目次


シーズン3 「こんなゲームもあった」


第一話 『ジェット・セット・ラジオ』

第二話 『ネヴァーウィンター・ナイツ』

第三話 『ペプシマン』

第四話 『怒首領蜂 大復活』

第五話 『DEMENTO』

第六話 『東方紅魔卿』

第七話 『Civilization4 Beyond the Sword(前編)』

第八話 『Civliization4 Beyond the Sword(中編)』

第九話 『キャサリン』

第十話 『お金がない!!』

第十一話 『Civilization4 Beyond the Sword(後編の前編)』

第十二話 『Civilization4 Beyond the Sword(後編の中編)』

最終話  『Civlization4 Beyond the Sword(後編の後編)』


第一話 『ジェット・セット・ラジオ』

ジェスター
「やっほー!皆のアイドルジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。ついにシーズン3までやってきましたが・・ジェスターさん。このタイトルは何ですか?」
ジェスター
「ジェット・セット・ラジオの事?」
ファン
「それもですけどシーズン3「こんなゲームもあった」の事ですよ。」
ジェスター
「その名の通りだけど?これから昔のゲームも含めて色んなゲームを私が紹介していくお話!!」
ファン
「・・・僕の記憶が正しければ、シーズン3は『ペットから見た視点』で『こんなゲームもあった』は確か
シーズン4でのお話じゃありませんでしたっけ?」
ジェスター
「TWもうやらなくなっちゃったから今更そんな話しようと思っても無理〜。」
ファン
「メタ発言はやめてください。」

ジェスター
「と言う訳でシーズン3はシーズン4のお題を使っちゃうよ!!」
ファン
「シーズン4に入った時はどうするつもりなんですか?」
ジェスター
「永遠にシーズン3やってればいいんじゃないかな。」

ファン
「やめてください。」



ジェスター
「と言う訳でこれから私のやる事について色々説明するね。はい、説明役のファン、説明しろー。」
ファン
「・・・えーっと、ジェスターさんが何か昔やったことのあるゲームを色々紹介していくだけだそうです。
拾い物のSSとかも交えながら何か色々やるそうですけど・・・著作権だいz(ry」
ジェスター
「勝手にカイルとかバーニィが出たりしてるこのサイト事態がグレー(ry」

ファン
「やめてください。」

ジェスター
「と言う訳ではい。記念すべき一つ目のゲーム紹介ー。タイトル名にも出てるけどジェットセットラジオってゲームを紹介するよ!」」





(左のSSはタイトル画面。右のSSは街中を走り回っている所のSS。
柵とかガードレールの上に乗っかるとそのまま滑って移動出来たり、ジャンプするとトリック(魅せ技)仕掛けたりと
ただ街中走り回っているだけでも飽きない爽快系アクションゲーム。)

ファン
「僕の記憶が正しければ前・シーズン4でも紹介していましたよね。」
ジェスター
「うんうん。今回で二回目の紹介になるけど今でもインパクトは強いし良作だから今回も紹介しよーって。
このゲームは2000年にドリームキャストで発売されたゲームだよ。会社はSEGA。」
ファン
「(ジェスターさんが極まともな言葉を使っている・・・。)

それでこのゲームはどういうゲームなんでしたっけ?」
ジェスター
「主人公たちはローラースケートを履いて街中を颯爽と駆け回り、塗料の入ったスプレー缶を拾って壁に落書きするゲーム。」
ファン
「記念すべき一つ目のゲーム内容が犯罪ゲームで良いのですか?。」

ジェスター
「うるさいなぁー。背中にI,am 糞って落書きするよ?」
ファン
「やめてください。」

ジェスター
「ゲームシステムは割と単純。塗料スプレーを集めて複数の建物に指定数の落書きをすればクリア。それだけ。」



(ちょうどトリックを決めているシーン。赤い矢印の場所で落書きする事が出来る。
また敵対勢力もあり、赤い矢印の所で主人公グループ以外の誰かが落書きしているが
近づくと逃げ、妨害も全くないので演出レベル。)

ジェスター
「でも落書きし続けると何処からともなく警察が現れて主人公を殺そうとしてくるから注意。
ファン
「逮捕ではなく抹殺ですか。」

ジェスター
「1面は普通の下っ端警察が警棒で殴りかかってくる程度で済むけどステージが進んでくると
パトカーや白バイで『逃げても無駄だぞ!』と叫びながら轢き殺しに来たり更にステージが進むと戦闘ヘリや戦車まで登場。後半に来ると火炎放射気を背負った警察とか超能力を覚えた特殊部隊が出てきたりカオスな事に。
挙句の果てには超巨大ロボット(どうみてもモビルスーツです。)まで出てくる始末。」
ファン
「この世界では落書き犯一人捕まえるのに多大な犠牲を払わなければいけないのですね。」

ジェスター
「ちなみに警察の戦車が主砲ぶっ放して市民に当たる事もあるんだけどと市民は
「あぶねっ!!」って言いながら横ステップして避ける。
ちなみに当たってから避けてる。

ファン
「あぶねっ!で済む市民とは一体。」

ジェスター
「勿論警察や戦闘ヘリコプターとかへの対抗手段は用意されてるよ。」
ファン
「・・・銃やロケットランチャーを使ったりするのですか?」
ジェスター
「そんなのないよ。警察の背中に落書きすると計算はその場で地団太踏んで暫く悔しがって動けなくなる。
ファン
「公務よりプライドの方が重要な警察・・・。

戦闘ヘリコプターとかの場合はどうなるのですか?」
ジェスター
「フロントガラスに落書きされてその場で墜落。」

ファン
「・・・・・・・。」

ジェスター
「でもこのゲームの本当の醍醐味は落書きするイラストをインターネットから引っ張って
落書きのイラストを変更する事が出来るの。



ジェスター
「上の動画見ればその辺の様子とか全部分るよー。さっき話したトリックとか落書きの様子とかとんでも警察とか
全部出てるから良く分ると思うよ!」
ファン
「それは良いのですが、動画を上げると他に説明する事なくなりませんか?」
ジェスター
「あ。」

ファン
「・・・・・・・。」
ジェスター
「・・・・・・・・続く!!!」
ファン
「グダグダになる展開しかもう見えません。」




続く

補足

XBOX360だったかPS3だったかでこのジェット・セット・ラジオが近々HD化して再販売されることになったらしい。
興味のある方はどうぞ。



第二話 「ネヴァーウィンター・ナイツ」


ジェスター
「えい!えい!やったー!勝ったー!」
ファン
「どうも、ファンです。」
ジェスター
「あー!私より先に挨拶したー!罰としてあと50回私と勝負ー!」
ファン
「EXVS面白くないです。そもそも僕はゲームそのm(ry」

ジェスター
「あーーーー!!EXVSを馬鹿にしたーーー!!」
キュピル
「いくらファンでもこのゲームを馬鹿にするなら俺も容赦(ry」
ファン
「ス、ス、スイマセン!・・・・って、キュピルさん!!いらしてたんですか!?」
キュピル
「今回のテーマはゲームと聞いて。」

ジェスター
「あーー!!キュピルー!!これは私が主人公のページなんだから、キュピルはあっち行って!シッシッ!!」
キュピル
「飼い主に向かって何て物良い。これは躾が必要なレベル。」
ジェスター
「逆に私がキュピルの事躾してあげようか?ほら、ここに私の武器が・・・。」
キュピル
「スイマセン、カンベンシテクダサイ。
・・・ほ、ほら!俺は脇役でいいからさ!話しに混ぜてくれや。」
ジェスター
「・・・うーん、しょうがないなぁ〜。私が絶対に主人公だからね。いい?」
キュピル
「OKOK。」
ファン
「・・・話しはまとまりましたか?それで今日の紹介はEXVS何ですか?」
ジェスター
「ううん、違うよ。今日はネヴァーウィンター・ナイツってゲームを紹介するよ。タイトル見てないの?駄目だねー。」
ファン
「もうメタ発言しても突っ込みません。

キュピル
「・・・ネヴァーウィンター・ナイツ・・?知らないなぁ・・・。」
ファン
「それでその、ネヴァーウィンター・ナイツっていうのはどういうゲーム何ですか?」

ジェスター
「これがネヴァーウィンターナイツだよ。とりあえず公式サイトの画像とゲーム画面っと。」









キュピル
「一枚目のSSがAAと完全に一致。」


       ,ィZ三三二ニ== 、、
     ,. --{シイィ彡彡三三三ミ丶、
   ,イィ三ミ>'"´ __,,  ̄`丶ミミミミヽ
   /シ彡シ'´ _ ,ニ_二 三‐`、 `ヾミミミヽ
.  ,'ilif'彡' ,' _,..-ュ ̄ fニ三三ミヽヾミミミヽ
  jlリイ彡! :,ィ彡'"´ :.  :. .:'   `゙' ヾミミミミ',
  l{i{l{lノリ ,'fi´    _, i  :. ';=―一   ',ミミミミ!
  {lilili/{  ' ,.-‐'"´,:,!  ' 、ー-‐ '     Nlハ⊥
  |lilifリハ  .: '、 _,.ノ,'   ,. }、     tf{´i, l|
.  Wリ小! .:     ,ゝ^ ::  ヽ     `!) Vl
  ゞ干ミ} :    /  _J_ 丶     }'´ /
   '、Yヾ :.   l  /ィ三三シ'^     / ノ
    ヾ.f'、:.:.    '´ '"~"'      /l'´
     ヽ._):.:.、          ,. ' l
       トi、ヾ:.. 、     _,. - '   |
      /^ヾ!、丶 ` ¨""´         |
    /ヽ   丶、  `¨¨´       ト、
   /::::::::::丶、  `丶、  丶    | rゝ、

ジェスター
「けっ飛ばすよ。」

キュピル
「今日のジェスター怖い。」

ファン
「2006年発売という事は大分昔のゲームですね。このゲームのシナリオはどのようなものなのですか?」
ジェスター
「ある時、国の首都でとんでもない疫病が大流行するの。その疫病は感染すると結核みたいな症状が起きて苦しみながら死んじゃう非常に怖い病気。
治療方法が存在しなくて手を拱いていたある時、治療材料が発見される。
でもその治療材料は生き物で国が厳重に保管していたんだけど、謎の組織に襲撃されて生き物が全員脱走。
そして国が志願兵を募り始めるの。主人公はその志願兵となって第一章は治療材料を集める旅に出るっていうストーリー。」
キュピル
「王道なのかそうじゃないのかよくわからないな。」
ファン
「第一章は・・って仰っていた所を見ると続きがあるのですか?」
ジェスター
「あるよー。治療材料全部集めると物語が進行して舞台が移るの。今更こんな古いゲームやる人いないと思うから全部ネタバレしちゃうけど
治療材料全部集めると味方に今回の疫病を流行らせた裏切り者が居る事が分って調査するんだけど、何と国の参謀に近い人物が
敵のリーダーと深く関わっていた事が分るの。主人公は神官の力を借りてテレポートで追いかけて捕まえようとするんだけど
何と実質国の指導者だった女剣士の一人がその参謀の恋人で一緒に寝返っちゃう。そして主人公を一発で倒し物語は第二章に。
第二章に入ると敵の組織を調査して・・って感じ。」
キュピル
「女剣士って・・・一枚目のSSの阿部っぽい女性の事か?」
ジェスター
「阿部っぽいって言うと急にほもぉ・・な感じに聞こえちゃうけど・・・一応人物は合ってるよ。」
ファン
「いかにも海外ゲームっぽそうですけれど、これは海外のゲームですか?」
ジェスター
「うんうん。アメリカで流行ったゲームだよ。その後和訳されて発売されたからこのゲームはもっと古いゲームかもしれないね。」
キュピル
「ふーむ。・・・ところで物語はその後どうなるんだ?」
ジェスター
「えーっと、第二章で敵の組織の実体を突きとめて、第三章で時の石を集めて・・えーっと最後の章は・・。
・・・うーん、随分昔にプレイしたからもう忘れちゃった・・・。」

