魔理沙改造計画(前編)



「びえええええええええええ!!!」

まだまだぁ!レミリアちゃん!!そんなんじゃレッドにすら辿りつけないぞぉぉ!!特訓特訓!!

「びえええええええええええ!!!!!!!!!!」

「・・・・一体何やってんだ?」

おぉ良いところに。いや、ほら。レミリアちゃん最終決戦に臨むためにレッドの取り巻きを倒そうとしているんだけど中々攻略できないからこのニンニクマシンガン使って特訓してあげてるの。
さぁ避けろ避けろ!

「びええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

「避けるどころか全部ガードしてるのはわざとなのか?」

レミリアちゃん混乱するととりあえずカリスマガードで全部やり過ごそうとするから・・・。
そんなことより突然こっちにきてどうしたんですか。
あっ、されは魔理沙スパルタ劇場を所望しにきたとか!?いやあああああでもなあああああ俺にはレミリアちゃんがいるしなぁあああ^^

「魔理沙!!あんたに役目を譲るわ!!!」

「いやいや遠慮しておくぜ。」

「そ、そんなことよりお前に手伝って欲しいことがあるんだ。来てくれるか?」

「ワシ!!友人は助けてあげるべきよ。早く行ってきなさい。」

自分が助かりそうと分かれば心にもない事をすぐ口に出すレミリアちゃん。

「心にあるもーん!!仲間思いだもーーーん!!}

もーん!(震え声

「それで来てくれるのか?来ないのか?」

面白そうだからいきます。

「ごゆっくり~~行ってらっしゃいー。私は紅魔館に帰るわ。」

レミリアちゃんも来るんだよ。

「がえりだいいいいいい!!!!!!!」

子供の中の子供。

「幻想郷まで一飛びだ!!」

そもそもいつも不思議なパワーで幻想郷と行き来してるのに箒でいけるんですかねぇ・・・。

「時速140km出せば不思議な力でワープできるんだぜ。」

デロリアンやないかい。






・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「お腹へった。ちうちうしたい。」

「こあ。ちうちうさせなさい。」

「フラン様の吸血は全部吸い取っちゃうので出来れば私以外の方に・・・。」

「お腹へったー!!ちうちうしたいのーーー!!」

「ちなみに江戸時代には接吻の事をちうちうと表現していたこともあったそうね。」

フランちゃん俺とちうちうしよう^^

「今日はそんな気分じゃなーい。」

さっきまであんなにちうちうしたいと行ってたのに・・・。
仕方ないからレミリアちゃんとちうちうする^^

「びえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

「何しにきたのよ。」

そこの幻想郷のるぱぁーん三世につれてこられまして・・・。

「今日は大事なお願いがあってきたんだ。」

また霊夢から金を搾り取る作業かぁ(遠い目

「頼むからそれは忘れてくれ。」

「あの後、魔理沙さんのたくらみが霊夢さんに知られて大変なことになったんです。」

「おかあさーん!!って泣け叫ぶ魔理沙は見物だったわ。」

おかあさーん(震え声

「一回殺す。」

マ゙マ゙ァ゙ァーーーーーー!!!!(断末魔



・・・・。

・・・・・・・・・・・。


で、結局お願い事とは一体何ですか(←慧音に夜な夜な化けて出て無かった事にしてもらった

「このリストに乗っかっている材料を集めて欲しいんだぜ。」

どれどれ・・・。

・絹雲母
・ベニバナ
・乳香

・・・・全然知らないものばっかりなんですが一体どんなゲテモノ作るつもりですか?

