「うー、今日は臨時休業だー。」
「つまり今日はこれで終了ね。はい、解散。」
じゃぁあっちのお部屋に行こうか・・・・。
「番外編やろ。」
一体何のお部屋だったんでしょうねぇ・・(ゲス顔
「そんなことよりさっきから紅魔館中に甘ったるい匂いが充満してるわね。一体何なの?」
通りすがりのぱっちぇさんに聞いてみましょう。わっつはぷにんぐ?
「答える義理はない。」
答えないと大切な友人が泣いちゃうぞ!!はい、どうぞ。
「びええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
びえええええ(超震え声
「これ以上友人を見るに耐えない存在に仕立て上げるのはやめてくれないかしら。」
共犯者だと思ってたのに。(適当
「はいはい。で、この甘ったるい匂いだけどフランがチョコを作ってるそうよ。2月14日はバレンタインデーでしょ?流行りに乗ずるつもりみたいよ。」
ははー、なるほど。
バレンタインデーって女の子が好きな男子に愛のチョコを渡すイベントっすよね。
あーーーー俺レミリアちゃんからチョコ貰わなきゃ~~~~辛いわ~~~~~~~~~^^
「もらえると本気で思ってんの?」
日頃の感謝が多少あってもいいんじゃないの?
「感謝されることはあっても感謝する筋合いはないわ!!」
ひどい!!借金ばっかりするレミリアちゃんのためにどれだけ尻拭いしてあげたと思ってるの!!!
「オネエ言葉やめろ、きもい。」
ちょっと静かに。
「何されようが私は絶対にチョコ作らないしあげもしないから。部屋帰る。」
あ、一緒に部屋帰る?^^
「シッシ。」
今日のレミリアちゃん反抗的ぃぃ!!
嫌よ嫌よも好きのうち・・・
「おやすみ。吸血鬼はお昼は寝る時間。」
いつも昼夜逆転してるでしょ。
(ドタバタドタバタ)←廊下の奥から誰かが走ってくる音
「ん?」
「フラン、悪魔的チョコ作ったよ。」
フランちゃんが焦げてる
「お姉さま!フランのチョコ味見してみて!!」
「わし!私のかわいい妹のチョコをもらう権利をやるわ!!ありがたく思いなさい!!」
こいつ危険だと判断してなすりつけやがった。妹への愛0
「あるもん。」
「あると思うなら食べて!!咲夜と一緒に作ったんだから!!」
「咲夜と一緒だったのなら安全なはず・・・とりあえず一口。ぱくり。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「お、おいしい・・・」
レミリアちゃんのリアクションわかりやすすぎぃ!
「わしのぶんもあるよ。ほら。」
ヒエッ、いただくしかない
ぱくー(゚)(゚)ミ
(^)^゚)なんや普通に美味しいやんけ!
「そんなばなな・・・。」
「お嬢様が食べる予定のチョコには咲夜スペシャルブレンドを混ぜさせていただきましたわ。」
「さぁお嬢様。お部屋に一緒にいきましょ。」(レミリアちゃん抱き上げ
「びええええええええええええ!!!!!!!助けてーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
頑張ってねレミリアちゃん(遠い目
「あ、わしさんこんなところにいました。」
「日頃の感謝を込めて・・・」
俺にチョコくれるんですか!!?小悪魔先生やさしーーーーー^^
「人里に販売する紅魔館バレンタインチョコ製造手伝って下さい。」
ファァッ!!?
「誰がいつもお手伝いしてると思ってるんですか!?」
大体ことの発端はレミリアちゃんなんだけど
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「今回の計画を軽く説明すると・・・・普段から財政難に悩まされてる紅魔館にとってバレンタインデーは収益を上げる重要なイベントの一つです。」
「バレンタインデーは海外の文化。紅魔館は外国勢力として認識されていますからこの時ばかりは売上はとてもすごいんですよ!」
へー(興味なし
「やる気が出ていないようですね。地下に篭って壁のシミを数える仕事に就きたいですか?」
小悪魔先生、これまで数々の番外編をこなしてきたせいで性格が豹変してしまったんご・・
「もぉー・・・。」
もぉー・・・(震え声
「はい?」
すいませんでした(真顔
それで私は何をお手伝いさせて頂ければ良いのでしょうか!
「スペシャルチョコを作るための材料を集めてきてほしいんです。」
スペシャルチョコ?
「はい。紅魔館では普通のチョコとスペシャルチョコの両方を作るのですが、スペシャルチョコには恋愛関係を進展させる特殊な材料を盛り込むんです。」
びから始まる怪しいお薬かな・・・
「紅魔館は健全なチョコのみを販売しています。そういう発送する人は即刻枝木に生えてる葉っぱを数える仕事に就いてもらいますよ?」
紅魔館に健全な人なんかほとんどいないやろ!!咲夜さんとか。
「グサリ。」
これがまともなわけない(血涙
「オホン・・・。」
「とにかく、そのスペシャルチョコを毎年作るのですが・・・・。」
「材料の鮮度の関係上、こちらは事前に仕入れることができないんですよね・・・。鮮度が変わると効能が変わっちゃう薬草が中心ですので・・・。」
やっぱり怪しいお薬じゃないですかねぇ・・・
「巨大兵器召喚しますよ。」
その巨大兵器、逆転できますか?(白目
「とにかく・・・わしさんにはこの3つの材料を集めてきてもらいたいんです。それも出来る限りいっぱい。」
どれどれ・・・。えーっと・・・?
1,マンドラゴラの根
2,カエンタケ
3,吸血鬼の羽
4,
OK、3はすぐに持ってくる。
しかしこんな材料で一体何が出来上がるんでしょうねぇ・・・・。
「この出来上がった成分を摂取した後、同じように摂取した人が近くにいるとお互いに惹かれ合うようになるんです。」
「なので恋仲になりたい人と一緒に食べることを推奨しているのですが・・・・極稀にたまたま近くで同じチョコを食べた人たちがいてカップルが入れ替わった・・・なんて話もたまーに聞きます。」
これは良いチョコだな!!レミリアちゃん一緒にスペシャルチョコたべよ^^
「実はチョコちょー嫌い。」
うそつけ。
っていうかいいところに来たな!!
「脱出してきた・・・危ない目にあった。」
レミリアちゃん!!
「ん?」
羽もぎ取るよ。バキィー
「びええええええええええええええ!!!!今日はもう空飛べなくなった!!!!!」
本当は深刻な行動