(*実際に5年ほど前にプレイしたので流石にもうあまり覚えていません・・・。

キュピル
「そりゃ残念。でも何か割と普通そうなゲームだな・・・。それにストーリーも安直っつーか、短そう・・っつーか・・。」
ジェスター
「そう思うでしょー?でもこのゲーム。実はストーリーは無限大にあるんだ。終わりがないの。
ファン
「終わりがない?それは二週目・・三週目みたいなものの事ですか?」
ジェスター
「違うよ。ストーリーごとに区切りは確かにあるかもしれないけど本当にシナリオは無限にあるの。」
キュピル
「・・・?・・?どういうことだ?」
ジェスター
「実はね・・・今私が話したのはサンプルゲームなの。
キュピル
「・・・・はっ・・・!!そういうことか!!これRPGツクールみたいにゲームを作る事の出来るソフトか!!?」

ジェスター
「ピンポーン。よくできましたー!ご褒美としてこのジェスターバッチあげる。」
キュピル
「いらない。」





マップエディタ。RPGツクールは2Dだがこちらは3D。タイル数は細かく指定する事も出来る。
石を配置すればプレイ中に実際に乗る事は出来るし、店や会話は勿論。特定のイベントを組みこむ事も可能。
例えば、ある味方を引き連れてあるNPCと会話すると喧嘩が発生し戦いに!!・・・など。
ちなみにマップエディタで作りあげた物を実際にゲームでプレイしてみた奴が二枚目のSS。



ジェスター
「キュピルが私と接触!喧嘩発生!!!」
キュピル
「うがががががが・・・(口の中にジェスターバッチを詰め込まれた。」
ファン
「凄い良く出来ていますね。ちなみに戦いはどんな感じなんですか?」
ジェスター
「リアルタイムバトル。ターン制じゃなくて攻撃ボタンとか入力してドンドン戦闘が繰り広げられていくタイプ。
何にもない所に魔法とか打ちこむ事が出来るけど、範囲魔法とか打ちこんだ結果無関係の市民を巻き込んだりすると
評価がイービルになったりするから注意が必要だよ。」
ファン
「・・・イービル?」
ジェスター
「悪って事。無関係な市民を殺したり会話中に現れる選択肢や悪の行動を取るとイービル評価になって悪い人間とみなされるの。
勿論実際にどのような行動を取ればイービルとみなされるかは自分で作れたりするよ!
後逆に人助けしたり、特定の選択肢や善の行動を起こせば良い人間とみなされる。
あるNPCの一定範囲に入った時、もし主人公がイービルなら攻撃対象にされる・・っとかも設定出来るから
RPGツクール何かと比べたら遥かに設定できる範囲が広いのがこのゲームの最大の特徴だね。
キュピル
「それは凄いな。」
ジェスター
「一部のサイトでMODとか作っている人も居たし自分でキャラクターをモデリングして配布してる人も居たね。
でも当然と言えば当然だけど、3Dゲームだからプロじゃないと自作キャラ作成はかなり困難だったりするね。」
キュピル
「そこはまぁ・・・仕方ない。」
ジェスター
「そしてここが一番の問題点なんだけど・・。自分でゲームを作成する時大抵の人達はあるポイントで躓く事が多いの。」
キュピル
「それは何だ?」
ジェスター
「スクリプト作成。」





スクリプト画面。これは変数nUserがもし1001と割り振られていれば関数GetMovementRateというプログラムを動作させるように
設定されている。ゲーム内の場合ではある味方を引き連れているとnUserに1001という値が入れられるようになっており
更にその味方を引き連れた状態で特定の場所に移動すると、ある店での相場が変動するという物。


キュピル
「うっへぇ・・・。これ初心者にはまず作れないな。」

ファン
「確かに敷居は非常に高いですね。それでも、店の相場まで変動させる事が出来るというのは凄いですね。」
ジェスター
「関数はデフォルトで用意されているものが多いけど完全に手作りしたものとかになると、ムービーが始まったり
FPSゲームによくある、突然建物が爆発!他のNPCが一斉に避難!敵がランダムに追いかけてくる!っとか
そういうのを設定出来たりするようになるよ。」
キュピル
「凄いけどこれ自分で作る人皆無だろ。」

ジェスター
「うん・・・正直な事言うとこれ最後まで作れる人は凄い少ない・・・。」
キュピル
「こういう自分でゲーム作れるタイプのってあれだろ?他の人が作ったゲームを遊んでなんぼのゲームだろ・・。
その作る人の絶対数が少ないんじゃこのゲーム寿命が短いんじゃ・・・。」
ジェスター
「ううん。実はこのゲーム。もう一個凄いシステムが搭載されていて一人か二人しか作ってなくても超大HITした理由があるよ。」
ファン
「そのシステムとは何ですか?」
ジェスター
「自分の作ったゲームを会社が用意したサーバーにUPすると、自分で作ったゲームがオンラインゲームになる。
キュピル
「・・・What?」






このDMクライアントというボタンをクリックするとサーバー選択画面に移動する。
適当なサーバーを選択すると誰かが作ったゲームがアップされている。
そのアップされたゲームを選択して遊ぶ事が出来る。(そのため、何処かのサイトに移動して一々ダウンロード・・っていう手間がない。
更に驚くべき事にそのゲームをAさんとBさんが遊んでいる場合、他人が作ったゲームであるのにも関わらずゲーム内でAさんとBさんは会う事が出来る。
もはや完全にオンラインゲームツクールである。

ちなみにサーバ選択画面まで行ってSS取ろうとしてみたがサーバは既に停止していました。サービス終了って奴です。・・・悲しい・・・。



キュピル
「そ、それすげぇーな!!」

ジェスター
「作成の敷居が高すぎだけど、その結果ゲームが初めは3か4つぐらいしかアップロードされなかったね。
でもゲーム数が少ないと言う事は人が分散しないっていう事だから結果的に凄い賑わったねー。
それに感化した人が頑張ってゲーム作って・・っていう良いスパイラス生みだしてたよ。
ファン
「今軽く調べてみましたがアップデートなども個人で行えたそうですね。これは革新的なシステムと言えます。」
キュピル
「そうか、シナリオが無限ってそういう事だったのか。開発元会社はサンプルゲームだけ作っておいて
ゲームを開発するツールをサーバと一緒に無償で貸し出してやれば実質シナリオを無限に提供する事が出来たって訳か。
ジェスターが言っていた無限のシナリオって意味がようやく分った。
・・・でもさ、いくつものシナリオがあるって言っても他の人が作ったゲームをプレイする時またLv1から始めなきゃいけないのはだるいよな。」
ジェスター
実はオフラインで育てたキャラクターはオンラインでそのままの装備とレベルで行けたりするよ。
キュピル
「・・・・まじかよ。」
ジェスター
「しかも他の人が作ったゲームを遊び終わって別のゲーム遊んだ時も、遊び終えたときのレベルで別のゲーム出来るから作業が一切ないって感じ。」
ファン
「素晴らしいですね。」
ジェスター
「・・・その代わり他の人が作ったゲームはオフラインのゲームを一通り終えた事を前提にして作られていた事が多かったから
Lv1の状態でいきなり行くと即死する事は多かったね。
中にはゲームプレイした瞬間にラスボス100体に囲まれてリンチされるっていうクソゲーもあったし。」
キュピル
「それはそれで面白い。

・・・あ、ところで自分でゲーム作った時武器とか装備って自作出来たりするのか?」
ジェスター
「できるよー。」
キュピル
「ラスボスも一撃死するぐらい超強い剣とか作れるのか?」
ジェスター
「うん。出来るよ。攻撃力99999999999とかにしちゃえば。」
キュピル
「ってことはその武器を自分で作って自分のキャラに持たせて・・・他の人が作ったゲームに飛び込んだらバランス崩壊しない?」
ジェスター
「した。」




・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


キュピル
「・・・・・・・・・。」
ファン
「・・・・・・・・・・。」
ジェスター
「・・・・・・・この部分がなかったらきっと神ゲーだったと思うの。これがなかったらきっと廃れなかった。」




神ゲーとクソゲーは紙一重である。



第三話 「ペプシマン」


でん♪でん♪でで、でん♪でん♪でで、でん♪でん♪でで、ペプシメェーーーーン!!


キュピル
「なんなんだぁ、いまのはぁ・・・。」

ジェスター
「プシュー!!」

キュピル
「ジェスターがついに壊れた!!ゴミ捨て場に早く捨てなければ。」




ゴンッ



キュピル
「・・・・・・・・・。」
ジェスター
「やっほー!!皆に爽快感を与えるヒーロージェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・爽快感を与えるヒーローって何ですか。聞いた事ありませんよ。」
ジェスター
「見てるだけで気持ち良くなれたら爽快感与えてるって事になるんじゃないの?」
ファン
「確かにそうかもしれませんが・・・。もう一つ言わせて頂きますと、最初のフレーズは何ですか。」
ジェスター
「えーーー!!ファン、ペプシ知らないのーー!!?きもーーーい!!
ペプシ知らないで済むのは三歳までだよねーーー!!!」
ファン
「面と向かってきもいと言われて相当ショック受けました。」

ジェスター
「豆腐メンタルだね。偉人になれないよ。」
ファン
「・・・・それで、今回紹介する予定のゲームは何ですか?」
ジェスター
「今日紹介するのはこれだよ!」









プレイステーション1で発売されたゲーム。その名も 『PEPSIMAN』




キュピル
「ペプシよりコカ・コーラだろJK。」
ジェスター
「キュピルうるさい。」


ゴンッ


キュピル
「・・・・・・・・・。」
ジェスター
「ちなみに私はペプシ派だよ。」
ファン
「両者の味の違いが分りません。」
ジェスター
「えーーーー!!ファン味覚障害なんじゃないのーー!?」
ファン
「謝ってください。」

ジェスター
「お詫びにペプシあげる。はい。」
ファン
「あ、どうも。」



・・・・。

・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「ペプシ飲んだ所で説明の続き行くよー?」
ファン
「僕はペプシやペプシマンなどについてよく知らないのですが、このゲームのストーリーについて教えてください。」
ジェスター
「ストーリーは至ってシンプル。ペプシマンは街のヒーロー!誰かが困っていたらすぐに駆けつけて助けにいくの。
それぞれのステージで住民がペプシマンに助けを求めるから、問題を解決しに行くのがストーリー。」
ファン
「困っている住民を助けるのはヒーローの役目ですね。」
ジェスター
「で、肝心のゲーム操作なんだけど内容も凄いシンプル。3D強制スクロールゲームで、ペプシマンが勝手に前方に走り続けるから
障害物を避けつつ、アイテム『ペプシ』を集めて制限時間内にゴールを目指すだけのゲームだよ。
障害物とかにぶつかるとタイムロスになるから、いかに障害物を避ける事が出来るかが勝負だね。」



(ゲーム画面。ペプシマンは前方へ勝手に走り続けるので左右の十字キーを押して障害物を避けつつ
道路に落ちてるペプシを集めて行く。ちなみにペプシはマリオでいうコイン的な役割なので一個も拾えなくても特に問題ない。
ただし、ある事情によりしっかり集めて行かないと後で困る事に。


ファン
「ところで、ステージ1のペプシマンは何のために目的地(ゴール)へ向かって走っているのですか?」
ジェスター
「えーと、ステージ1のシナリオはこうなっているよ。『ある自動販売機でペプシが売り切れになり街の人々が暴動を起こしている!
ペプシマン!君の力で何とかしてくれ!』・・・だってさ。」
ファン
「炭酸飲料一つ飲めないだけで暴動が起きては街がいくつあっても(ry」

