魔理沙改造計画(後編)


「魔理沙さんに頼まれて三つの素材を手にしに奮闘中のワシさん。」

「絹雲母は手に入れ、そして今ベニバナを紅魔館に持ち帰ったところです。」

「・・・・本来のベニバナの持ち主と一緒に。」

「お前が!!死ぬまで!!!私は!!!!頭突きを!!!!!やめない!!!!!!!」

ヤメデエエ、殺人の前科持ち教師なんておかしいよ!!!

「この世から!!帰ってもらう!!!」

ちょっと意味不明です(真顔

「うおらぁっ!」

なんて躍動感溢れる頭突き。これは私の頭は間違いなく割れてしまった。
えーんえーん頭痛いよー。レミリアちゃんナデナデして^^

「オエッーー!!」

正常な反応です。健康。

「ぷぷ。ワシ。もっと盗みの技術を鍛えるべきだぜ。なんなら今ここで盗みのテクニックを見せてやろうか?」

「上白沢慧音、そっちの白黒も思う存分頭突きしていいわ。」

「あーあー今のはちょっとした魔理沙ジョークだぜ。」

「笑えないジョークね。」

「そ、そんなことよりあっちなんとかしろよ。」


一発頭突きされるたびにレミリアちゃんを抱きしめる!!(謎の脅迫

「一発!!二発!!三発!!!」

ぎゅぅぅ!ぎゅぅぅっぅ!!ぎゅぅぅぅぅぅううう^^

「びえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

突っ込むぐらいしろよ。

「・・・・こあ、用意は?」

「はい、今終わったところです。」

「慧音先生・・・。こちらのベニバナはお返しします。」

「おっ・・・ベニバナが植木鉢に戻っている・・・どうやったんだ?」

「魔法を使って少々・・・でも弱っている状態ですのでしっかり管理する必要はあります。」

「ありがとう、戻ってこないよりはマシさ。」

「そこの人間。今回はと・く・べ・つに許してやるが次やったら命はないと思え。」

そうだぞ魔理沙!!



マジすいませんでした。

「全く。それじゃ私は失礼するよ。」


・・・・。

・・・・・・・・・・・。



死にそう。

「おいおい、ベニバナ返しちゃだめだろ。またワシに取りに行かせることになっちゃうぜ。」

もう自分で魔理沙ジョーク吹っかけながら盗りに行ってこいよ

「その点については問題なしよ。こあ。」

「はい」

あれ、ベニバナがここにも・・・。まさか偽者を渡したのか!!

「そんな失礼なことはしませんよ・・・。魔法を使って複製しただけです。こちらはコピーした側ですけど材料としては十分あります。」

そういう手があるなら先に言ってほしいです。頭突きされ損だ。

「だって場所伝えた瞬間ワシさんが嬉々としながら慧音先生のお家に走っていくんですから!!」

楽しいもん。

「なにはともあれこれで二つだな。最後の乳香も頼んだぜ。」

自分で集めればいいのに・・・・。最後ぐらいは付き合ってもらいますぞ!!!

「だーめ!魔理沙はフランと一緒に遊んでもらうのー!」

じゃーフランちゃん一緒に遊ぼうよ。ちうちうごっこで。

「今は魔理沙と遊びたい気分なのー。」

そうですか・・・・。

「浮気者。」

え?なに?もしかして嫉妬しちゃった??もおおおそうなら早く言ってくれればいいのに^^<<ちうちうするぞーーー

「言うんじゃなかった!!!!」

ちうちう

「びええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

醜すぎる。

さて、最後の乳香とやらはどこにあるのでしょう。

「乳香は・・・日本には自生していない木々なんですよね。ですから当然幻想郷にも一本も生えていません。」

ならどうして乳香なんて言葉知っているんだ。

「紅魔館は元々幻想郷に来る前からありましたから・・・西洋諸国にアフリカ大陸、アジアなんかの本は意外と一杯あるんですよ。」

「フランが100歳ぐらいの頃、インドに行って象さん乗ったことあるんだよ。」

大変興味深いお話です。
じゃー紅魔館組は知っててもおかしくないとして・・・魔理沙は?

