レミリアスパルタ劇場番外編 東方バレンタインデー(後編の後編)


「前回のあらすじです!」

「スペシャルチョコを作るのに必要な材料が4つのうち3つてに入りました!」

「残るはマンドラゴラの根だけです。お嬢様の羽を除けばおそらく一番簡単な材料かと思われたのですが・・・ここにきて予想外の苦戦中です。」

「また図書館が散らかったわ・・・・吐きそう。」

「フランいい子だから片付けるの手伝ってあげるよ。本を棚に戻せばいいのよね?」

「あらそう?じゃお願いしてみようかしら。」

「「「「わーーーい」」」」

「あら、本当に戻しているわね。小悪魔より使えるんじゃないの?」

「待ってくださいパチュリー様!よくみてください!ジャンルを気にせず適当に棚に戻してますよ!!」

「本を探して持ってくるのはこあの役目よ。頑張って探してきなさい。」

「こ、こあ~~~!!!!」

こあ~~~(震え声

「あぁん!?」

あぁん!?(超震え声
小悪魔先生そんな事言うキャラじゃない!!


「全部ワシさんのせいです!!」

全部雪のせいだ(JR並感

「それ以上適当なこと言うとレミリアお嬢様の人形隠しますよ」

びえええええ!!!それないと死んじゃううううう!!!!

「全人類100%の人々が、今のコメントに『気持ち悪い』という評価を下しました。」

なんで機械チックな喋り方してるの

「とにかく・・・・。残りはマンドラゴラの根です。早いところ持ってきてくださいね・・・。」

魔理沙から取り立てしなきゃ・・・。
しかし生半可な方法では取り立てできないぞ。

「ふふふ、こんなこともあろうかと取り立てのプロを呼んできたわ。」

なんだと!?

「よろしおま。ただし儲けは折半でっせ。」

あかん、この人に頼ったら最悪紅魔館全部持ってかれる。

「いい人なのに・・・。」

レミリアちゃんはどうして自分の金を全部むしり取ってくるような人に絡まれるのか。

「失礼ね!」

事実なんですがそれは

「もうなんでもいいですから早く持ってきてくださーい!」

サーセン




・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







というわけでマリーサ=サンの家に到着。
まずは正攻法で行きますか。

ドンドンドン(ドアを叩く

「借金の取り立てよ!!ドアを開けなさい!!」

借金(大図書館弁償費用


『あー、今取り込み中なんだぜ。帰れ帰れー』


本人は中にいるようですね。
おそらく紅魔館から持ち出した本をさっそく読んでいるところじゃないでしょうか。

マリーサ=サン!!マンドラゴラの根をください!!お願いします!そしたらすぐ去ります!!


『あー、悪いな。こいつは次の実験に使う予定なんだ。自分で取ってくるといいぜ』


ぐぬぬ。まぁ、魔理沙=サンからはいつも良くしてもらっているから某ワーハクタク先生みたいに突撃して盗むわけにもいかんしなぁ・・・。

「本盗んでるしチャラどころかマイナスじゃないの?」

それもそうか(あっさり

「たまには私も紅魔館の主として良い所を見せてあげないといけないわね。」

レミリアちゃんがついに活躍する・・・!!?

「魔理沙ー!開けないと窓ぶち破って入るわよ!」


『だったら窓に防護魔法貼るぜ。おう、いつでも入ってこいや!』

「・・・・・・・・・・・・。」

「どうやら手詰まりのようね。」

はえーよ。

これだからレミリアちゃんは・・・。
でもせっかくだからこの防護魔法でどこまで攻撃に耐えられるか試してみましょうか。
まずはそこら辺に落ちていた木の棒で・・・オラッー!


(バキッ)


木の棒が折れたんご・・・。

「スピア・ザ・グングニル!」


(ペキッ)


随分軽い音鳴らしながら折れましたね。槍が。

「骨密度が薄くなってきている・・・。」

骨密度関係ないだろ。

徐々にグレードアップしていきましょう。
次はこちらです。

「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥。」

待つんじゃなくて鳴かすんだよ、はよしろ!

「俺の一撃をくらえええええ!!!ゴッドスナイパーズ!!(主人公感)」

中二病感

(バキャァッ)

凄まじい音を鳴らしながら矢の方が折れましたね。

「おれぁ・・・もうだめだぁ・・・。」

早く亡くなって、どうぞ
うーん、これは自分でマンドラゴラの根を探しにいったほうが早そうだなー。仕方ない。魔法の森に足踏み入れますか。
あーでも俺とレミリアちゃんだけだとどれがマンドラゴラの根か分からない。

「わかるよ!!」

信用できない。

「ゔぁぁ~。」

ゔぁぁ~(震え声
おとなしく助っ人を呼びましょう。



・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「結局私がついていかないといけないんですね・・・・。」

一蓮托生!!

