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7/7

「前回のあらすじ。」

「仕事に疲れた琶月さんは新惑星をお散歩中です。」

「そういえばこの惑星の名前って何て言うんでしょうね?」

「ここはやっぱり惑星琶月・・・」

「ださい。」

「あ、いたんですね・・・。」

「琶月くん、これはお散歩じゃなくて惑星調査なのだよ。」

「博士気取りですねぇ。」

「例えばほら。これ。」



「高純度な石英だ。これはガラスのように透き通った鉱石でガラスを作る材料に使われていたこともあった。しかしこの惑星ではただのガラスではなくもっと意味のあるものを作る材料になりそうだ。」

「ほえ〜。意外とお詳しいんですねジェスターさん。」

「えっへん。」

「研究するためには掘り起こしてMUMで研究しなければならない。」

「というわけで掘って」

「心と体を休める休息のお散歩だったつもりがいつのまにかいつもの肉体労働に!!!!!」




・・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




「掘り終えました!!!久々に手作業で掘り起こして疲れました!!!!」

「あ!みてみて!!」



「墜落船だよ!!!」

「うわっと。敵対野生生物がいる。倒してきて。」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」






「倒しました!!胸がちょっと焦げた・・・」

「出っ張ってない胸になぜ当たった?誇張表現?」

「胸に直撃したって話しなのに〜〜!!!」




「あ、このコンテナ。電力供給しないと開かないみたいだから発電機作って繋げてあけて」





「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・」

「叫びながらもちゃんと仕事をする。ご苦労。」

「とりあえず用は済みましたか?私はただお散歩したいだけなんです。あっちいってきますね。」

「うんうん、いってらっしゃい。私はその後をついていくよ。」

「ついてこられると業務になってしまう予感!」




「ほら、まーた墜落船を見つけてしまった・・・。」

「その前になんかへんな青くて黄色くて丸い果実みたいなのが実ってますね。」

「ちょうど小腹好いてたんで助かります!いただきまーす。」

「あ。」



「ぎゃーー!!ぎゃあああーーー!!!!急に!急に破裂してハエ!!ハエ!!!!」



「あああああああああああああああああハエ!!!!!ハエ突進してくる!!!痛!!痛!!!!!!!!!!」

「大変だねー琶月ー。」

「もう帰ります!!帰ります!!!!!

「そこの墜落船は回収してからね。」

「ぴえん。」


7/13


「自分の休憩のために散歩していたはずなのにいつの間にか業務になっていた。」

「日常でもいかに会社に貢献できるか考えて動くことが一番重要なことなんだよ!」

「休息は自分のためにあるんですけど〜〜!!!」



「ついでに墜落船から色々データ回収出来てより効率的に物を生産できるようになったのも大きい。」

「そろそろ巨大な工場を作るときが来たかもね。」

「琶月に命じる。生産率100%の速度で鉄を素材に作れる全ての材料を生産できる工場を作製せよ。」

「えっ!?それって強化鉄板とかローターとか、あとスマートプレートとかもですか?」

「そうだよ。」

「ちょ、ちょ、ちょっとまってくださいよ〜〜〜。いったいどれだけの資源が必要になるか分かってます?少なくとも鉱脈は5つ6つくらいは必要になるんじゃないんですか?」

「その点は大丈夫。」



「ほら、ここにいっぱい鉱脈があるよ。」

「あぁん」

「は?」

「すいません。」

「今回は地面の上に直接建設しないで土台を並べて整然と機械を設置するように。」

「は〜〜〜い。」


・・・。


・・・・・・・・・・。





「とりあえず土台を一杯並べましたよ。これだけで結構な資材をもう消費しちゃってるんですけど。」

「えーっと、とにもかくにも最終的に作らなければいけないローターや強化鉄板を作るには鉄のロッドと鉄板を大量に作らないといけなくて・・・まずはこれらを作るための機械を並べてみましょうか。」

「ふんふんふふふふ〜〜〜〜ん。」

・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・。



「はい!!並べました!!!採鉱機で鉄鉱石を採掘してそれを製錬炉に流し込めるようにベルトコンベアを繋げています!」

「うん、いいね。」

「ちなみに製錬炉の手前にはベルトコンベア分岐機を挟んでいます。採鉱機は毎分30掘り起こしていて製錬炉も毎分30必要とするので数としてはピッタリなのですが採鉱機をオーバークロックさせれば毎分60生産できるのでそうなれば錬成炉を二つ置けることに気づいてこうしました。」

「おお、琶月にしては随分先見の明があるね。」

「なんか棘のある言い方ですねぇ。」

「これらを作っていたら物凄い勢いで鉄板とかが失くなってきたのでとりあえず鉄板の生産を早めに始めたいと思います。先攻して生産を開始すれば続きがなくてもとりあえず建築資材に転用できるので・・・・。」


・・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







「というわけで並べました!」

「例によって製錬炉と製作機の間にはベルトコンベア分岐機を挟んでいます。こっちは鉄のロッドとか作るのに分15で事足りる一方で鉄のインゴットは分30の供給で過剰となるので製作機を二つ並べられるようにっていう意味ですね。」

