レミリアスパルタ劇場番外編 東方暗殺者(後編)


「前回のあらすじです。ワシさんと一緒に暗殺という名の嫌がらせを実行中です。」

そして俺は上白沢慧音に完璧な暗殺を決め込んだ。何もおかしな所はなかった。

「依頼者は成功とは認めなかったようだが?」

あれのどこが失敗だ!!完璧な成功じゃねーか!暗殺するぞ!(犯罪)
あぁぁぁ~~~レミリアちゃんのベッドの上でゴロゴロしてるんじゃぁ~~^^

「ふざけんな。咲夜に頼んで部屋ごと撤去してもらわんと。」

どんだけ

「なにはともあれ規則は規則。カリスマポインツを没収させてもらうぞ。ほら、没収~~。」

あぁぁぁんっ!!!

「きもい。」

レミリアちゃんへ暗殺試みました(暗殺という言葉の定義が揺らぐ
それよりせっかくたまったポイント全没収だなんて厳しすぎるよレミリアちゃん!!

「ちゃんづけするな。

「尊敬の念をこめてお嬢様だとかレミリア様とか言え。」

俺、こっちのレミリアちゃんよりあっちのレミリアちゃんのが好きです(小声

「なんか言ったか?」

何も!!
それより!一発逆転のお仕事はないんですか!!!!!1111

「ふむ、それならこのカリスマポインツが20貰える仕事だな。」

そんなに沢山貰えるある奴あったんかい・・・・。
で、で、どんなお仕事なんですかね。

「カリスマポインツが20貰える仕事って・・・まさか・・!」

「次の暗殺ターゲットはこいつだ。」

どれどれ・・・。・・・・んんん?知らない人だなぁ。いつのまにこんな人が東方キャラとして加わって?
見た目はどうみても人里にいそうな普通の人間のおねえさんですね。

「そいつが暗殺ターゲットだ。成功すれば20カリスマポインツ。ただし、こいつの失敗は認めていない。失敗したときどうなるかは・・・言わなくてもわかるよな?」

やだなーレミリアちゃん。レミリアから嫌がらせ攻撃うけられるなら喜んで失敗しちゃうよ!!

「誰が私がそんなことするといった。そこらへんのホフゴブリンにやらせるぞ。」

せめてメイド妖精で・・・(血涙

「ワシさん・・・悪いことは言いません・・・この依頼はワシさん向きではありません。お止めになられたほうが・・・。」

?????
どういうこと?

「やるか?やらんのか?」

20もらえるならやります!!というかそろそろ戻ってレミリアちゃんとの旅再開しなきゃ。今頃茶屋でたらふく煎餅食って請求書が(ry

「んじゃいってこい。詳しい段取りはここの書類に書いておいた。読んだら秘密裏に破棄するように。」

「検討を祈ろう。」

イェーイ

「なんだこいつ。」

悲しい世界



・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「あれほど引き受けない方がって言ったのに引き受けちゃうなんて!」

小悪魔先生、小悪魔先生。これターゲットが私の知ってる人じゃないけどやることはいつも通りなんですよね?

「違います!!とにかくお嬢様から機密書類貰っていますよね?それを読んでください!」

どれどれ・・・。暗殺ターゲットの名前・・・『オオドリ フミ』うーん、何か本当に普通の名前ですね。
種族・・・人間・・・年齢・・・24・・・ますます普通の人間っぽそうですね。
なんだ、いきなり目の前で脱いだらそれだけで暗殺成功しそうじゃないか(ただの犯罪

「・・・・・・・・・。」

「って、ドン引きしている場合じゃなかった!」

さりげなく傷つく言葉言わないで(震え声

「ワシさん!!これは暗殺です!本物の暗殺です!」

暗殺ってあれでしょ?相手が落ち込むような嫌がらせをすること。

「あうー!ワシさんの暗殺の定義が完全に崩れちゃってる!!」

あうーwwww

「あー?」

ああああああああああああああああああ(ry
ってか「あー?」ってwwww
小悪魔先生コワイ!!!

ん?さっきの機密書類が入っていた袋にまだ何かあるな。
なんだこれ・・・。・・・ナイフ?

「これはそのナイフで暗殺せよとの意味です!」

・・・・ちょっとまって小悪魔先生!これモノホンの暗殺じゃないですか!!

「だから言ったじゃないですか!本物の暗殺だーって!」

いってない!!

「言いました!」

言ってない!!!!

「言いましたぁー!!

言ってなぁーい!!!!!

「うるさい暗殺しますよ。」

ファッ!!?コワイ!!