「そういえばこの間オマーンの本が盗まれていたわ。」

把握。

「話を戻しますと・・・・乳香はオマーンやソマリアなどの東アフリカやインドなんかに自生しています。当然こちらから入手するのは困難ですのて、こういう場合は紫さんにお願いする以外ありませんね。」

じゃー魔理沙が欲しがってるからくださーいって行ってきます。

「紫に頼むのはハイリスクだからやめてくれ。」

ですって。なんたるわがまま!!
しかしそれ以外に入手する手段なんてあるんですかね・・・。まさか奇跡が起きて生えてくるのを待てなんて言いませんでしょうね?

「それだぜ!!奇跡だ!!」

は?








・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「皆さんこんにちは!!東風谷早苗、現役JKです!」

「きゃぴ。」

誰に媚びてるんだ?

「出番少ないのでこういうときぐらい印象を与えておかないとって思って。」

はいはいさすが数年前まで現代に居たJK。メタ発言はお得意の物。

「私にはさっぱりでしたけど・・・。」

「えーそれで今日はどういうご用件で守矢神社におこしになったんですか?」

奇跡で本に書いてある木を生やすことってできますか?

「またすごいお願いですね。一体何のためにそんなことをするのですか?」

泥棒黒ネズミのために。

「あーはいはい魔理沙さんのためですね。」

よくいまので通じたな。

「多分出来ると思いますけど・・・」

おお、それならばぜひ!

「奇跡を使うには信仰が必要なのです!ここはひとつ、お互いの利益のために神奈子様と諏訪子様を敬いましょう!」

宗教に勧誘された。そのうち過激派守矢教なんかが出てテロを起すに違いない。悪い奴だ!!

「しませんって。」

私はレミリアちゃん大好き教に入っているので敬えません。ここは小悪魔さんお願いします。

「えー!」

えー!(震え声
早苗さんこの人露骨に嫌がりましたよ天罰与えたほうがいいんじゃないんでしょうかね。

「そういえば小悪魔さん妖怪でしたね。」

「わー!すいません!!敬います!神奈子様諏訪子様万歳!」

悪魔が神を敬ったぞ。

「心がこもってなーい!はい、もっと力を蓄えるためにワシさんも敬ってください。」

あ~~~~~諏訪子ちゃん好きすぎてぺろぺろしたいわ~~~~(最上級の敬い

「もう今後一切敬わないでください。

世の中には色んな敬い方があるんですよ!!
で、結局どうなんですか?出来そうですか?

「うーん、この程度の信仰じゃちょっと・・・。」

「あ、そうだ。紅魔館に守矢神社の分社を置いてくれるならやってあげますよ。」

ですって。小悪魔さん。どうします?

「私の一存ではちょっと・・・。」

多分十中八九フランちゃんに壊されると思いますがよろしいですか?

「良い訳ないじゃないですか。交渉決裂ですね。出直してきてください。」

しょうがないなぁ、こちらも奥の手を出すしかない。



・・・・。

・・・・・・・・・・。


というわけで、奥の手持って来ました。どうぞ。

「ここで遊んでいいの?」

あのお姉さんが遊んでくれるって。」

「うわぁ、悪魔の妹とは戦ったこと無いけど勝てるかな。」



==少女弾幕中・・・




「人生の勝ち組。」

ではやっていただきましょうか東風谷早苗さん?

「もー、エクストラには勝てないですよー。仕方ないですね。いきますよ?

「ウー!ハー!!」

シバかな?

「にょきにょき」

おぉ、生えてきましたよ。

「やりましたね!乳香もここにありますよ。さっそく採取しますね。」

「せっかくだからこの木はそのままにして観光用にしちゃおうかな。」

ぜひWinwinってことで・・・。
小悪魔さん、採取できましたか?

