのほうが辛いって珍しいね。


実は言うと今も高山病かかってる状態で二日間は後遺症が残るらしい。
ちょっと運動すると頭が痛くなる・・・。


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