「シツレイだな!!今の私にはとっても大事な材料なんだぜ!!」

「絹雲母・・・ベニバナ・・・乳香・・・これって・・・。」

「おっと言うんじゃねーぞ。言ったら背中の羽を引き抜いて唐揚げにしちまうぞ。」

「あーん!私は食用サキュバスじゃありません!食用をお求めならお友達連れてきます。」

小悪魔の羽は知りませんがレミリアちゃんの羽ってそういえば食べられるんだったね。レミリアちゃん、たまには悪魔の手羽先食べたいなー^^


「(バキッ)はい、差し上げます。」

ファッ!?ちょ、ちょっと苛めすぎたかな。

「本日のディナーの材料が揃ったようね。」

揃ったも何もレミリアちゃんの羽しかない件について。

「さーさー!私のために材料を三つ集めてきてくれ!!」

なんて図々しい子!!見返り求む!!

「見返りならそうだな、レミリアでどうだ。」

もう持ってます(真顔

「ヴァアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!」


ヴァアァァー(震え声
出来れば本物ください

「だから私は本物ーーーーーー!!!!!!!」

信じられない。

「うーん、まぁ集め終わるまでには気に入りそうなもの用意しておくよ。」

マネマネマネー(卑しい
ではてっとり早く集めますかー。


・・・・・・。


で、どこにあるの?


「それについては知識人に聞いてくれよな!」

では知識の宝庫、パチュリー・ウッー先生に聞いてみましょう。どうぞ。

「断る。」

では小悪魔先生。どうぞ。

「パチュリー様が断ったので私も・・・。」

あぁぁぁんっいけずぅっー!!!

「きもい。」

もう言われなれています。
くそぉぉおお!!誰か答えてくれえええ!!

「絹雲母は粘土鉱物の一種よ。鉱物に詳しい人に聞けば分かりそうね。」

超意外な人物から答えが。フランちゃん実は博識~~?

「お姉様がお外に出してくれないから本読むぐらいしかやることないの。」

レミリアちゃんの虐めがフランちゃんに思わぬ知識を授けた・・・。

「虐めじゃないもん。」

今のレミリアちゃんにフランちゃんを押さえ込む力がるとは思えない。
う~ん、しかし鉱物なぁ。鉱物といえば鉄鉱石とかを連想するけど・・・鉱物に詳しい人なんて幻想郷にいたっけか?

「鉱石か・・・。ニトリに聞いてみるといいかもしれないな。」

何故?

「女の子の直感だぜ!!」

女・・・の子?

「ぶっ飛ばす。」

マ゙マ゙ァ゙ァーーーーーー!!!

「それやめろ!!!!」








・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





というわけで、ニトリの家へぶっ飛ばされてきました(重症

「どうして私も一緒に吹き飛ばされたんでしょうか・・・」

そりゃもうレミ劇の相方は小悪魔先生と相場が決まっていて・・・。

「・・・・・・・・・・・。」

凄く複雑なお顔。ささ、ニトリの家に入りますよ。
おじゃましまーす。

「へいいらっしゃい!どれもこれもお値段以上!」

いつからニトリショップに。
すんませーん。絹雲母くださいなー。

「あーあんちゃんごめんなー。絹雲母は売り切れっすよー。」

むしろ売ってたんかい。女の子(笑)の直感すげぇー!

「あんまりからかうとまた吹き飛ばされますよ!!」

サーセン
売り切れなら仕方がない。次の入荷日はいつですかー。

「次の入荷日は3年後かなー。」

ファッ!!?そんなに待てない!!><
そこの所を!!そこのところをどうにかオネシャス!!!


「とはいってもなぁー。あれ手に入るのは運だしなぁ。」

詳細を聞こう。

「絹雲母は粘土鉱石の一種で地霊殿に向かう途中にある洞穴で手に入るんだよー。」

なんだ滅茶苦茶身近なところにあるじゃん。楽勝楽勝!!

「最近そこには正体不明の妖怪が巣くっていて近づくだけで足からバクリと食べられちゃうらしいよ。」

大丈夫大丈夫、うちのレミリアちゃん煮ても焼いても食べられないからヘーキヘーキ^^



ビエエエエエエエ



びえええ(震え声
ここまで聞こえるとか紅魔館の窓ガラス割れたでしょ今の。
ちなみにニトリはどうやってその絹雲母を手にしている?

