レミリアスパルタ劇場番外編 麻雀レミリア(中篇)


「10万近くも損したんだけど!!」

三位だったから数万単位の出費。ビンタ麻雀は出費が痛いなぁ。現実でこんな高レートの麻雀したことありませんがねぇ。(メタ発言
もうレミリアちゃん種銭無くなったでしょ?かえろかえろ。

「うーーー、この日のために貯金してきたお小遣い全部だすー。あと20万あるよ。」

その20万で私への借金返せるじゃん。没収。

「びえええええええええええ!!!!かえしてええええええ!!!!ヴぁああああああああああああ!!!!!!!」

うるせぇーー!!

「欝だ、死のう。」

深刻すぎる、



・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





==B卓


結局麻雀やることになってしまった。オワタ。

「天狗の早上がり、見せてあげましょう。」

「なーにが早上がりさ、再起不能なドデカイ手を浴びせてやんよ!」

「ボコボコにしてやるわ。」

もうだめだ勝てない。





==東一局

                 北


         東           西

                     ワシ:南


「起親じゃない。」

細かいなぁ、レミリアちゃん。
配牌配り終えたら早くやっちゃいましょう。


(さて、レミリアちゃんはともかく、天狗と鬼がどう出てくるか実力を測らなければいけないな・・・。)

ドラ 



(これは序盤、全員の出方を伺うのにちょうどいい手配だ。ここは一発目からかましてみるか・・・・。)


「じゃ、いきますよ。西捨て。」 


ポン。 パーピン捨て。


「おいおい、第一打からオタ風を鳴くかー?もう染めてきやがったかー?」 打

さて、どうでしょうねぇ・・・。

「うー。」

レミリアちゃん・・・


=2巡目


文 

   

「(下家のワシはあからさまな染め気配。マンズかソーズ、どちらの染めか今はまだ分からない。)」

「(だけどここで生牌の役牌を捨てるのは愚の骨頂。重なれば点数が上がるし誰かが捨てたら守備牌になる。と、なると先に生理すべきはこの牌。)」 






ワシ

   

(天狗が2打目からスーソー切り?ということは最初から手牌が煮えてる可能性が高いな。スーソーの回りはないと見るべきかどうか難しいが・・・。
今回は見が目的だ。あまり鳴かさず、かつプレッシャーを与えていく形で見ていくか・・・・。) 





==7順目

「リーチ!!」 

おっと、レミリアちゃん調子いいねぇ。

「これが私の実力・・・天運・・・ドヤァ。」

「勝負はまだ分かりませんよ。」


文 手配

   

「(と、思ったけどあちゃー・・・。ここでイーピンですか・・・。)」

「(レミリアさんの捨て牌は・・・・。)」



(←ツモ切り)


(いかんせん情報が少なすぎます。ただマンズが一枚も場に出ていないということは、マンズの待ちを待っている可能性がある・・・?あのチーピンを最後に切り出したということは・・・)」


( こんなふうに6・7・7 と持っているところで捨てた・・・」  )

「(それとも  と持っていたところで7を捨てた・・・・。それとも愚形だったゆえにくっつき良形を期待しての別の待ち。)」

「(注目すべきポイントはキュウピンが後ろになって捨てられているということ。つまりキュウピンはサンゾーより重要だったということ。サンゾーが捨てられるまではキュウピンは何かしらのターツとして絡んでいた可能性が高い。例えば・・・)



「(こういう形を持っていて別の牌がリャンメンにくっついて9を捨てる。で、テンパイしたからチーピンを捨てた・・・・。」

「(イーピン・・・あたりの可能性が高いですね。これを捨てるのはやめましょう。せっかくの親ですが振っては意味なし。) 

「考えるのながーい!」

ナガーイ!

「イラッとするなーもー。はい。」 




(ん?ここで手出しの中?俺からみて三枚目の中・・・、文から見ても二枚目の中。文の捨て牌がマンズが全くないところを見ると染めていた事は確実。
とりあえず典型的な染め屋ということはわかったが・・。)



ワシ 手牌


   

(難しいなぁ。この手を最高形に持っていったとしたら、混一、東、のリャンワン引いてのドラ1満貫。ここは中を捨てて次の牌で引くか突っ張るか考えよう。)


ほい。


「あーおりおり。」 

「ここまで全部通し、さぁ私の一発ツモよ!!運命は上がれるといっている!えい!!」

「ヴぁー」 

運命宣言どこいった。責任もって一発であがれよ。



文 手牌

 


「(おやおや、面白いことになってきちゃいました。降りたつもりがまさかの前進です。チーワン捨てのスーチーピン待ちテンパイ。ここまで東が一個も出てこなかったので頭にすることも考えていましたが正解だったようですねぇ。」

「(リーチ、ドラドラ。ツモれば親の30府で11600、ロン上がりで7700。しかも私は今降りたように見えますからサクッと上がれる予感がしますよぉ!)」

「リーチ!!」 


(えっ!?降りてなかったのか!ってことはさっきの中切りはマンズあたりを何か引いて前進して今回も有効な牌を引いてきたということか?文の捨て牌は?)」


(ワシ:ポン)(←ツモ切り)
(←ツモきり)


(手出しの字牌切りが後ろに集中している以上、染めていた可能性は高い。ただ、初手の西捨てを見ると俺のときほどスタートはマンズは多くなかった可能性があるな。手なりを考慮していた可能性も否めない。ただ、俺が第一打からいきなりオタ風を鳴いたから字牌を絞ったと考えることもできる。
とりあえず危険なのはマンズと字牌。純粋に読めばな・・・。でも諦めたように見えた中捨てからのリーチって何かひっかかるよな・・・・。)





ワシ 手牌


   

(なんだこれは。パーワンきりのリャンウーワン待ちテンパイ?張ってしまったのか・・・・。
一応リャンワン引いてツモ上がりすればマンガンだな・・・。うーん、パーワン通るか怪しいなぁ。親リーに突っ張るのも怖い。でも東も狙われてそう。
そもそも2軒リーチには降りるより自分都合で打ったほうが良いっても聞くぞ。ここは勝負に出てみるか。)

どうぞ。 



「(あからさまにマンズで染めているように見えるこの私に手出しのパーワン切り?それもレミリアさんにも通ってなくて高い牌を出してきた?ということはワシさんもテンパイしましたね。)」

「(普通は染め屋がかぶると上がりを取るのは異常に難しくなるものですが・・・)」

「(今の私はまさかのピンズ待ち!!まさかピンズで待っているとは誰も思いもしないでしょうね~~~。上がれる公算は引き続き大!)」

「お前等皆強気だなぁ。」 

「(さぁ、レミリアさん。スーチーピンを捨ててください。)」


(レミリアちゃん、リャンウーワン、出来ればリャンワン捨てろー!)


「ディスティニードロー!!」

レミリアちゃん、それカードゲームの表現。
ほら、早くムダヅモ捨てなさい。

「うー!ツモ!!1000!500!」   

「裏はのんなかった。くそげー。」

「とりあえずはい、点棒払って~~~~。」



「うわ、クソゲー。」

クソ手にクソゲーーー!!


「こらー!上がれなかった人は文句いわなーい!!!」






==東一局終了時


                         北27000点


         24000点 東           西24500点

                           ワシ:南24500点


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