キュピル
「諸君。ペプシなんかよりコカ・コーr・・。」


ゴンッ


ジェスター
「ゲーム中、数多の妨害がペプシマンに襲いかかるの。通称それらはC社の妨害って言われてるよ。」
ファン
「ペプシの一応ライバル企業ですからね。」




(目的地へ到着。ペプシが飲めずにいるため、悲しみに暮れ、怒りに身を任せ暴動を起こしていた住民たち。
しかしペプシマンが『プシュゥーーー!!!』と叫びペプシをぶちまけることによって住民達の怒りは収まった。)


ファン
「ちょっと言ってる意味がよくわかりませんね。」



ジェスター
「ペプシ飲めば元気になるってことだよ。ファンって馬鹿だよね。」
ファン
「ジェスターさんだけには言われたくありません。」

ジェスター
「プシュゥッーーーーーーー!!!(怒りの湯気」







(チェックポイント。道中大量に拾っている癖に態々自販機でペプシを買って飲むペプシマン。)


ファン
「・・・はい。ところで、ステージはいくつまであるんですか?」
ジェスター
「ステージは4つまで。一つのステージ辺り大体八分程度で終わるからボリュームはかなり少ない方。」
ファン
「昔のゲームだからと割り切るべきか、宣伝ゲームだからと割り切るべきか、悩む所ですね。」
ジェスター
「ボリュームは確かに短いけど実はこのゲームを参考に作られたゲームって沢山あるんだよ。
例えばソニック・アドベンチャー2はペプシマンを参考にして作ったシーンがあるって公式で言っていたり・・。」
ファン
「それは凄いですね。」
ジェスター
「バカゲーだけど世界に与えた影響は計り知れないゲームって所かな。これも入手手段はもう殆どないけど
機会があったら動画でも何でもいいから見てほしいゲームの一つだね。」
キュピル
「でもペプシって全く売れてn(ry」



ゴンッ


ジェスター
「日本じゃそうかもしれないけどアメリカだと同じぐらい売れてるんだよ!!!
今日からキュピルのご飯は全部ペプシ!!異論はなし!!!」
キュピル
「太るわーwwwペプシのせいで太るわーwwww」


ゴンッ、ベキッ


キュピル
「ァアアァァァァアアアァァァアアァァッッッ。」
ジェスター
「キュピルうざい。ちょっと片づけてくる。」
ファン
「自分の飼い主を片づけるペットって異常現象ですよ。」





・・・。

・・・・・・・・。


ジェスター
「はーい、片づけ完了ー。それで他に聞きたい事は?」
ファン
「ステージ1はペプシが飲めないせいで住人が暴動を起こしているっていうストーリーでしたが、
ステージ2、3、4はどのようなストーリーなのですか?」
ジェスター
「ステージ2はビル火災が発生して住民が屋上に取り残されてるの。
『消火の目途はたったんだけど救出は時間かかりそうだから君の力で皆を元気づけてくれ!』って言われるから
目的地目指してダッシュ。ゴールについたらペプシマンが皆に『プシュウッーーー!!』って言ってペプシぶちまけて皆元気に!!」
ファン
「ペプシで消火手伝ってくれって言われる訳ではないのですね。
ステージ3では?」
ジェスター
「砂漠のど真ん中で旅客機が不時着。先に行って旅行客を元気づけにいってくれって言われる。
目的地に着いたらやっぱりペプシぶちまけて皆元気に。」
ファン
「ぶちまけられたら僕は怒りますけどね。




旅行客を励ますペプシマン。飛行機が異様にでかい。


ファン
「最後のステージであるステージ4では?」
ジェスター
「ペプシシティっていう名前の街のメインコンピューターがあまりの忙しさの暴走(コンピューターの癖に)してしまって
道路がコンピューターによって遮断。そのせいでペプシが方々で不足してペプシ求めて街では暴動が発生したり
疲れ切った人々がペプシを飲んでリフレッシュできないためために倒れてしまう人も続出。
このままじゃ世界中でペプシが不足して大変な事になるから君の力で何とかしてくれって言われる。」
ファン
「もはやペプシ=麻薬じゃないですか!!!」

キュピル
「ペプシマンは国際級犯罪者(キリッ」



ドン、ベキッ、グシャ


ファン
「・・・ぐしゃ?」

ジェスター
「ん?」
ファン
「な、なんでもありません。その後ペプシマンはどうやってメインコンピューターを直すのですか?」
ジェスター
「メインコンピューターに向かってペプシを・・・。」

ファン
「もういいです、わかりました。」




終わり


ジェスター
「ペプシはレモンペプシが一番おいしかった。」
キュピル
「キューカンバー味のペプシは黒歴史(ドヤァッ」
ジェスター
「プシュゥーーーーーーー!!!」



第四話 『怒首領蜂 大復活』


キュピル
「またマイナーな物を。
いや、私信であんな事言えたからには予想ついてたけどさ。
ジェスター
「あ、最初の台詞奪った。死ぬがよい。




・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




ジェスター
「やっほーー!皆のアイドルジェスターだよ!!」
ファン
「何事もなかったかのように始めましたね・・・。」
ジェスター
「あ、ファン。挨拶しないと粛清するよ。」
ファン
「ドウモ、ファンデス。
それで今日紹介するゲームは・・・怒首領蜂大復活?全然知りませんね。」
ジェスター
「えー!名前ぐらい聞いたことある人も多いと思うんだけど・・・。」


(タイトル画面。)


ジェスター
「このゲームはゲームセンターで稼働していたアーケードゲームだよ。後でXBOX360版、スマートフォンに移植されたよ。」
ファン
「アーケードゲームですか。つまり100円入れて遊ぶゲームの事ですよね?」
ジェスター
「うんうん。」
ファン
「僕はアーケードゲームはあまり好きじゃありませんね。ゲーム自体下手ですので、すぐに100円が無くなってしまう気がします。」
ジェスター
「アーケードゲームの宿命とも言える点だけど、上手い人は長く遊べるけど下手な人はすぐGAMEOVERになっちゃうんだよね。このゲームも例外じゃないよ。」
ファン
「それでこの怒首領蜂というのはどのようなゲームなのですか?」
ジェスター
「ジャンルは『シューティングゲーム(以後、STGと略す)』。でも厳密に言うと『弾幕STG』。」




(プレイヤーは戦闘機を操作し、襲いかかる超弾幕を避けつつ敵を撃破していく。
一見すると無理ゲーのように見えるが実は・・・?)

ファン
「何ですか、これ。敵の弾が多すぎて避けれる場所がないじゃないですか。しかも動画で見ると物凄く早い・・・。」
ジェスター
「一見するとすぐ死にそうな気がするけど実は上みたいな状況になっても手軽になんとかなったりもするよ。
代表例で言うと『ボム』。これを使うと画面上の弾が数秒間の間全消し。」
ファン
「緊急回避みたいなものですね。」
ジェスター
「そうそう。しかもボムは任意発動させなくても済むのも特徴で、自機に弾が当たった時はオートボムが発動して勝手に緊急回避してくれるよ。
ただ、その場合は任意発動よりも効果時間が短くなるけどボス戦じゃなければ特に気にならないね。」
ファン
「オートボムは初心者にはとてもありがたいですね。」
ジェスター
「他にもハイパーカウンターって呼ばれる攻撃があって敵の弾を相殺する攻撃があったり、レーザー攻撃は自分もレーザー攻撃すると押し返せたり出来るから本当の事言うと実はこのゲームは
超初心者でも1面や2面は直感的操作でも全然何とでもなる神ゲームバランスだったりするよ。」
ファン
「なるほど。」
ジェスター
「敵弾幕の見た目の割には思いのほか生き延びやすく、かつ自機の攻撃、爆発、演出全てのがド派手で爽快感はMAX!!」
ファン
「お話を聞く分には人気が出そうなのですが、思いのほか知名度がないそうですね。」
キュピル
「弾幕STGで一番有名なのは、やはり巷じゃ東方か。」
ジェスター
あ、もう生き返ってる。よく勘違いされるけど、弾幕STGの起源は東方じゃなくて怒首領蜂だよ。起源だけじゃなくて当時のゲーム市場も開拓した偉いゲームだよ!」
キュピル
「それは分っているが・・・ねぇ?ちょうど、もしもシリーズで『もしも幻想郷』やっているんだから人気のない怒首領蜂より人気のある東方紹介のがよかったんじゃないのか?」
ジェスター
「死ぬがよい。」





・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・。




ジェスター
「話しを元に戻すよ。えーっと、何処まで話したっけ・・。」
ファン
「怒首領蜂のゲーム内容とシステムですかね。あと人気の話しだと思います。知名度が思ったより低いのは何故でしょうか?」
ジェスター
「うーん・・。人気は・・・このゲーム。実は言うと弾幕STGというジャンルを開拓したゲームでもあり弾幕STGを衰退させたゲームでもあるの。
ファン
「・・・・???仰る意味が良く分りません。開拓して普及したゲームなのに減退したのですか?」
ジェスター
「うん。怒首領蜂は大まかに分けると三作品あって 『怒首領蜂』 『怒首領蜂 大往生』 『怒首領蜂 大復活』っていう三つの作品があるの。
弾幕STGというジャンルを開拓したのは『怒首領蜂』からなんだけど、大往生で一気にマニアックに・・・。」
ファン
「マニアックとは一体?」
ジェスター
「一言で言うと弾幕が超厚くなって初心者が一面すらクリアできなくなった感じ。冒頭でファンが行った100円がすぐ消えるあれ。
流石に大復活では初心者でも二面ぐらいまではクリアできるようになったけど。」
ファン
「あぁ・・・長続きしないのですね。」
ジェスター
「アーケードゲームって元々敷居高いけど怒首領蜂はそれ以上に敷居が高かったんだよね。弾幕STGを衰退させた理由の殆どは馬鹿みたいに飛んでくる弾幕を見て未経験者が敬遠って感じかな。
初心者がラスボスの弾幕を見たら皆やる気を失くすよ。」
ファン
「ちなみにラスボスの弾幕はどのくらい飛んでくるのですか?上のSSも十分凄いと思うのですが。」
ジェスター
「えーっと、一つ目はこれ。」


「ラスボス、『 ]-[|/34<#! 』」


ファン
「画像で見ると上のSSと比べるとスカスカで簡単そうに見えますが。」
ジェスター
「画像で見るとそうだね・・・。えーっと、中央にいるボスが弾を飛ばしているんだけど、出してから一番下に着弾するのに大体0.3秒ぐらいで辿りついて青い魔法弾とピンクの魔法弾が超高速で回転して、画像には出てないけど最後に青い大玉が撒き散らされてる。
大復活の色んなシステム使用してもこのボスには流石に瞬殺される事が大半。」
キュピル
「無理ゲー。」

ジェスター
「あ、また生き返った。」
キュピル
「つーか、怒首領蜂のラスボスとかクリアさせる気ねーだろ。
ジェスター
「実際にこのゲームを開発したCAVEっていう会社はプレイヤーに挑戦状叩きつけてるからね・・。元々クリアさせる気ないみたいだよ。

ちなみにあの超高速でぐるぐる回るこの弾幕は『洗濯機』って呼ばれてるね。STGやってる人なら聞いた事あるんじゃないかな?あまりの極悪非道の攻撃に名前だけは凄い知れ渡ったし。」
ファン
「洗濯機とはまた直感的なネーミングですね。青い魔法弾が水でピンクの魔法弾が衣類と言った所でしょうか。」
ジェスター
「そうそう。」
キュピル
「洗濯機に洗い流されながら戦う戦闘機・・・?」

ジェスター
「ちなみに、洗濯機弾幕を掻い潜って生き残ったプレイヤーは『ガンコ汚れ』と言われてるよ。」
キュピル
「せっかく掻い潜ったのに不名誉極まりないな。」

ジェスター
「ちなみにラスボスの最終攻撃はこれ。」




ファン
「無理です。僕はこれ見てプレイしようとは思いません。」

ジェスター
「ちなみにこれは正真正銘パターン構築不可能。(*1.0Verの時は安置がありましたが後になくなったそうです。)」
キュピル
「こりゃ初心者がこんな弾幕を目の当りにしたら普通はプレイしようとは絶対に思わないな・・。新規プレイヤーが現れないんじゃ確かに衰退するな。
システムさえ知られずに敬遠される訳だしな。」
ジェスター
「でも私はこの難しさもまた怒首領蜂の魅力だと思うんだけど・・・。スカスカな弾を避けるより圧倒的な密度のある弾を避けて
敵を倒すのって爽快感あると思わない?ラスボスはやりすぎだけど。」
キュピル
「避けるだけだったら東方でも出来るし難易度も適性だぞ。」
ジェスター
「怒首領蜂は一騎当千が味わえるよ!!」
キュピル
「東方はキャラが可愛い。」

ジェスター
「それじゃ怒首領蜂には勝てないよ〜?」
キュピル
「いやいや。市場のシェアを見たまえジェスター君。市場のシェアを見れば『一騎当千<<<<<可愛さ、キャラの魅力』だという事が分ると思わんかね?」
ファン
「シェア率だけを見れば東方の既知率は圧倒的ですね。」
ジェスター
「それでも怒首領蜂の方が強くてかっこいいもん!!!」


ガンッ!




