チェックさんのアルバイト事情(後編)


「前回のおさらい。琶月が変態になった。」

「なってませんってばぁ!!!」

「何処のお店に行っても毎回チェックさんが働いているんですよ?何時間働いているのか気になりません?」

「全然?」

「はいはい、そうですか。」

「反抗的な目!!不穏分子は今すぐ潰さなきゃ!!」

「友好の目!!」

「ほんとだ!」

「その『ほんとだ!』っての私のきめ台詞なんですけどねーーー。」

「けちっ!」

「私を怒らせると透明になって琶月に悪戯しちゃうよ。」

「出来るものならどうぞ。」

「パンチパンチ。」

「うわ本当に消えた!!痛い痛い!」

「降参する?」

「もう。どうしてそんなことができるんですかね!!ギャグ補正かなにかだと思っておきます!」

「ギャグじゃないもん!ジェスター様の特殊能力だもん!」

「はいはい。では、その特殊能力使ってチェックさんの謎を解いてくれませんか?」

「謎って言ってるけど別に掛け持ちしてるぐらいなら普通だと思うんだけど。」

「普通4店舗で掛け持ちしますかねーー。それも1日で全部会ったんですよ。ほら、ジェスターさん!一緒に行きましょう。」

「外さむーい!!」





・・・・・。



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==最寄の超激安馬鹿安すーp(ry

「無理やりつれてこられた。訴訟。」

「敗訴。」

「いらっしゃいませ~~。あら、今日は二人で買い物?」

「謎の回答を買いにきました。」

「?????」

「ナンデモナイデーーース!!ほら、今日の分の買い物しますよ。」

「あー!!どさくさに紛れて私に荷物運びさせようとしてる!!」

「たまには家事も手伝ってください。はい、まずはカレールー持って。次にお肉。」

「またカレーだ。こんにゃく入れないでよね。」



・・・・・。


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「ありがとうございました~またお越しくださ~い」

・・・・・・・。

「で、まさか本当に買い物しにきただけなんていわないよね?」

「このまま近くの病院にいきますよ。」

「あれ?どこか体調悪いの?」

「あ!!琶月の胸がちょっと膨らんでる!!腫瘍だ!!今すぐ切除しなきゃ!」

「ぎゃぁっ!!外で何やってるんですか!!」

「腫瘍切除完了!パッドなんかつけてるからこうなるんだよ。」

「もう二度とつけません。恥かいたので。ちなみに別にどこも悪くないです。ただチェックさんに会いに・・・・。いたらですけど。でもいるんだろうな~~~~~~~~。」





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==最寄の病院


「こんにちは~~。あら、また会ったわね!」

「・・・・・・・・。」

「30分前までスーパーでレジ打ってなかったっけ?」

「チェックさんは何か秘密を隠しているー!」

「あら、秘密?」

「すいません・・・どーーーしても気になっちゃいまして!!一昨日は2時間ぐらい間を空けて回っていたから違和感程度でしたけど・・・なんで30分前までスーパーにいたチェックさんがここにいるんですか?」

「あ!!!実はチェックさん双子なんですか!?」

「残念~~双子はいないです~。」

「琶月さん減点1!」

「噂には聞いていたけどまさかここにもいたなんて!!チェックさんはアルバイト戦士だ!!」

「は?ちょっとジェスターさんふざけてn・・・。」

「うっ、ばれちゃしょうがないわね。そう、私がアルバイト戦士の一人!!チェックです!」

「うわーー!!チェックさんが壊れたーー!!」

「気をつけて琶月!アルバイト戦士はみんなのアルバイト雇用枠を独り占めして給料を独占するわるいひとたちだよ!」

「むしろ一人で何人分もの生産性を生み出す社会の貢献人な気が。ちなみに琶月さん一人で0.15人分の生産力。

「このままじゃ琶月のアルバイト雇用枠も優秀なチェックさんに取られちゃう!ジェスター家の危機!!」

「いやいやいやいや!!え!?でも同時に他のお店で働くことなんて出来るはずないんじゃ・・・。」

「そうよ~出来るはず無いわ。私はアルバイト戦士なんかじゃないわ~。」

「あの、さっき思いっきり認めてましたけど。」

「うっ、琶月ちゃん鋭いわ・・・。追い詰められたから白状するしかないわね。そう!私がアルバイト戦士の一人!!チェt・「聞きました。」

「あれ?」

「私は見抜いていたよ!チェックさんこの世界の住人じゃない!」

「うぇっ!!?そうなんですか!?」

「どうしてそう思ったのかしら?」

「絵柄が違う!!」

「もっとマシな理由を!!!」

「うーん、ここまで証拠出されちゃったら全部洗いざらい言うしかないわね。」

「絵柄が違うことって証拠になります?」

「実は5円玉に使われている黄銅っていうのを求めて他の世界からきたの~~。」

「え!?まさかチェックさんもアノマラド大陸から・・・!!」

「????????」

「琶月さん減点2!!!」

「まぁそれでちょっと・・・ほら~。」

「何人にも増えることができるの~。全部私だけど。」

「過酷なアルバイト修行を積んだものだけが使えるアルバイト分身術・・・・。」

「それまだ続けなきゃだめです?」

「私は大真面目!!」

「はぁ・・・とりあえず魔法みたいなもので分身しているっていう理由で納得しておきます。まぁ私達の世界にも似たような魔法はありますからね~~。異世界から来たっていうことを知ったら全然不思議じゃないことでした。帰りましょうか、ジェスターさん。」


ポンポン


「ん?後ろから誰かに突かれた琶月さん。」


「精神科でしたらこちらですよ。」

「結構です!!!」


こうして、琶月とジェスターはチェックさんの事をまた少し知ったのであった。


「あらあら。」



追伸

カオス回サーセン。


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