オホン・・・。しかし本当の暗殺をしたら紫が出てきてドウタラコウタラって本人言ってませんでしたっけ・・・。

「それは力ある者に対してです。例えば命蓮寺の聖さんとかを本当に殺してしまうのは勢力図を大きく変えることになり、ひいては幻想郷が不安定化するため許されません。」

「しかし力を持たぬ人里に住む普通の人間や弱小妖怪であれば別です。その者たちが居なくなっても何一つ勢力図を書き換えることがなければ紫様は黙認されます。現にこの暗殺業、本当の稼ぎ頭はこっちです。」

ぐぬぬ・・・ナンテヤツダ。悪戯程度の暗殺ならともかく、こんなガチモノの暗殺は止めねば・・・!

「本当はこんなの大反対です!!でもお嬢様は言っても聞かなくて・・・・一体どうしたらいいんでしょう?」

とりあえずこの暗殺はキャンセルしておきましょうか。

「あ、一度引き受けたら破棄できませんよ。そういうルールなので。」

クソゲー!!!
し、しかしまたなんでコンナ普通の人間が暗殺されるはめに・・・。

「書類に詳しい事情が書いていますね・・・。・・・まぁ、要約するとつい先日親を亡くされたようですけど相続の件で揉めているようです。依頼者は十中八九内縁のものですね。」

なんて生々しい依頼なんだ・・・。
ナイフで本当に背中からブスリなんてやった日にはもう顔あげて幻想郷を歩けない。僕、犯罪なんて一度もやったことありません!

「寺小屋破壊は?」

それはノーカウント
とにかくこんなのやってられるかー!俺はバッくれるぞ!!

「本当にそれでいいんですね?」

やっぱりやります。

「ワシさん!!」

もーさっきからなんなのー。ダイジョウブダイジョウブ、破棄したってどうせカリスマポインツマイナスゥーとかそんなもんでしょう。
でも小言言われるのはいやだなぁ。そうだ、もうこのままあっちのレミリアちゃんの元に帰ろうット。
というわけで小悪魔先生、書類返しておいてください!!

「・・・・一応預かっておきます。」

ではではではでは。

「そのまま行っちゃいましたか・・・。」





・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「た、ただいま戻りました・・・。」

「ほぉ・・・随分と早かったな・・・。その様子をみると、ばっくれたな?」

「あの、あの、こういうのはやっぱりやめたほうが・・・。」

「そうも言ってられん。これも一種の異変行為に近いが・・・」

「今は巷で人形が溢れかえっていて霊夢もそっちの異変解決に必死になっている。その異変を隠れ蓑にこういう仕事で金を得る。プロというのはこういうことをいうのだよ。」

「あうー!」

「まぁ今の異変が終わるまでの間だけどな。」

「そんなことより勝手にばっくれた挙句戻ってこなかったあの人間には罰を与えねばならないな。」

「おい」

「はっ。」

「命ずる。暗殺してこい。」

「直ちに。」

「(ああああああああ!!ワシさん逃げてーーーーー!!!!)」











・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








やっと人里についた!!
レミリアちゃんがいそうな場所なんて茶屋ぐらいしかない。たのもー。

「おばちゃん!お煎餅もう一枚!」

おいこらぁー!!

「びええええええええええええええ!!!!出たあああああああああああああ!!!!!!!!」

俺はオバケか。
レミリアちゃん、番外編もう終わっちゃったよ^^<<さぁ旅の続きにいこう

「最後にワシが死んでそのまま終わりになる物語はないの?」

あ~~~~レミリアちゃんになら殺されてもいいわぁ~~~~^^

「あ、本当!?おばちゃん!ナイフ貸して!!」

ごめん嘘、やっぱりまってもっと行きたい

「えー。」

えー、じゃない。ほら、いきますよ。




・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



さてさて、人形解放戦線をやっつけたレミリアちゃん。
次なる目的地は香霖堂とのことですが・・・。・・・ん?




「スッ」

げっ。

「うー、咲夜だー。」

「ワシさん。どうして私がここに来たのか分かりますわよね?」

今っ・・俺の野生の闘争本能が危機を告げているっ・・!

「兎が走りたがっている・・・。」

馬鹿な兎ごっこやめて逃げますよ早く!!

「また紅魔館で暴れまわって恨み買ってきたの?んもーー。」

超うざい

「時を止めることのできる私から逃げられるとでも?」

うっ・・・確かに言われてみれば。

「私は暗殺しにきた。そして貴方は普通の人間。これが意味することはわかるわよね?・・・最後に遺言はあるかしら。」

最後にレミリアちゃんを抱きしめさせて・・・。

「えーなになにー?ワシ死んじゃうのー?ハッピーエンドね!!」

ガアアアアアア!!!!

「ビエッーーー!!どさくさに紛れて抱きつくなーー!!!」

んぎゅうううううううう!!!

「ンヴァァァァァーーー!!イタイイタイ!!」

「もう十分かしら?死ね!!」

あっーー!!!そこにレミリアちゃんのドロワが落ちてる!!

