レミリアスパルタ劇場番外編 サバイバルぱっちぇさん(中篇)


「前回までのおさらいです。」

ぱっちぇさん、ついに死す

「スパイクメイス!」

イッヒィー!

「パチュリー様が魔理沙さんに本の返還を要求したら魔法を封じる石を持って1人できたら返還すると言ってきました!その挑戦ともいえる要求にパチュリー様は承諾して1人で魔法の森へ・・・。」

まぁぱっちぇさんなら何とかなるでしょう。
私はこっちのレミリアちゃんとイチャイチャしてます^^

「ペッペ」

レミリアちゃんのペッペだ!!

「なんだこいつ。」

「馬鹿なことしていないで早く追いかけますよ!!」

ファッ!?いやいやいや、一人で行けって魔理沙=サン言ってたじゃないですか!!

「これから私とワシさんは魔法の森まで『用事があっていきます』。」

「つまりパチュリー様についてった訳ではありません。ノーカウントです。いいね?」

アッ、ハイ。いや、そんなばかな。

「眠くなってきちゃった。後はよろしく。」

フランちゃん気分やサンすぎる。




・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


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==残り 8日 魔法の森まで後39Km


「ぜぇ・・・・ぜぇ・・・ぜえ・・・・もう無理・・・歩けない・・・・。」



貧弱wwwwwもう歩けないとかwwww大図書・カーンww

「カラテ!!」

アバー!!

「ああ、パチュリー様を少しでも楽にさせてあげるよにはどうすればいいのかしら?」

楽にさせてあげるとかまるで殺しみたいな(ry

「今日のワシさん随分調子に乗ってますね?本気出しちゃいますよ?」

す、すみません・・・小悪魔先生とっても怖い生き物だった・・・。
微々たる物かもしれませんが追い風が吹けば少しは楽になるかも・・・・。

「たとえ微々たる物でもお助けできるならそうしたいです!魔法を唱えて追い風にしてあげましょう!」

「ツイスターフォール!」




「あら、強い追い風・・・。少し歩きやすくなったわ・・・それに荷物もちょっと軽くなったような・・・。今のうちに距離を稼がないと。」




「後ろからだけじゃなく、こっそり下からも風が吹くようにしてみました。これで荷物もちょっとだけ軽く感じるはずです。」

小悪魔先生めっちゃいい魔法覚えているじゃないですか!!
下から風が吹くなんて!!それでレミリアちゃんのスカートをぶわぁっt

「風圧で潰しますよ?」

ゴメンナサイ。今日の小悪魔先生、アクマだ。





・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「少しずつ日が暮れてきました。幻想郷の夜は恐ろしい時間帯です。妖怪は勿論のこと、野生動物も活発化します。」

「今特に注意したいのは野生動物の方ですね。パチュリー様は人間には属しませんので妖怪は食べようとはしません。けれど野生動物にはその区別がつかないので注意が必要です。」

言ってる傍からさっそく野生動物が近寄ってきてますよ小悪魔=サン。


「・・・・・」

「ひゃぁ!助けて!」

スパイクメイスぶん回してやっつければいいじゃないですか・・・
おらぁこっち近寄ってくるんじゃねぇ!あっちいけ!サナバビッチ!(某Mッケンジー風に

「キャインキャイン」


「オオカミがワシさんの変態性を恐れて逃げ出した・・・。」

そんなばかな。

「はっ、パチュリー様は!」

適切に追い返せるか!?なお俺の追い返し方は極めて健全な追い返し方です(大嘘





「クワッ」




「ちょっと、あっちいきなさい!しっし!」

「もしかして狙われている。」

「確かに最近運動してないから体重増えたかもしれないけど食べても美味しくないわよ!!」



酷い追い返し方法なんですが

「パチュリー様がまずいわけないじゃないですか!下着だって食べられます!」

あれ、小悪魔先生凄い変態・・・いや、サキュバスだから正しい姿?




