レミリアスパルタ劇場 番外編3 「集めろ500万円!(後編)」


「レミ劇番外編後編だ。」


な、なんでそんなに怒っているんでしょうねぇ・・・(震え声

さて、前回思いっきりフランに紅魔館を破壊されて仕方がなく(重要)無かったことにしましたが・・・。
今思えば500万集める事になった事そのものをなかった事にしてもらえばよかった。


さて、500万集めるために泥棒する事にしました。肝心の襲撃場所についてだが・・・。


「でっかくて豪邸でキラキラ光る物で埋め尽くされていて貴重な魔術本すら置かれている場所がどこにあるか知っているか?」


紅魔館ですよね、止めてください。やったらどうなるか分りますね?


「・・・おぞましい何かを感じたぜ。」

「まぁ、紅魔館は普段から襲撃してるから別にいっか。」

「あ、そういえばパチュリーから本を盗む泥棒を見つけたら粉々にしていいって言われてたわ。犯人はどこにいるのかしら?」

「(・・・パチュリーの怒りのラインに踏みこんじまったかな。)」


犯人は魔理・・・。

「おーっと、それ以上言ったらレミリアの上半身が吹き飛ぶぜ。」


「ビエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」

いきなり泣き出すカリスマ吸血鬼・・・(震え声


そ、そちらのプライベードにも何か色々あるようですが、私は何も知りません。ひとまず本題に戻りましょう。
紅魔館以外で500万ぐらいどかっと盗めそうな所はありませんか?


「そうだなぁ、永遠亭とか金持ってそうだな!」

「・・・・そう?薬で稼いだ額って言いたいのかもしれないけど、それだけじゃ500万くらいには・・・。」

「噂によると輝夜がついに働き出して毎月500万にも迫る稼ぎを出しているらしいぜ!」

「あら・・・。あの輝夜さんが?ついに実力を示されたのでしょうか・・・。」


おかしいですね、私の情報によると輝夜はニート設定らしいが・・・・。
何にせよ、それほどまでにお金を持っているのであれば、頂いてしまいましょう!!

「・・・私は聞かなかった事にしておきます。」

「泥棒は男のロマンなんだぜ。」

無粋な突っ込みはしませんよ。
では、さっそく永遠亭に向かって出発しましょう。

「お外楽しみだなぁ~。」

あっ、そうだ。レミリアも一応ついてきて貰いましょうか。


「・・・ん?何の話?私は関係ないと思って聞いてなかった。」


猶更好都合。ちょっと来てもらいましょうか^^


「やだぁーーー!!フルブやりたいのーーー!!!」


このニート吸血鬼め・・・。





・・・・。



・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・。





と、いう訳で永遠亭に到着しましたよ。
所で前々から気になっていたのですが永遠亭のメンバーって月から来たんですよね?

一昔前なら間違いなく「グレイ」っていうあだ名がついたと思うんですよねぇ・・・。

「天然TERUってあだ名もついたかもしれないわよ?」

それは違うグレイです。
で、るぱぁ~んさん。どこから侵入すればスムーズにお宝を頂戴出来ると思いますか?

