レミリアスパルタ劇場番外編 レッドデー作戦



私は盛大に怒っている。

「うわーーーー、なんか最初から嫌な感じ〜〜〜〜。最初に言っておくけど今回私は何もしてないよ。まだ。」

まだってなんやねん。
いや、何もなかったから怒っているのです!!!

「え〜なにそれ〜。ちょーりふじん〜。」

なんでギャルっぽい口調なの。ギャルリア?
四日前は何の日でしたか?

「・・・・バレンタインデー。」

チョコは?

「あげるわけないじゃん。」

キレタ。あああああああああ!!!!!!

「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!びええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」

文章からじゃ何が起きているか全く分からないこのやり取り。

・・・・ん?誰か来てますよ。

「ワシさんを発見!捕縛して拉致します!」

ファッ!!?ああああああああレミリアちゃん助けてえええええええ!!!!!


「ぷーくすくす。」

キレタ。ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!


「うるさいですよ!(ゴチン」←げんこつ

小悪魔先生これ以上暴力的にならないだろうと思ってるのに際限なく暴力的になっていく(








・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






==紅魔館


え〜・・・なんで私は拉致されたのでしょう・・・。

「ミッションを命ずる。ありがたく思え。」

(ありがたく)ないです

「ブスリ」

過去こんなにも風当たりが強い事はあっただろうか。

「ちょっと頭冷やしてきました・・・。えっと・・・ちょっとしたトラブルが起きて皆さんピリピリしてるんです・・・。」

はえ〜・・・。どんなトラブルがあったというんだろう。

「最近本編でお姉様ばっかり出ててフランが出てこない。気に食わないからちょっと暴れちゃった。ごめんなさい。」

ファッ!?フランちゃんいつのまに紅魔館に帰ってたの!?

「フラン様が暴れてしまった結果、ホワイトデー用に入荷していたチョコの材料が全て消し飛んでしまいました。」

「フラン様の待遇が悪かったせいでこのような惨事が起きた。つまり貴方に責任があるということ。」

ファーーーーwwwフランちゃんナンテコトシテクレタノ

「フラン悪くないもん。」

あ、この評定。追求すると怒る奴だ。やめよう。

「はい、というわけで責任持ってお手伝いしてください。」

え〜〜〜〜〜でも〜〜〜〜。たまにはお返しがないとやってられないな〜〜〜〜〜〜〜〜〜(チラッチラッ

「見返りを求む・・・?」

ここ北朝鮮並にヤバイ所。
見返りはレミリアちゃんからのチョコ!!愛と気持ちが詰まった遅いバレンタインデーチョコがいいです!!!

「絶対にお断り。」

人形劇本編で戦った方のレミリアちゃんだ(謎の解説
じゃー偽物の方のレミリアちゃんでいいです。

「偽物じゃないもおおおおーーーーーーーーん!!!!!!!!!」

どうみても偽物なんだよなぁ・・・
っていうかレミリアちゃんついてきてたの?

「そりゃ紅魔館の方に連れて行かれたら悪さしないようにみはらなきゃいけないし・・・・。」

せめて心配して。
レミリアちゃん二人いると名前呼ぶ時紛らわしいから、いつものレミリアちゃんの方はニセリアちゃんって呼ぶ。

「それ以上偽物呼ばわりしたら泣くよ。」

カリスマどこだよ。
じゃぁ俺のこと愛してる方のレミリアちゃんって呼ぶ・・・。

「ヴァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

ひどすぎる。

「と、とにかくレミリア様からチョコ貰えるようにお願いしておきますから早めに必要なもの集めてきてください。」

しょうがないなぁ(唐突な上から目線
ではホワイトデー用のチョコの材料集めてきます。

「あー、まてまて。ホワイトデーって名前じゃないぞ。」

「紅魔館に相応しくするために、レッドデーと呼んでいる!白じゃないぞ、赤だ。」

はえ〜、ニセリアちゃんより超中二病。こっちも偽物感がある。

「大事な事だ!レッドで〜用のチョコ素材集めると言え!さもなくばその首と胴体はおさらばすることになるぞ。」

ヒエッ、本物のレミリアちゃんコワイ。ぼくこっちのレミリアちゃん好き。

「何か分かったわ!ワシ!ワシから即座に離れないとその首と胴体おさらばすることになるぞ!」

チュッチュ。

「オエッーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

レミリアちゃん別に反撃するわけじゃなくただ泣くだけだから・・・。でも優しい証拠だよね。

では改めてレッドデー用のチョコ素材集めて参ります・・。

「よろしい。」

っていうか、チョコの素材じゃなくて原料だよね。

「・・・・・・・・。」

「揚げ足を取ると命が消える。」

すいませんでした(真顔



・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「え〜それでは改めて集めてきて欲しい原料をお伝えしますね。」

