家賃が払えない琶月さん



「ただいまぁ。いやー、11月にもなると日本って国は凄い寒いですね。」

ジェスター
「あ、おかえり。外寒いからエアコンつけておいたよ。」

「ありがとう、それにしてもナルビクの日差しが恋しくなりますね・・・。」

ジェスター
「ナルビクは南にあるから暖かかったよね。」


ドンドンドン


「おーい。」

「ん?誰かノックしてますよ。」

「もしかしてキュピルさん!!」

ジェスター
「キュピルはあんなキモイ声じゃないよ。」

「そういう聞かれたらマズイ言葉は言わないでください。」


ドンどんどん


「今でまーす。」


ガチャ

大家
「で、出たー!妖怪・ド・ヒンヌー!」

「人を妖怪呼ばわりしないでください!!!!しかも超失礼な名前!!!」

ジェスター
「問題。インドで最も布教している宗教は?」

「ヒンドゥー教!」

「ヒンドゥーとヒンヌーは関係ありませんから!!!!」

ジェスター
「私何も言ってないんだけど。」

「言ってなくても言わんとしてる事はわかるもーん。」

大家
「うぉっほん・・!いつ元住んでた人と入れ替わったのか知らないが、ここに住む以上は家賃を払ってもわなくちゃなぁ、げへえへへえ。
まぁ、このボロアパート初の可愛こちゃんだからちょっとまけてもいいけどな、げへえへへえ。
オジサンにサービスしてくれたらもっと安くしてもいいよぉげへえへへへえ。」

「ジェスターさん。出ましたよ。妖怪・キモ・オヤジ。特徴はハゲデブ短足です。」


ジェスター
「そういう聞かれたらマズイ言葉は言わないでよ。」

「それさっき私が言ったセリフじゃないですか!!」


    ___
   /彡⌒ミ|
   || ( ・ω・| ハゲに御用ですか?
   ||oと.  U|
   || |(__)J|
   ||/彡 ̄ ガチャ

ジェスター
「ほら、変なの来た。」

「(誰?)」

大家
「家賃は6万だよげへえへへえ。」

「え、6万ですか!?高い高い!!暴利だーー!!」

ジェスター
「でも都心で6万は安い方らしいよ。」

「どこ情報ですか?」

ジェスター
「インターネット。」

「はいはい、何でも教えてくれるインターネットさん凄いです。琶月さんもインターネットさんみたいに賢くなりたい・・・。」

ジェスター
「人じゃないよ。」

「え?人じゃないんですか?この間ジェスターさん、パソコンに向かって「グーグル先生教えてちょーだい。」って言ってたじゃないですか。」

ジェスター
「・・・今度教えてあげる。」

「何にしても、私が家賃を払えないという状況は変わってないんですよね。全財産2万円です。」

大家
「金が払えねぇんだったら・・・。」

「はいはい、どーせ体目当てだよーだ。デブでハゲで短足なオヤジって例外なしに気持ち悪いのしかいませんね。」

大家
「ハゲてねーし!河童ハゲだ!」

「世間一般ではそれをハゲと言います。」

ジェスター
「あんまり髪の毛の話はしないほうがいいよ。」


                   _
                  / jjjj      _
                / タ       {!!! _ ヽ、
               ,/  ノ        ~ `、  \        _
               `、  `ヽ.  彡⌒ ミ , ‐'`  ノ      /  `j
     彡⌒ ミ_      \  `ヽ(´・ω・`)" .ノ/    /  /`ー'
    (´・ω・`)  ̄"⌒ヽ    `、ヽ.  ``Y"   r '     〈  `ヽ
   / ) ヽ' /    、 `、   i. 、   ¥   ノ       `、  ヽ彡⌒ ミ
  γ  --‐ '      λ. ;   `、` -‐´;`ー.イ         〉    ´・ω)    ,-、、
  f   、   ヾ    /   )    i 彡 i ミ/         / ノ    ̄⌒ヽ   「  〉
  !  ノヽ、._, '`"/  _,. '"     }    {         ノ  ' L     `ヽ./  /
  |   ̄`ー-`ヽ 〈  < _ ヽ.    /     `\      / , '    ノ\  ´  /
   !、__,,,  l ,\_,ソ ノ   /   /ヽ、  ヽ.     (     ∠_   ヽ、_, '
       〈'_,/ /   /   /  ノ    ヽ.   )     i  、      ヽ

       ま  た         髪 の 話          し て る

ジェスター
「ほら辺なの増えた。」

「この人髪の話すると増えるんですか・・・?」

大家
「んじゃそろそろ払ってもらいましょうかねぇ・うへえへへえ」

「ジェスターさん、私良い事思いつきました。」

ジェスター
「んー?」

「引っ越しましょう。」

大家
「ファァッ!?」

「こんな気持ちの悪いオヤジと一緒に住みたくないです。それに引っ越せば家賃払う必要性もなくなりますし。」

ジェスター
「別に良いけど、引っ越しするお金も引っ越し場所もないけど。」

「ならいっそ外に住めば・・・・。」

ジェスター
「こんな寒い季節に外で野宿する気?」

「ごめんなさい、考え直します。」

大家
「D・V・D!D・V・D!」
ジェスター
「今時そんなネタ分る人いるの?」


「・・・しょうがないですね・・・。これだけは嫌だったんですが・・・。」

大家
「お、その気になったった?なったった?」


シャキン


大家
「ひぃっ!?刀!?」

「師匠、こんな汚らしい人で刃を汚すのは教えに背きますが久々にムカついたので斬ります。」

ジェスター
「おー。」

大家
「じゅ、銃刀法違法だーー!!ケーサツケーサツ!!」
ジェスター
「あ、さっきの会話。実はニコニコ生放送の準備ってことで録音しちゃってたんだけど、どうしよう?」

「証拠品として一緒に提出する事になっちゃいますね。」

「(・・・そういえば、私が刀持って恐怖してくれたの初めてかも・・・。)」

「・・・・・・。」

「斬っちゃいますよ!!斬っちゃいますよー!えいやーーーー。(ブンブン」


大家
「や、家賃払わなくていいからオタスケェエエーー!」


ドタバタ


「イッエーーーイ!!」

ジェスター
「琶月が初めて敵を倒した瞬間。」

「いや、初めてじゃないですから。ぜりっぴぐらいはちゃんと倒せますから。」

ジェスター
「そんなの子供でも倒せるじゃん。」

「はいはい・・・。」

「それにしても、刀。持っててよかったですね。」

ジェスター
「よく忘れるけど琶月って一応剣士なんだよね。」

「刀一本ですから侍って言ってもいいですよ!」

ジェスター
「でも琶月の場合皆によく囮にされるからどちらかというとディフェンダーだよね。」

「ぶーぶー。剣士だもーん。」

ジェスター
「今度何かあったら琶月に頼ろうっと。はい、これ鎧。」

「鎧?どうみてもまな板ですけど。」

「あーはいはい。もう言わなくていいですよー。」

ジェスター
「琶月はド貧乳だからまな板を胸に仕込めるじゃん。」

「言わなくていいって言ったのに!!!!」


続く


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その頃・キュピル達は・・・・。



キュピル
「五月蠅いの居なくなって仕事が超捗る。」
ヘル
「うおぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」
輝月
「はあぁぁぁぁあああああ!!!!」
キュピル
「(ヘルと輝月も異世界に飛んでくれないかなぁ・・・。)」
ファン
「飛びませんよ(キッパリ」