レミリアスパルタ劇場 真のアイドルは誰だ(前編)


ぷにぷに。

「やーん。」

つんつん。

「やだー。」

羽をグイグイ。

「びええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!」


あ~~~レミリアちゃん苛めるの楽しい~~~(鬼畜

「つんつんするだけで泣いちゃうなんてお姉さまも地に落ちたわね。」

フランちゃんにもツンツン。

「がぶり。」

ンギエエエエエエ!
って何でフランちゃんがここにいるんでしょうねぇ・・・。

「不本意ながら私達もいるわよ。」

「不本意ながら。」

「お嬢様にツンツンするために伺いに参りました。つんつん。」

「びええええええええええええええええええええええ。」

メイドにやられても泣くとかもう泣くために生まれてきたようなもんじゃないか(
・・・で、揃いも揃って皆さんどうしてこちらに・・・。

「大図書館が・・・・。」

大図書館が?

「えーっと、単刀直入に言いますと・・・。お屋敷がちょっと・・・。」


「フランが紅魔館を燃やした。」

「フランが屋敷壊したり燃やしたりすることなんて日常茶飯事じゃない。それで?」

「紅魔館の財源が尽きたのでお嬢様に働きに来ていただきたくお迎えに参りました。」

うーわー。財源尽きて働かなきゃいけないとか。レミリアちゃん働いたことあるの?

「あるわよ!!あの紅魔館は私が黄金期の頃に手当たり次第に貴族から奪っていったお金を使って建てたものよ!!」

レミリアちゃん、それ仕事って言わない。

「それでね、お金を手にするためにお姉さまと一緒にデビューすることにしたの。」

ハイ?デビュー?

あー、レミリアちゃんついにデビューしちゃう?デビューしちゃうの?アニマルビデオ(意味深)に進出しちゃうの?
デビューしたら三枚買ってあげる!!

「AV・・・。」

せっかくアニマルビデオとかやんわり言ってやったのに、こいつ。

「何か盛大に勘違いしているようね。今幻想郷ではアイドルブームが到来しているのよ。」

あ、そっちのデビューですか・・・。(←当たり前だ

それで今度誰が一番のアイドルか競う大会があるんです。それにお嬢様とフラン様に参加していただいて賞金を手にして頂こうと・・・。」

ははーん、なるほど。ちなみに賞金を手に入れることが出来なければ?

「路頭に迷っていただくことになります。」

そしたらアニマルビデオか。

「びええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

びえええ(震え声

こんなんでレミリアちゃん優勝できるの~~?

「れみぃには運命を操る能力があるのよ。一位になるなんて造作ないわ。」

「あ、パチュリー様。レミリア様の能力だけ使用を禁じられています。」

「終わったわ。」

はえーよ。っていうかレミリア限定とか(

と、とりあえず幻想郷に行きません?

「そ、そうですね。とりあえずどこかあがらせてもらってそこで話しましょう・・・。」

一体何処に上がるのかもう検討ついちゃうなぁ。



・・・・。




・・・・・・・・・・・。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








おじゃましまーす。

「かーえーれー。かーえーれー。」

やっぱり。

「すみません。大会が終わる三日後にはここを出て行きますので・・・。」

  最初の朝
-あと72時間- (デンデーン♪


そうか、わかったぞ。東西南北にいるボスを倒してレミリアちゃんのアイドル力を高めるために
何度も慧音に頭を下げて三日間をやり直せばいいんだな?(名推理

「違います。」

アイエエエエエ!

「第一私は断るぞ。」

上白沢慧音(いきなりメガネを装着する程度の能力)

「グサリ」

グアアァッーー!!



・・・。

・・・・・・・・・・・。


「不安しかないけれどれみぃかフランが勝ってくれないと本の置き場所もなくなってしまうのよ。」

事情は分かりました・・・・(←慧音に死ぬほど頼んで無かった事にしてもらった。

「ちなみに慧音も出場するんだぜ。」

エッ、マジ?

「わ、私は断ったんだぞ。だが妹紅の奴が勝手に・・・。」

「だってよ~。慧音ほど可愛い奴はいないぜ~?ぜったいアイドルで成功するって~。」

そうかもしれませんが年齢制限・・・。

「グサリッ」

グアアアアァァァッッーー!




・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。


まぁ・・・フランちゃんは大丈夫でしょう。自分が可愛いことを知ってての行動をよく取りますから。(←慧音にジャンピング土下座して無かった事にしてもらった。

「褒めてもいいんだよ?」

えらいえらい。

「えへへ。」

えらいえらいと言って素直に喜んでくれるんですよ。可愛い子じゃないですか。
それに比べてレミリアちゃんはどうです。

「カリスマ仕様になってみたわ。」

そうですか。がんばったね。

「馬鹿にしてんの?」

こんなんで一位になれるわけがない。

レミリアちゃん・・・もうマヂむり・・はゃくアニマルビデオでょ・・・

「いや~~~。」

いや~~(震え声

「あ~ん、お嬢様お願いします~!頑張ってください~!」

あ~ん(震え声

「あ”~ん?」

ファッ!!?こあが怖い!!

