サバイバルぱっちぇさん(前編)


羽ぐいぐい

「ヴぁー。」

ほっぺたぷにぷに。

「びえーー。」

「って、こらー!」

ハッ、珍しい!レミリアちゃんが反抗した!

「ニューレミリアは強いのよ。」

いつからニューになったのでしょう・・・。

「ふふん、私がその気になったら冬山で300日ぐらいは余裕でサバイバルしちゃうわ!!襲いかかる狼をグングニルで仕留めて肉を喰らう・・」

魔法があるのにサバイバル。これにはマッケンジーさんも苦笑い(超ローカルネタ

「大変です!大変でーーーーす!!」

おや、小悪魔さん。誰が大変なんですって?

「こいつと付き合うのは、もー大変で嫌になっちゃう。」

なんでちょっとオバサンっぽい喋り口なんですか。

「そっちのことは置いといて・・・。」

「大変!大変なんです!!」

はいはい、それで誰が大変なんですって?

「そういえば最近麻雀に勝てなくて大変。レーティング落ちちゃう。」

レミリアちゃんちょっと黙って。
はい、小悪魔さんもう一回どうぞ。

「パチュリーさんが!パチュリーさんが自殺行為に出ちゃいました!!!」

ついに紫もやしさん死す。

「ナイフでブスリ。」

グアッーーーーまた慧音先生に無かった事にしてもらわなきゃ  「いい加減にしろ。」

「とにかく!紅魔館に1回きてくださーい!!!!」

しょうがないなぁ(謎の上から目線



・・・・・・。


「あ、見てみて。ワシー。ポケモンgoでストライク捕まえたよ!」

「あれ?2人ともどこ行ったの?みんなどこ~~~?」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








「寝袋・・マッチ・・・ランタン・・・水・・・食料・・・。」

「パチュリー大丈夫?フランついてってあげるよ?」

「大丈夫よ。1人で行く約束だからね。」

「まぁ私のご友人はナイフで刺したぐらいじゃ死なんから案ずる必要はなし。」

「あんた少しはフランの性格見習いなさい。」

「フラン心配。パチュリー、水はこまめに飲んでね。おなかすいたらちゃんと食べるんだよ?」

ぱっちぇさん、5(大声)00(小声)歳児に心配される!!

「私の万全な計画がてめーの出現によって全てがおじゃんになりそう。」

パチュリーさん言葉遣いに人間性の限界が。
いやしかしぱっちぇさんは何しようとしているんです?あ、もしかしてダイエット?それならフランちゃんの言う言葉にもなtt・・

「バックスタブ(ブスリ」

グアァアアアーーーー慧音先生の枕元に化けて出てお願いしなきゃ  「くそったれ!」


「パチュリー様はお1人で魔法の森まで行こうとしているのです!!!」

たかが魔法の森に1人行くだけでこんなに心配されるwwwwwぱっちぇさんwwww過保護ぉぉおおwwwww

「パリィ&スタブ(ブスリ」

グアァアアアーーーー!!なんで攻撃してないのにパリィ(ry 助けて慧音せんs(ry   「ry」 


「勿論パチュリー様が普通に魔法の森に行かれるのであれば何も心配することはありません。ただ・・・色々訳あって魔法を一切使わずに行かなければいけなくて!」

「面倒だからさっさと紹介話してやれ。」

あ、レミリアちゃんだー。羽ぐいぐい^^

「さわんな!」

正常な反応です(白目

「・・・ことの発端は2日前に遡ります。」

意外と最近だな。




 
~~二日前~~



パリィ~~~ン(窓ガラスの割れる音

「よぉー!今日も本借りに来たぜー!」

「敵襲確認!」

「防衛レベル2に引き上げよ!総員弾幕展開!」

メイド妖精
「ザッケンナコラー!」
(弾幕展開

「魔理沙様にそんな攻撃当たらんぜ!反撃だー!」

メイド妖精
「グワッー!」

「第一防衛ライン突破されましたー!!」

「防衛レベル3!遠隔スペルを展開しながら再度メイド妖精を展開!弾幕放てー!」

メイド妖精
「スッゾコラー!!」(弾幕展開


「お、こいつは中々数がおおいな。」

「そういうときはこれに限るぜ!マスタースパーク!!」

メイド妖精
「グワッー!!」


あの、メイド妖精さんが忍殺めいてるのですが

「回想中なので静かに。いいね?」

アッ、ハイ。


 
「第二防衛ラインも突破されましたー!」

「撃って撃って撃ちまくれ!敵を通すな!」

「最終防衛ラインも突破されましたー(嬉)」

「ここまできたらもう私の勝ちだぜ!くらえ!ファイナル・・・スパァーク!!」

「あ、閃光がこっちにk・・・(ジュ」

「ああああああ!!パチュリー様ーーーーー!!!!