「はいはい・・・では頑張って探しましょうか。魔法の森のどこかに生えている事は分かっています。」

先に聞いておきたいのですが、マンドラゴラの根って引き抜くときやっぱり危険なんですかねぇ。

「はい。結構危険です。命を取られることはないのですが、鼓膜が破れたというお話は度々聞きます。」

うひぃ。

「マンドラゴラを引き抜いてたら強烈な叫び声を上げるのは皆さんよく知っているのですが、その煩さで思わず引き抜いたマンドラゴラを地面に落としてしまうと凄い速さでまだ地面の中に潜っちゃうんです。しっかり袋の中やカバンの中に閉じ込めて置く必要があります。」

なかなか面倒くさいですねぇ・・・。
まぁ、しょっちゅう叫び声を上げる人物が近くにいるのである意味慣れっこといえば慣れっこなのですが・・・。

「なによ。まるで私がいっつも叫んでいるかのような目ね!!」

事実じゃないですか。
まずはレミリアちゃんに抱きつきます^^

「びえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」

ほら。

「なんでもいいですから早く探しましょう。」

はい(






・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









ふぅ、探し始めてだいぶ時間が経ちましたね。

「流石に簡単には見つかりませんね・・・・。」

「お、なんか珍しい人がいるぞ。」

あ!かっぱだ!

「かっぱじゃないよ、にとりだよ。」

ゔぁにら氏のにとすずいいよね・・・(マニアック
珍しい人というか、水もないここに居るニトリの方が珍しい気がする。

「科学と魔法が組み合わさると一見最強に見えるが正しく扱わないと頭がおかしくなって死ぬ。」

中途半端にブロント混ぜないでください。
で、ここで何を?

「いやぁ、アリスに頼んで川で拾った石ころに魔力を詰め込んでもらってきたんだけど・・・道に迷って。」

「ここで知ってる人に出会えたのは運がよかった!」

「というわけで道を教えてクレロ。」

「それでしたらこちらの方にい・・・。」

あー待て待て

「ん?」

ニトリさぁん、私達マンドラゴラの根を探してましてねぇ・・・。
ここは一つ取引と行きましょうやぁ・・・へへへ・・・

「あ、ずるいずるい!情けは人のためならずって言うんだぞ!」

「ワシさんって友達います?」

なんだこのツッコミ

じゃぁ道を教えてあげるので情けいただけます?

「交渉次第かな。」

そもそもマンドラゴラの根を探し出せるんですかねぇ・・・

「簡単ですよっと。このニトリ特製のお探しマシィーンを使えばもう。」

科学ってすげー!(小並感

「そのマシーンは家にあるからまずは道案内からで。」

しょうがないなぁ



・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。



というわけで、一旦ニトリ氏をHOMEまで送り、再びマシィーンを持って魔法の森へ。
これがそのお目当てのものを探してくれるマシィーン?

「そう、マシィーン。」

マシィーン!

「マッシィーン!」

マッケンジー

「早く話進めてください。」

サーセン
で、これどうやって使えばいいんですか?

「その機械に向かって欲しいものを述べるだけでOK!すごいスグレモノだよ。」

なんてこった・・・サンプルとかそういうのもなしに探してくれるとかすごすぎる・・・・。
じゃぁ、さっそく。ポチッ。あーあー、おほん。

「マンドラゴラの根」

これでどうかな?

「・・・・・何もおきないですね。」

「このマシンを使うにはまずご機嫌を取る必要があります。」

なんだそれ
どうすればごきげん取れるんだ?

「あ~~~~なんかキュウリがほしいなぁ~~~。なんだかすっごく食べたいな~~~~~~~。」

・・・・・・・・・。

「・・・・・・・・・・・・・。」

・・・・・・どうぞ。

マシィーン
「pppp。マンドラゴラ音根を検索。」

八百長だ!!

「使用料みたいなもんじゃぁ。」

「そんなことよりワシさんどこからキュウリを・・・。」

俺のキュウリ。

「カイシャクしましょうか?」

すいませんでした。

そんなことよりほら!検索結果出ましたよ!!

「あ、結構近くに一つだけ残ってますね。行きましょう。」




・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「ここですね!」

あー、たしかになんか変な草が生えてるぞ。

「気をつけてくださいワシさん。迂闊に引き抜くと鼓膜破れますよ!!」

「危ない事するなぁ。私はもう帰るからね?」

ありやっとしたぁ・・・

さて・・・我々はここが本番。
とりあえず耳栓して引き抜いてみますか。

いきますよ?

「どうぞ!」


うおらぁ!