ダダッダダッ


「ひぃっ。」

「そ、そうだわ!こういう時は武器を。」

「信号弾!くらいなさい!」


バスッ


キャインキャイン

「ふぅ・・・助かったわ。」

「・・・・・・・・・・・。」

「今ので救助が呼べなくなったわ。」




パチュリーさん結構後先考えないタイプですね。

「緊急事態だから仕方ありません!」

いや、擁護できない。

「あんのー、仲間に信号弾打つとかやめてくれません?危ないんですけど。」

す、すいませんでした・・・・。って何で俺オオカミに怒られたの。っていうか知能指数高すぎ






・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

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==残り 8日 魔法の森まで後35Km

「はぁ、ここまで歩けば今日はもういいわよね・・・・。それじゃ休む準備を整えましょ。」




「パチュリー様!素晴らしい快挙です!1日で5kmも進みましたよ!!」

今幻想郷に必要なのはスポーツジムだとはっきし分かるね。

「か弱い女の子は別にいいんです。ちなみに私もかよわいです。」

スパイクメイスぶん回し人がかよわいですって?
それよりパチュリーさんちゃんと寝支度整えられるんでしょうかね。

「雨が振りそうな天気です。しっかり雨風凌げる環境を見つけられないと寒くなるかもしれません。」




「ここでいいわね。」(寝袋広げる




ぱっちぇさん、木の真下を選びましたけど。

「評価するのはまだ早いです!見ててください、パチュリー様はきっと今から屋根をおつくりになります!!」

歩くのですら精一杯な人が屋根なんか作れるわけないだろう。

「あーん!どうしましょう!」

「何やってるのー?」

あ、ルーミアちゃんだ。

「じゅるり。」

オオカミより危険な生物だと思いませんか?
おらぁこっち近寄ってくるんじゃねぇ!あっちいけ!サナバビッチ!(コピペ

「?」

んご

「あ、そうだ!ルーミアさん!しばらくのあいだ『雨降りそうー!』って叫びながら飛んでってくれませんか?お礼は今度紅魔館に着てくれたら人肉差し上げます。」

怖いンゴ

「おぉー。」

「お安い御用なのだー!」






「雨降るぞー!振りそうだぞー!降りそうなのかー!!」

「あら、雨降るの?ここだと雨風凌げないわ。もっと雨風を凌げる場所を探さないと。」





「パチュリー様の健康は守られました!」

ぱっちぇさん体調不良起こしたら即死にそうだもんね・・・

「問題は雨風を凌げる場所を見つけられれば良いのですが・・・・。」





「こんなところに良い洞窟があるわね。妖気もないし危険はなさそうね。」





「やった!パチュリー様が洞穴を見つけました!ここなら雨風凌げますよ!!」

何も無ければ良いんですがねぇ・・・・。

「ん?どういうことです?」

見てくださいよ、洞穴の入り口。動物の骨が転がってますよ。あれってつまり・・・・。

「・・・・・・・・。」

「キャー大変!!!早くパチュリー様を洞穴から出さないと!!でもどうしよう!!」

迂闊に中に入ったら尾行してってることがばれてしまいますよ!
これはもう事が起きるまで見守るしか・・・。

「ああああ!!魔理沙さんを生涯のろいます!!!!」

殺人罪を適用(
いや、そんなことよりはやくぱっちぇさんをですね・・・・。
あーあーあー!言ってる傍から!!あいつがきちまった!!!





・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「さてと、火でも起こそうかしら。寝る前の読書よ。」


ドシーン、ドシーン


「・・・・何の音?」


ドシーン、ドシーン

「イヒィッ!」

「お、追い払わなくちゃ。でもどうやって?ナイフ?無理よ、信号弾!!あ、弾が切れてる。あぁ、終わったわ。」


「グオオオオオ!!」


「せめて最後は本でも読みながら死ぬわ。」(←自棄


コツーン


「ん?何の音?」

「木のもえさし!そうよ!野生動物は火で追い払うのよ!!この飛んできた燃え枝にランタンの燃料をかける!!」

「ゴオォォ」

「あっちいきなさい!近づくと火傷するわよ。」

「すいませんでした。」

「ここは私の寝床よ!出て行きなさい!(←木の燃えさしを投げる






「おぉ、見てください!パチュリー様がクマを撃退しました!!」

「俺様の超高速火起こし術がなければ奴は死んでいた。感謝しな・・・・。」

普段ワラワラワラwwwwとか言ってる原始人がこんなときだけかっこつけてるぞおおおおお!!!!

「うるせぇwwwwお前も火にくべてやらぁwwwww」

「今日はもうあのクマが洞穴に戻ってくることはなさそうですね。一安心です!」

「・・・・・・・・・・。」

「なんか焦げ臭くありません?」

そりゃぁ焦げ臭いでしょう。木の燃えさし作ったんだから。
いや、それにしてもやけに焦げ臭いような?


「ゴゴゴゴ」


うわああああ山火事だああああ逃げろおおおおお。


「わあああ!!パチュリー様!今お助けにいk・・・。」

「洞穴までは火の手のビネーよwwwww多分(小声」

「山火事を起こした罪深き輩に制裁を与えにきた。」

幻想郷のマッポー来るの早すぎ

「ああ・・・あの・・ゆるしてください・・・。」


(グシャァッ)






続く


オマケ

「洞穴の外が適度に熱いし明るいから助かるわ。」(←重罪


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