ハーイ。

「集めて頂きたいのは下の3つになります。」


【ミルク 1000L
カカオ 100Kg
砂糖 100Kg】


「以上です。」


クソ多いんだけど。

いや、ってかいつもは変わった材料求めてくるのに今回は極々普通な物を求めてくるんですね・・・。
普通の材料は簡単に仕入れられるから私を呼ぶ必要ないんじゃないんですか?

「ワシさん。何か勘違いされてますね。」

え?

「チョコを作るのに仕入れた原料がフラン様がダメにしてしまってもう追加購入する費用がないのです。予算なしで上記原料を集めてきて下さい。以上。」

ファァッ!!?

じゃーなんですか!!!私に泥棒しろということですか!!!?

「紅魔館に汚名をかぶらない方法であれば手段は問わないわ。泥棒しても貴方が全て罪を被るのであれば問題なし。」

問題オオアリなんですけど。

「まぁ・・・ちょっと酷いお願いなのは承知しています・・・。その代わりワシさんのお願いはかなえられるように努力しますから・・・。」

いいぞぉ!

「・・・・・・・・・・・・。」

あんたも紅魔館に貢献せよ。俺にチョコ渡すことが貢献だ。

「繰り返しになりますけど、上3つのチョコの原料お持ち頂ければ手段は問いません。」

「何らかの方法でお金を貯めて買ってきても良いですし、誰かにお譲り頂くとかでもいいです。」

「犯罪ごとは・・・霊夢さんに真っ二つに割られると思うので止めたほうが良いと思います。」

当たり前だ。易者の二の舞いになる。妖怪に成るわけじゃないけど

「ワシ!!私にお金を出してくれたら麻雀で増やしてあげるわ!!!」

シャラーップ

「ヴぁ〜。」

ヴぁ〜じゃないよ。

今までにないタイプのお依頼ことだなぁ。
とりあえずレミリアちゃんお手伝いよろしく。

「え〜〜〜〜。」

ファー

「あっ、そちらのレミリア様にワシさんに差し上げるチョコを作らせるので今回はダメです。」

ならば残ってよし。

「毒混ぜよ。」

『愛のこもった』チョコじゃないとたとえ原料手に入れても渡さないのでよろしく!!!

「は〜い・・・・。」

「やだ〜〜〜〜!!絶対やだ〜〜〜〜〜!!!!」

一体どうなることやら・・・

ところでカカオと砂糖の要求数に対してミルク少ない気がするけどどうなんです?

「小さなことを指摘すると大きな問題を引き起こすことになる。」

大変申し訳ありませんでした。






・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








==人里

私一人で物語進めても大変寂しいのでスペシャルゲストを呼んでまいりました。どうぞ。

「フランだよ!!」

裏事情にはそのまま紅魔館に残しておくとまた壊してしまいそうという理由につき・・・いえ、前向きな事情で連れて参りました。

「ん?今何かフランに悪口言った・・・?」

フランちゃん可愛い!

「もちろん。」

なんだかんだでレミリアちゃんに似てる・・・・。

しかし、ミルクとカカオ・・そして砂糖か・・・。去年もバレンタインデーとかでこれ等の材料はなんかキープしてた気がするから普通に手に入るんだろうなぁ。
まずはどこでこういった原料が集められるのか、もしくは売られているのか調べてみましょう。





・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








というわけでというわけで。幻想郷の流通事情に詳しそうな人に聞きにきました。
先生!!教えてください!!!

「カエレ。」

ひどい・・・もう時効でしょ・・・

「許されるわけがないだろ。」

「だいたいな・・・・。私は歴史家であって・・・。」

ても他の人に聞くより遥かに街や幻想郷の事について詳しいと思うんです。

「お願いします。教えてください。」

きゃわわわ

「うぐぐぐぐ・・・・。」

こんな可愛い子の頼み無視するとか最低だわ〜〜〜〜。カッ〜〜〜〜〜〜〜〜最低だわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

「ひそひそ話でフランにのみ教える。」


何その超超めんどくさい方法

「ひそひそひそひそひそひそ。」

本当にやりやがったーーーーファーーーーーー!!
続き大丈夫なのこれ


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