「たまにね近づくとその変な妖怪が石投げてくるのよ。殆ど使えない石なんだけどたまーーーに絹雲母投げてくれるんだ。」

これは良い事聞いた。
小悪魔先生を餌にしてひたすら石を投げてもらおう!!

「えいっ!えいっ!!」

痛っ!痛い!!小悪魔先生もう暴力ふるの躊躇わなくなった!!
ほ、ほら!!地霊殿近くまで行きますよ!!

「待てー!何も買わずに出て行くつもりかー!情報料として何か一個くらい買っていけー!」

エェッー。じゃぁーオススメ商品教えて。

「オススメ商品はこの麻酔銃型腕時計!!」

なっ!!?もしやあの見た目は子供、頭脳は大人な主人公が使っている超便利グッズっ・・・!!?

「ワシさん、腕時計型麻酔銃じゃなくて、『麻酔銃型』腕時計ですよ。」

超いらねぇ。帰る。

「ごるぁ!こちとらシャバから出てきたばっかりけ!!一個買うまで外には出さへんでー!!」

なんだこの昭和の押し売りセールスマン。もういいよこの麻酔銃型腕時計ください。

「ひゃっほー!!毎度ありぃー!!」

幻想郷の通貨を持っていないのでお支払いは小悪魔さんオネシャスッ

「今ので思い出しました!!この間の一万円まだ返してもらっていませんよ!!!利子つけてしっかえり返してくださいね!!!」

こんなガラクタ買うんじゃなかった。





・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





というわけで地霊殿へ続く洞窟へやってまいりました。

「最近は地霊殿で地熱を利用した温泉テーマパークを開いてまして人里の人たちも休みの日に訪れていたりしているんですよ。」

すっかりフレンドリーになったというわけですね。忌み嫌われた地底というのはもう昔の話か。

「ただそれでも一人でここに訪れた里の人が行方不明になったりしているという話を聞いていますので気をつけたほうがいいですよ。」

ナニソレ超怖い。

「・・・・・・・・。」

オワッー!!人気投票一位になって霊夢に命を狙われている人が現れたァァーー!!

「・・・何言っているんですか?わしさん。私とワシさん以外に誰もいませんけど。」

「」

え、なに?見えてるの俺だけ?
困ったなぁ、俺選ばれし人間のようだ^^<<こいしちゃんちぃーす!!お近づきの証にちうちうしよう

「(バキバキッ)」

「わっーー!!ワシさんがいきなり一人で四の地固めしだしたーーー!!!」

痛い痛い痛い痛い助けてってかこいしちゃん力ありすぎっ



・・・・。

・・・・・・・・・。


「・・・四の地固めの物まねはもう気が済みましたか?」

本当にあれ物まねじゃないのーー!!こいしちゃんがいたのここにー!!
あれか、殆どの人に気づいてもらえないのは小石と石ころのお面をかけているのか。つまりこいしちゃんは任天堂のキャラクター。

「(バキバキッ)」

「わっーー!!今度はワシさんが一人で逆エビ固めのポーズを取り出したーー!!」

アカン死んでまう。



・・・・。

・・・・・・・・・・・。


「・・・逆エビ固めの物まねはもう気が済みましたか?

小悪魔先生本当は見えてません?

「うーん、残念ながら。」

誘拐犯はこいしちゃんじゃないのかなぁ。

「正解!」

ほら(震え声

あーーー見えてる俺誘拐されちゃうわーーーー。レミリアちゃんいるのに誘拐されちゃうわーーーー^^

「この人間好きじゃない。」

こうしてまた一人私は敵を増やしてしまったのである(白目

「ワシさんのひとり言。」

元祖キュピルのひとり言!!
おらにモナ怒りの血を分けてくれぇぇええ!!

「(バキバキッ)」

「わっーー!!今度はワシさんが一人で監獄固めのポーズを取り出したーー!!」

なんでじゃああああ何が気に食わなかったんじゃあああああ!!



(続く)


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