「裏庭。」

いかにもコソ泥らしくてよろしい。
しかし、裏庭だと普通に見つかりそうな気がするんですがその辺どうなんですかね。

「これだから素人は困るぜ。もっと面白い思考はないのか?」

裏庭という極々普通な選択肢を選んだ人に言われたくない。
そこまで言うなら、ダイナミックな発想としてニトリに永遠亭のトイレから侵入してもらって・・・。

「ぜ、絶対やらないから!!」

小さい頃、真夜中にトイレ行くと河童が出てきて尻こ玉を抜かれるっていう絵本を読んだことがあって真面目にトイレから河童が出ると思っていました。

「最近ウォシュレットってのが幻想郷で開発されてるけど、ありゃ河童が便器から出てきて水吹いてくれてるのかと思ってたぜ。」

「と~い~れ~の~な~か~か~ら~」

「セフィr・・・ニトリィ!」


吸血鬼姉妹揃って懐かしいネタをよく吐く。

「ぐぐぐぐ。」

あかん、ムジュラの仮面のお面屋みたいな顔をしている。早く永遠亭に行こう。

「・・・い、いくぜ。」

さてはて、どうなることやら。


「あ、集団で乗り込むとばれそうだから外で待ってるね。」

「フラン、貴方も私と一緒にここで待ちなさい。」

「えー、つまんなーい。」




・・・・。

・・・・・・・・・。


っというわけで、永遠亭裏庭ですが・・・。
ぱっと見、とても500万稼いでウハウハ生活してそうな感じには見えませんね。


「そもそも、あの輝夜が500万稼いでいるって事が未だに信じられないんだよなぁ。


今後より豊かな生活を送りたいので、こっそり輝夜がどんな仕事をしているのか覗き見してみたい所ですね。


「あいつは今仕事でいないだろ。」



「うどんげ!!そんなんじゃ全然ダメ!!給料欲しくないのかしら!!?」


「・・・ん?今の声は輝夜だよな?」

中々スパルタチックな業務を行っているみたいで。
どれどれ、こっそり・・・。こっそり聞き耳を立ててみましょうか。

「聞き耳立てるんじゃなくて障子に穴開けてみてやろうぜ。」

壁に耳あり障子に目ありって奴ですね。



「次しくったらタダじゃおかないわよ!」

「・・・はい・・・。やります・・・・。」

「分ったら電話を取る!」




「電話?電話で何をするんだろうな。」

嫌な予感がしてきました。





「・・・・・あ、もしもし・・・お母さん・・?あ、お母さん・・ごめん、ちょっと助けてほしいことが・・・・。」





「お母さんだって。ぷぷぷ。実家に帰らせて頂きます!ってか。」

ちょっと静かに。



「あ・・・うん・・・あ、電話番号変えて・・・。・・・あ、ちょっと花粉症で声は・・・あ・・・あ・・・。・・・・あ、切れちゃいました。」

「うどんげ!!!何で「あ」から喋りはじめるのよ!!小林製薬かよ!!!」

「だ、だってー・・・」

「うっさい!!もういい、私がお手本を見せてあげるわ!」




・・・魔理沙さん。これ、あれじゃないですか?

「アレって何だ?」

まぁ、見てれば分りますよ。


「こちらMOS社の者です。・・・はい。・・・おたくが注文した製品番号PAD01261の件でお電話させて頂きました。・・・はい。・・・ええ。」

「その注文ですが、まだ当社に代金のお振込みがされておりません。・・・・支払ったって?当社の記録には一切残っておりません。詐欺に遭われたのではないですか?」

「・・・ええ。こちらの代金は1000万ですので早くお振込みの方をお願いいたします。・・・なお、こちらの製品はお客様のオーダーメイドに合わせて作る物でキャンセルできません。キャンセルする場合は誓約書に書いてある通りキャンセル料500万円を支払っていただく必要があります。」

「何?明日まで待ってくれだと!!うっせぇ!今から500万差押えにいくからな!!」


ガチャ


「・・・・ふふふふ。あの慌てっぷりはもう落ちたも同然・・・。」

「ひ、姫さまぁ・・・詐欺はもうやめましょうよ!!ばれたらどうするんですかぁー!」

「おかしらぁ・・・差押えにいってきやっせぇ・・・。へっへっへ」



なんという極悪連中!こいつら劇場型電話詐欺を働いておったわっ!!
ゴヨーダゴヨーダ!!


「わっ!!いきなり誰かしら。」


例えお天道様が許したとしても、この私が許さぬ!
と、いうわけでおしおきタイムのお時間でございます。さぁ、魔理沙さん!思う存分やっちまt・・・・


「・・・・魔理沙なんてどこにいるのかしら?」


ファッ!!?いねぇっ!!?

まさか魔理沙の「アレって何だ?」って、別の何か気になる物見つけて見に行ったって事だったのか?って分り難いわ!!(←五月蠅い


「で、お天道がなんですって?

え、え~~~っと~~~~。

・・・・。

さ、さよなら~~~。


「待てや、こら。」



・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。





ひぇ~。

「わっ!何か来たよ!!」

「私の仕事場を見られていたのであれば生きて返す訳にはいかないわ。」

こいつ詐欺してたんすよーー!!!フランさん!出番ですよー!!