「ばっちりですよ~。」

よーしよしよし。それじゃフランちゃんお家に帰りましょうね~。

「はーい。」







・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






ま~りさ先生!!材料全部集めてきましたよ!!


「よーしよし!!ご苦労だったな!!これで私の求める品が全部手に入ったぜ。」

「正直自力じゃどれも難しいものだったからな。真面目に感謝するぜ。」

で、一体何くれるんでしょうねぇ・・・。

「色々考えた結果、お金が一番良いだろうって思って持ってきたよ。」

「ツケもあるようだしな。ほら、3万。」

「はい、ワシさん。回収です。」

これじゃ無給じゃんか!!むきゅぅぅ><

「やめなさい。」

自分で言った台詞じゃんか・・・。

「よし、必要な素材は揃った。本も手に入れた!じゃあな!!」

「むきゅぅ~~もってかないで~~~。」

むきゅぅ~(震え声

「ア゙ー?」

可愛くない。




・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「さて・・・。ワシさんの用事は全部終わったようですから、もうすぐあちらの世界に帰られるんですね?レミリア様のお荷物はまとめておきましたのでいつでも行けますよ。」

「行きたくない・・・。」

あとちょっとで終わるんだから我慢しなさい。
でももうちょっとだけこっちに居ます。

「あれ?どうしてですか?」

どうしてもなにも、気になる事が一個残っているじゃないですか。
魔理沙はなぜあんなのを集めていたのか?これはもう偵察するしかないですよ!!

「乙女の秘密を覗いたら叱られますよ!!}

乙女(笑)

「・・・・・否定はしませんけど。ちょっとおじさんっぽいことしてるな~とは思っていますし。」

というわけで、魔理沙を追跡しよう。

「追跡といってもどこにいったか分かるんですか?」

流石にそのままじゃ追いかけるのは厳しかったので、きちんと追跡できるよう手はうっておきました。お~~い。

「清く正しく。射命丸でーす!」

「ワシさん、今回のスクープ。期待しているんですよ。」

魔理沙がどっちにいったかはきちんと把握していますね?

「天狗の情報力を舐めないでくださいよ。しっかり把握済みです。どうやらアリスさんの家へ行ったようですよ。」

アリスの家・・?うーん、どうしてまたそんなところに。てっきり自分の家へ戻ったと思っていたのですが・・・。ともかく、向かいましょう。

「あ~すいません・・・ちょっと私も一緒に・・・。」

乙女の秘密を覗く女の敵だ!!!

「逆エビ固めしてもいいんですよ。」

ふえええぇぇ・・・こあくまさんがプロレス技見につけちゃったよぉ・・・。(きもい




・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







==アリスの家




「凄い、本当に集めてきたの?」

「まあな。私の手にかかればざっとこんなもんだぜ。



(見てくださいよ。我々のお陰だというのにあたかも自分の力で取ってきたようにアピールしていますよ。憎たらしい。」

「(一応報酬は払ったんですし別にいいんじゃないんでしょうか・・・?)」

(その報酬は見事にこあくま先生の懐へ消えたわけですが・・・。

「(因果応報です!)」

インガオホー(唐突の忍殺語




「こ、これで作ってくれるんだよな?」

「ええ、もちろんよ。それについてはもう上海に作らせてるわ。」

「ついでに乙女のマナーやセンスも教えてあげるわ。ほら、こっちきなさい。」

「わ、笑わないでくれよ。」




(ちょっと。二人があっちの部屋に移動しちゃいましたよ。窓から覗けません!!)

「ふっふっふ。慌てることなかれ。天狗一族に伝わるこの魔法のスコープを覗けば建物を透視することができちゃいます!」

なんだその変態ご用達アイテム。
で、どうです?何やっています?

「あやや!あれは!お化粧ではありませんか!?」

け、化粧・・・?