「ここは前回も通った所だね。」

「ですです。」

「このまま一気に建設したいところなんですが資材が完全に底をついたので物が補充されるまでしばらく休憩時間に入りま〜〜〜〜す。」

「手作業で補充してもっと作業しろ!!!}

「最初から最後まで鬼畜!!!」


7/14


「前回めちゃくちゃ建設したのでもう疲れました。今日は休んでも良いですか?」

「今日を頑張ったものにだけ明日が来る。」

「じゃぁ今日頑張ったら明日は休んでいいですか?」

「明日も頑張ったものだけが明後日がくる。」

「もういいです。」


「とりあえず鉄鉱石→鉄のインゴット→鉄板or鉄のロッドの製作するラインまでは作りました。元々鉄のロッドと鉄板は既にこことは別の場所で生産をしているのでこれらは全て次の資材を作るのに必要とする組み立て機に全部流し込もうと思います・・・・が。」




「これがまた大変に難しい!モジュラーフレームを作ろうとすると強化鉄板と鉄のロッドの二つを必要としています!けど強化鉄板を作るには鉄板とネジを組み合わせなければならず、ここにたどり着くまでに組み立て機を更に一つ経由しているという始末です!」

「強化鉄板はちょっと考えるとして・・・鉄のロッドは別の生産ライン上にあるのでとりあえずベルトコンベアを立体的につなげてみましょうか・・・。」



「というわけで上の写真で見て一番手前にあるのがモジュラーフレームを作る組み立て機でその一個左奥にあるのが強化鉄板を作る組み立て機。そして柱を立ててシャフトで立体的につなげた部分が鉄のロッドを供給するライン部分です。」

「ほお、さっそくコンベアポールを使いこなしているとは。胸は平らだが立体的な構想を思い描くのは豊満な胸を常に欲しているだけあって想像が上手だ。」

「全力で馬鹿にされてる!!」



「ちなみに上から見たらこんな感じ。手前のラインと手前から二つ目のラインがベルトコンベアと上下へ輸送するシャフトで繋がった感じですね〜。」



「ともかく、ここで次に考えなければいけないのはネジの供給なんですよね・・・。殆どの資材を作るのにネジを要求してきてます。」

「前回四つのラインを作りましたがほぼ全てのラインでネジを要求するのでネジを大量に生産しなければいけないことを考えると四つのラインのうち1つにネジを作らせていては圧倒的に生産量不足かつベルトコンベアの繋げ方も難しくなるので・・・」







「高台の所にも更に鉄鉱石が掘れる鉱脈が二つあったのでここで全てのネジを製作しようと思います!」

「ああ、考える事がいっぱいな上に機材を作るための資材が足りない。補充を待たないと。」

「手作業(ぼそっ」

「手作業で強化鉄板とか作るのはもう嫌なんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」


7/19


「え〜前回のあらすじ〜。鉄から作れる資材を全て100%の速度で生産できるようにというお達しをジェスターさんからもらい・・・・」

「この職人琶月さんが一生懸命工場を建設している状態です!!」

「ふへへジェスターさん。このお仕事代金、高くつきますよ〜。」

「今受け取るのと後でいっぱい受け取るのどっちがいい?」

「いや、お給料のシステムおかしくありません?」

「あっ、あっ、今いっぱい頭使ってるから早く仕事に戻らないと次やる事忘れそう。」



「えーっと、次はネジを沢山作って組み立て機に搬出させないといけないんですけど・・・。」

「ネジは鉄のロッドから生産出来て・・・鉄のロッドは鉄のインゴット分15供給できていればいい訳で・・・」

「で、その鉄のインゴットは鉄鉱石分30入れば分30分の鉄のインゴットが生産されるので・・・アババババ」



「つまりこれが最適解ってことですかね〜。一番右が錬成炉で分30の鉄のインゴットを生産しています。そして分岐機を使って分15ずつの量の鉄のインゴットが製作機に入って鉄のロッドが分15ずつ生産されていきます。



「鉄のロッドは分10入ってくれば100%のスピードでネジを作れるようなので二つの製作機を合算すると鉄のロッドは分30生産されることになるので一旦合流させた後に再び分岐させることで各製作機に鉄のロッドが分10ずつ流れていって材料ぴったしに生産できるようになるって訳ですね〜。」

「数字合わせを考えなきゃいけなくて大変ですね・・・。算数をあまり舐めない方がいい(ドヤッ」

「出来た?」

「あともうちょっと・・・。」





「ネジは合計すると分間120のスピードで出来上がっていくのでベルトコンベアMK2を使う必要がありますね。MK1のスピードでは分間60しか運べないので溢れてしまいます。」




「製作機で作ったネジを合流機にかけてMK2のベルトコンベアに載せたら溢れた分を倉庫でカバーできるように間に挟んでおいて・・・」



「そしてネジを必要とする組み立て機になが〜〜〜〜く伸ばして繋げ合わせていく!!!

