前回のあらすじ。
「突然の猛吹雪で凍えて死にそうです。」
こあくまさん・・・抱きしめあお・・・暖かいお・・・。
「ファースト抱きしめ奪われるくらいなら死を選びます。」
ファースト抱きしめって、どういうことなの。
あぁ、凍えて死んでしまうのか・・・。疲れて動けない・・・タスケテクレー!
「暖かいコーヒー飲むといい。」
一番きちゃいけないやつがついにきたぞ。
・・・・・。
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「吹雪は一向に止む気配がない。やはり魔理沙は制御に失敗しているようね。」
「ちなみに行っておくけど今吹雪になっているのはここだけじゃないからね。幻想郷全域よ。」
「それ本当に異変じゃないの。」
「アタイが最強になる時がきた。」
「(だまって松明を焚く)」
「うわぁ、逃げろぉー。」
「とにかく行ってくるわ。体力と気力が萎えて本当に力尽きる前に。」
「私も私で動くけどね。あんた達だけの問題じゃない。」
「まぁ止めはしないわ。ところで寒くないの?」
「春を取り返す異変でも同じ経験遭遇したし。」
「(やはり最近の人間はおかしいわ・・・。磁気嵐のせいかしら?」(適当
「ねぇ、結局魔理沙の家の場所はわかるの?」
「探し方は分かったわ。れみぃのお陰でね。」
「ふーん、よくわかんないけどせいぜい頑張ることね。私は人里にでも戻って雀荘にでもいくわ。」
「はいはい。」
・・・・・。
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突如現れた謎のMッケンジーさんのお陰で生き返った我々。コーヒーは覚せい剤。
だがしかしパチュリーは今頃冷凍ゾンビビビィー!になっていることであろう・・・。
「ワシさん未来に行きたいって言ってましたよね?ほら、この雪の中に埋もれてみません?冷凍されて未来で目覚めるかもしれませんよ?」
これは冷凍ではなく凍死といいます。
「あーん、もー!早くパチュリー様を探さないとー!今頃きっと・・・」
惜しみないご香典頂ける様お願いしてまいります・・・。
「ちょっとここに埋もれてください。はい、どうぞ。」
すいませんでした。
と、ともかくこの状態でまともにパチュリーさんを探すのは無理がありますよ。
一旦紅魔館に戻って装備を整えておくべきなのでは?
「そうしたいのは山々なんですが・・・・。」
山々なんですがー?
「ワシさん、紅魔館がどっちの方面か分かります?景色全然変わっちゃって吹雪で周囲も分からない・・・・。」
死ぬ前にあと1回だけレミリアちゃんに抱きつきたかった。
助けて何ッケンジーさん
・・・・・。
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「昨日発動させた大雪の呪文が止まらない。まずい。霊夢に退治される。」
「ええい、パチュリーに頼るのだけは癪だったんだが、これはもう意地張ってる場合じゃないぜ。目印上げて早々に来てもらうか。」
「とりあえず屋根の上の雪でも溶かすか!ついでに目印になるだろ。」
「魔理沙様お手製のこのキノコボンバーをためしに使ってみるか・・・・・。火力的にちょうど解ける程度だろ。そら」
カッ
魔理沙の家は消えた。
・・・・・。
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「んっ!?今向こうから爆発音が・・・・。もしや魔理沙が何かやったのかしら?イメージしていた方角も一致するわ・・・。音のしたほうにいってみるべきね。」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・なんかすっごい嫌な予感がするわ。」
・・・・・。
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「聞こえましたか!?ワシさん1爆発音ですよ!」
派手な爆発音でしたな。
「ま、まさかパチュリー様が魔理沙さんの爆発とラップを踏み抜いてしまったとか!?あああああ、小悪魔!今助けに参ります!!」
む、ちょっとまった。小悪魔さん。
何か前方から凄い勢いで走ってきますよ!猛吹雪で影しか見えませんが・・・まさか肉食動物!?
「きゃー!助けて!!」
きゃー助けて(震え声
「スパイクメイスを振り回しますよ?」
そのスパイクメイスでやっつければいいじゃん・・・・
ああああきますよ!!