・・・。

・・・・・・・・・・。



キュピル
「理不尽だ。」

ジェスター
「ふーん!」
ファン
「しかしジェスターさん。やはりキャラの魅力というのは抗えない事実だと思います。」
ジェスター
「うーん・・・。多分その辺りはCAVEも読みとったんだと思う。実は怒首領蜂って大往生までは凄い硬派なSTGだったんだけど
大復活になった途端萌え路線に・・・。」


(公式サイト)


キュピル
「古臭い。」

ジェスター
「否定はしないよ。」
ファン
「何か握りしめていますね。あれは戦闘機でしょうか?」
ジェスター
「多分プレイヤー機だね。ちなみにステージのボス全ては皆あんな感じの女の子。」



(1ステージから最終面までのそれぞれのボスキャラ。)


キュピル
「あらら、何か本当に凄い萌え系だな。古臭さは否めんが。」

ジェスター
「さっきも言ったけど否定はしないよ。だって本当に古いゲームだもん。」
キュピル
「あぁ、納得。」


補足:特に三面ボスの「ぱふぇ☆」の萌え度は強烈。登場台詞が「まってぇ〜☆、私がやっつけちゃうんだから!」は良くも悪くもプレイヤーに衝撃を与える。
撃破された時の台詞の「ふぇぇ〜ん」や「もう怒ったお」は当時のプレイヤーはさぞ驚いた事だろう。

キュピル
「まー売れなくなったからって突如硬派なSTGから萌え系に逃げても駄目な物は駄目だろ〜。」
ジェスター
「うーん、実はあのボス達は前作から繋がるストーリーがあって無理やり萌え路線にしたって印象はそんなにしなかったけど・・。」
ファン
「色々調べてみた所、上のキャラクター達はエレメントドールと呼ばれる兵器達のようですね。
大往生で登場しサポート兵器として登場していたようです。ところが、そのエレメントドールが謀反を起こし大復活へ繋がったって形みたいですね。」
キュピル
「兵器なのにセーラー服着てるって軍事担当者は何を考えたんだ。」



・・・・。

・・・・・・・・・。



ジェスター
「そろそろ結論まとめるよ。怒首領蜂大復活は確かに余計な萌え要素とかが混ざってちょっと気になる部分もあるけど弾幕STGの中じゃ神ゲーに位置してると思うよ。
まず初心者救済システムが沢山あって未経験者でも三面始まりぐらいまでは行ける適性難易度。
上級者には裏ステージや二週目をプレイさせることによってプロも唸らせる弾幕。プレイヤーの成長と共にゲームも広がる凄いゲームだと思う。」
キュピル
「ほぉ。」
ジェスター
「興味が湧いたら動画検索して調べてみてね。今はスマートフォンのアプリにも登場してるからやってみたくなったらいつでもプレイできるのも特徴!
通常版は700円。HD版は1200円。価格分の面白さは絶対にあるよ。私が保証する!」
キュピル
「(ジェスターが言っても信用できないな。)」


ベキッ

キュピル
「腕の骨が折れた。」

ジェスター
「さぁ、動画検索して調べてみて!!そしたらプレイしたくなると思うから!!」



・・・・。

・・・・・・・・・・。




キュピル
「動画検索して調べてみた。圧倒的弾幕でやる気がうせた。」


ファン
「ジェスターさん自分で見た目の難しさで新規顧客離れが起きてるって仰ってたのに自分で言ってはいけない事言ってましたね。」




追伸

よく東方と比べられますが、似て非なる物なので比べられないと思います。
東方は弾幕は『避ける』のに対して怒首領蜂はハイパーカウンターやレーザー等で弾幕から『守る』というプロセスを取るからです。
少なくとも私はシューティングゲーム好きの方でしたら東方も怒首領蜂も気に入ると思います。



第五話 『DEMENTO』


ジェスター
「一人で狂気に立ち向かうには、あまりにも儚い少女。」

ファン
「どうも、ファンです。」
ジェスター
「あーー!!せっかく冒頭から怖い雰囲気醸し出そうとしたのに!!ファンって空気読めないよね。」
ファン
「(つい最近挨拶しない人は社会のゴミとジェスターさんから言われた記憶があるのですが・・・。)」

ジェスター
「ん?何か言いたい事あるの?」
ファン
「いえいえ、それで今回はどのようなゲームを紹介するのですか?怖い雰囲気を醸し出そうとした所を見るとホラーゲームのようですが。」
ジェスター
「今回紹介するゲームは『DEMENTO』だよ。今までのゲームと比べると少しだけメジャーかも?」
キュピル
「全く知らないんだが。きっとマイナーだろ。







(DEMENTO。ジャンルはサイコホラー。PS2で発売された究極のホラーゲームと言われているが・・・。)


キュピル
「何だかパッケージイラストだけ見てもそんなにホラーゲームには見えないな。」
ジェスター
「キュピル、ファン。ホラーゲームと言えば何を連想する?」
キュピル
「ん?・・・そうだなぁ・・。バイオハザードとか・・リンダキューブとかかな・・。」
ファン
「僕はルイージマンション程度しか知りません。」
キュピル
「それはホラーゲームか?」

ジェスター
「ファンはメジャーな物しか知らないもんねー。」
ファン
「(そもそもゲームやらないのですが。)」
 (←やらないのに付き合わされている
ジェスター
「今二人が言ったホラーゲームは共通点があるよね。」
キュピル
「共通点?」
ジェスター
「そう。どっちも敵を倒すのに十分な『主人公の能力、強い武器』があるよね。」
キュピル
「ルイージマンションはちょっと例外ありそうだがそうだな。」
ジェスター
「このDEMENTOに登場する主人公『フィオナ』っていう少女はバイオハザードのように強力な銃器何かは絶対に手に入らないし、リンダキューブみたいに主人公が戦闘訓練受けていたりする訳じゃない。
本当にただの一般人。走り続けるだけで息切れ起こしてすぐ疲れちゃう。
だからこの後紹介するけど追跡者と正面から戦う事は絶対に出来ないから、ひたすら逃げ続けなきゃいけない。
キュピル
「反撃が出来ず、袋のねずみな状態・・・。抵抗出来ないゲーム・・・これは怖いな。」
ファン
「ちなみに息切れ起こすとどうなるのですか?」
ジェスター
「しばらく動けなくなるよ。」
キュピル
「本当に貧弱だな。ジルとかクリスみたいに強い訳じゃないんだな・・・。



(フィオナ。結構ナイスばでー。しかし普通に少女なので体力もスタミナも全くない。)


キュピル
「それでストーリーは?」
ジェスター
「ある時、フィオナが目を覚ますと一糸縫わぬ姿で見も知らぬ地下室に閉じ込められていた。
その檻からは抜けだし、逃げようとする。でもそこは全く知らない古びた城の中。
どうすればここから逃げられるかすら分らずさまようフィオナ。
しばらくして、フィオナは両親と共に事故に遭い(後にそれは仕組まれた事故だったことも後で知る)何者かにこの城に連れて来られた事が分るの。
フィオナをここに連れて来たのはリカルドと呼ばれる男。勿論ある目的を持ってフィオナをこの城に連れて来たのだがその目的は狂気に満ちた物。
この悪意をはらんでいる城から無事に逃げ出すのがこのゲームの目的。」
キュピル
「一糸縫わぬ姿か・・・。」
ジェスター
「えいっ!!!」
キュピル
「いだっ!!!いや、何で!!?」

ジェスター
「何となく。一応スタートのオープニング終わるとすぐ服見つけるからね。あ、後このゲーム18歳以上対象のゲームだからね。(Z指定ではなかったと思う。D指定。
キュピル
「だろうな。」

ファン
「しかし、物語を読み説いて行くと男はフィオナさんを殺す意思はないように見えますね。死なないのであればそこまで怖くないような気がしますが。」
ジェスター
「ううん、普通に殺しにくるよ。本当は殺しちゃいけないんだけど。」

キュピル
「間違って撲殺しちゃったとか?」
ジェスター
「銃で。」
キュピル
「いや、リカルド馬鹿だろ。銃で撃てばそりゃ死ぬって。」

ジェスター
「追跡者は全部で五人いるんだけど、進んで行くうちに追跡者がどんどん変わっていくよ。リカルドは三面。」
キュピル
「まぁ、何にしても全員殺しにかかってくる訳なんだろ・・・何か・・マヌケだな。」
ジェスター
「一人目の追跡者は力加減出来ないから遊んでいるつもりが殺しちゃったってパターン。
二人目は妊娠できない体質のメイドが妊娠できるフィオナを逆恨みして殺して子宮を奪いに来るガチ殺しパターン。」
三人目はリカルド。目的はフィオナを妊娠させる事。(これZ指定だろ
四人目はちょっと忘れた・・・。
五人目も忘れた・・・。でも四人目と五人目はガチ殺しパターンだった記憶だけあるよ。」
キュピル
「二人目と三人目の異様感が半端じゃない。」

ファン
「特に二人目のメイドさんの理屈はおかしいですね。子宮移植は出来ませんよ。」
キュピル
「このゲームに登場する敵役がいかに狂ってるかよくわかるな。」
ジェスター
「うんうん。」




フィオナを追い掛ける二人目の追跡者(ダニエラ)。
ダニエラはその手に持つナイフでフィオナを攻撃して来るが、やはりフィオナは逃げる事しか出来ない。


キュピル
「物語はよくわかった。そろそろ肝心のゲームシステムを教えて貰おうか。」
ジェスター
「ゲームシステムはバイオハザード1にちょっと近い所あって城の中の様々な仕掛けを解いてドンドン逃げてくゲーム。
でもさっき言った通りフィオナは凄く貧弱。一分ぐらい走り続けると疲れて移動速度が低下。更に走ると完全に立ち止まっちゃう。」
ファン
「運動不足ですね。」
キュピル
「そういう問題だろうか。」