え~でもな~。レミリアちゃん達が勝った所で俺には何の実利もないしなぁ~。
むしろ負けてくれたほうが路頭に迷ったレミリアちゃんを保護という名目でつれていけるし~?(チラッチラッ

「えーやだーー!フラン勝ちたーい!!」

フランちゃんは純粋な子やなぁ・・

「言いたいことは分かりますけれど、ここは一つ協力するのが友達なんじゃないんでしょうか?」

・・・しょうがないなぁ~。ここは一つレミリアちゃんの恋人として・・・///

「オエッーーーー!!!!」

びええええより遥かに傷つく。



そんなに嫌なのか(白目

もうーしょうがない。わかった。今日はレミリアちゃんのために頑張ってあげるよ~もう~。


「あの、ワシさんが出場するわけでもないのに何を頑張るのですか?」

そりゃもうレミリアちゃんのマネージャーとして・・・・(

「でも仕事を取ってきたりマネジメントとかする要素は今回全然ありませんよ?」

いえいえ、マネージャーにはもっともっと重要な役目があるのですよ・・・。
というわけで今回の大会の事について色々教えてください、こあくま先生!!

「また変なことするつもりじゃないでしょうね。」

い、いえ。これも立派なお仕事・・・(震え声
ほ、ほら!紅魔館のためにもレミリアちゃんのためにも!ルールを教えてくださいこあくま先生!いや、ダイ悪魔先生!!

「だから、だいは良いですってー!」

「おっほん・・・ではルールをお伝えしますよ。ちゃんと聴いててくださいね。」

はーい。

「幻想郷に突然やってきたアイドルブーム。やっぱり唐突だったという事もあってルールは凄く簡単に作られています。」

「評価日数はたったの1日。参加者が順番にステージの上でアピールをしていきます。」

「アピール内容は歌や踊りはもちろん!能力を生かした特技やトークに漫才!手品でも何でもいいそうですよ。」

「その結果、一番票を集めた人がはれて一位になれるというわけです!」

ほぉー・・・。

・・・・。

それアイドルじゃねーよ!一発芸大会だよ!!


やっぱり幻想郷にアイドルという概念はまだ早すぎたんだぁ・・・(白目

あぁ、しかしそれならレミリアちゃんにも勝ち目出てきたんじゃないのかな。レミリアちゃんには羽を引っ張られるだけで泣くっていう大変面白い特技を持っている。ほれほれ。

「びええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

紅魔館の主こんなんでいいのか(


「・・・・えーっと、とりあえずルールは以上です。一人一票までとかそういう事はないので、順番はそんなに大事じゃないと思います。今のうちに何か参加者に喜んでもらえそうな特技を一緒に考えましょうか・・・。」

とはいえ、今のレミリアちゃんが一位取れそうな特技なんかなさそうだなぁ。
純粋に可愛さや愛くるしさで勝負したらフランちゃんが一位になるだろうし・・・。

「えっへん。」

かといってレミリアちゃんのカリスマオーラで周りを平伏すオーラなんて・・・ねぇ?(白目

「キリッ!!」

ぎゅぅ~(頬をつねる


「バアアアァァァッッッーーーーー!!!!!!!!」


変な泣き方すぎる。

あぁ、絶望的な戦いですが頑張りますか・・・。
とりあえず参加者ってもう分かっているんですか?

「残念ながら参加者の名簿はありません。当日になるまで分からないですね。」

なるほど。うーん、とりあえずマネージャーとしての活動行ってきまーす。

「あ、まってくださーい。私も行きまーす。」

おっ!こあが自発的についてきてくれた!これはもうこあは俺の使い魔って認識でいいのかなー?^^

「冗談言うと本の角で殴りますよ。」

ふえぇ・・・こあの台詞が日に日に怖くなっていくよぉ・・・(




・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「それで、結局どうするつもりなんですか?」

正直に申しましてレミリアちゃんが正攻法で一位になれるとは到底思っていないので
何とかして票を集める方法を探そうと思います・・・。

「このような事を申すのは心苦しいのですが、それならいっそのこと勝ち目の高いフラン様のほうを応援されたほうが・・・。」

何言ってるんですか、小悪魔さん。私の好きな人物は誰ですか?

「レミリアお嬢様?」

Yes。それならもうレミリアちゃんを一位にするしかないじゃないか。ここでフランに願えるだなんてそんな敵対行動を取れるわけがない!

「本当にレミリアお嬢様の事が好きなんですね。」

好きすぎてほっぺた引っ張ったり羽引っ張ったりしたい(

「そういう事するから嫌われるんですっ!」

いやよいやよも好きのうち・・・(意味不明
と、とにかく!妨害工作でも票操作でも何でもいいからレミリアちゃんを勝たせるぞー!おー!!

「それ本当にレミリア様想っての行動ですか?」

うるさい(

「本の角アタック!」

グアッーーー!!


続く


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