「今ねむいのー。」

何しに来た。


に、にとりさん!!何かスペシャルでパワプルな機械は!?


「こんな事もあろうかと、リザレクションも封じちゃう世界最強の拳銃を作っておいたよ。」


おおお、流石お値段以上ニトリ!!


「問題は拳銃はあっても弾がないのよねぇー。」


意味ないじゃんか!!



「さぁ、死んでもらうわ!!」


キャッー、タスケテェッー!!


「きもい。」


うっせぇ!!はよ助けろやっ!ガァッーー!



「ワッーー!!私だけ風当たりが強い!!」


「レミリアが相手?誰でもいいからかかってきなさい。」


「雑魚に負ける程落ちぶれちゃいないわ!」


よし、二人が戦っている間にもう一回忍びもこう。

「レミリア負けそうなんだけど大丈夫?」


負けるの早い。






・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






ふぅ、やれやれ。ここはどこだ?何か薬剤が一杯並んでいるぞ?


「うーん、非常に興味深い検体ね。これだけ薬剤を打ってもビクともしないなんて。」

「ビクンビクンアッーーー!!」


めっちゃビクビクしてますけど。


「芝居じゃないの?あれ?」


「芝居じゃねーーっすwwwwマジwwwまじ死ぬwwwwwwwファッーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwww」


そんな事よりティムールさん、こんな所で一体何やってるんですか。三行。


「レミリアカリスマ復興パーティー
       ブロリー大暴れ
       逃げた先が永遠亭」


把握。・・・随分と長い間ここにいた事になりますな。


「そんな事より何方かしら?永遠亭に何の御用で?」


「PAD長に借金500万背負わされて永遠亭に盗みにキマシタ。」


なんで知ってんだよ!!


いえーーーーい!!


うZEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!


「そう。何にしても、姫様に害を与える人達なら放っておくわけにはいかないわね。」


アッーーーー!!ティムール!お前のせいでまた厄介なことになっちゃったじゃねーか!!お詫びに死ね!


「お詫びに死ねwwwwうぇwっうぇwwwwwww」




「やーん、輝夜に負けたぁ~~~~~~」


「レミリアを生け捕りにして売り飛ばしてやるわ。」

「きっと高く売れるわ。これまで稼いだお金も考えて、そろそろ100年NEETやっても大丈夫なぐらいかしら・・・。」


ははん、なるほど。今まで金を稼いでいた理由はNEETするための軍資金だったっというわけですな。


「お嬢じゃないっすか。ニート姫にも負けるなんてやっぱりお嬢はだめだなぁwwwww」


「あらティムール。とうの昔に殺されていたと思っていたわ。」


お決まりの会話はいいですから、早く何とかしてください!!



「お姉様~。一緒に帰ろう~。」

「あ、そうだわ。フラン!あの着物着た人を吹き飛ばしちゃっていいわよ。特別よ、特別。」

「人に向かって使っていいの?それじゃぁ・・・。」


「きゅっとして・・・。」


「あれ、そういえばレミリアの妹って確か・・・・。」


「ごめんなさい、姫様。お先に逃げさせて頂きますね。」


「あっ、思い出した。やばい。」


「どかーん。」








思いっきり俺達巻き込まれてません?


















・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









はぁ、やれやれ・・・・。
結局何も収穫なしで紅魔館に戻る事になっちまったなぁ・・・。

「メイド長にフルボッコにされるっすね。」

気が付けばレミリアも爆発するの分ってたのか飛んで逃げちゃったし、フランはケタケタ笑ってレミリアと一緒にどっか行っちゃったし
ニトリは爆発に巻き込まれて再起不能になっちゃったし・・・。
頼れる人がいない!むしろトラブル増やす人しかいない!オワタ!


「よー、辛気臭い顔してんなー。」


あっ、この!一人勝手に先に逃げやがって!!何も盗んでいない腰抜けめー!!


「おーおー、人聞きの悪い事言ってくれるぜ。こいつを見てもまだそんな事言えるのか?」


ん・・・・これは・・・・。薬草?


