花粉症が発症したジェスター


「はくしゅん!」

「あれ?」

「は・・は・・・はっくしょーーーん!!」

「あれ?」

「ジェスターさーん。くしゃみするのは良いんですけどくしゃみした後に「あれ?」って言うのやめてくれません?凄く気になります。」

「言論の自由の侵害だ!!」

「ソンナバナナ。」

「というかジェスターさん、くしゃみ止まりませんね。花粉症じゃないですか?」

「全知全能の神ジェスター様が花粉とかいう目にも見えない小さな微粒子に屈する訳がない・・・。

「・・・・・・・・・・」

「はくしょん!!!」

「ぎゃ!!くしゃみが飛びましたよ!手で口を覆ってください!」

「鼻水が止まらない。ずずず。」

「んもー。仕方がないですね。耳鼻科に行ってお薬もらってきましょう。」

「やったー!いってらっしゃーい!」

「本人が行かなくてどうするんですか!はい!くる!」

「最近琶月が私に対して強気を保っている。誠に遺憾である。」

「さっきから何言っているんですか。んもー。」





・・・・・。


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==丸山耳鼻科


「受付はこちらでーす。」

「この国の受付スタッフは全員チェックさんで構成されている気がします!!」

「たまたまよ~~~~。」

「たまたまじゃないんだよな~~~~。(謎の口調」

「あ、琶月ちゃん。丸山耳鼻科の診察券は持ってる?なければ新しく作るわよ~。」

「神殺拳・・・チェックさんは神も殺せる武器を作れる・・・・」

「何バカな事言っているんですか。」



・・・・・・。



「受付済ませてきましたからそこのベンチで待ってましょうか。」

「この花粉症で私は一発芸を覚えた。鼻水すすりながら琶月の泣き方を真似しまーす。」

「ずずず、すぴーんすぴーん」

「はしたないことしない!あと私そんな泣き方しませーん!」

「ぐすんぐすん、すぴーんすぴーんってよく言ってたの覚えているんだけど。」

「こっちの世界に来てからは言ったことないもん。たぶん。」


\ジェスターさん、どうぞー/


「あ、先生に呼ばれましたよ。行きましょう。」

「かんそてーしょんの時間だ。」

「Consultationですか、はいはい。」

「すごい!!琶月の知能指数が格段に向上してる!!」

「どやぁ・・・」

「はくしょん!!」

「ギャー!!くしゃみするときは手を口に当てる!」


\はよはいれ/


「すいませんでした。」






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「はい、今日はどうしましたか。」

「この白い子が花粉症を患いまして。」

「白い子ではなく全知全能の神ジェスターと言って。」

「ジェスターさんそれ一体何なんです?」

「なるほどなるほど。ではとりあえず鼻の様子を見ますよ。あ、これ鼻の穴広げる道具ね。」

「可愛い女の子に対してなんてえげつない診察行為!品がない!」

「さっき鼻水すする音で遊んでたジェスターさんのどの口が言っているんでしょうねぇ。」

「はい、動かない。(ぶすり)」

「どしんどしん!」

「あばれなーい。」

「典型的なスギ花粉症ですねぇ。今年は3月も寒い日が続いていたから4月になってもまだまだ飛散しているんだよね。ザイザルっていうお薬出しておくから寝る前に一錠飲んでくださいね。ではお大事に。」

「もうお嫁に行けない。」

「ジェスターさん結婚するつもりだったんですねぇー(謎の発言





・・・・・・・。


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「お会計でーす。あ、診察券新しく作っておいたわよ~。これね。」

「どうもですっ。」

「薬局は出口出て左に進んだ先にあるからね~。処方箋と、お会計2480円でーす。」

「またジェスターさんからお小遣いひかなきゃ。」

」花粉症は不可抗力だとおもいまーーーす!!」







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==薬局



「受付でーす。」

「知ってた。」

「まぁ。」

「あ、処方箋預かるわね。えーっと、ザイザルね?夜寝る前に一錠飲んでくださいね~。それと人にyとては明日の朝や日中眠くなる人もいるみたいなので、どうしても眠気が辛かったらアレグラの方に変えてくださいね~。」

「睡眠薬を処方された。ジェスター様の薄い本が出来上がる。」

「今日のジェスターさんなんか変だ!」

「はくしょん!!」

「ギャッ!ってかくしゃみのタイミングコントロール出来てませんか!?」

「出来てないよ!!」

「出来てなかった!」

「はくしょん!!」

「ギャァッ!うそつきだ!!」

「二人のやり取りは見ていて本当に飽きないわね~~~。」

「見世物料として値引きを要求する。」

「みみっちいのでやめてください。」







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==自宅



「というわけで、これがザイザルです。」

「少しは花粉症の症状も和らぐといいですね!」

「んじゃ飲む。ごくり。」

「すやぁ。」

「なんか変だ!!本当に睡眠薬?」

「お薬の説明文的な紙読んでみますか・・・えーっと・・・・ふむふむ・・・やっぱり花粉症の薬ですね・・・。・・・・ん?」

※動物には飲ませないでください。

「(ぱあぁぁ・・・)」←納得した顔


終われ



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