東方バレンタインデー(中編)



「前回のあらすじです。いつも財政難に苦しむ紅魔館ですが、バレンタインデーでは紅魔館が販売するスペシャルチョコが大人気。」

「そのスペシャルチョコの材料をワシさんに集めてもらうようにお願いしました。」

このページの更新日が2月26日で世間一般的にはとっくのとうに終わってるんだよなぁ。

「ワシさん、サザエさん空間ってご存知ですか?」

そんなばかな。

「あと・・・一つ謝らないといけないことがありますね・・・。前回材料を4つ上げたのですがそのうちひとつが何も記載されていませんでした。改めて材料を記載します。」


1,マンドラゴラの根
2,カエンタケ
3,吸血鬼の羽
4,悪魔の涙

「以上です!」

侘び石はよ

「この大きい漬物石。素敵だと思いません?」

64ゼルダのリンク風に漬物石持ち上げないでください。投げつけるフラグです。
しかし4番の悪魔の涙ってなんだよ・・・。レミリアちゃん泣かせればいいの?これもすぐ取ってこれるわ~~~~。はい、レミリアちゃんどうぞ。

「びええええええええええええ!!!!!!!」

エクセレント

「残念ながらレミリア様の涙ではないんですよ・・・。」

レミリアちゃんに価値ないって。

「こあ・・・言うようになったわね・・・。」

「一言も私の口からは申してません!」

「次誤解与えるようなこと言ったらワシさんの首が飛びますよ。すぱーんって!」

あかんこれ。やっぱり小悪魔先生はいつのまにか大悪魔先生に昇進していた模様。

「もう・・・。一応説明を付け足しておきますけど、悪魔の涙はフラン様の涙になります。毎年これに手こずるんですよね・・・・。」

フランちゃんの涙・・・・ごくり・・・。

「私の妹になんてことさせてるのよ。」

フランちゃんはOKだけどレミリアちゃんはだめなんて、やっぱりレミリアちゃんは悪魔ではなかった・・・・。いや、力のない悪魔・・・・。

「何かの陰謀だ。」

すぐ陰謀論に結びつける!

「真面目に言ってしまうと、フラン様が特殊なんですよね・・・。多分大多数の悪魔は素材にならないと思います。」

だったらもうピンポイントにフランちゃんの涙って言えばいいのに。

「チョコには原材料を書かなければいけない決まりがあるので、フラン様の涙と書くと企業モラル的にあまりよろしくなく・・・。」

もっと最低な理由だった。というか原材料捏造していないかこれ。
とりあえず入手しやすいところから行きましょう・・・。

まずひとつ目は・・・えーっと、マンドラゴラの根?これってどこにあるんですかね・・・。

「毎年魔法の森に言って手に入れてきてます。」

「ただあんまり見かけないので魔理沙さんとかに協力をお願いしたほうがいいかもしれません・・・。見返り要求されますけど。」

見返りはレミリアちゃんの羽じゃなんとかならないかなぁ。

「お釣りが帰ってくるわよ。」

果たしてどうたか。
とりあえずいってきます。

「私は紅魔館で久しぶりにCivilizationでもやろーっと。もちろん4ね。」

レミリアちゃんも来るんだよ。

「びえええええええええええええええ!!!!パパパパパパパパパウアーーーードドン!!」

宣戦布告された。




・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





というわけで魔法の森です。

「レミ劇本編でもう来たことあるね!」

言われてみればそうだ。

マンドラゴラってファンタジー物の作品見てれば割りと聞く名前だけど・・・。マンドラゴラの叫び声を聞くと確か失神したり最悪死んだりしなかったっけか・・・。

「鳴き声にそんな力があるわけないでしょ。」

いつも泣いてる人が言うとものすごく説得力がある!確かにあれは効力ないもんね。

「本気出せば窓ガラスぐらい割れるよ?超大ボリュームで。」

ただの怪音波じゃねーか。

「ンビイイエエエエエエエエエエエエエエエエーーーー!!!!!」

ぐわー!!怪音波やめろーーー!!




ドサッ


ん、今なんか落ちてきましたよ。

「あいってててて・・・おい、なんだよ今の怪音波は!!思わずクラッとして箒から落ちちゃったじゃないか!」

すごいよレミリアちゃん、新しい技習得したね!