「そうだぜ。永遠亭は薬草から薬を作ってるけど、薬の他に魔法の実験にも使えるからな。良い物拾えたぜ。」


拾ったんではなく盗んだの間違いでしょう。


「何言ってんだぜ。机の上に落ちてたんだ。私はただ落ちていた薬草を拾っただけだ。」

アイヤー、それは中国伝統の技アルね。使用料500万頂くアルヨ。


「お、500万で思い出したけどちゃんと金も盗んでやったぜ。」


マジ!!?



魔理沙様最高!!ありがたやありがたや!



「おっと、あげるだなんて言ってないぜ。どこのどいつだったっけかなぁ、何も盗んでいない腰抜けだなんて言った愚か者は。」


マジマキシマムゴメンナサイマックス。(←超うざい

お詫びに原始人あげるんで好きに人体実験に使ってください。

「ちょwwwwwwwwwwwwwwwなんて事言うんすかwwwwwwまた薬漬けwwwwww」

「そうだ、ちょうど人に使いたい試験薬があったんだ。自分に使うのはまだ安全じゃないだろうから遠慮なく貰うぜ。」

「ふええぇぇ・・・またお薬漬けだよおぉぉ・・・ビクンビクン」

きもい。


「金は置いてくぜ。使わないからな。じゃあな!」


「アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!ヤダヤダヤダヤダアアアアアアアアアアア!!!!!」


魔理沙さんはとっても良い人だと思います(小並感









・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







ただいま戻りました。


「あ・・・戻ってきたのね・・・・。それで500万は手に入ったのかしら?」

ええ勿論!ほら、きっちりぽっきりきっかりちゃっかり500万!!

「どれどれ・・・・・。・・・・・あら、本当に500万あるわね。優秀ね。」


ふはははははは・・・・。


「それでなんだけど・・・・。」


はい、なんですかね?



「さっきキャンセル料として500万持ってかれたからまた500万持ってきなさい。」



さっきの詐欺引っかかったのてめぇかよ!!!



「てめぇ?良い口の利き方ね。」


あ、すいません。思わず・・・。どうか、どうかお許しを・・・。


「いたわ・・・・。図書館の本、半分ぐらいなくなってたのはあんたの仕業ね・・・・。」


はい?一体何の話ですか?

「問答無用・・・。星の彼方まで吹っ飛ばしてやるわ・・・・。」


アアアアアアアアアア!!濡れ衣!!濡れ衣!!!!レ、レミリャァァァッッッッーーーー!!!



「お姉様?何か呼んでますわよ?いってらっしゃい。」

「あいたっ!蹴ったわね!フラン!」

「ん?」




「スーパーウルトラロイヤルフレア!!!」


今時スーパーウルトラだなんて子供ですら言わないぞ。あ、言わなくなったから幻想入りしたのか・・・。
んじゃなくて!ンギエエエエエ(ry

「ギャァァッーーーーー!!」



「・・・・あら、お嬢様と一緒に遥か彼方まで吹っ飛ばしちゃいましたわね。」


「・・・・本が無くなって泣きたい。」


「(500万咄嗟に用意出来なかったからあの兎に渡しちゃったのは内緒ね・・・・。この500万で買い戻さないと。)」











・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







アイテテテテテ。スッゴイ吹っ飛ばされましたね。ヨシノシティまで繋がっていましたよ。
つまり東方人形劇の世界は幻想郷とつながっていたんだよぉ!!




「・・・何故だか当たり前って思ってしまうのよね。」


言われてみれば、普通に東方のキャラ達が出てきますからね。
やれやれ・・・。レミリアが給料袋取りに行ったせいでえらい目に遭いましたよ。

しばらくは紅魔館に戻る事を禁ずるっ!!!


「あ、そうだ!また幻想郷に通じる道を誰かに作ってもらって・・・。」



そろそろポケモンの世界に戻らねば。そーれ、まきつく攻撃だー^^



「やだああああああああああああああああ!!!!!!びええええええええええええええええええええええええええええ」

ほら、ジョウト編。きっちり進めますぞ!!!


「番外編3 完」

完を言わなければいけない使命感。


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