レミリアスパルタ劇場 番外編4 二人のレミリア、消えるレミリア(前編)



う、う~~~ん。


「・・・・・・・・・。」


「ふーん。」



まぁ、これはもう間違いないですよね。

どっちかが本物でどっちかが偽物何ですよね?


「安心なさい。私が本物よ。」


「ほぉ。私には良く似てはいるが・・・・虚勢だな。その言葉から自信も。強さも。プライドも感じられない。クズね。」


「・・・・そこまで言われて怒らない私じゃないわ。偽物の分際でよく、そこまで言えたものね。」

おお、珍しくヘタリアが奮闘している。
何にしても私からすればレミリアが二人いるというこの事実に喜ぶべきでしょう。
そうだ、二人まとめて頂こう^^<<おいすー

「(・・・あー、そういえばこいつ厄介な写真持ってたな。どうせ私の偽物を相手にしてんだろうけど良い気持ちはしないな。何処かで殺すタイミングを探らないと。)」


何かよからぬ事考えていません?


「ほお、例えば?」

俺を殺そうだとか!!

「よくぞ愚民の分際で当てた。褒美として・・・・・」

「死ね!」


アッー!アッーー!!このレミリア怖い!!俺ニセリアの方が好き!!!


「偽物じゃないもん!!びえええええええええええええええええええ」

そういう所が偽物っぽいんだよ!!

いや、しかし・・・・。
仮にだ。仮にこのヘタリアが偽物だとしても、かれこれ2回も紅魔館へ訪れていたのに
誰一人疑問に思わなかったぞ?もし本当に偽物で、このヘタリアが異常な行動だとすればパチュリーとかが不審に思っても良いだろうに・・・。

「つまり私が本物!!!」

頬っぺたプニプニされただけで泣くレミリアが?本物?Realy??
ほれほれ(ぷにぷに

「やーん」

やーん(震え声

やっぱりこっちのカリスマ溢れているレミリアが本物なんじゃ・・・。

「へぇ、見る目はあるのね。」


「そんなんじゃ私は納得しないわ!!そうだ、紅魔館に戻ろう!!」


嫌です。絶対に。


紅魔館に行けばレミリアカリスマ復活パーティーやら500万返済問題やら問題ごとしか出てきてないじゃないですか!!
いきまへんで!!もう二度と紅魔館には(ry


「ふっふーん。そんな事言うと思ってもう助っ人呼んであるもんね!!!」


「最近の世界はクリミアやらウクライナやら騒がしい!貴様ら全員幻想郷送りだ!!」

あんた同じ国の人だろ、なんとかしろよ。

「紅魔館に戻れそうだから静かに!!」


ア、ハイッ。

「(滅茶苦茶だ・・・・。)」











・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









「ふーん、黒蛇術とかいう術があるのね・・・。」

「パチュリー様、それはどういう術何ですか?」

「時を戻す術らしいわ。興味あるけど、人間が考えた迷信っぽそうね・・・。」

「時を戻す術ですか。その術を使ってぜひ小さい頃のパチュリー様にあってみたいです!」

「そして私がパチュリー様の主人として君臨します。」

「最近のこあは野心家ね。」

「・・・・・・・・・・。」

「うっ!!!」


「パ、パチュリー様、どうかしましたか?喘息の発作ならほら、ここにコヒューコヒューするやつあります。」


「子供っぽいからコヒューコヒューって言うのやめてくれない?そんな事よりいやな気配が。」



嫌な気配って誰の気配の事なんでしょう・・・・。


「げぇぇぇっっ!!カンヌッ!!!」

「パチュリー様気をしっかり!!」


小悪魔さん、メンタルヘルスはしっかりケアしてあげてください。

「その場合私は真っ先に貴方を追い出さなければいけないのですけれど・・・。」


いやいや分らないですよ。もしかしたらレミリア見てうめき声あげたのかもしれない!!

「ビエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」

ビエエエエエエエエ(震え声
もうわざと泣いてるだろ。

「私が嫌なのはれみぃの事じゃなくてあんたの事よ。帰って頂戴、今すぐ帰って頂戴。」


そうですか・・・。


「ほぉ、お客人のくせして大した決定力を持っているな。」

「んん・・・・?」

「ぱちぇはツンデレだから仕方ないわよ。口ではああ言ってるけど本心は違うから。」


「ちょっと待ちなさい。どうしてれみぃが二人もいるのかしら。あんた、何かやったの?」


いえ、私は・・・。
むしろ、いきなりそこのカリスマあふれたレミリアが登場して私も困惑していた所何ですよ。
思い返せば前触れも何になかったぞ。

で、不本意ながら紅魔館に戻ってきてしまいました。本当に不本意です。

「あっそう。用が済んだら早く帰って頂戴ね。」」

「お二人とも喧嘩はだめですよ~!」

これも馴れ合いの一つです。
では単刀直入に聞きますが・・・。

どっちが本物のレミリアですか?

「・・・・・・・・・・。」

「まさか間違えたりなんかしないよな?」

「まさか間違えたりなんかしないわよね?」

「ええ、勿論ですともお嬢様。この咲夜。お嬢様の元で一生仕えると覚悟を決めた身です。間違えようがございません。」

流石変態でマニアなメイド!

「完全で瀟洒なメイド!!変な間違え方しないように!!」

的を得てると思うんだけどなぁ・・・。

「御託はいいわ。咲夜、さっそく答えてちょうだい。」

「どっちが本物だ?」

「咲夜ー。」

「?」

「ぎゃおー」

「そちらのへたれたお嬢様が本物でございます。」

「・・・・・・・・・・・。」


今の卑怯だろ。汚いさすがヘタリア汚い


「わ、私がへたれているように見えたか?」


こっちのニセリアっぽいレミリアが本物だって咲夜は言っているんですよ。
ほれほれ、羽引っ張るだけで泣くぞ。


「びええええええええええええええええええ」

どんだけ泣き虫なんだ。


「はっ?本物は私のはずだろう?何故よりによってそっちを本物を答えた?何かの冗談よね?」

「・・・・・・・貴方。一昔前のれみぃに似てるわね。けれど、本物はやっぱりそっちの泣いているレミリアね。」


「どやぁ・・・。」


すごく、うざいです。


「ちょ、ちょっと・・・ちょっと待ちなさいてば・・・!!わ、私が本物だと言っているじゃないの!!!」

「そうだ、こあ!!どっちが本物か答えてみろ!!」

「あうー・・・。何で私に・・・。」

「(チラッ)」


「ぎゃおー。」

「・・・・今、ぎゃおーって言った方が本物ですね。」

「ど、どうして皆揃ってあいつが本物だと言うの・・・!!?」


半か反則技使われている気もしますが、この展開は流石に読めていませんでした・・・。
てっきりあのヘタリアは偽物で、それが証明された後はこのカリスマあふれるレミリアと一緒に冒険することになるもんだと思っていたのですが・・・。
何はともあれ!!このやけに威勢の良いレミリアが偽物だと分かった以上!!好きにしちゃっていいって事ですよね!!?
よーしお兄さんこの元気なレミリアちゃんと愛を深めるぞー^^

「こ、こっちくるな・・ぎゃ、ぎゃおーー!!食べちゃうぞーーー!!」

「待ちなさい。・・・・一言だけ付け加えさせてもらっていいかしら?」

む・・・。何でしょうか?

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・私には・・・両方本物に見えるのよね。ただ・・・・最初に本物と答えたれみぃはこの世界のれみぃで、そこのカリスマ放っているれみぃは別世界からやってきたれみぃに見えるわ。」

えーと、つまり、ぱーどぅん?

「貴方、パラレルワールドって知っている?」

知っていますよ。例えば今ここにレミリアが好きな私がいますが、もしかしたらフランの方が好きな私が居るかもしれないっていうもしも的なお話の事ですよね。

「今から好きになってもいいんだよ?」

フラン=ジョグ友の構図が出来ちゃっててとても・・・・。フランは怒っていい。

で、そのカリスマあふれたレミリアは別世界からやってきたもしものレミリア・・・っという事ですか?


「そこのヘタレレミィとカリスマあふれたレミィの風貌は全く同じ。それでいて感じる魔力波長も同一・・・。人間で例えるなら生体情報が全く同一、双子でもありえない状態よ。別世界からやってきたのでなければ説明がつかないわ。」

なるほど・・・・。
ということは・・・二人とも本物っということですか?

