レミリアスパルタ劇場 第34話



「今宵の月も私のためだけにあるわ。」


ファッ!!?


ちょ、ちょっとレミリアちゃん・・・急にどうしちゃったんですか・・・?(震え声


「ちゃん付けで呼ぶな!!どうやらお前は挨拶も碌に出来ない下種のようだな。」


あ、あかん。今日のレミリアちゃ・・・おほん、レミリアさんはカリスマがおありのようで・・・・。ワケが分からないよ。
え、えーっとレミリアスパルタ劇場進めちゃっても良いんですよね?


「あら、レミリアスパルタ劇場って何かしら。」


あらぁー?って、何かしらじゃないだろうがぁ!!

「そんな大声で叫ぶ程度で私が怯むとでも思ったのか?舐められたものね」

あかん、今日のレミリア別人だ。(震え声
何があったのか知りませんが・・・今日も一緒にお手てを繋ぎながら次の街へ向かっていきましょう!!

「気安く触んな。」

泣きながら触んなって言われるのと怒りながら触んなって言われるのじゃ傷つき方が段違い。
本当に今日のレミリアちゃんどーしちゃったの。

長い長い前ふりでしたが、レミリアスパルタ劇場34話目です。
さて、前回ヤドンの井戸を攻略し王者の印と呪われた巫女服を手にしたところで終わりましたね。
この巫女服、装着したら外せなくなるの可能性が微レ存。

ヤドンの井戸を克服した後はコガネシティへ向かう道が開放。
恐らく攻略したから解放されたのではなくずっと通せん坊していたから通報されて逮捕されたのだと思われる。

「あんたも突然私をここに召喚した罰として逮捕されるべきね。」

俺突然召喚した扱いになっていたのか。

では、さっそくコガネシティへ向かって行きましょう。
そのためにはまずウバメの森を通って行きます。

ウバメの森といえばカモネギを追いかけまわすイベントがありましたが
残念ながら人形劇には存在しない模様。ヤドンの井戸イベントがあったからちょっと期待してたんだけど・・・うーん。
それにどうもバニラと比べて地形が若干違う。




何なんだこの草むらだらけな地形は。


ウバメの森ってこんな草むらだらけだったっけ?
少なくともカモネギを追いかけまわす所までは草むらなかった気がしていたんだけど・・・。


「さっきからカモネギカモネギとか言っているけどお前は何を言っている?」

まぁ、レミリアちゃ・・・おほん、レミリアさんは知らないでしょうがここでは本当はカモネギと呼ばれるポケモンを上手に追いかけまわして
カモネギを所持者のいる方へ誘導させていくというイベントがあったんです。カモネギ追いかけまわしたかったなぁ・・・。


「ほぉ・・・・。面白そうだ。私もカモネギを追いかけまわしてみたい。」

今日のSっ気溢れるレミリアさんはそう言うと思っていました。
そうだ、レミリアちゃんを追いかけまわそう!!^^<<まてー。

「何を言っている、追いかけまわされるのは・・・。」

「貴様の方だ!!」


ファッ!!?


「スピア・ザ・グングニル!!!」


危ない!!!何何!!?今日のレミリアちゃんマジで別物!!!


「ほぉ、私の攻撃を避けるとは。マグレでも褒めてやろう。だがほら。逃げ回らないと次は命がないかもしれないぞ。」


ええい、待て!!待て!!!私の命を奪ったらレミリアの写真全部ぶちまけるぞ!!(下劣


「私の写真?何のことだ?」

すっとぼけるのもいい加減にせいや!!
裏の部屋での数々の写真をお見せしよう!!


「・・・わっ!わっ!!なにこの写真!!!・・・・ええええええ!!!!!」

何だろう、すごい初心な反応。まるで忘れていたかのような。その身にしっかり刻んだのにっ!!(←死ね
どうです?今度は私がカモネギを追いかけまわしたいぞー^^

「・・・・・・どうしてこんな写真持っているのか分らないけど今は引くわ。そしていつか殺す。」

生涯レミリアから何度このセリフを言われた事か。
それにしても、何だか期待している反応と違うような・・・・・。うーん。

話は戻して・・・。

ここウバメの森にはウバメのほこらというのがあって神様を祭っている祠があるんですよね。

ここって確か・・・何かフラグを立たせておくと伝説のポケモンが出てくるとか何とかあったような・・・。
そうそうセレビィ。昔金の葉っぱと銀の葉っぱを五枚ずつ揃えてここに行くとセレビィが出てくるとか色々ありましたが
あれは酷いガセネタでしたね。