「びえええええ!!道に迷ったーーーー!!寒いーーー!!」
あああああああ抱きしめると暖かいんじゃああぁぁ^^
「びえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いつもの。っていうかレミリアちゃん何やってんの。
「あ、ワシじゃん。生きてたの?」
失礼なことを言うレミリアちゃんには私の冷たい手を背中に押入れまーす^^<<そして羽の付け根をつまむ
「ぶくぶくぶく」
泡吹いて倒れたぞ
「気は済みましたか?いきますよ?」
哀れみの目を向けられてるがそれは私ではなくレミリアちゃんへのものだと信じている。
レミリアちゃんは私のカイロとして一緒に来てもらう。
・・・・・。
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「おかしい。さっきより明らかに降雪量が増してるわ。魔法の効果が悪い方向に出て行っている。もうまともに歩けたものじゃないわ・・・。」
「体が急速に冷えていく・・・少し温まらないとだめだわ。」
「・・・・でもだめだわ。この雪、すぐに風向きが変わって安全地帯と言える場所がなくなってしまっている。洞穴もきっと埋もれてしまったでしょうね・・・・。」
「冷静に対応するのよ。こういうときどうするべきか。この本に書いてあるわ。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「右下に書いてある四コマ漫画面白いわね・・・・」(死待ったなし
・・・・・。
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「ギャー!さっきよりも酷い雪です!」
ギャー(震え声
「もうだめです・・・私はここで凍って死にます・・・。あぁ、パチュリー様ごめんなさい・・・」
この寒さはシャレにならぬ。
こういう時どうすればいいかこの本に書いてあった気がするぞ。
「どの本ですか!!」
その今持ってる本の三段目のやつ。
「これですか!猛吹雪で隠れる場所がないときはどうするべきなのか!」
ここの項目です。ほら。
「ふむふむ。」
・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・。」
この四コマ面白いですね(死待ったなし
「馬鹿やってないでここに書いてある事実践してください。雪濠を作るんですよ!ビバーク!」
小悪魔さん真面目だった。
おらぁ、レミリアちゃん!ここに穴を掘れー!
「孫受けはんたーい。」
世の中そんなもん。
「シャベルも何もないからほれないよー。」
ここに良い道具あるじゃん。ほら。バキッ(レミリアちゃんの羽を折る
「びええええええええええええええ!!!!!!!!」
スコップみたいにサクサクほれるぞー^^
「・・・・・・・・・・・・・。」
「悪魔の七つ道具。売れるわ!」
レミリアちゃん強くなったな。
ほら、あっという間に雪の洞穴の完成ー。
「外が落ち着くまでここに隠れてましょう。」
落ち着かないんじゃないのかな
・・・・・。
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「雪を彫るのよ・・・この小さなシャベルで・・。どこか掘りやすそうな場所はないかしら。」
「あら、ここだけあからさまに凹んでるわね。ここなら掘りやすそうだわ。」
ピタッ(突然雪が止む
「え?・・・・じゃーまさか・・・。」
さくっ、さくっ(掘り続ける
「はぁ・・・はぁ・・・。掘っても掘っても中々地面までたどり着けないわね・・・。」
「イライラしてきたわ!この!」(思いっきりシャベルを突き刺す」
グサッ
「ウギャーー!!」
「あら、失礼。」
「じゃないわ。てめー、随分大層な仕掛けを用意してくれたじゃんか。おぉ?ぶち切れですわ」
「ひぃっ、パチュリーの人格が変わってる!!」
「ちょっとどきなさい。それとこの魔力吸い取る石とめなさい。」
「え、えー?どうしよっかなー?」
「叩き潰すぞ」
「うわああああ!!はい!!今魔力吸い取る石の効果とめました!」
「また雪が降ってきたわね。でももうとめられるわ。ふんっ(物理」
「あ、魔術本が砕け散った。」
「で、誠意は?」
「本返します!返します!!!!」
「とりあえずこの辺の雪溶かすわ・・・。はいはい、ロイヤルフレアロイヤルフレア。」(やる気なし
カッ
「解けたわね。で、私の本は?」
「こ、こっちです!パチュリー様!」
「・・・・・貴方の家、何か粉々になってる上に焼け焦げた痕あるわね。っていうか、ここに大量に焼き焦げた本の痕があるわね?なにこれ?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「あ?」
「あーいやーーーー。」
「逃げるが勝ちだぜ!!!」
「たとえ親しい友人だとしても博麗の巫女は容赦しない。覚悟はいいかしら?」
「No!」
(ぐしゃぁ)
「あー帰ろう帰ろう。紅魔館で一眠りしたら魔理沙拷問部屋でも作ろ。」
「誰か助けてくれ!!」
「次は博麗流四の地固めの刑」(←何流だよ
・・・・・。
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「あら、なんか雪解けてきてません?」
俺とレミリアちゃんの熱い関係は雪をも溶かす。
「オエーー!!オエェッーーーー!!!」
吐くものなくなっちゃう
「なんか明らかに凄い解けてきている気が・・・・。」
「わ、雪の塊が解けて落ちてきた・・・ああああ、何か一杯落ちてきて・・・・キャーーーー!!」
・・・・・。
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==紅魔館
「あうー、全身びしょぬれです・・・・。パチュリー様・・・一体今頃・・・・装備整えてすぐ探します・・・」
「あら、こあ。どこ行ってたの?」
「ギャァーーーー!!」
デ、デタッーーーー!!!
「パチュリーがサバイバル生活で筋肉つきすげた!!」
んなばかな。
「あら、そういえば散々紫もやしと馬鹿にしてた奴がここに・・・。」
ンゴ
(グシャァ)
・・・・。
・・・・・・・・・・・。
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数ヵ月後。
「椅子の上に三ヶ月間いるっていいわね。」
「あまりに運動しないせいで筋肉が全部たんぱく質へと分解されてしまった・・・。」
終われ