「まぁ、そういうことね・・・・。どうしてもう一人のれみぃがこっちの世界に来ちゃったのか知らないけれど。」

まぁ、そんな些細な問題は気にしていません。なんせ愛しのレミリアちゃんが二人に増えたのだから!!これは喜ばざるを得ない!!びゃああああああああああああ!!!!

「くんな!!」

「死ね!!」


片方ぐらい懐いても良いと思うのに・・・・。


「言っておくけど良い事なんか何一つないわよ。同じ魔力波長をもつ者がこの世に二人以上いるという事は、魔力分離現象とコア結合現象が起きるわよ。」

なんですか、その剥がしてくっつけるみたいな言い方は。マジックテープ?俺にまかせろ!バリバリ!

「こあ、この馬鹿にも分るように説明してあげてちょうだい。」

馬鹿じゃないもん!!びええええええええええええ(震え声

「え、え~っと・・・優しくお教えしますから・・・。いいですか?」

いいとも!・・・この番組終わっちゃったなぁ(←少し黙れ

「えーっと、パチュリー様が仰っている事をとても簡単に言うと、この世に同じ生体情報を持つ人が二人以上いると、片方が死んじゃうんです。」

まじかよ。


ん?でも、変だな。そうするともう片方は死んでなきゃおかしいよな。

「すぐに死ぬ訳ではありません。1日ぐらいまでならお互いに生存していられます。」


「でも1日以上経過してしまうとどちらかが・・・」


わかった、皆まで言うな。

「まぁもう少し説明を付け加えるなら、病死や事故死みたいに遺体が残る訳ではなく体そのものが消えて変わりに魔力の塊を残すわ。これが魔力分離現象。そして、残った魔力の塊は生きている者に吸収される。これがコア結合検証。
人間はともかく、私達妖怪は自分自身の魔力、妖力を糧に動いている。これが残っているうちはご飯も食べなくていいし寝なくてもいい。
けど、これがなくなると形も残らなくなる・・・骨すら残らないわよ。同じ魔力の波長をもつ者同士が現れるとどれだけ危険な事か分った?」

なるほど。死んでしまうのだから・・・本当に危険ですね・・・。

「極々稀に全くの赤の他人と魔力の波長が合っちゃって吸収した、されたっていう事故が起きる事もあるけど・・・・1000年に一度あるかないかぐらいね・・・。私も初めてみたわ。」

魔力ってトッテモムズカシイ。私には詳しい事はよくワカリマセーン。
ただ一つ分ったのはこのままだと片方が消えてなくなるってことだな?

「そうよ。・・・・そして、見る見る魔力が減っているのは・・・・。」


「こっちのれみぃよ。」


「え!!?私!!?やだーーーーーーー!!死にたくないーーーーーーーー!!!びえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ。バァァァッッッーーーーーーーー」

凄く醜い。


「・・ほっ、よかった・・・。」

「じゃなくて」

「ククク・・・・。強者が生き残るのは常に自然の理よ。」


「・・・・・・・・・。」

多分咲夜さんどう行動すればいいのか迷ってるぞ。
どっちも自分の主人だからなぁ。

「・・・・・・お嬢様二人に囲まれて生活する夢が・・・・。」


やっぱりスルーしましょう。

でも、何か方法はあるんですよね?この状況を打破する何かが。

「まぁない事もないわ。片方を別世界に送っちゃえばいいわ。勿論れみぃのいない別世界っていう意味だけど。」

この状況を打破するために別世界に送り込んだ先にもレミリアが居たら本末転倒ですもんね。
つまり、このカリスマあふれるレミリアを元々居た世界に送り返してやればいいっというわけだ。これで全部解決!!