「ビャアアアアアアアア!!!」

今だ逃げろ!!

「ちょっとまってなんで落ちてるの意味わかんない。」

「しかもいつの間にかドロワ脱げてるーーー!!」

良いから早く逃げろ。咲夜は今ドロワ被って視界が見えない状況だ(滅茶苦茶





・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





ぜぇ・・ぜぇ・・。

まだレミリアちゃんのドロワくんかくんかしているお陰で無事逃げ切ることができた・・・。

「ドン引きした。」

何で私の目を見ながら言うんでしょうかねぇ・・・
それよりもこの状況、なんとかしないと殺されて終わってしまう!!

「というか紅魔館で何が起きてるのよ・・・。」

かくかくしかじかレミレミリアリアチャン(意味不明

「ちょっと!!それ立派な異変じゃないの!!」

やっぱりそうデスヨネー。

「こんなのずっと続けたら紫と交わした契約書に違反して幻想郷追い出されちゃうんだけど。」

書面の契約書でやり取りしてるのかよ超地味な社会だな

「早いところ何とかして私の偽者を倒してやめさせないと・・・。」

しかし真っ向からお願いしにいって聞いてくれるとは到底思えませぬ。
ここはやっぱり今流で人形勝負で決着をつけるのが無難じゃないのでしょうか。

「殺されちゃう。」

何で初っ端から弱気なんだ。偽者なのはこっちじゃないのか?

「本物だもん!!ほら!!ここに血統証明書!!!」

何でこんなの持ち歩いているんだ。コンプレックス?

「大体そんなことしている間に咲夜に殺されるんじゃないの?」

ぐ、ぐぬぬ・・・。確かにそうだが。

「まー私としては殺されたほうがハッピーエンドだけどー?ハッピーエンドゥーだけどぉー?」

超うざい今度はスカートも合わせて脱がすぞ

「エッチ!!!」

何を今更
何にしてもとりあえず私の死を偽装するしかない・・・。

「ふーん、で、どうやって偽装するつもり?これすっごく難しいことだと思うけど?」

またまたご冗談を~~私番外編で何回幻想郷で死んだと思っているんです?(超メタ発現
もう定石出来上がっているんです。

「見つけた。」

かかってこい!!この変なPADやろー!!!

「また私の事からかってるぅ~~~!」

変なTシャツやろーさん・・(超震え声

「ブスリ」

ぐああああああ(ry

「あ!ついにワシが死んだ!地面に埋めてあげようっと。」





・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






「誰かさんのせいでまた寺子屋壊されてしまった・・・。もう慣れたが・・・。」


もしもし・・・もしもし・・・

今貴方の脳に直接呼びかけています・・・


「うわあああああまたお前かあああああああ!!!!頭が爆発しそうだ!!!!!!」


私は咲夜さんに殺されてしまいこうして幽霊になってあなたの心にとり憑いています・・・
慧音先生がなかったことにしてくれるまで俺は何度でもこうやって脳内に語りかけてやるわ!!HA-HAHHAHHAHHA!!!(急にキャラ豹変

「ンモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」

もー!!って叫んでいるのか牛の雄叫びか(更なる追い討ち





・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「一つ穴を掘ってはワシのため~二つ穴を掘っては私のため~。」

「やっと葬る事のできる深さの穴ができた。」

おいす~~~^^<<あ~~生き返ったわ~~~

「でたあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

うん、今度は正真正銘その叫び方であってると思う
私、レミ劇読み返したときに殺された回数数えてみたら今回含めて八回目だったんです(驚愕
もうこのぐらいののりで復活しても良いころあいだと思うの(滅茶苦茶


「死の定義が乱れる・・・・。」

で、この穴はなんですか?レミリアちゃん^^

「・・・・・・・・・・・。」

「ピー♪」

可愛く鳴いて誤魔化そうとしてもダメです、生き埋めにして永久に殺す気だったのか!!ガアアア!!

「ヴァアア!!!」

ヴァアア(震え声
というかピーって雛鳥かよ。

ところで咲夜さんは?

「私のドロワ被りながら帰っていった。」

レミリアちゃん暗殺依頼しなよ。

とにかく、私は死んだと思われているはずなので良しとしましょう。
今後の行動としては今のレミリアちゃんの暗殺業をやめてもらうために人形劇で勝負を申し込む・・・と、いったところでしょうか。
オリジナル展開をガンガン盛り込んでいくがこれが無事消化できるのかは分かりません。今私勢いで言っています(強烈な死亡フラグ

さぁ、レミリアちゃん!本物のレミリアちゃんを倒すために頑張って特訓しよう!!

「だから私が本物だってヴァアアアアアアアアアアア!!!」

本物だってヴァアアア(震え声


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