「ここまでわかってしまえばもう言っても良いと思うので言っちゃいますね。実はワシさんが集めた三つの材料はどれもお化粧の材料なんです。絹雲母はファンデーションの材料になり、ベニバナは口紅の材料。そして乳香は香水の材料になるんです。」

ははぁ・・・・小悪魔さんは最初から気づいていたわけですか。

「魔理沙さんには止められてしまいましたけど気づきました。」

「これはますますスクープの匂いがしてきましたよ。普段がに股になって寝ている魔理沙さんが急にお色気を出すために化粧!!これはもう誰かに告白するとしか考えられません!!問題は魔理沙さんは一体誰にアタックをかけるのか・・・。」

お化粧して自分を変える。
そうか、やっとタイトルの意味が分かった(超メタ発言

「次号の見出しは決定ですよ!『魔理沙改造計画!』。そして更にその次で告白した人のお名前を載せます!」

プライバシーのカケラもねーなこの新聞記者。

「しぃ~。」

サーセン




・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


1時間ぐらい経過しましたがまだ出てきませんね。

「おっと、ちょうどお化粧が終わったところのようですよ。」

「ありがとうなアリス!そんじゃ・・・」

「い、いってくるぜ。」

「はいはい、せいぜい頑張ってらっしゃい。」


・・・・。

・・・・・・・・・・。

「ううううう・・・・魔理沙・・・・魔理沙のアタックの相手が私じゃないなんて・・・うううううううう」

「ふーむ、お相手はアリスさんじゃないっと。」

「ちょっと。いつからそこにいたの。」

「清く正しい射命丸は何処にでも現れます!ささ、追いかけますよ!!」

「私も追いかけたいのは山々だけど流石に礼儀知らずなカラスを見逃すわけには行かないわね。ちょっとまちなさい。」

「あややややや!!!今弾幕勝負している場合では・・・・あやややややや!!!」

「くく、仕方がないですね。こうなれば奥の手です。そい!」

「わぁ!!凄い強風が!!」

吹き飛ばされる~~!

「ワシさん、小悪魔さん。貴方を魔理沙さんの元へ吹き飛ばしますので結果だけ教えてくださいよ。ついでに写真も一枚撮ってきてくれたら報酬は弾みます。」

「あ、ちょっと!こら!!







・・・・。


・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









あいててて・・・。
随分乱暴に飛ばされちゃいましたね。ここは?

「・・・・香霖堂ですね。」

「・・・・どうします?こっそり覗きますか?」

でも受付にいるとは限りませんよ。受付以外だと見えない構造みたいです。

「とりあえず覗くだけ・・・・ありゃ、いらっしゃいませんね・・・。」

うーん、どうしたもんか。

「ばぁ。」

ビクンビクン(きもい

「わぁ、びっくりさせないでくださ~い!」

悪い子にはおしおきだべぇ~~^^

「ボキボキ」

「わぁ!ワシさんがバックドロップを決められてます~~!!」

脳震盪起すからやめて!!