「出来た・・!あれ?もしかして琶月さん天才・・・?」

「おーすごいすごい。」



「遠くから見てたけど結構でっかいのが出来上がってきてるのが見えるよ。」

「お〜すごいですね〜〜。」

「早く電気通して稼働させたいですね・・・。完成したら琶月ファクトリーと名付けて動画にとっちゃお・・・」

「まぁそれはいいんだけど発電機足りる?相当機械並べたよね?」

「・・・・・次回チェックします。」


7/21

「え〜っと、電力足りるかな・・・。」

「グラフ見て計算するのわかんないからとりあえず電源入れてみよ。がちゃりんこ。」

「あっ!」




バシュゥゥゥウゥゥン

「あーやっぱ停電した〜〜〜〜。」

「ちゃんとグラフ見ればわかるでしょ!ほら、Max Consの色がCapacityの色を越えているでしょ。Capacityが最大発電量でMax Consが全ての機械が動作した場合の消費電力だからこれを上回ると停電するよ。」

「あ〜これそういう意味だったんですね〜。」

「とにもかくにも発電機増やさないといけないですね・・・。」

「発電機を増やすってことは手動で燃料を補充する手間が増えるっていう事で、燃料を補充するために草や枝を沢山拾わなきゃいけないってことで・・・・・ああああああああああああああああああ」

