Blender日記11日目



Blender日記10日目に続いて今回もウェイト編。
前回素体にウェイト設定を行いました。作っているモデルが素っ裸でお洋服なんて着ていないのであればそれで作業終了ですが実際は衣服があり、当然体を動かしたのであれば衣服も一緒についてきてもらわないといけません。
しかし素体で行ったのと同じように手作業で衣服にウェイトを設定していくのは絶望的に難しく、行ったとしても高い確率で肌が貫通したりめり込んだり遠くに行きすぎたりしますことでしょう。
そもそも頂点位置とかが肌のラインと離れていることが容易に想像できますので完璧なウェイト設定は手動で行うのはほぼ無理でしょう。

そこで今回使うのはウェイト転送という機能。
これはソース元となるオブジェクトを参照して各頂点との位置関係を考慮しながら自動的に外側(または内側)にあるオブジェクトに対して自動でウェイト塗り設定をしてくれるというものです。
友人はこれが難しくて挫折してしまっていたのですが凄くざっくりまとめるならウェイトコピーくらいの間隔でいいかもしれません。


で、実際にそのウェイト転送を行った後がこちら。
きっちり腕や足を動かすとお洋服もついてきてくれるように。ここまでくるとかなり形になってきましたね!
ウェイト転送の設定自体はそこまで複雑なものではなく、下のスクショにその手順が一応乗っています。



モディファイアーの所で転送先のオブジェクトに対してデータ転送モディファイアーを設定していく形です。
ソースにコピー元のオブジェクトを指定し、頂点グループを選択、マッピングは最近接面の補間を選択。他の選択肢がどういう働きをするのかちょっとよく理解していないのですがこれは追々調べたいと思います。
後はデータレイヤーを生成のボタンを押すと転送されます。

上のスクショでは洋服に対してデータ転送だけでなく、髪の毛に対してもウェイト転送の仕組みを用いて簡単にウェイト設定をしています。
通常であれば髪の毛は手作業で行うケースが多いと思うのですが板ポリを一枚用意して片方をウェイト0、もう片方をウェイト1.0に設定し、大まかに位置を合わせたらウェイト転送をすることで簡単にそれっぽくウェイト塗りができちゃうよといった形・・・・なんですがいかんせんこの作業をやって三か月くらい時間がたっててちょっと売る覚えです。




このふさこ先生のこのパートを見ながら作業をしているので忘れた時はこの動画をみて思い出したいと思います。
特にこの板ポリ一枚を用いてのウェイト転送設定は板ポリそのものを大きさを変えたり配置替えすることで転送先の髪の毛のウェイトを調整することができるので柔軟にウェイト設定できるのがとても魅力ですね。



そんなこんなで各種にウェイト転送を施しここまで動くように。ドロワ丸見えだよととたん。

というわけでウェイト編はこれで終了。
なんか10日目と11日目と合わせてさくさくと終わった感じがありますがぶっちゃけ実際の作業はかなり時間かかっています。
最近ふさこ先生の動画の他に夏森さんのBlenderの本をkindleで買っていて今勉強している所なのでそちらもそのうち日記に書いていきたいですねぇ。

ととたんモデリング編は次はUV展開編に入ります。


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