小学生の頃、真面目に緑と銀を用意して必死にタイムマシンで通信させまくって金の葉っぱと銀の葉っぱを五枚ずつ集めて
ここいったのに出てこなくて泣いた記憶ある。

今思い返せばポケモンは本当にガセネタが多い。

モンスターボールでポケモン捕まえる時はAボタン連打すると捕まえやすくなるとか
ボールの傾きに合わせてAとBを交互に押すとかあったけど今思えば、んな馬鹿な事あるか!!
小さい頃は本当にAボタン連打していた・・・。いや、小さい頃どころか高校までポケモンやっていたからそれまでずっとボタン連打してたぞ。

後は・・・金銀ではないですが、ルビサファの頃のトクサネシティのロケット打ち上げ。
30回以上ロケットを飛ばして白い岩を調べるとデオキシスが出てくるとかジラーチが出てくるとか・・・。
あれも酷いガセだった。

「ククク、デマに流されて試すなんて。あんた、思っていたより馬鹿ね。」

だぁあああああああ!!!!うるせええええええええーーーーーー!!!!!!

「こら、私の羽を引っ張るな!!」

何だかいつもと触り心地が違う。引き締まっている。


まだ盛大に話が脱線しましたけど、人形劇にも祠がありました。




祠・・・?


石版じゃね?


いや、むしろ鉄の塊。



というかお酒の神様とかなんぞや。すいかでも連れてくれば伝説のポケモンでも出てくるのか?

バニラでは確かなんかの映画のイベントで、専用の通信ケーブルを繋げてフラグを強制的に立たせて
ここに来るとガンテツが現れてセレビィが現れる・・・ってのがありましたが
当然人形劇にはそんなのある訳がないので、何かのフラグを立たせれば出てきてくれるのでしょうか。

まぁ、私にとってはレミリアさえいればそれでいい^^

「何でかしらね、あんたに言われると凄く寒気が。」

安心してください。それいつもと同じ反応です。
とりあえず何もイベントがないのでこんな所さっさと通り抜けてしまいましょう。

ほら、野生のポケモン出てきましたけどさっさと逃げますよ。





レベル低っ!!?


何なんだこれ。虐殺の始まりか。

繋がりのトンネルでは50~60ぐらいの野生のポケモンが出てきたというのに
随分レベル差のある場所だ。
とっとと逃げ出してコガネシティへ向かう・・・・その途中。再度野生のポケモンが出現。





が。









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何だあのレベル!!?


急激に高レベルのポケモン出過ぎだろ!!



つーかこのブレ幅何なんだよ!!!


FOE?FOEなの?



レミリアのレベルみて下さいよ!!





普通に戦ったら勝ち目ないぞこれ!!


「ほぉ、面白い・・・・相手してやろう。」

止めてください。さっさと逃げますよ。


「ちぇっ、つまらないわね。」

全く。恐ろしい場所だ・・・・。
それにしてもさっきからどうしたんですか。まるで別人みたいですよ。それに今日はやけにカリスマ溢れている。
いつもならもう三回は「びえええええええええええええ」って泣いている頃ですぞ。
さっきのエーリン何か対峙した瞬間に「びえええええええええええ」って泣け叫ぶの間違いなかっただろうに。

「は?私が?びえええって?」

「そんなだらしない泣き方する訳ないじゃない。夢でも見てたんじゃないの?」

ゆ・・・・ゆめ・・・・?


どうしたんだ・・・今日のレミリア・・・・。


本当に、本当に別人みたいだぞ・・・。


まるで本物の・・・・本物のレミリアが来てしまったかのような・・・・・。


まさか・・・・・・・。




「遅れちゃったわ!!でも可愛いから許してもらえる!!レミ劇第三十四話よ!!」



・・・・・・・・・。




「ん?どうかしたの?」


「・・・・あ、ふーん。なるほど。こいつが妙な写真持っていたりしたのはそういう事だったのね。」


「あら。なんでこんな所に鏡があるのかしら。それにしても今日の私はいつもよりカリスマに溢れているわね!!」



えーっと、レミリアちゃん。




「ん?何?」




てめぇ、誰だ?



「何か凄い事言われた!!!!びえええええええええええええええええええええええ」



「こんな弱い私は見たくなかったわ。」



せっかくコガネシティ目前だと言うのに、次回は番外編確定じゃないですか。スロットで遊びたい。

とにかくっ!!第三十四話完!!!

続く


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