「いいからはよ増設してこーい。」

「アヴァー」



「じゃぁ高台に上って・・・一気に増設しますよ。」




「エイッヤッーーー」




「増設増築完了・・・!」

「投げやりな構造だなぁ。」

「そのうちしっかりちゃんと考えて作り直しますから・・・。今はこれで許して・・・。」



「でもほら、みてください。CapacityがMax Consの値を越えてちゃんと機械が動き出しましたよ。」

「うんうん、それは素晴らしいね。」さっそく様子を見に行ってみよう。」







「おー!すごい!ちゃんと動いています!」

「琶月さんはなんて巨大な工場を作ってしまったんだ・・・!!」




「ちゃんと100%の速度で部品が組み立て挙げられていきます!!」

「これはノーベル賞。」

「レベルの低いノーベル賞。」

「ほらほら、ジェスターさん。私の作った工場を隅から隅まで見学しましょう!!」

「分かった分かった、歩くから後ろを押さない。」



「上層階でネジを大量に生産して・・・」



「下層階で鉄板や鉄のロッドの基本資材を生産して一番奥の所で基本資材とネジを組み合わせて上級資材を生産・・・!」

「ああ、凄い!」



「縦に横に奥に大変立体的な生産ライン。」

「琶月さん感極まって動画も取っちゃった。」

「どんだけ喜んでるの。

今日のサイト更新用の動画。
琶月ファクトリー稼働後の様子。 pic.twitter.com/iJsSyzXu55

— ワシ(キュピル) (@kyupiru) July 21, 2022



「動いていると迫力ありますね〜〜〜。」

「いい仕事したのでお給料く〜ださい!」

「納品するまでが仕事。まだ頑張れ。」

「あれええええええ???????」


7/26



「いやぁ、大きくなったなぁ。琶月さんの工場・・・。」

「納品まだー?」

「あーはいはい、今もってきま・・・・」

「ってあれええええええ!!?機械止まってるーーー!?」

「ああ!発電機が増えすぎたせいで燃料が全然足りなくなっている!!」



「ひーん、また枝や葉を集めないと。っていうか狩りすぎて周辺に燃料の素材となる枝とか亡くなってきちゃいました!!!」

「そろそろ石炭発電所が本当に必要になってきたねぇ。」

「は、早く石炭発電のレシピを!!!!!」




「虎の子の素材で手作業して物は用意しましたから・・・。」

「よろしい。その奉仕の心素晴らしきや。」

「もしかして琶月さん凄く良いように使われてる?」




「とにもかくにも石炭発電機のレシピ解放やったーー!!」

「どれくらいのサイズなんですかね?ちょっとシルエット表示させてみましょうか。」



「でっっっっっっっっか!!!!!!!!!!」

「その分発電量も凄いよ!これ一つで75Mwも発電!今までの発電機の2.5倍!」

「まぁ、それはありがたいのですが・・・。」

「えーっと、それでこれはどうやって使えばいいんですかね?今まで通り燃料となる石炭を確保してそれをひたすら流し込めばOKですか?」

「琶月は石炭発電ってどうやって発電しているのかその理論は知ってる?」

「知りません。」

「勉強不足!!」

「凄く理不尽な罵倒!」

「石炭発電っていうのは石炭を燃やせば勝手に電力が生まれる訳じゃないんだよ。石炭燃やしてお湯を沸かして噴出する水蒸気の力でタービンを回して発電するんだよ。」

「つまり石炭の他にも水も必要ということですか?」

「その通り。」

「石炭発電機のレシピと一緒に水をくみ上げる装置のレシピも渡してあるよ。ほら、これ。」



「おぉふ・・これも結構でっかいですね・・・。」

「というか銅のシートとかいう見たことない材料求められてるんですけど?これどういうことです?」

「銅だけに。」

「は?」

「すいませんすいません!」



「胴のシートは銅から作るんだよ!!!!!すごいね!!」

「なんかキレながら意味不明な説明されてる!」




「じゃぁこの随分最初に作ったワイヤーとかケーブルとか銅から作ってたこの工場を少し手を加えないといけなさそうですねぇ。」

「幸いワイヤーとかだだ余りしてるに等しい状態だったのでレシピ切り替えてそのまま胴のシートを生産してもらうことにしましょう。」

「建設の素材の問題はクリアしそうですけど後は肝心の石炭と水ですねぇ・・。水は・・まぁあちこちで見かけてるので大丈夫と思いますが問題なのは石炭ですね・・・。」

「ジェスターさん!!石炭ってどこにあるんですか?」



「センサー使って探してこーーーい!!!」

「あぁ!!なんかこれ久々に見た!!!」

「石炭見つけるまで帰ってきちゃだめだからね。」

「ぴえん。」



8/2

「え〜〜、石炭発電所を稼働させるために肝心の石炭を探しに行かないといけない・・・っという状況でしたね。」

「とりあえず石炭がどこにあるのか教えてくれる便利なスキャナーがありますのでこれでちゃちゃっと検索してみましょう。ぽちっとな。」




「ありました!!」

「1143m先に。遠い・・・遠くありません?」

「この程度の距離で遠いとぬかすか。」

「鬼!白い悪魔!守銭奴!」

「はよいってこんかーい!」

「ぴえん・・・。」




「っとジェスターさん!石炭探しに行ってる途中にカテリウム鉱石なる未知なる鉱石を発見しました!」

「金色に光ってて何やら高価そうです・・。これがもしかしてMAMに書いてあった金の代替資源と成りえる例の素材・・・?」

「その可能性はあるね。ついでに手作業で掘って回収してきて。」

「無限に仕事が増えていく。」



・・・。



・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「おぉ、何やら広い所に出ましたよ。スキャンした結果を見る限りあの森の中に石炭があるようですね。」

「水辺もあります。確か石炭発電所を動かすには水も必要なんでしたよね。これは発電にとっても適した場所かもしれません!」




「そしてスキャナーが示していた通り森の中にたくさんの石炭が埋蔵されていました!!」

「でもちょっと気味悪くて怖いんですけど・・・。」

「気味悪いならチェーンソーで全部伐採しちゃえばいいじゃない。」

「うーん、祟られそう。」

「ともかく石炭発電所を置くのに非常に適している場所でしたのでこのままここに石炭発電機を置こうと思います。水辺の上に土台を並べてその上に置くのがよさそうですね〜。」




「ではさっそく置いていきます!」

「しかし何度見てもでかい・・・・。」

「あんまり乱暴に置くと訳が分からなくなりそうですね。ここは丁寧に、きれ〜〜〜に整理整頓して並べましょうか。」

「もう知っての通り石炭発電機は石炭だけじゃなく水も流し込む必要がある。つまり石炭を運び入れるベルトコンベアと水を流し込むパイプラインの二つを繋げるための道を用意する必要があるから注意して並べてね。」

「えーっと、えーっと。なんか頭がこんがらがってきそうなので先に水を流し込むパイプを繋げて次に石炭をどうやって流すか考えようと思います!」






「というわけで水をくみ上げる装置とくみ上げた水を流し込むパイプラインを建設しました。」

「うーん、ここから石炭を流し込む方法・・・。なんかこうやって先にパイプラインを繋げてしまえば意外とどうとでもなるような気がしてきますね。」

「とりあえず石炭の上に採鉱機を設置したら・・・」



「一気にベルトコンベアをバァーンと引いちゃいます。なんたるくそナガベルトコンベアライン。」

「美しくない。」

「別にいいでしょ〜〜!え〜っと、そしたら・・・。」




「はい!!繋げてみました!!」

「なんだこれは〜〜〜?美しさのカケラもないベルトコンベアの繋げ方!!」

「職人たるもの、常に美しいベルトコンベアラインを描くべき。」

「そういうのはまず従業員にお給料支払ってか?ら言ってください。」

「大仕事で琶月さん疲れたので今日はここまで。」

「あー!ずる休み!!」

「そういうのはまず従業員にお給料支払ってか?ら言ってください。」


8/4

「起きろおおおおおおおお。石炭発電機作れえええええええ。」

「耳元でジェスターさんがずっとワーワー言ってて全然休めなかった!!!」

「ワーーー!ワーーーーーー!」

「お給料は?」

「スン・・」

「露骨に黙った!」

「ともかく発電を開始させますよ。私も早く終わらせたいので・・・。えーっとまずは揚水ポンプを稼働させます。」




「おお、ポンプに水が流れていく様子が分かります。そのまま石炭発電機へと注入されていって装填されてるのが分かります。」

「そして石炭と水が入ったことで石炭発電機が稼働し始めました!!」



「そして物凄い煙です!!自然の中に突如現れた汚染物質を垂れ流しまくる工業地帯っ・・・!!琶月さん悪い事してる気がしてきました・・!」

「人類の発展に犠牲はつきもの!」

「とある国の王も言ってたよ。」

「環境破壊は気持ちがいいZOYって!」

「それ意味違くありません?」



「ところで今知ったんですけど建築物って色を変えられたんですね・・・。リモコンぽちぽちしてたら気づきました・・・。せめてものと思って深緑色にして景色になじむようにしておきますね・・・。」

「実際の環境自体には何も配慮出来ていなくて草。」

「だまらっしゃい。」



「最終的には石炭発電機を八台まで稼働させています!」

「まだ付近には石炭が埋もれているようですが流石に材料が重たくてこれ以上作れないので一旦これで様子を見ます。」

「して、肝心の発電量はと言うと‥‥。」



「すごい!!!Capacityが930MWもあります!!!!今最大限に機械が動作したとしても346.1MW、倍以上も余力があります!!」

「石炭は無尽蔵にあるので採れなくなる事はないですし発電に必要な石炭と水は自動で流しこんでいるし・・・。ついに発電機に手動で燃料入れてその燃料も手動で集める必要もなくなったんですね・・・!!」