ジェスター
「広いエリアの中を探索する事になるけど、追跡者は一人しか追って来ないから鉢合わせするパターンは中々ないかな。
青鬼みたいに特定の場所に行くと必ず出現するっていう訳じゃなくてAIがちゃんと搭載されていてフィオナが起こした行動によって
ちゃんと追ってきたり、あてもなく適当にさまよったりするよ。」
キュピル
「ちゃんと追ってくるって例えば?」
ジェスター
「扉を超勢いよく開ける(バックステップ→タックル)。近くに居る時に走る。(足音がする)テレビや巨大な仕掛けなど何か大きな物音がした時かな?
音が発すると一定範囲内に追跡者がいたらその部屋に走ってやってきたりするよ。」
ファン
「足音は余程近くないとばれなさそうですが、巨大な仕掛けがどういう物か分りませんがゴゴゴゴと大きな音が鳴れば何処に居てもすぐにきそうですね。」
ジェスター
「あ、でも仕掛けが発動して大きな音が鳴ったとしてもその位置から相当離れてると来るのに大分時間かかったりするよ。
わざと音鳴らしてその部屋を中心的に捜査させたりして囮に使えたりする時もあるからこの辺りは凄く良く出来てる。」
キュピル
「フィオナは戦えない代わりに知恵で上手く逃げ回っていくって事だな。」
ジェスター
「でもストーリー進めて行くと追跡者に攻撃する方法を覚えるよ。」
ファン
「武器でも拾うのですか?」
ジェスター
「ううん。犬が仲間になるの。」
キュピル
「・・・犬が仲間になる?」
ジェスター
「そう。偶然犬を助けて、フィオナに懐くようになるの。すると命令で 「待て」「探索」「攻撃」「褒める」とかが出来るようになるよ。
攻撃を指示すれば近くに追跡者がいれば攻撃して『足止め』してくれる。」
キュピル
「よし、犬よ。そのまま追跡者の首でも食いちぎってやれ!」
ジェスター
「あ、無理だよ。気絶させる所までしか出来ない。」
キュピル
「何だ・・・。しかし気絶させる事が出来るなら思いのほか逃げるの簡単そうだな。」
ジェスター
「気絶させる事は確かに出来るけど時間かかるしリスクとリターンが合わないから基本は本当に足止めしか出来ないよ。
あんまりやりすぎると追跡者も犬攻撃してダメージ与えちゃうし。」
ファン
「犬もやはり死ぬのですか?」
ジェスター
「うん。ダメージ入りすぎると死んじゃう。そうなるとやっぱりGAMEOVER。」
キュピル
「ストーリーに大きく関わっているという事か。」
ジェスター
「そうそう。」
キュピル
「でもやっぱり足止めだけでも出来るんだったら後半とか慣れたら楽になりそうだなぁー。」
ジェスター
「・・・実はDEMENTOが本当に難しいと言われているのはここから。」
ファン
「何ですか?」
ジェスター
「実は隠しパラメータとして『パニックゲージ』ってのがあるの。」
キュピル
「パニックゲージ?」
ジェスター
「そう。ずっと追跡者の視界内に入っていたり、何か想定外な事が起きて酷く心配したりするとフィオナのパニックゲージがどんどん上昇して
ある一定ライン超えるとパニック状態になるの。



心配な事や不安な事、危機感を常に抱き続ける状況が続くとパニック状態になり、最初に画面が暗転し右側のような状況になる。(パニック状態に近づくと画面が揺らぎ始めるので前兆は分る。
視界がぼやけ、フィオナが勝手に走りだす。しかも転んだり壁にぶつかると転倒したり非常に操作が難しい。
パニック状態なので移動速度だけはかなりあるが、当然スタミナの消耗量もとんでもなく高い。ぶっちゃけこうなると最初のうちは詰む。


ジェスター
「パニック状態になると犬への命令が全部 「ヘルプ!」 に変わる。この時犬との信頼関係が出来ていればすぐ助けてくれるけど
信頼関係がまだ出来あがっていないとあんまり役に立たない・・。そうなると本当に追跡者によっては詰むね。」
ファン
「パニック状態・・・怖いですね。設定上フィオナさんは普通の少女な訳ですからこんな恐怖体験を突然すれば現実でもパニック状態になりますよね。
よく出来ているゲームだと思います。」
キュピル
「しかし、それはいいんだがこのままだとあまりの難しさにゲームバランスが崩壊するんじゃないのか・・・?」
ジェスター
「さっきまで楽勝って言ってたのに。

その点は一応大丈夫・・・かどうか分らないけどゲーム中は回避ポイントって呼ばれる場所がいくつかあって
例えばタンスの中に隠れたりベッドの下に隠れたりしてやり過ごす事が出来るようになってるよ。
他にも場所は凄く限られてるけど強制的に追跡者を撃退(気絶)させるポイントがあったり・・・。」
キュピル
「タンスに隠れるか。青鬼を思い出すな。」
ジェスター
「当然目の前でやればばれるよ。後痕跡残してもばれるよ。(よくあるのは犬がフィオナの位置ばらしてるとか。
後は・・・何度も同じ場所に隠れてるとやっぱり疑って調べる時があるよ。隠れてる時にばれると「危険!!」って文字が出てくる。」
ファン
「でしょうね。」

ジェスター
「ちなみに追跡者によっては隠れてる場所がばれると即座に大ダメージ追ったり場合に寄っちゃ即死する時もあるから、ちょっと難しい所も・・・。」
キュピル
「即死か・・・。・・・そういえば謎解きゲームだったな。即死トラップとかあったりするのか?」
ジェスター
「あるよ。針が飛び出て貫通して即死・・とか。ただ即死トラップが近くにあると犬が吠えたりしてフィオナに危険を知らせてくれるよ。
それで追跡者来たりする時あるけど。

キュピル
「犬ぇ・・・。」



ジェスター
「っと、DEMENTOの怖さと面白さが伝わったかな?」
キュピル
「今回はいつにも増して説明の気合が入っていたな。」
ジェスター
「今まで紹介したゲームの中では群を抜いて面白いからっていう理由があるからねー。
ジェットセットラジオも面白いけど、個人的にはDEMENTOの方が面白いかなー。」
ファン
「しかしホラーゲームは・・・僕あまり好きじゃないんですよね。」
キュピル
「何故?具体的に言うと?」
ファン
「その、プレイした後って自分の部屋でも何故か怖く感じませんか?」
キュピル
「あー・・その気持ち分らなくはないな・・・。」
ジェスター
「んー・・・。一応身に覚えはあるけど・・・。」

ガタッ

キュピル
「うおっ。」
ジェスター
「わっ!!」
ファン
「ヒィッ!!」

・・・・。

キュピル
「・・・な、なんだ・・。本が落ちただけか・・。」
ジェスター
「・・・・。」
ファン
「・・・・。」

ブゥゥゥン

ジェスター
「ぎゃぁぁぁっっっーーーー!!!」
キュピル
「う、うわあああーーーー!!」
ファン
「ヒエエエエエエエエ!!!!」
キュピル
「・・・って、虫じゃねーか!!叫ぶな!!びっくりする!!!」
ジェスター
「・・・もーやだーー!!キュピル、今日は一緒に寝て!!!」
ファン
「僕もちょっと同じ部屋で寝させてください。」

キュピル
「俺も今日は一人何か嫌だ・・・・。一緒に寝てくれ・・・。」




そして同じベッドで一緒に眠る三人。
この日、キュピルはペットの存在の有難さが身にしみ、ジェスターとファンは飼い主の存在の有難さが身にしみた。


続く



第六話 『東方紅魔卿』


ジェスター
「やっほー!!異世界でも皆のアイドルジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・異世界については特に質問はしませんよ。」
ジェスター
「ファンは異世界があるとは思わないの?」
ファン
「キュピルさんが現に別世界から来ていますので、結果論ではありますが存在すると僕は信じていますよ。」
ジェスター
「難しい事はよくわかんない。」
ファン
「(今のが難しいと感じるのであればジェスターさんの知能指数は一体・・・。)」

ジェスター
「失礼な事考えてるファンは置いて今日のゲームを紹介するよ。」
ファン
「シ、シツレイナ!って、何で分ったのd(ry」






(東方紅魔卿。いわずとしれた東方シリーズブレイクの切っ掛けとなった初作品である[旧作除く])


キュピル
「やべ、出遅れた。おっす、キュピルだ。」
ジェスター
「その挨拶は流行らない、流行らせない。」

キュピル
「・・・・どうも、キュピルです。」
ファン
「被るので他の挨拶にしてください。」
キュピル
「ひっでーひでーじゃん。
で、今日は東方か。しかしこれはまた懐かしい作品だな。
あれか?今もしもシリーズで『もしも幻想郷』を連載してるから怒首領蜂紹介したから東方も紹介って所か?」
ジェスター
「んー、それも少しあるけど弾幕STGの基礎的な部分だけで構成されてる東方紅魔卿は弾幕STG入門としてはとてもピッタシの物だから
プレイヤー人口の増加も考えて今日は東方を紹介ー。」
キュピル
「ほぉ、なるほど・・・。」
レミリア
「紅魔卿の紹介ならば私が出ない訳には行かないわね!!」
キュピル
「ん?誰?」

レミリア
「ひっぱ叩くわよ。」
ファン
「時系列的に見ると、ジェスターのひとり言シーズン3の時点ではキュピルさんとレミリアさんは合った事ないのですが。シーズン7からですね。」
レミリア
「難しい事よく分んない。」
ファン
「(・・・・・・。)」


ジェスター
「何かキュピルとレミリアは面倒な事になりそうだから放置して説明続けるよ。」
ファン
「そうしてください。では、いつも通りストーリーからお話し下さい。」
ジェスター
「えーっと、東方シリーズのストーリーは基本的に誰かが幻想郷という世界で困らせてるから退治するだけっていうのが大筋の話し。
紅魔卿はレミリアが赤い霧を噴出し続けて昼間でも陽の光が遮られて色々困ったことになったから退治しにいくっていうお話。」

キュピル
「何か東方の他作品と比べるとこれだけやってる事みみっちいよな。他作品のは永遠の真冬起こしたり、月そのものに異変を起こしたり・・。
そして挙句の果てには神様とまで戦う事に。レミリアがやった事は近所の悪餓鬼の悪戯を叱りにいったって感じn・・」
レミリア
「ぎゃおーー!!!」
キュピル
「うぎゃあぁぁっーーー!!」

ファン
「・・・今回だけは無視しておきましょう。要約すると単純に退治しに行くというだけの話しですね?」
ジェスター
「うん。後ろに行くにつれてストーリーが凄い複雑化していく傾向があるんだけど紅魔卿は超シンプルだから気にする必要はないよ。メリットかデメリットかは人に寄るかもだけど。」
ファン
「ストーリーが薄いというのは、その分『ゲームそのもの』を集中して遊ぶ事が出来ますから僕はメリットに感じられますけどね。
それで実際にゲームはどのようにして進んで行くのですか?」
ジェスター
「ゲーム内容について紹介するよ。」





(二面ボス。やる事は至って単純。敵の攻撃を避け続けて敵に攻撃し倒すだけである。全6ステージ(+Ex))