・・・。

・・・・・・・・・。


もう二度と逆らいません・・・・。

「で、こんなところでなにやってたの~?」

ちょうどいい!!こいしさま・・・どうかその無意識の力を操って我々を誰にも見えないようにしてください・・・。
今この建物の中で恋愛沙汰が・・・。

「そんなお願い聞き入れてくれるわけが・・・

「いいよ!!」

いいらしいです。

「私はもう目を瞑ります・・・。」









・・・・。

・・・・・・・・・。



==香霖堂店内

「こ、こーりん!」

「さっきからどうしたんだい、魔理沙」

「ほら!気づくだろ!私がいつもと何かこう・・・雰囲気が違うのに!」

「あぁ、そういえば今日はちゃんと玄関から入ってきたね。」

「ちがーう!そういうことじゃなくてな・・・」

「ふむ、では僕を混乱させて何か物を盗もうとという判断かな。」

「だからそれも違うぜ!!」

「魔理沙、こんなやり取りをもう30分も続けているぞ。」



小悪魔先生、どうやらだいぶ時間が経った後のようですよ。

「みたいですねー。魔理沙さん、がんばれ~・・・って無理ですかね。」




「よ、よーし!じゃーストレートに聞くぜ!!こーりんは私のことどう思っているんだ!?」

「泥棒。」

「だああもうーーーー!!」



インガオホー

「ですね。」




「もういいぜ!!私は帰る!!」

「(ちぇ・・・・香霖に『少しは大人の女性になりなさい』なんて言われたから化粧してやったというのに何も気づかないぜ。)」

「(それも香霖のためだったというのに・・・・!!)」



「・・・・・・・・・・・。」

「・・・魔理沙、待ちなさい。」

「おう、なんだよ。」

「気が変わった。このメダルを持っていきなさい。」

「おう、なんだよこれ。」

「ペチュニアという花の模様が刻まれたネックレスだ。別につけなくてもいい。貰ってくれ。」

「しょうがねぇなぁ。もらえるものはもらっておくぜ。」

「そういえば・・・・少しだけ君のお母さんに似てきたな。」

「おいおい、なんだよそりゃ。」

「ほら、用がないなら帰りなさい。」

「・・・・しゃねぇーなー。んじゃ帰るぜ。」




魔理沙が飛んでいきましたよ。


「うう、気になるー!追いかけましょう魔理沙さんを!!」

「ばぁ!」

「うわぁっ!!びっくりした!!」

関節技かけられる前に逃げましょう。






・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・。





だめだ、完全に見失っちゃいましたね。

「まぁ・・・・ここらへんで帰りましょうか。香霖さんの気持ちも分かったところですし。」

分かった?何かそれっぽいこと言ってました?

「ペチュニア。花言葉は『あなたと一緒なら心がやわらぐ』『心のやすらぎ』という意味ですよ。」

へぇ。

「それにお母さんに似てきたってあの言葉は・・・」

「・・・いえ、なんでもありません。多分あの二人は上手くいくでしょう。」

なんだよ~もったいぶらないでくださいよ~。

「まぁまぁ。それで、ワシさんは満足しましたか?」

うーん、とりあえず誰に告白しようとしたのかまではわかって満足したので帰ります。

「清く正しい射命丸の登場です!!」

「どうです?ワシさん!告白相手は分かりましたか!?」

興を失ったので帰ります。

「なんと!!しゃ、写真は!!?」

フラッシュ出ちゃうものが使えるわけないでしょう。
それではさようなら。

「ちょ、ちょっと~~~~~~そんな殺生な~~~~!!!!」





・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。












==アリスの家

「こーりんの奴ってば、結局私の化粧に気づかず挙句の果てに私のお母さんに似てきただなんて言ってきたんだぜ。見当違いもいいところだ。」

「そう。あんたもまだまだ子供ね。」

「そりゃどういう意味だよ。」

「別に?で、そのネックレスはつけておくの?」

「こんな安っぽいネックレス、魔理沙様には似合わないけど、こーりんがどうしてもつけてほしいって言ってたから特別につけてやるぜ。」

「あっそ。」

「ま、あんたもせいぜいお母さんと同じぐらいお化粧が上手くなれるようにね。」

「なんでそこでまた私の母親が出て来るんだよ。」

「それが理解できないからお子様って言ってるのよ。」

「けー!もったいぶりやがって。」

「ま、いいぜ。今度はよく手に入る奴でいいからお化粧おしえてくれ。」







・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。




==一方そのころ紅魔館では


あああ~~~~~恋愛沙汰を目の前で見てたから俺も青春したくなってきたわ~~~。
レミリアちゃん俺と青春しよう^^<<第一ボタンもらうね(ブチッ

「びいいいいいいーーーーーーえええええええええええーーーーーーーー!!!!!!!!」

青春ムードが全く出てこない。つらい。

(終わり)



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