「琶月さん感激。」

「自然をぶち壊して発電する電気はうまいか。」

「誰の指示でやってると思っているんですか!!ブーメラン!ブーーーメラン!!!」

「ジョークジョーク。ジェスタージョーク。」

「はいはい。あの、ところで従来の発電機と違って石炭発電機は100%の力で発電していて滅茶苦茶電力余っているんですけどこれ大丈夫です?蓄電している訳でもなさそうですし・・」

「琶月さんの知識が正しければタービンがどえらいことになって爆発すると思っているんですけど・・・。」

「細かい事は気にしていない。そんなことより電力も解決したし早く納品して。」」

「あ、普通にスルーされた・・・。」

「そろそろお手伝いさんもこっちに到着してくる予定だから張り切りなさい。」

「えー!本当ですか!!じゃぁ頑張ります!!!」

「で、そのお手伝いさんって誰ですか?」

「そんなことより早く納品して。」

「質問に答えないどころかコミュニケーションが取れない!!!!!」


8/10


「え〜おほん、前回のあらすじ。」

「ついに琶月さんファクトリー専用の石炭発電機を建設!」

「無尽蔵に採れる石炭を燃やして永久に発電!!もう電力不足に悩まされずに済みます!!!」

「環境汚染してまで製品売って儲けようとはどこまで汚いんだ。」

「その作った製品を売って得たお金を一円たりとも回さない白い獣が目の前にいるのですが。」

「もうジェスターさんを売りたい。」

「100兆億万円だね。」

「小学生か。」



「ともかく、私が発電機作っている間まぁまぁ部品が生産されていました。納品はすぐ行えそうです。」

「素晴らしい!!!」



「ロケット発射!!」

「うむ、受領したよ。頑張った琶月を労ってあげよう。」

「言葉だけじゃなくてお金で労いを示してほしいのですが。」

「頑張った琶月に車を渡そう!!!!」

「えっ!?マイカー!!?やったーーーー!!!」



「設計図は渡すから自分で組み立ててね。」

「そんな贈呈の仕方あります????????」

「しかもこれどう見ても工業用トラック!!!琶月さんが思ってたようなナイスなカーではなかった!!」

「とりあえず作っちゃうけど。」



「おおふ・・想像以上に豆腐型・・・。」

「これ燃料はやっぱりガソリンですか?」

「ジェスター様は琶月と違って石炭がば食い黒煙垂れ流し環境破壊マシーンじゃないから。葉っぱや枝を加工して作るバイオ燃料で稼働できるエコカーだよ。」

「この黒煙垂れ流し石炭発電機を渡してきたのはジェスターさんでしょうに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「とりあえず石炭発電機出来て今固形バイオ燃料いっぱい余っているので琶月さんの車に注入してきます。どぼどぼ。」



「お〜〜〜動きました動きました!!!」

「車っていうかもはやフォークリフトみたいな乗り方してません?」

「しかも時速50Kmくらいしかでなくて遅い!!やっぱりこれ車じゃありませんよね??????」

「タイヤが四つあってエンジンで動く物体が車でないなら何と呼ぶ?」

「・・・・車ですね。」

「はい慰謝料と謝罪!!!!」

「意味が分からない!!!!!!!!!」

「えーんえーん、琶月さんこの車に乗って遠くまでいっちゃうもーーーん。」




「あ、だったらさこの間拾った金の代わりになるかもしれないカテリウム鉱脈の所まで行ってくれない?もしかしたら採掘できるかも。」

「ぐれて家を飛び出そうとする非行少女にお使いを頼もうとしないでください。行きますけど。」



「距離は420mで遠くはないですね・・・。石炭の時と比べたら全然近いと言えます。」

「こうなったら琶月さん暴走しちゃいます。」



「あーーー!!!ファンさんが〜〜!!)違う) どいて〜〜〜!!」




「見なかったことにしよう」

「ピピッーー!!ピピッーーーーー!!そこの車止まりなさい。はい、そこの脇に止めて。今君轢き逃げしたよね?免停だよ?」

「嫌がらせの達人か!!!!!」


8/11


「前回のあらすじ。琶月が轢き逃げをしてしまった。罪を償うためにこの星で永久に無償労働を強いられる事となった・・・。」

「珍しく本当の話が混じっていますね。無償労働させられてるっていう部分が。」

「給料は払うよ!!」

「それは今じゃないってことだけで。」

「もう4ヵ月以上働いているんだけどなあああああああ???????」

「いいから早くカテリウム鉱石探してこーい!」

「何で琶月さんが怒られちゃうの。」




「で、とりあえずセンサーが反応してた所に来ました。暗くて分かりにくいですが川の先にあるようですね。ただこのままだと水没しちゃうのでたどり着くことが出来ません。」

「じゃー土台並べて橋を作ればいいじゃん。」

「あ、この土台はそういう使い方も出来るんですね。強度どうなっているんですかねぇ・・。」




「マイクラかな?」

「とりあえず渡ることは出来ました。ついでに墜落船も落ちてたのでデータは回収・・・。」

「でかした!」

「いいのかなぁ。窃盗だと琶月さんは思うんですが・・・。」




「それは一旦おいといて、見てください。カテリウム鉱石です!金!金色に光っています!!これは確かに金と同じ役割を果たしてくれそうな見た目です!!」

「素晴らしいね。まだこの鉱石の成分をよく研究していないからこの場でサンプルを回収して分析しよう。そこから新たな資材を生産するためのレシピを開発することが出来るかもしれない。」