ファン
「この前紹介した怒統領蜂と基本は同じということですね。弾幕量は圧倒的に怒統領蜂の方が凄いようですが。」
ジェスター
「んー・・・。上のSSは難易度ノーマルでプレイした時のSSだから少なく見えるけど最高難易度にすると敵によっては怒統領蜂並に凄い事になるから一概にはどっちが難しいかは判断つけられないね。
怒統領蜂と同じようにボムが存在していて使用すると数秒間の間弾全消し+敵に攻撃。」
ファン
「緊急回避ですね。他には?」
ジェスター
「怒首領蜂にはないシステムなんだけどパワーゲージってのがあって『P』って書いてあるアイテムを取ると自機の攻撃が強化されていくよ。
そういえば怒首領蜂は最初から攻撃MAXだったね。敵の攻撃に当たって死ぬとパワーが下がるよ。」
ファン
「なるほど。他には何がありますか?」
ジェスター
「システムかどうか分らないけど、怒首領蜂はボスをきっちり仕留めないとクリアにならなかったけど東方は一定時間攻撃を凌いでも敵を撃破する(次の攻撃へ移行)事が出来るよ。だから理論上一回も攻撃せずに勝つことも可能だよ。」
ファン
「それは斬新な発想ですね。普通は敵にではなく自分に時間制限が設けられ、時間内に倒さなければ自分がやられるっていう事が多いと思うのですが・・・。」
ジェスター
「怒首領蜂とかはボスとか中ボスが本当に大きいから端にいても攻撃を当てられるけど、東方はボスが小さすぎて自分が左端、敵が右端にいて端で避け続けてるとまず攻撃当たらないからね・・・。
それを考えると救済処置かもしれないね。」
ファン
「なるほど・・・。他には?」
ジェスター
「以上。」


・・・・・。

ファン
「・・・そうですか。では、東方紅魔卿の他のシステムは?」
ジェスター
「もうないよ。」


・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

ファン
「・・・敵の攻撃を避けながらショットで攻撃して撃退し、危なくなったらボムを発動して画面の弾を全て消して避ける。
・・・これ以外に出来る事はないのですか?」
ジェスター
「うんないよ。」
レミリア
「シンプル・イズ・ベストね!!!」
キュピル
「いやー、やっぱり怒首領蜂みたいにハイパーモード、コンボ、ショット、レーザーショットとか細かいシステムがあるほうがいいなぁ・・。」
レミリア
「そんな複雑なシステムにしたから初心者が弾幕STGを敬遠するようになったのよ!!」
キュピル
「そんなのは甘え(キリッ」

レミリア
「キィー!(ボカボカ」
キュピル
「ワァッー!(ボカボカ」

ファン
「無視しましょう。
しかしジェスターさん。これだけでは味がないので怒首領蜂と比べてどう違うか、せっかくなので説明してみてはいかがですか?」
ジェスター
「んー、そうだね。まず最初に言っておきたいのは私はやっぱり弾幕STGに初挑戦するなら『怒首領蜂より東方シリーズ』をお勧めするよ。やっぱりやれる事が限られているってのはそれだけ
余計な事考えずに済むから『とてもプレイしやすい』と思うよ。
怒首領蜂はレーザーはレーザーで相殺、ハイパーモードは通常弾を破壊できるけど使いすぎるとペナルティがある、ボムとか何か色々やれる事が多すぎて
初心者は迷う事確実だね。それと弾幕量が多すぎて一瞬でやっぱり殺される可能性も・・・。
その点東方は弾幕での画面制圧は殆どないから初心者でもラストステージまでは比較的に楽に勧める事が多いと思うよ。
後はやっぱり残機が非常に多く手に入るから多少のミスしても最後まで行ける事かな。





(エクステンド、1UP、ボム獲得。怒首領蜂と比べると非常に手に入る機会が多く慣れてると画面のように残機が7つなんてことも・・・。ちなみに画面は三面時点での状態。ボムの抱え落ちさえしなければクリアは非常に容易。)

ファン
「ボムの抱え落ちとは?」
ジェスター
「ボムがまだ残っている状態で敵の攻撃に当たって残機を減らす事だね。一回死ぬとボムは3に『なるまで』補充されるんだけど・・・。
ボムが0だったらボム3まで回復するからいいけど、ボムが2つ残っている状態で死ぬと5まで回復しないで3で止まるから結果的に損してるんだよね。
だから危ないって思ったら出し惜しみせずにとっとと使っちゃうのがクリアへの近道〜。」
ファン
「なるほど。ちなみに上のSSは道中ですか?」
ジェスター
「一応道中だね。」
ファン
「・・・敵の弾は本当に少ないですね。」
ジェスター
「三面まではね。流石に四面からは厳しくなってくるよ。」
レミリア
「私の弾幕は恐ろしいわよ!!」
キュピル
「自分でアピールしてる奴って実は大抵大したことない。能ある鷹は爪を隠すと言うし・・・。」
レミリア
「なら、そのままゲーム進めて私の所まで来てみなさいよ。」
キュピル
「いいだろう!」

ファン
「・・・・・。」






キュピル
「抱え落ちしすぎた。」

ファン
「クリアできるかできないかギリギリの所ですね。」
ジェスター
「ボム総計8個抱え落ちとか・・・。」

レミリア
「ふっふっふ、そんな状態で私を倒せると思っているのかー!」
キュピル
「まぁ、コンピューター上のレミリアならば意図も容易く撃破してみせようぞ!
・・・っていうか、一つ突っ込みたいんだがいいか?」
レミリア
「何よ。」
キュピル
「レミリアでけぇ。」








ジェスター
「巨人。」
ファン
「2mはありますね。」
レミリア
「・・・・・。」






キュピル
「あぁ、弾幕で自分の姿隠しやがった。」

レミリア
「いや、これはゲームだから私の意思じゃないんだけれど・・・。」




数分後。








キュピル
「また抱え落ちした。」

レミリア
「ふっふっふ。やっぱり私の方が強いってことのようね!」
キュピル
「くそ、うるせー!こうなったらリアルファイトだ!!(最低

レミリア
「やる気ね!!」


・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。



ファン
「何だか凄く淡泊な紹介になってしまいましたね。」
ジェスター
「うーん、こんなはずじゃなかったんだけどなー。それじゃそろそろ後片付けしないとねー。」
ファン
「ではパソコンの電源落としますよ・・・って、ジェスターさん。その方は誰ですか?」
ジェスター
「慧音先生ー。都合の悪いシナリオは全部帳消しにしてくれる凄い人だよ!!」
慧音
「(あぁ・・・もしもシリーズだけじゃなくてこっちにまで派遣されてしまった・・・。)」



その後、キュピルとレミリアはこの回では会わなかった事にされた。

ジェスター
「後付け設定の宿命だよねー。」



続く

追伸

先に怒首領蜂紹介したせいで本当に他に紹介するものがなかったっていう。



第七話 『Civilization4 Beyond the Sword(前編)』



キュピル
「Civ4来たぞーーーーーー!!」


レミリア「この日を待っていたわ!!」

「ちょwwお嬢ww。お嬢のターンはもう終わったっすからwww」



ファン
「何ですか・・・あれは・・・。」
ジェスター
「一部の熱狂的Civファンが暴れてるだけだから気にしないでおこうよ。とりあえず・・。
やっほーー!!シド星でも皆の人気者ジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・シド星って何ですか?」
ジェスター
「Civファンならクスリと来るネタだから特に気にしなくていいよ。」
ファン
「そうですか。・・・それで、今回紹介するゲームはCivilization4と言うみたいですね。
直訳すると『文明』・・っという意味ですが・・・。」




(Civilization4。筆者も現役プレイ中の超おおハマリしているゲームです。
元々は海外で発売されたゲームソフトであり、圧倒的人気により日本語化されました。
ちなみにPCソフトしかないのでコンシューマー機器で遊ぶ事は出来ません。[PS3、XBOX用のがありますがゲームシステムが違いすぎます])


ジェスター
「結構Civlizationは有名なゲームだと思うんだけど・・・ファンは知らない?」
ファン
「知りませんね。時々このサイト内でCivという単語が出てくるのは知っていますが・・・。
そういえばワシ(文明:レミリア)VSジョギング友達(文明:フラン)の対決でCiv対決したとかもありましたね。」
ジェスター
「マルチって言って多人数勝負とかがこのゲームの真骨頂かもしれないね。
対戦も凄く面白いし一人プレイも何百時間と費やせるほど面白いゲーム・・・。それがCivlization4。略してCiv4だよ。」
ファン
「では、何時も通り順を追って聞きましょうか。このゲームのストーリーは何なんですか?」
ジェスター
「あー、これはね。ストーリーはないよ。ボードゲームみたいなものだから。」
ファン
「なるほど。確かに将棋とかチェスにはストーリーはありませんからね。
ではそのボードゲームのルールを教えてください。」
ジェスター
「プレイヤーは一番最初に開拓者と戦士(または斥候)だけ与えられてゲームをスタートするの。」
開拓者は都市を作る事が出来て戦士(斥候)は戦ったりマップを探索する事が出来るよ。」



(文明は日本を選択。開拓者を使用してちょうど都市を作成した所です。)

キュピル
「川沿い氾濫原。しかもトウモロコシに金!!なんて神立地・・・!!」
レミリア
「トウモロコシと金が川沿いじゃないのは残念ね・・・。道路引く手間あるし何より灌漑通らないから食料が少なくなるわね。天帝でこれは心細くないかしら?」
キュピル
「日本だし少し不安だが、それでもいけるだろう。」

ファン
「お二人が色々言っているがよく分りません。」
ジェスター
「あっちは廃人向けの会話だから気にしなくていいよ。とりあえず都市作るね。」
ファン
「京都が出来ましたね。」
ジェスター
「選んだ文明によって出来あがる都市の名前は変わるよー。アメリカならワシントン。イギリスならロンドン・・って感じにね。
都市では戦闘ユニット、都市をより成長させる建築物や労働者を作る事が出来るよ。」
ファン
「戦闘ユニットや都市をより成長させる建築物は大体イメージがつくのですが・・・。労働者は一体何をするのですが?」
ジェスター
「労働者は周辺のタイルを地形改善させる事が出来るよ。」
ファン
「・・・地形・・改善?よく分らないのですが・・・。」
ジェスター
「単純に言えば、畑を作ったり山に鉱山を作る事が出来るって事だよ。都市の人口に応じて市民を地形に配置して働かせて
そこから食料、お金、生産力を手にする事が出来るの。その時労働者を使って地形を畑や鉱山、街に変えておけば色々手に入る物が増えるって事。」
ファン
「なるほど。ところで川が流れていますね。これは何か意味はあるのですか?」
ジェスター
「あるよ。都市が川や湖に隣接していると衛生が良くなるし畑は資源の上(例えばトウモロコシ)か川の隣じゃないと作れないよ。
衛生については後述するよ。」
ファン
「水道施設がしっかりしていなければ都市は汚くなりますし、畑も灌漑が通せませんもんね。よく出来ていますね。」
ジェスター
「この時重要なのは鉱山を作るには『鉄鉱』。畑を作るには『農業』の知識がないと作れないって事。」
ファン
「初めから作れる訳ではないのですか?」
ジェスター
「うん。ゲームスタートしたばっかりの時はまだ紀元前4000年だから人間は農業の知識すらないの。」
ファン
「よく出来ていますね。では、どうすればそれらの知識を得る事が出来るのですか?」
ジェスター
「研究すると手に入るよ。ちょうどさっきのSSの上を見れば 研究:農業 ってなってるのが見えると思う。」
ファン
「書いてありますね。研究:農業(7)と。・・・(7)?」
ジェスター
「あと7ターンで農業の研究が終わるって事。」
ファン
「なるほど。都市に労働者(10)と書いてあるのは労働者が完成するまであと10ターンっていう事ですね?」
ジェスター
「うんうん。」
ファン
「労働者が完成したと同時に畑がもう作れそうですね。この研究はどうすれば早く終わるのですか?」
ジェスター
「お金を沢山手に入れる事が出来れば早く終わるよ。お金は特定の地形改善を行うと生産する事が出来るよ。
地形改善の代表例は『街』だね。」
ファン
「街から税やら何やらで徴集しそれらを研究費として割り当てるっと言った所でしょうか。」
ジェスター
「労働者を使って都市周辺に畑や鉱山に街を作って都市の人口を増やしながら成長させつつ
周囲の地形を探索して良い地形を見つけたら、開拓者を作って新しい都市を作って・・・。
そしてどんどん技術を開発していき文明を進化させていく。これが基本のゲームシステムだよ。」
ファン
「面白そうですね。少し僕が操作して進めても良いですか?」
ジェスター
「うんうん、いいよー。」


