恋の大迷路?(中編)


前回のあらすじ。
フランちゃんに恋人がいることが発覚!!

「その恋人を始末することが私達の任務です。」

勝手に仲間に含めないで下さい。

「グサリ。」

ホゲーーーー

「フラン様のお身体に手を出して良いのは私だけです。

「私だけのフラン様。これは来ています。これは来ていて私だけのものです」

レミリアちゃんに通報しなきゃ・・・

「グサリ。」

ホンゲーーーというか今の発言相当問題発言だと思うんですけどぉ。小悪魔先生と一緒に番外編したかった。

そんでどうするんですか?フランちゃんは勝手に博麗神社から離れてしまったようですけど。

「そうね・・・。」

「・・・・・・・。」

「ワシ、なんとかしなさい。」

これは無能上司ですわ。

「無能・・・・?」

無能でいてパワハラ・・・グェー




・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








==人里


とりあえず人里にやってきました。
もしかしたらフランちゃんは恋人に会いに行ったのかもしれません。人間がいるのは人里ぐらいなもんです。なら人里を探すのが妥当。

「といっても最近は人里も大きくなってきているからどうやってフラン様を探すつもり?」

フランちゃんは目立つ容姿ですから聞いてまわればすぐ情報出てくるんじゃないんですかね・・・。
すいませーん。この子見ませんでしたか?

←写真

人間
「見てないなー。」

さいでっか。

「なんでフラン様の写真を持っているの?」

別に不思議な事じゃないと思うんですけど・・・。あ、レミリアちゃんなら100枚ぐらいあるよ!!!ほら、寝顔とかスカートの中とか・・・(超犯罪

「これはいけない写真ね。お嬢様のために没収します。」

絶対自分のためだろ・・・このメイドえげつねぇ・・・グェーまた刺されたンゴォー。




・・・・・・。


・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





うーん、だいぶ聞いて回りましたけど目撃報告出てきませんね。

「フラン様はともかく、彼氏の方がフラン様と付き合っていることを隠している可能性があるわね。もし隠しているなら人目のつかないところで合流しているかもしれないね。」

あー、なるほど。それなら確かに目撃報告が見当たらないのも納得。
そもそもフランちゃんの彼氏が人間なのかどうかすらわかりませんが・・・。

・・・・ん?

「う〜。」


・・・・・・・。

「・・・・・・・・・。」

レミリアちゃんが人里の雀荘に入っていきました。

連れ戻す。





・・・・・・。






「常連のお出ましよ!!席は空いてるかs・・・。」

^^

「で、デタァ!!」

だまらっしゃい!!人に妹の彼氏捜索させておいて自分は雀荘かぁ!!このドヘタレレミリアぁあああ!!

「禁断症状を抑えるためにやむを得ず・・・。」

ちょっと罰としてスカート外しますね^^

「やめて!!!!」

やめて!(震え声

「・・・・・・。」

「(カチリ)」





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「あらうっかり。」


やめーや



・・・。

・・・・・・・・・。




今からレミリアちゃんもフランちゃんの彼氏捜索隊に混ざってもらいます。異論はなし。

「はーい。」

しかし人里にはいなさそうなんだよなぁ・・・。そうなると次はどこを探せばいいのやら・・・。

「あーほら。咲夜がきっとフランの匂い辿って見つけてくれる。」

犬かよ。

「フラン様のドロワがあれば出来ますわ。」

犬かよ。

「ここにあるよ!!」

あんのかよ!!

「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!」


いい加減にしろ!


・・・・で、フランちゃんの場所はわかりましたか?

「おほん。」

「どうやら妖怪の山へ行かれたそうです。」

わかんのかよ・・・(超ドン引き

「ドン引き・・・・?」

すいません、自分もレミリアちゃんのドロワあればきっと匂いたどれます。ああああああああああれみりゃああああああああ!!!!!!!!

「さわんな!!!」

無理んごぉ(←むかつく



・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







==妖怪の山


妖怪の山といっても河童のアジトに天狗の里、そして守矢神社と範囲がかなり広いです。
具体的にフランちゃんはどこへ行ったかまでは絞り込めます?

「フラン様のドロワに続きリボンがあれば絞り込めますわ。」

ぜってーリボンほしいだけだろ
とにかく絞り込めないと・・・。んー、順当に下から探していくか。とりあえず河童のアジトまで。歩くと遠いんでレミリアちゃん俺を運んで。

「びえ〜。乗っからないで〜。」

さぁ行った行った(





・・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




==河童のアジト


「やったぞぉ。全自動キュウリ製造マシィーンが完成した。」

いらない(即答

「いきなりやってきてなんだよぉ!これはやらないぞ!」

フランちゃん見てない?