「マンドラゴラの根」の画像検索結果「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」



グオオオオオオオ!!!


「あ!ワシさん!マンドラゴラ落としましたよ!!!」

「あーあ、地面に潜っちゃいました。」

し、死ぬ・・・・。
例えるとするならば寝起きに耳元でおっさん1000人が一斉に叫んだかのような音量・・・(意味不明

「とにかく、なんとかしてあれを回収しなければチョコは作れませんよ!」

あれを沈静化する方法はないんですか?

「マンドラゴラは地面の中にいないと生きていけないので、引き抜いて5分ほどすると死んで叫ばなくなります。そういう意味では引き抜いて袋に入れてしまえば終わりです。」

うーん、どのみちあの叫び声は避けられないわけか・・・。魔理沙はどうやって確保したんだ・・。

「大変だとは思いますがもう一回どうぞ。」

ええぇ・・・。

そうだよ、レミリアちゃんにやらせよう!

「びえ~。」

びえ~じゃないよ。紅魔館の主として活躍がどうのこうのとか言ってたでしょ、ほら!やる!

「気乗りしないけど・・・仕方ないわね。それじゃいくわよ。」

どうぞ。

「えいっ!」

「マンドラゴラの根」の画像検索結果「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」

「びえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

「マンドラゴラの根」の画像検索結果「キイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」

「ンビビィッイエエエエエエエエエエエエ!!!!」

「マンドラゴラの根」の画像検索結果「()」

うるせえええええ!!


「あ!!お嬢様の叫び声に負けてマンドラゴラが気絶しました!!」

「私がいないと紅魔館の財政は危機に陥っていたわ・・・・(どやぁ・・・」

負かし方が最悪なんですが。

「でも功績は確かだよ。」

まぁ、そうなんですが・・・。
っていうか、レミリアちゃんの叫び声にマンドラゴラの方が気絶するってレミリアちゃん実は超驚異説。


「とにもかくにもこれですべての材料が集まりましたね。これでスペシャルチョコを作ることができます!」

あー、小悪魔先生。

「はい、なんでしょう?」

そのチョコ。出来上がったら2つ融通してくれませんかねぇ。

「ワシさんも悪い人ですねぇ・・。」

バイト代!!!

「まぁ・・・・いいですよ。完成待っててくださいね。」

わぁい!(超小並感
へへへ・・・これでレミリアちゃんと一緒に食えば両思いじゃぁ・・・。


「(何か企んでる・・・・。)」






・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「チョコは無事に完成し、人里で販売開始しました!今年も例年通りの売れ行きです!」

「今年もなんとか紅魔館の財政は保たれそうです。」

「ね、ねぇ魔理沙。このチョコ・・・一緒に食べない?」

「待ちなさい・・・。たまには私と一緒にチョコ食べないかしら・・・?」

「今忙しいんだ。じゃあな。」

百合百合しい。みんなインチキチョコを食わせたがっている。

「毒殺失敗か・・・。」

ぱっちぇさん百合の欠片もなかった。


さて、レミリアちゃん?^^

「ビクッ」

俺と一緒にこのチョコ食べようかぁ^^<<両思いになれるぞぉ

「びえええええええええええ!!!!!!タスケテええええええ!!!!!」

ジタバタせず往生しなさい!!ぱくぅー!ほら!

「ヴァアアアアアア!!!(パクッ)」

えくせれんとぉ・・・
どう?どう?俺のこと好きー?^^

「嫌い。」

ファァッ!?

小悪魔先生!!!両思いになれるインチキチョコじゃなかったんですか!!?

「・・・・人が食べた場合はですけどね。」

え?

「お嬢様は人ではないので効果はありません!!」

・・・・・・・・・。

「私の勝ちね・・・。」

不戦勝だろこんなの。

あーあ、期待してしまっただけに拍子抜けしちゃうなぁ。もー。

「あ、気をつけてください。ワシさんさっきそのチョコ食べてたので近くに同じチョコを食べた人がいると・・・。」

「あら、なんだか急にこの男をぶち転がしたくなってきたわ。私好きな人を痛めつけたくなるのよね・・・。」

こいつの愛情表現どうなってんだよ。ただのサイコパスじゃねーか!

今日の咲夜さんいつもよりきれいですね(適当

「ちょっとお付き合いしましょう。」

タスケテほしいんご・・・

「効果切れるまであと3時間です。普通の人はそれだけの時間があれば仲を深められますが・・・・」

「グサリ」

いつもの(血涙

「・・・・・・・・。」

「はい!因果応報!皆さんもお気をつけて!」

ノンノン、因果応報ではなく。

インガオホー(唐突な忍殺語

「グサリ」

咲夜さん将来夫できたとしてもすぐ死ぬだろこれ(冷静


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