「じゃぁ、ここに携帯採鉱機と研究するためのMAM置いて調べてみますね。」



「久しぶりに採鉱機を使いました。資材さえ手元にあればどこでも作れちゃうの便利ですね・・・。」



「集めた鉱石を分析にかけてインゴットを生成するためのレシピを開発!そして・・・。」



「何かよくわからないですけどクイックワイヤーとか色々レシピが解放されました。」

「素晴らしい。金は元々電気の伝導率が良くて携帯の充電器とかによく使われたりしたけどこのカテリウムはまさに金と同じくらいの伝導率のよさ。これで色んな装備を作れるようになるね。」



「例えばローターとか鉄で作れる一般的な資材に加えてこのクイックワイヤーを使えばブレードランナーズという装備を作れるようになる。これを装備すれば二倍の速度で走れるようになり二倍高くジャンプできるようになる。」

「え、それ普通に欲しいんですけど。研究用に手で作ったクイックワイヤーが一杯あるのでこれでそのまま作製できますね。ではさっそく・・・」

「あっ、すごい!!100mの距離を5秒で走れます!!早すぎぃ!」

「これで琶月さんもウサイン・ハツキ。ウィッシュウィッシュ。」

「クイックワイヤーを量産する工場を作ってね!!!!」

「何故か怒られながら指示されてる!」



「まぁクイックワイヤーは カテリウム鉱石→カテリウムインゴット→製作機でクイックワイヤーを作製 とステップは非常に短くて簡単なのですぐ出来ましたけど・・これをどうするんです?」