「なんでここに来たと思ってんの?バカなの?」

ファビョーーーn
なんかこのメイド曰く、フランちゃんは妖怪の山に行ったと主張してて・・・。

「私の鼻は確かですわ。」

根拠が酷い。

「んー、そうだなぁ。悪魔の妹は見てないけど、探す方法は知ってるよ。」

アンデスト!?メイドの鼻便りなんかよりよっぽど頼りになりそうだ!!!

「心外ですわね。」

むしろ鼻便りにされる方がよっぽど心外だろ。

「確かこの辺に人探しに役立つ発明品があったはず・・・。」

「あったあったこれじゃー!!人探しマシン!!」

おぉー、いつものお役立ちマシィーン!!

「そう、マシィーン!」

マシィーン!

「早くしなさい。」

「くおー、噂には聞いていたが悪魔のメイドはノリが悪いなぁ。」

「ただーし!このマシィーンを使いたければ出すものがあるでしょう?」

「麻雀で勝つことね!?」

出すもの言うてるだろーが

「麻雀でもいいよ。」

結果は見えてるからいいです。

「貴重な麻雀回が〜〜!」

キュウリをどうぞお収め下さい・・・。

「ワシはわかってるなぁ〜。」

で、このマシィーンはどうやって使えばいいんですか?

「あー、それは探したい人の魔力波長を入力してあげると周囲にその痕跡があったとき教えてくれるんだよ。」

はえ〜よくわかんない
でもニトリサーンなら入力してくれるんだよね?

「いやー、私は魔法とかからっきしわかんない。科学第一だから。」

つかえねー!!

「かっー!腹立つわー!!」

んじゃレミリアちゃんか咲夜さん入力出来ます?

「妹の情報を記入できない姉なんかいないわ!!」

「そう、フランの魔力は・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「ヴぁぁぁぁぁ♪」

俺に巻き付かれる刑を処す。ぎゅぅぅううぅぅうう^^

「タスケテーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

レミリアちゃんもツカエネー!!咲夜さんは?

「魔法なんてそんな野蛮なものは使いませんわ。」

時止めは魔法だろぜってー。
誰一人も分からないじゃねーか!!


「自分もわからないくせに随分えらそうね・・・?」

すいませんでした(真顔

うーん、誰なら分かるかなぁ。

「普通に考えてパチュリー様なら分かるのでは?」

あぁ、なるほど。久しぶりに紫もやしが活躍するな。

「こいつ息するように悪口言うわね。」

すいませんでした(真顔





・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「パチュリー様!小悪魔が一生懸命紅茶美味しくなるように気持ち込めて淹れてきました!どうぞ!」

「どれ。・・・ズズズ」

「咲夜には遠く及ばないわね。早く咲夜帰ってこないかしら。」

「ひーん!!パチュリー様冷たい!!」

経験が違うのだよ経験が!(ドヤ顔

「なんですか?ワシさん。その命を差し出して頂けるのですか?」

物腰は柔らかいのにとんでもない内容である。

「私は美味しい紅茶を作るために一生懸命頑張ってて忙しいんです!フラン様は?まだいませんね。ほら、はやく探しにいったいった。」

いやぁ、じつは・・・。
かくかくしかじかこあこあくまくま・・・

「うーん、魔力の波長ですが。フラン様のはかなり特殊なので分かる人はすぐわかると思いますけど・・・・。」

「残念ながら私は魔力も強くなくて細かく入力出来るほどの腕はないです・・・。」

カッーーーつかえねーー!!」

「人間の心臓を出しにしたスープっていかにも魔女らしくありません?実践してみましょう。」

超すいませんでした。
ならもう頼める相手は1人のみ!!

「ぱちぇー!手伝ってー!」

「私は今回の件については最初から手伝わないって一番初めに言ったわよね?」

この程度のお手伝いもしてくれないとか・・・この穀潰しがぁ!

「1番悪材料持ってくるお前には言われたくない。」

サーセン

「パチュリー様。入力頂けないとこの操作は行き止まりを迎えてしまいます。ご協力頂けないでしょうか?」

公式でぱっちぇさんに2点をつけたメイド長。嫌々ながら協力をお願いする。

「他人の秘密はナチュラルに出すもんじゃないわよ。」

秘密どころか公式なんですけど・・・。

「点数とかいうのはよくわかんない話なんだけど、まぁいいわ。協力してあげる。それで、どれに教えてあげればいいの?」

これです。

「ふーん、じゃぁフランの魔力の波長を流し込むわよ?」


(ジジジジ)


お、機械が反応してるぞ。これで分かるのかn・・・・





(カッ)







魔力流し込んだら機械が爆発した。不良品だ。


「数冊の本が燃えました。」

「今後二度と、あらゆる行為の協力の申し出は受け付けない。今後一切。」

不可抗力ですぅぅううう

「あの河童しばく。かっぱ巻きにしてやるわ。」

ただの人探しがあらぬ方向へどんどん進んでいく

(続く)


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