「・・・・簡単に言うわね。別世界に送るなんて・・・どれだけリスクを無視したとしても、準備だけで三日もかかるわ。」

む、むむむむ・・・・・。

「ああ、どうすればいいのでしょう・・・・。


むぅぅ・・・・。


・・・・・・・・。


ちらっ


「びえええええええええええええええええええええええ」


「安心しろ。レミ劇とやらは私が変わりに努めてやるぞ。」


「やだーーーーーーー!!私が進めるーーーーーーーーー!!!!!」


「・・・・へぇ、そんな事言うなんて意外ね。とてももう一人の自分とは思えないわ。」



「あんな事言っているけど、あんたはこのまま黙って見ているつもり?」


まさか。あのヘタリアが初めて自分の口から「自分で進める」と言ったんですよ。
そう言われたら助けてあげるしかないじゃないですか。

「・・・・・そうね。私や咲夜からみたら、あのヘタリアが私達がよくしっているれみぃよ。そのれみぃを失う訳にはいかない。
・・・だけど準備に三日間・・・・。ここの鬼門をどう突破すればいいのかしら・・・・。」

こういう時は有識者に頼るのが一般的でござるよ。
っというわけで、私は私の足で色々調べて回ってみようと思うので、そちらはそちらでちょっと調べてみて下さい。

「はぁ、厄介ごと持ち込むのはこれきりにしてちょうだいね。本当に。」

むしろ今回は厄介ごとを持ってこられた側なんですが。

「私から言わせればどうでもいいわ。あんた一人じゃ心配だからこあをつけておくわ。ついでに何か良い手段見つかった時の連絡手段用途してもね。あんたどうせ魔法使えないでしょうし」

魔法は使えませんが賢者にはなれます。

「いいから早く行け。」


パチュリーさん日に日に性格悪くなってく。







・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





勢い良く紅魔館出てみたものの・・・。って、小悪魔さんはどこだ?

「実態ない人さーん!!まってくださーい!」

その呼び方、やめてくれません?

「ごめんなさい・・・。ではAさんで。」

友人Aというジョグ友以上の変態と被るのでやめてください。

(※もう友人A覚えている奴は殆どいないか・・・・。ジョギング友達以上の変態だった

「・・・・それじゃ無難でワシさんで。」

どうも。

「・・・・それでワシさん。行く当てはあるのですか?」


そうだなぁ・・・・ああああああ!!そうだ!!!こういう時こそ一番頼りになる人がいるじゃないか!!!!




・・・・・・。



・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「か・え・れ。」


酷い酷い!!レミリアちゃんの命が危ないんですよ!!!
慧音大先生のそのお力でどうか・・・どうか無かった事にしてください!!!

「か~え~れ。か~え~れ。」

「慧音があんな露骨に拒否反応見せるのはお前が初めてだ・・・。」

僕何も悪い事してません><

「Get out!Get out!!」

げったんげったん?
わかった!わかった慧音先生!!!これまでの行為は謝ります!!許してください!!!許してちょんまげ!!!

「おおお、みるみる私に力がみなぎっていくぞ。」

あああああああああああ(ry
そうだ、小悪魔さん!!小悪魔さんが頼んでください!!

「え、え~っと・・・ごめんなさい慧音先生。どうか・・・レミリア様を助けては頂けませんか?」

「・・・・・・・・・助けてやりたいのは山々なんだが・・・・。今回に限っては私の力じゃどうにもならないんだ。」

「慧音でも出来ない事あるのか!?」

チート能力持っているのに!!!

「いや・・・・その出来ない事はないんだが・・・ちょっと2日時間欲しいんだ。」

「そんな・・・。2日ですと間に合わないんです・・・!なんとか今日中には・・・・。」

「・・・すまない、本当に今日は力が使えないんだ。」


慧音先生さっきから何で顔を赤らめてるんだろう?


「わかったぞ、生理だな。」

「え?牛の整理は発情出血って言って・・・・。」

「あ・・・。」

牛の生理、発ww情ww出ww血wwwwwww発情wwwwwwwwwンモォォォォォwwwwwwwwww

「殺す。」


ああああああああああああああああああああああああ(ry







・・・・。



・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・。


「んもー!!ワシさんが笑うから!!!」

んもーwwwやめてwww

・・・おほん。いやいや、あんな場で発情出血だとか専門用語使う小悪魔さんがいけない・・・。

「そんなことありません!どうするんですか!慧音先生は手伝ってくれなさそうですよ!!」

小悪魔さんが怒ってる。コワイ。
うーん・・・。そうだ、今俺達の思考は一日以内にカリスマレミリアを元の世界に戻す方法を考えている訳だけど
逆転の発想で一日以上持たせる方法を考えてみるのはどうだろうか。