「た、たとえ最後の一兵になろうとも屈しませーん!」

「じゃぁ、小悪魔にはこいつをくらえー。」

「きゃー!!なんですかこれー!わぁぁーー!!」



・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



「お、こんなところにドラゴンボールZ最終巻があるじゃねーか。借りるぜ。」

「あいつ・・よりによってまた私の最終巻を・・・。」

「えーい!!魔理沙ー!!いい加減に盗ったを返しなさい!!」

「あんたに盗られた薬草全集や煌術に関する本が今必要なのよ。

「まぁそう慌てなさんな。パチュリーはまだ1000年以上は生きられるんだろ?私はもう60年生きられるかどうかなんだ。」

「死んだら返す!じゃあな!」

「ちょっと待ちなさい。本当に返しなさい。」

「お、珍しく長くつっかかるな。」

「そうだなぁ。」

「良いこと思いついたぜ!!そんなに返して欲しければ私の家まで1人で来るんだな!!ただしこの石をもってだ!」

「これは・・・魔力を吸い取る石!?ちょっと、こんなの持ち歩いていたら魔法はおろか空すら飛べなくなるじゃない。」

「その通りだ。これ持って私の家までこれたら正真正銘返してやるぜ。」

「無茶言わないで頂戴!!こんなの持ってたらあんたの家にいけるわけないわ!」

「なら諦めるんだぜ。」

「うぐぐぐぐ・・・・・。」

「・・・・・わかったわ。やるわ。」

「おいおい本気か?」

「本気よ!!さぁ、さっさとこの石を起動させなさい!何時だってやってやるわ!!」

「いよぉーし!パチュリーさんの挑戦!果たしてうまくいくか!んじゃこの石の効果発動させるぜ。」

「魔理沙様がスペシャル生成したこのキノコパウダーをまぶしてと。」

「私の知ってる起動方法と違うのだけれど・・・。」

「アレンジって大事だろ?」

「そうね。たまにはレミリア様に献上する人肉にニンニクパウダーでもまぶしてみようかしら。」

「どうなっても知らねぇーぞ・・・。」

「っと、効果発動したようだな!じゃあ家で待ってるぜ!ちなみに期限は10日だ!過ぎたらタイムオーバー!せいぜい準備してから来るんだな!じゃあな!」

「・・・・・・・・・。」

「お、しまった。石から離れるまで私も飛べないな。んじゃな(トボトボトボ」

「そこのお客人?本は置いてっておくべきでは?」

「お?なんだ?やる気か?負けないぜ!」

「そうね。たまには魔法を使わずに肉弾戦ってのもいいわね。」

「すいませんでした。許して下さい・・・・。」



「そしてあの小学生の落書き化魔法が解けたのが6時間前で・・・・」

小学生の落書き化魔法wwwwファアアァwwwww

「あ"?」

紺魔理沙並に怖い・・・(ビクンビクン

「パチュリー様絶対倒れちゃいますって!!この大図書館からお手洗いに移動するだけで息が上がっちゃうんですよ!」

それは日常生活に支障来たすレベルだろ

「寝袋・・・包帯・・・消毒液・・よし、準備万端よ!!さっそくいくわ!!」

「パチュリー、気をつけてね。もう限界って思ったら信号弾を打ち上げてね。フランずっとお外見てるから助けにいってあげる。」

「まぁせいぜいがんばれ。狼に食われんようにな。」

このレミリアちゃんちょっと酷くありません?私が調教してあげよう^^<<まずは抱きつき攻撃です。フヒィーヒヒww

「うわ、なんだこいつ手馴れすぎ!さわんな!くんな!」

「それじゃ、こあ。ここはよろしくね。」

「あわわわ・・・ど、どうかお体にはお気をつけて!!私も窓の外ずっと見てますから駄目だと思ったらすぐに信号弾を・・!!」

「もう、大袈裟ね。ちょっと森まで行って帰ってくるだけじゃない。じゃあね。行ってきます。」

距離的に40Km程度なのになんでこんな国を横断するような話になってるの。

「パチュリー様が一日に5kmも歩かなければいけない。これがどんだけ大変なことか分かりませんか?」

どういうことなの・・・(

「従者が泣いて見送ってちゃいけませんよね・・・・。」

「はい、パチュリー様!前を向いてください。お背中にリュックを背負わせて差し上げます!」

「はい。」

「はい、これでOKでs・・」

ドスン

「うっ!重くて立ってられないわ。」


もうこれ無理でしょ。



その後、荷物を再整理し約5Kg程度の重量に抑えてパチュリーは旅立っていった。




(続く)


オマケ



「最終防衛ラインも突破されましたー(嬉)」

こいつの元ネタ


戻る