・・・・。

・・・・・・・・・・。


ポンッ♪

オンヴォォォワアアァァンブゥワアァァッ

ポンッ♪

ホンォワァァァミィヤァァァフワアァッ

ファン
「何か文字で書くと凄い事になっていますが、仏教っぽいBGMと何かの宗教っぽいBGMが鳴っていますけど。」
ジェスター
「宗教が創始されたみたいだね。」




ファン
「このゲームには宗教もあるのですか。」
ジェスター
「うん、あるよー。特定の技術を開発すると創始されるよ。
仏教とかヒンズー教。ユダヤ教は実際に紀元前に創始されたらしいからゲーム内でも早めに創始出来るね。
イスラム教やキリスト教とかは西暦で創始されてるから後ろの技術を開発しないといけないけど、それらの宗教もあるよ。」
ファン
「せっかくだから自分で創始してみたかったのですが・・・残念ですね。」
ジェスター
「今回は何故か難易度最高でプレイしているみたいだからAIに取られちゃったね。
自分で創始しなくても伝搬すれば伝搬してきた宗教を国教にする事が出来るよ。」
ファン
「日本は仏教国、インドはヒンドゥー教が国教だったことが有名ですね。国教にするとゲーム内ではどのような事が起きるのですか?」
ジェスター
「国教が伝搬されている都市での幸福度が上がるよ。」
ファン
「幸福度、衛生度と色んな言葉が出ていますが・・・。これって一体何ですか?」
ジェスター
「幸福度はその都市の市民がどれ程幸せか表す数値だよ。不幸度っていう数値もあるんだけど
不幸度が幸福度を上回ると市民が怒りだすよ。」
ファン
「怒るとどうなるのですか?」
ジェスター
「怒っている分だけ働くのを拒否するよ。通称ニート。」


(左上は不衛生度。左下が衛生。右上が不幸度で右下が幸福度。
下の数値よりも上の数値が上回っていると問題が発生する。)

ファン
「ひ、ひえー!市民が今にも怒り爆発寸前です!あ、人口が増えたらついに不満爆発して仕事を拒否しています!
働いてくれないと食料を確保する事が出来ないのですが・・・。」

???
「働きたくないでござる!餓死しても絶対に働きたくないでござる!!!」

ファン
「困りました。」

ジェスター
「今都市の上に軍事ユニットが何もいないのが問題みたいだね。おけば+-0になって鎮圧するよ。」
ファン
「その前に人口が減って+-0になりました。」

ジェスター
「最初は気にしなくてもいいよ。」

レミリア
「不満が爆発して噴出したニート共は奴隷制を採用して奴隷ですりつぶすのも一手よ。ふふふ・・・ふふふふふ・・・。」
キュピル
「ただし、調子に乗りすぎて奴隷使いまくると不満がやばいっていう。」

ファン
「・・・上は仮想の話ですか?」
ジェスター
「ううん。社会制度っていうのがあって実際に奴隷制度を採用して市民を生贄に捧げて一時的に生産力を爆発的に高めるっていうのがあるんだけど・・・。
今は気にしなくていいよ。追々説明していくよ。」
ファン
「最近ジェスターさん難しい言葉を使うようになりましたね。後述や追々など・・。成長しましたね。」
ジェスター
「えーっと、この台本にフリガナ振ってあるからね。えっへん。」
ファン
「(あぁ、という事は意味は理解していないのですね・・・・。)
・・・あ、ところで不衛生度が衛生度を超えるとどうなるのですか?」
ジェスター
「超えた分だけ余計に食料が必要になるだけだよ。あんまり重要じゃないけど放置しすぎても厄介って感じ。
ほら、進めて進めて。」
ファン
「分りました。」


・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ファン
「おや、画面に突然何か現れましたよ。」

(文明はアラビア。指導者の名前はサラディン。生年1137年、没年1193年。実在の人物である。
イングランド王、リチャード一世が率いる十字軍と激戦を繰り広げエルサレム等の防衛に成功している歴史上の英雄人物である。)

ファン
「サラディンですね。このゲームでは実際に存在する指導者が出てくるのですね。
・・・・何だか嫌味な事言っていますが。」
ジェスター
「サラディンはプレイヤーが使うと弱いけどAIだと結構強いから気をつけてね。
あ、ヒンドゥー教創始している。」
ファン
「サラディンはイスラム教を崇拝していたはずですが・・・。」
ジェスター
「そういうIFストーリーが楽しめるのもCiv4の醍醐味だよ。日本がピラミッド作る事だって出来るよ!」
ファン
「傍から聞けば面白いですね。おや、別の人物にも会いましたね。」




(文明エチオピア。指導者ザラ・ヤコブ。何かエチオピア帝国確立に貢献云々らしいけど詳しい事は忘れました・・・。
彼の来ている服は民族衣装らしいのですが、どうみてもジャージにしか見えないので皆からはジャージと言われています。)

ジェスター
「あ、ジャージ。」
ファン
「ジャージ?」
ジェスター
「あだ名。そう見えるから。こいつ強いから気をつけてね。」
ファン
「どう気をつければいいのか分りませんが、わかりました。
しかし彼等も僕達と同じように労働者や開拓者を生産し領土を広げているのですよね?」
ジェスター
「うん、そうだよ。」
ファン
「ではこちらも急がなければいけませんね。領土が全て埋まったらどうなるのですか?」
ジェスター
「戦争で奪う事も出来るけど、よく考えてから行動するようにね。」
ファン
「平和的に行きましょう・・・。」

レミリア
「日本を使っているのに戦争しないとか哀れね。ほら、笑いなさいよ。」
キュピル
「プークスクス。」
ジェスター
「うざい。わああああああああああああ!!!」
キュピル
「ギェェェェエエエエエエ!!!」
レミリア
「痛い痛い痛い!!」


・・・・。

・・・・・・・・・。



続く


追伸

Civ4きっちり説明したいのでちょっと長引くと思います。こ、これを機にCiv仲間を・・・。



第八話 『Civilization4 Beyond the Sword (中編)』


(前書き:ジェスターとファンの会話は一般向け、キュピルとレミリアの会話は廃人向きです。

ジェスター
「やっほー!!日本でもアイドルのジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。今日は前回の続きからですね。」
ジェスター
「うんうん。」
ファン
「これまでの流れをまとめますと、京都を建設し地形改善を行って順調に都市を発展。
ユニットを動かし周囲を探索させた結果、指導者サラディンとザラ・ヤコブと接触した所で終わったんでしたね。



(農場を作り、鉱山を建設。そのタイルで市民を働かせると食料、生産力がアップ!)

ファン
「ところで・・・・・今もう一度見返すと何かサラディン、物凄く怪しい目でこちらを見ていますね。」






キュピル
「いかにも鼻つまみ者って感じの顔だよな。」
レミリア
「Civ4の指導者の皆は出会いがしらに皮肉を飛ばしてくるのが特徴ね。」
キュピル
「『困った事があれば遠慮なく申すが良い、神は常に自分より弱い奴を救えを言っているから』とか殴りたくなるよな。」




ジェスター
「用心されてるからねー。仲良くなると笑ったりするよ。敵に回すと当然怒った顔するけど。」
ファン
「友好を築き上げたい所ですね。さて、えーっと・・・。この後どうすればよいのでしょうか?」
ジェスター
「回りを探索した結果どうだったー?」
ファン
「回りの地系はこんな感じでしたね。」





ジェスター
「どれどれー。・・・あれ?珍しいね。」
ファン
「おや?何がですか?」
ジェスター
「まだ別の文明の領土が見えないね。」
ファン
「別の文明の領土?」
ジェスター
「ほら、日本の周囲に赤い線があるでしょ?」


(首都を取り囲んでいる赤い線。この内側が自国の領土である。)


ファン
「ありますね。」
ジェスター
「この線の内側がその国の領土なんだけど、難易度がMAXだから普通ならもう敵の領土が見えてもおかしくないんだけど・・・。」


キュピル
「天帝は最初から開拓者が三体与えられてるからな。下手するとこっちの都市が二つ、酷い時は最初の都市だけとか普通に起こりえるからな・・・。」
レミリア
「この広さなら領土の心配は必要なさそうね。」


ファン
「領土が広く取れそうなのは良い事ですね。・・・おや、今石工術の研究をされているようですが、これを研究するとどうなるのですか?」
ジェスター
「採掘場の地形改善が出来るようになって、更に一部の世界遺産が建設できるようになるよ。」
ファン
「世界遺産?あぁ、そういえば前回ピラミッドや何やら単語が出ていましたね。」
ジェスター
「日本は世界遺産の建設には全然向いていないんだけど、少しの領土を犠牲にすれば建設出来るかな?って思って石工術を研究してるの。目標はピラミッドの建設だよ!」
ファン
「ピラミッドを建設するとどうなるのですか?」
ジェスター
「えーっとね・・・。・・・ちょっと戦略が完全に上級者向けだから説明が難しいね・・・。」


キュピル
「なるほど、氾濫原も多いし食料資源もあるからピラミッド建設して代議制採用しての専門家経済をやるつもりか。」
レミリア
「日本はとにかく経済力のない国だから序盤は強い専門家で乗りきるつもりね。悪くない選択ね。」


ジェスター
「とりあえずピラミッド建設すると本来はもっともっと時代が進まないと出来ない事が出来るようになる特別な遺産!
世界遺産は一つ一つに固有の能力を持っていて基本的にどれも強いから余裕があれば作ってみるといいよって感じの物だよ。」
ファン
「とりあえず、わかりました。ではさっそくピラミッドを建設・・・。」
ジェスター
「あ、ごめん。先に開拓者だけ生産していい?ピラミッドの建設はとにかく時間かかるから先にもう一つ都市作りたくて・・・。」
ファン
「分りました。あ、石工術の研究が終わりましたよ。次は何を研究しますか?っと問われていますが・・・。
色々多くて迷いますね。」





(テクノロジーツリー。ちょうど左下の石工術を研究した所である。
テクノロジーを研究するには一部の条件と順序がある。例えば中央にある騎乗というテクノロジーを研究するためには
まず畜産の研究を終えてからでなければ研究する事が出来ない。)

ファン
「殆どのテクノロジーの先には矢印がついていますね。このテクノロジーを研究すると次に研究できる物を示しているのですか?」
ジェスター
「ピンポーン!当たりだよ。一部のテクノロジーは矢印の順序だけじゃなく前提技術もあるけど基本的にはそうだよ。」
ファン
「前提技術とは?」
ジェスター
「例えば右下にある鉄器を研究し終えて羅針盤を研究しようとした時、もし左上にある帆走という技術を完了させていなかったら
羅針盤は研究出来ないって事だよ。」
ファン
「羅針盤の右に帆走のマークがありますね、なるほど・・・。
矢印通りに進めても一部は駄目という事ですね、わかりました。ターンを進めますね。」




・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ファン
「・・・はっ、ジェスターさん!日本のユニットが攻撃されています!」




(見えづらいが斥候が弓兵に攻撃されて吹き飛んでいる。)

ファン
「い、何時の間に戦争が!!?ヒエエエ。」
ジェスター
「あ、違うよ。それは蛮族。どこの国にも属していない完全なお邪魔キャラ。
日本だけじゃなくて別の文明にも襲いにいくよ。」
ファン
「山賊みたいなものでしょうか。」
ジェスター
「そんな感じで大体イメージいいよ。うーん、でももう蛮族弓兵出て来たんだ・・・厄介だね・・・。」