「えーおほん、ちょっとそのね。うん。クイックワイヤーはかねもうk・・・じゃなくて大変有効活用できそうだからね・・・。」



「ジェスター募金施設に格納してほしいんだ。」

「あ!これいつしか見たジェスターさんの金儲けマシーン!!」




「寄付してくれた量に応じてクーポン上げるよ!!!!これで新たな建築物が作れるようになるからWinWinだね!!!!」

「絶対ジェスターさんしか得してない・・・」


8/16

「さってと。」



「とりあえずカテリウムインゴットをクイックワイヤーに変えてひたすらシンクに流し込む体制は作っておきました。これで満足ですか?」

「一旦は満足しておこう。」

「あ、そうそう。琶月の工場さっき覗いてたんだけど納品用の資材が出来上がってたよ。」

「さっそく収めて!」

「自分で持ってってもよかったのでは????」



「とりあえず収めまーーす。ローター150とか段々要求量増えてきた気がします。」

「気のせいじゃない?」

「まぁいいや。それで納品したんですから何か報酬はないんですか?」

「勿論あるよ!」

「じゃじゃーん!」



「これは・・製錬炉?あれ、でも普通の製錬炉と違って材料を流し込む口が二つありますね。」いつも私が見ているのは右の方ですね。」



「そう、これは鋳造炉で二つの鉱石を溶かし混ぜ合わせてより強度の高い鋼鉄とかを作るようにするための建築物だよ!」

「これで鉄なんかよりもっとも〜〜っと固い鋼のインゴットが作れるよ。やったね。」

「あの、琶月さん的にはそういう報酬よりマネーが・・・。ていうかこれ報酬じゃないですよね?どうみても次納品するための仕事道具ですよね?」

「鋼鉄製品は需要が高いから私のお手伝いを終えた時にそれらを使って働けばいいじゃない。大儲けするための準備だと思ってさ。」

「う〜〜〜〜ん、まぁ、そういうことなら・・・。」

「ところで鋼鉄のインゴットを作れるようになるってことですけどということは鋼鉄のインゴットを作って何かが作れるようになるってことですかね?」



「そうだね。鋼鉄のインゴットから鋼鉄のパイプだったり鋼梁も作れたりするね。」

「はいここで問題!!鋼梁はなんと読むでしょうか!」

「は、はがね・・そめ・・」

「アババババババババ」

「はい残念〜!答えは【こうりょう】でした!」

「間違えたので約束通り次の給料は先延ばしにさせて貰うぞ…。」

「約束してない!!!!!!!!!!!!」

「鋼梁とかその辺を納品してもらうのはもうちょっと先になるから今は別のものを作ってもらおうか。」

「人の話聞いて!!!!!!!!!!!」

「あ、ほら見てみて。」



「ジェスタークーポン券が13ポイント分溜まってるよ!好きなのと交換できるよ!」

「人の話!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「う〜る〜さ〜い〜〜!!」


8/19

「前回のあらすじ。ジェスタークーポンが溜まった。」

「よかったね!労働の対価だよ!!」

「絶対違う。」



「とりあえず発行するけど・・。あ、こうやって出てくるんですね・・・。」

「で、これって何と交換できるんですか?」

「前にも説明したんだけどなぁ。しょうがないなぁ、もう一回教えてあげるよ。」



「クーポン券でハシゴとか階段とか建築に便利なものを置けるようになるよ!」

「これデフォルトで支給されるべきものなのでは?????」

「我々も慈善事業ではないのでね・・・」

「私もボランティアでやっているんじゃないんだけどな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」



「ん?これって?」

「あー、これは壁に埋め込む電柱だね。これがあれば室内に電線通すとき束ねやすくなってすっきりするよ。」

「あ〜いいですねーこれ。結構電線の管理が面倒になる事が多かったのでこれ交換しておきます。」




「いいですねぇ。」

「こうなるとドアも欲しいですね・・・。あれ、私順調にいいように使われてる?」




「とりあえず壁にそって配線回せてだいぶすっきりしました。」

「・・・・・・・・すいません、窓とかつけれないんですか?これすっごい殺風景なんですけど。」

「窓が欲しいですか??ジェスタークーポンを集めて交換しましょう!!!!」

「ああああああああああああああああああああああああ。」

「その、もっとクーポンを簡単に集めることは出来ませんかね・・・。」

「わがままだなぁ。」



「まぁこの間石英鉱石を見つけてたからMAMでスキャンできるようにしておいたからこの鉱石を探して研究あんど作った資材で寄付してくれればいいんじゃないかな?結構貴重そうだからポイント弾むよ。」

「ほぉほぉ、なるほど。ではさっそくスキャンをかけて石英ポイントを探しに行きましょう。カテリウム鉱石みたいに600mくらいですかね。」











「1802m遠すぎで草。」


8/24


「前回のあらすじ。石英を探しに琶月は旅に出た。」

「はぁ・・・はぁ・・・」



「やっとついた!!!スキャンした時は1.8Kmって出たけどそれは直線距離のことでここにたどり着くには3Kmくらい歩いた気がする!!!!!」

「いい運動になったね!」

「まぁ車で来たからそんなに大変ではなかったんですけど。」

「ああああああああああ!!!もっと苦労しろ!!」

「なんで!?」

「ともかくようやく石英鉱脈見つけましたよ〜〜〜。見た目的にもザ・クリスタルって感じでいかにも貴重そうです!!」



「という訳でさっそく携帯採鉱機を使って掘り出して採掘した石英を研究にかけていきます。」

「石英もカテリウム鉱石と同じようにインゴットにしたりするんですかね?」

「石英は貴金属とはちょっと違うから溶かしてインゴットとかにはしないよ。一応加工して素材として使いやすくする必要はあるけど。」

「わお物知り。」

「感嘆した?じゃ、この未加工石英を作業台使って手作業で加工してね。」



「ああああああああああああああああああああああまた手作業!!!!!!!!!!!!」

「加工したらそのままMUMに研究かけてね。」

「人使いが荒いな〜。」






・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



「それで研究の成果はありましたか?」

「ぼちぼち。これを何かの資材として有効活用するのはまだ厳しそうだけど琶月の労働を改善するためのツールは作れたよ。」

「おお、何かの作業が自動化されましたか?」



「地図が見れるようになったよ!」

「んんん、なんかすっごい今更な気がする!!」

「琶月さん方向音痴じゃないから地図あってもなくても〜って感じなんですよねぇ。」

「どしんどしーん!」

「地団駄踏んで謎の抗議!」

「でもMUMの研究候補一覧見るとまだまだこの先研究できそうなものがありますね・・・。ちょっと距離があるので大変ですが加工した石英を生産する体制だけ作ってここを去ります。」