「どやぁ・・・。これで迂闊に私を泣かせられなくなったわね。」

うるさく泣いたら一週間麻雀禁止。」

「びえええ~~(小声」

レミリアちゃんもう救いようのないギャンブルジャンキー

「こら、無視するな。」

「あー、箒から落ちたせいで私の大事な5ドルするケンタッキーウィスキーボトルが割れちまったぞ。」

「ついでに馬の蹄鉄の修理代もつけて75ドル。合計80ドル弁償しな!」

ま~たマニアックすぎるネタをぶちこんで・・・。これで元ネタわかった人がいたら大したもんだ・・・。
ドルなんてありませんが、侘び石ならあります。どうぞ。

「なんだこれ、たたの漬物石じゃないか。いらないって。」

しかしちょうどいいところに魔理沙が空から降ってきてくれたなぁ。

「親方~天から女の子がー。」

女の子・・・・?

「マスタースパーク喰らいたい?くらいたいよな!」

すいませんでした・・・

「んで、私に何か用があるのか?」

いやー、実はマンドラゴラの根を探してまして。魔理沙=サンなら何かご存知なのではかと。

「マンドラゴラの根か。私の家にいくつか余りがあるぜ。」

マンドラゴラの根ください!!お願いします!大切にしますから!(小学生

「んーー?そういえばしっかりとした謝罪と慰謝料をもらっていないなぁ~~~~。」

うっ・・。い、慰謝料として悪魔の羽を差し上げます・・・。どうぞ(バキッ

「ついに反対側の羽もおられた。今日は少したりとも浮くことができなくなった。」

なおアイコンには羽が残ってる模様(メタ発言

「そんな食材として普通に流通してるものもらっても困るぜ。いらない。」

レミリアちゃん・・・・。

「麻雀のお小遣い稼ぎに羽売りすぎた。」

そろそろ羽以外の場所も売ろうか^^(意味深

「・・・・・・。」

「・・・・ゔぁ~。」

こいつ思考放棄しやがった。レミリアの退化が止まらない。

「さぁ、私を満足させる何かを出してみな。そしたらマンドラゴラの根を渡してやってもいいぜ。」

ぐぬぬぬ・・・・。

「麻雀で勝負しようよ。」

レミリアちゃん、ちょっと押しつぶすね。ぎゅむ。

「びえええええええええええええええええ!!!!!!」

超悲惨なことに
ん~~~あ、そうだ。カエンタケとかどうでしょう?

「カエンタケ・・・あぁ、あの触れるだけでも超やばい毒キノコか。」

(知らなかった・・・小悪魔先生言ってよ!)
超レアきのこじゃないですかねぇ、どうです?どうです?

「ワシ、まだ手に入れてないじゃん。いいの?」

これから手に入れるからいいんだよ。どうせ複数個手に入るだろう。

「カエンタケとか全然レアじゃないぜ。みろ、そこに生えてるだろ。」

「カエンタケ」の画像検索結果

ヒィ、毒キノコ!
いやいやいや、ここでまさか見るかるとは想定外!
回収しなきゃ。

「おいおい、何のために回収するか知らないけど気をつけろよ。カエンタケの汁に触れただけで皮膚がただれるぞ。」

ちょっとなんだそれ怖すぎるだろ。

再生能力の高いレミリアちゃんにお願いしよう。回収シテ!!

「怖いよーーーーー!!」

お前本当にかつてトップに君臨した吸血鬼かよ。
こうなったら軍手つけて気合で回収して・・・。

「あーあーもういい。私が回収してやる。軍手つけててもただれるぞ。」

「まっ、私は魔法が使えるからな。空中に浮かせてそのまま袋に入れてちょちょいのちょいだ。」

「ほらよ。入れてやったぜ。」

やだ・・・魔理沙様素敵・・・・濡れる・・・

「カエンタケの汁ぶっかけてやろうか?」

ぶっかけ・・・

「殺すぞ。」

すいません。いや、でもなんで今の反応したんでしょうねぇ(意味深

と、ともかく・・・。
予期せずマンドラゴラの根より先にカエンタケを入手してしまった。
魔理沙=サンの気に入る物も今は用意できていないし、一旦紅魔館に戻りますか。

「うー、部屋に引きこもるー。」

レミリアによく似た別生物なんじゃないのか・・・こいつは・・・

「ん?紅魔館に行くのか。奇遇だなー。ちょうど私も行こうと思ってたんだ。」

「ちょっとレンタルしたい本があってな!」

早く返してあげてください、延滞料金増し増しですよ

「死んだら返すぜ。」

・・・・キュピーン
いいこと思いついたぞぉ。レミリアちゃん、紅魔館に帰るぞー。

「ワシに嫌がらせしたいから今日からあまのじゃくになるわ。やっぱ帰るの嫌だわ~~。」

そうですか。じゃぁ、先に帰ってるから遅くならないうちに戻りなよ。

「んじゃあな。」


・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「・・・・・・・・・・・・・。」

「待って~~~~~~~~~。」

待って~~~~~~(超震え声


(続く)


戻る