「なるほど!」

というわけで、その辺に詳しそうな人を訪ねて回りましょう。






・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「あら、こんにちは。」

ど、どうもー。

「って、貴方だったのね・・・・。この間はよくも荒しまわってくれたわね。」


おかしいな、俺じゃなくてフランのはずなのに。

「・・・・ワシさんって幻想郷に味方いるんですか?敵ばっかりじゃないですか。」

慧音以外は本当に不本意なのに・・・。

慧音は弄りキャラ(キリッ

「それで、今日はどんな御用かしら。」


流石えーりん先生。心の器が大きい。

「えーりん先生。実は・・・・。」



かくかくしかじか。


「・・・・そう、魔力分離現象が起きているのね・・・・。こればかりは薬じゃどうにもならないわね。」

「レミリア様の魔力の波長を変化させる事って出来ませんでしょうか?」

「・・・・・そうねぇ・・・。出来ない事はないけれど、長い歳月をかける必要があるわ。とても一日でどうにか出来る事じゃないわね。」

「そんな・・・。」

「根本的な解決には至らないでしょうけど、仮死状態にして進行を遅らせる事ならできるわ。」

おお、それです!!それでOK!!三日以上時間が稼げれば問題ないです!!

「・・・・問題は、永遠に目覚めない可能性も。」

そ、そんな強力な薬を使わなければいけないんですか?

「そうよ。なんせ吸血鬼、それも力を持ったレミリアとなったらね・・・・。そもそも薬なんか効きやしないわ。」

・・・・ん?じゃぁどうやって仮死状態に陥らせるんですか?

「簡単よ。銀のナイフで心臓をグサリ。運がよければまた目覚めるわ。」



ただの殺人じゃねーか!!


「どっかで聞いたことのある声がすると思えば来ていたのね。あの時の恨み晴らさずおくものか~~~。」


げぇっ!輝夜!!くそぉぉ!!黙っていれば可愛いのに!!

「悪かったわね!!」


さて、永遠帝(違う)に行くからには輝夜に遭遇する事は想定済み。
っというわけで対輝夜キラーのもこたんどうぞ。

「人狩りしようぜ!!」

ひと の感じが違う。

「あら、もこう。死にに来たのかしら?」

「よぉ輝夜、てっきりその長い髪を洗濯機に絡まって事故死したもんだと思ってたぜ。」

どんな事故死だ。
ささ、ドンパチに巻き込まれる前に帰りましょ・・・。

「ひーん。」




・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





はぁ、参ったなぁ・・・。延命も楽じゃなさそうだぞ。
このままだと本当に時間が足りない。

「・・・あ!パチュリー様から連絡が来ました!」

お、でた!魔法!!

「はい、もしもし。パチュリーです。」

魔法で会話する世界でも、「もしもし」って使うんだなぁ・・・。

「・・・はい・・・・・。」

「え!?後5時間しか持たない!!?」

「・・・・・分りました、最善は尽してみます・・・。」


「ワシさん、大変です!!レミリア様が先程意識を失ったみたいです!!なんでも異常な速度で魔力の分離現象が起きているみたいです・・・!!」


・・・・そんな。

「このままだとレミリア様が・・・。」



参ったな・・・・。万策尽きそうだ。
元々策何てあって無い様なモンだったけどさ


「お願いします。ワシさんの力で何とか・・・・何とかできませんか?」

藁にも縋るとはこの事を言うんだろうな・・・。可愛い顔してても私の数万倍の怪力を持つであろう小悪魔さんが私に頼るとは。

「怪力じゃありませんってば~~!!魔法の力を頼っているだけです!!」


くっそおおおおおおお!!!慧音先生が力を使えれば!!大事な時に慧音先生の力を頼れないなんて!!体調管理も出来ない慧音先生!!慧音先生が悪い!!慧音先生に慰謝料と謝罪を請求!!

「よーし、地獄への修学旅行だ。」

突然出てきたってことは、後でもつけてたんでしょうかね・・・。ストーカーストーカー!!

「今日は手加減なしだ。覚悟しろよ。」

私思うには慧音先生も中々弄られキャラの素質があると思うんですよねぇ・・・・。




「続く」


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