「ただここまで電線引っ張るのだ怪我本当に億劫ですねこれ。しんどすぎです。電線張るのに疲れると思うので張ったら今日の労働はお終いです。」

「労働時間短くない?給料下がっちゃうよ?」

「給料出してから言ってください!!!!!!!!!!!!」


8/25


「えーっと、とりあえず前回石英の生産体制は整えたのですが・・・・。」

「何も使い道ないのに加工して生産し続けるのも勿体ないと思ったのでとりあえず全部シンクに流し込んでクーポン券に変換しています。」

「えらい!」

「やっぱりなんか良いように使われてる気がする〜〜〜〜。というかジェスターさんが褒めるときってジェスターさんが得した時だけなんですよね〜〜〜。」

「まぁまぁ。ほら、クーポン券たまってるよ?交換しないの?」

「なんか癪に障りますけど交換します。」



「とにかくドアとか窓がやっぱり欲しいですね・・・。これがないとただの豆腐house・・・。」

「窓があっても四角い建造物なら豆腐houseだよ?」

「細かい事はいいの。」




「で、こちらが改良前の琶月さんのお拠点。そして改装後が・・・・。」



「こちら!なんだかトーキョーの一流オフィス街にあるような窓が沢山あるビルみたいな感じになりましたね〜〜〜。」

「いや、むしろスカスカの細い柱で支えてる張りぼてビルみたい。」

「琶月さんの建造物にいちいち文句言わない!窓がない頃と比べたらちょっと充実した感じがしているんですから。」

「まぁなんかカクカクしてるのは認めます。そのうち改善します・・・・。」




「ちなみに二階への上がり方は外のスロープからではなく内階段を登っていくように改良を行いました。これもクーポンで引き替えてもらった階段のやつですね〜。」

「この調子でどんどんクーポン集めようね。」

「クーポンだけ集めれていればもう納品の方はしなくていいですか?」

「ほっほっほ。」

「ダメッ」

「ぴえん。」




「ちなみに遠くから見るとこんな感じ。」

「遠くから見たら結構マシに見えてきません?ねぇ?だいぶよくありません?ねえ?」

「うーるーさーいー!」

「ほら、次の納品頼むよ。」

「あ、次の納品はこの間レシピ渡してあげた鋳造炉を使って鋼のインゴットを作って作れる製品で頼むね!」

「鋼を作るには鉄鉱石と石炭を一緒に混ぜ合わせないといけないから大変だし複数の鉱石を用意すること自体が滅茶苦茶大変だけど琶月だから何とかなるよね。頑張って。」

「最後投げやりにも程がある!!」

「しかし鋼のインゴットですかー。石炭はそういえば森の方にありましたけど・・・・。」

「あの付近に鉄鉱石がないんですよね。どうすればいいですか?」

「鉄鉱石と石炭が近くにあるポイントを新たに探す。」

「どうやって探せばいいんですか?」

「スキャナーを使いながら自分の足で探す!」

「ぴえんぴえん。」


8/30


「今日から超巨大工場の建設に取り掛かってもらう!!」

「ここしばらくカテリウム鉱石やら石英やら小粒な建造が続いていたからね。」

「小粒とかいってますけど遠征してわざわざ手作業したり結構苦労してたんですよ?」

「まぁそれについてはご苦労様。」

「はい、というわけで鋼鉄製品を作る工場作って♪」

「やけにせかしますね。」

「ちょっと客に早く収めろってせっつかれてて。」

「というわけで琶月には今日から寝る暇も惜しんで働いてもらいます。」

「シドイ。」



「その代わり鉱脈と場所は私の方で調査しておいたよ。ほら、草原地帯のそこに石炭があるでしょ。」

「あ、本当だ。石炭ってジャングルみたいな所以外にもあったんですね。」



「そして石炭のすぐ近くに鉄鉱脈もいっぱいあるよ。崖が間にあるけど橋を作ればOKだから問題なしだね。」

「ついでにここに来るまでの橋も作っておいた。」

「あら、本当だ。ちゃんとフェンスまでついててちゃんと作られてる。ジェスターさんがちゃんと働いた!!」

「んじゃ後は任せた!!!」

「知ってた。とりあえず鉄鉱脈のある所に移動してみますか・・・。」



「おー、確かに鉄鉱脈がありますねぇ。加えて石灰岩と銅鉱脈も近くに会って必要な鉱石は全て揃っているように見えます。」

「しかも平坦な地形で土台を並べやすいですし巨大な工場を作るには適しているように思えます。」

「じゃーさっそく土台を一気に並べていきますね!せーの」







「ドンッ!」

「Oh,我ながら猛烈。」



「ちなみに奥側からみるとこんな感じです。」

「えーっと、それで今回は鋼鉄製品を作らなきゃいけないっていうことなので・・・この間作れるようになった鋳造炉を建設しなきゃいけないんですよね?それで鋳造炉には石炭と鉄鉱石を流し込まなきゃいけないと・・・。」

「ごめん、この間そう説明しちゃったけど正しくは鉄のインゴット+石炭になるよ。一応鉄鉱石+石炭でも出来るんだけどこの間墜落船から回収したデータに鋼のインゴットを効率よく作るためのレシピが見つかって鉄のインゴットにしてから作ると1.5倍も多くの鋼鉄インゴットが作れることが分かって。」」

「さらっと人のテクノロジーをまた盗んで・・・。じゃーとりあえずまずは鉄鉱石→鉄のインゴット→鋳造炉へ流し込む所までは建設してみますか。」

「ついでに資源もちゃんと1:1で最大限作れるように配慮しながら。」





「というわけで置いて作ってみました。鉱脈の埋蔵量は中純度で採鉱機Mk1でも毎分60採掘できるというのが分かりました。」

「今回はちょっと拡張性を考えて鋳造炉を6つ置いています。Mk1の100%採掘では鋳造度6も必要ないのですがMk2にしたりオーバークロックさせればこれらを全てフル稼働させるだけの鉱石を掘り出せるのでそれを見越して先に建設しています。」

「ほぉ、琶月にしては賢いね。その場その場で対応するんじゃなく最終的な製造ゴールを見据えて作っている。」

「問題はここから石炭を運ぶ方法ですねぇ・・・。壁に穴をぶちあげないとここまで運べないですねぇ・・・。」

「しかも困ったことに壁を置いた先は奈落の底。ベルトコンベアを伸ばすための足場を置く場所もない。しまった、作る場所間違えた。詰んだ。」

「ベルトコンベアを支える支柱を壁に取り付ける事ができれば・・・。」

「両方とも望みを叶えるものがあるよ!!!!」

「本当ですか!?」

「ジェスタークーポンで交換できる所に置いてあるよ。」

「そこは仕事のために教えてくれるわけじゃないんですね・・・・。」


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