キュピル
「正直天帝で領土が広く取れそうな時は蛮族との戦いになるよな。」
レミリア
「蛮族の出現条件はその地形にどの文明も視界に入っていない事が条件。つまり沢山のユニットを派遣して
監視の目さえ行き届いていれば蛮族は発生しない。けど初めはそこまで回す生産力もないのよね。あー腹ただしい!」
キュピル
「とにかく蛮族弓兵だと斥候じゃ話しにならないし、初期軍事ユニットの戦士でも負けやすいからな・・・。」



ファン
「現状日本が生産出来る軍事ユニットは斥候か戦士だけですね。一番強いのは・・・戦士みたいですが、戦闘力が2のようです。」
ジェスター
「一方弓兵の戦闘力は3だから戦闘になると不利だね。基本的に戦闘力が離れると対比の分だけ勝率が半分になっていくよ。」
ファン
「ジェスターさん、どうしましょう・・・。」
ジェスター
「うーん、研究を弓術に変えてこっちも弓兵作ろうと思ったけど
ピラミッド作りながらだと弓兵作るの難しいね・・・。こっちに来ない事を祈ろうよ。」
キュピル
「運ゲーかよ。」





・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



ファン
「結局蛮族弓兵は何処かに行ってしまいましたね。助かりました。」
ジェスター
「ちょうど開拓者が完成したから第二都市作ろうかー。南の海に面した川沿いに作るよー。」




(第二都市、大阪完成)


ファン
「都市が増え領土が広がりましたね。さっそく労働者を派遣して畑を作り人口を増やしていきましょう。」
ジェスター
「ファンも手際がよくなったねー。」



キュピル
「所で、何故海沿いなのだろうか?一歩右にしてすぐに牛を使えるようにしてもよかったんじゃないのだろうか?
牧場を建設すれば古代に置いてはかなり強力な地形改善になるし、何より海は陸と比べて地形改善出来ないから弱い・・・。」
レミリア
「馬鹿ね、まだ畜産のテクノロジーが完成していないのよ。それに大陸はパンゲアじゃなくて大陸設定みたいよ。
海に面していなければ将来的にも船が作れる都市が限られるからそのために海沿いに建設したんじゃないの?」
キュピル
「なるほど、確かにそれなら海沿いでもいいな。」



ファン
「上で何やら難しい話しが出ていますが・・・。」
ジェスター
「分る人だけでいいよー。」
ファン
「海は地形改善出来ないとキュピルさんが仰っていましたがそれは本当なのですか?」
ジェスター
「そこに資源がない限り出来ないね。海の生産能力は本当に弱いから基本的には役立たずだよね。
灯台とか後で説明するけどモアイ像とか建てれれば強くはなるけど・・・。」
ファン
「・・・灯台?モアイ像?」
ジェスター
「全部後で説明するー!・・・・あ、都市立てたら新しい指導者に合ったみたいだよ。」




(フランスの指導者。ド・ゴール。世界第二次大戦時にフランスを率いていた軍人である。)


ファン
「彼一人だけ何故か急に現代人っぽいですね。時代にそぐわないです。」
ジェスター
「そこは・・・気にしちゃだめだよ、ファン。
例によってド・ゴールの領土は分らないね。」
ファン
「ユニットに会っただけみたいですね。早い所相手の領土を探りたい所ですが・・・。」



キュピル
「まだ別の文明の領土を見つけていないのか。本当に広いな。これはもしかすると数万分の一の確立ぐらいの
伝説の超スーパーレア立地なのか?」
レミリア
「まぁ、紅魔館程広くはないけどね。」
キュピル
「紅魔館どんだけ広いんだよ。」





・・・それから30ターン程経過し・・・。



ファン
「第二都市大阪の人口も増えたので開拓者を生産しましょうか。」
ジェスター
「そうだねー。首都は今ピラミッドの建設で忙しくて都市作れないもんねー。」


数ターン後。


ファン
「開拓者が完成しました。何処に派遣しましょうか?」
ジェスター
「南東の川沿いに建てようー。衛生資源が沢山あって将来有力な都市になるはずだよ。」





(第三都市、東京建設。バナナ、川沿い小麦と食料資源が超豊富。)


キュピル
「何だ、この超神立地は・・・。」
レミリア
「尽く運のいい子ね。」


ファン
「さっそくバナナに農場を・・・おや?畑が作れませんね。何故でしょうか?」
ジェスター
「あ、バナナにジャングルが生えてる。ジャングを取り除かないと殆どの地形改善は出来ないよ。
ジャングを取り除くには鉄器の技術が必要だよ。」
ファン
「今は美学を研究していますが、鉄器に切り替えますか?」
ジェスター
「ううん、これも後で説明するけど別の戦略を考えているからこのまま美術を研究しておいて。
それにジャングル伐採できるようになってもバナナ農園は農場じゃ作れないよ。暦っていうテクノロジーを手に入れないと
大規模農園(バナナの地系改善施設)は作れないよ。」
ファン
「歴?」
ジェスター
「上のSSにもまだ映っていない程先のテクノロジーだね。」
ファン
「遠いですね。ではバナナ当分無視しましょうか。先に小麦に農場を張りましょう。」

更に経過する事数ターン。


ファン
「ジェスターさん!ついにピラミッドが首都、京都で完成しましたよ!」






(ピラミッド完成!非常に強力な遺産である)

ファン
「ピラミッド建造のムービーが流れ始めましたよ。」
ジェスター
「世界遺産を完成させるとムービーが流れるよ。結構面白いからついつい役に立たない遺産でも一度はムービー見るために作りたくなるなるよね。」
ファン
「役に立たない世界遺産もあるのですか?」
ジェスター
「あるよ。どう見ても全然いらない効果の遺産とか・・・。ピラミッドは凄く強いから安心してね。」



キュピル
「いらない遺産代表はチェチェンだよな・・・。」
レミリア
「ヴェルサイユ宮殿も微妙よね。」



ファン
「無事に世界遺産が完成しましたが・・・これで日本はどう変わるのですか?」
ジェスター
「F3キーを押して社会制度を開いて。」
ファン
「社会制度ですか?」






(社会制度画面。現実世界でも文明には様々な社会制度が存在する。例えば中国は今は国有化経済を行っているし
現在の日本の政治形態は民衆の間で選挙を行い議員の代表を決める代議制を使っている。
古代の時代に置いてはカースト制を採用していた文明はとにかく多かっただろう。
戦国時代の日本に置いてもカースト制度だったのは有名だろう。農家で生まれた子供は農民にしか慣れなかったし、武士の家に生まれた者は皆武士に慣れた。
このように実際に人類と世界の歴史を通じて様々な社会制度があったがCiv4でもその有名な社会制度を採用する事が出来る。
社会制度によって効果は勿論マチマチである。)


ファン
「素晴らしいですね、沢山の社会制度があります。・・・奴隷制とか一部怖い物もありますが。」
ジェスター
「特定のテクノロジーを開発しないと新しい社会制度は採用出来ないんだけど、ピラミッドを建設すると一番左の政治制度をいきなり全て
好きな物を選ぶ事が出来るようになるの。この政治制度の代議制という制度が物凄く強い!」
ファン
「現在の日本の政治制度ですね。文明的にもピッタシですが、効果は?」



(代議制効果。人口の高い上位5都市の幸福が+3され、専門家を雇用すると研究力が+3される)

ファン
「幸福+3は強力ですね。さっきまで散々民衆が怒っていたのが代議制を採用した瞬間皆幸福になりました。
・・・所で専門家というのは何なんですか?」
ジェスター
「これは後で説明するよ。まだ専門家採用出来ないからね。でも今はこの幸福+3だけでも凄い強いから採用しておこうかー。」
ファン
「分りました。」



キュピル
「正直、哲学志向+代議制はもう誰も止められないよな。」
レミリア
「土地さえあって外交コントロールもしっかり出来れば勝率はかなり高くなるわね。」



ファン
「さて、代議制を採用し都市の不満が一層されました。着々と日本は成長していますが、次はどうしましょうか?」
ジェスター
「ちょっと外交が孤立気味かも。」




(AIの殆どがヒンドゥー教を国教にしている。同じ宗教を国教にしている文明は仲が良くなり戦争しにくくなる。)

ジェスター
「孤立すると戦争の標的になったりするし、良い事が殆どないからこっちもヒンドゥー教を採用しないと。」
ファン
「ヒンドゥー教を採用するには、自国の都市にヒンドゥー教が布教されている必要があるみたいですが・・・。
ヒンドゥー教何か伝搬されていませんよ!」
ジェスター
「やっとザラ・ヤコブの領土が少しチラッと見えたけどサラディンの領土はまだ見えないもんねー・・・。
でも宗教を伝搬して貰う方法はあるよ。相互通行条約を結ぶと布教ユニットがぶらりと来るようになるよ。」



(相互通行条約を結ぶ所。この条約を結ぶとお互いの領土を通行出来るようになる。)

ジェスター
「サラディンは宗教にとても熱心な人だからきっと布教ユニットを送ってくれるよ。」
ファン
「結んだその3ターン後にさっそく来たようですよ。」




(ヒンドゥー教を布教する事の出来るユニットが到来。その後、何故か東京を無視して大阪に布教。)

ファン
「ヒンドゥー教が我が国に伝搬しました。さっそく国教をヒンドゥー教に制定します。」
キュピル
「日本がヒンドゥー教を崇めているとか・・。」

ジェスター
「これで同じ国教にしている文明とは仲良くなれたよ!」




(ニコニコ顔のザラ・ヤコブさん。きさくに やぁ! と話しかけてくれています。)


ジェスター
「これで当分は外交も大丈夫そうだね。サラディンとザラ・ヤコブは同じ国教にしている文明とは滅多に戦争しないから一安心。
ド・ゴールは軍人って事もあって戦争大好きだからちょっと分らないけど・・・。今はまだ心配しなくても大丈夫そう。」
ファン
「ジェスターさん、熱心に説明するのも良いですがそろそろ夜遅くなってきましたよ。」
ジェスター
「あ、本当だ。じゃーこの辺にしようかー。」
キュピル
「あー、ちょっといいか?」
ジェスター
「んー?」
キュピル
「これ中編だよな?」
ジェスター
「うん。」
キュピル
「でもゲームは10分の1をやっとすぎたぐらいだよな?」




・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

キュピル
「終わるのか?」

ジェスター
「中編の中編とかにすれば引っ張れるよ」
キュピル
「無茶言うな!!!」




続く



追伸

Civ4の説明もしたいが、他のゲームの紹介もしなければいけない。
むむむ、どうしたもんか。



第九話 『キャサリン』


ジェスター
「やっほー!浮気も思いつかない程皆のアイドル、ジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。さて、前回宗教ヒンドゥー教を国教に・・・って、おや?ジェスターさん?
タイトルがCivilization4じゃないみたいですが、どうしましたか?入力ミスですか?」
ジェスター
「うん。ずっとCivの紹介しててもあれだから今回は小休憩ってことで別のゲーム紹介するよ。」
ファン
「まさかとは思いますがCiv4の紹介に飽きたっていう訳ではありませんよね?」
ジェスター
「そんな訳ないよ!!!わあああああああああああああ!!」
キュピル
「そうだ!!ある訳ない!!!ファン!謝った方が良いぞ!!(-4
ファン
「ヒィィィッ!(恐るべしCiv中毒者・・・。)
す、すみませんでした。」
キュピル
「貴公は謝ったのだな(+2)(不満はない。」
ファン
「・・・それで、今日は何を紹介するのですか?」
ジェスター
「今日紹介するゲームはPS3とXBOX360で出ている『キャサリン』ってゲームだよ。」
ファン
「キャサリン?人の名前ですか?」
ジェスター
「そうだね。ゲーム内でも人の名前が深く関係してるね。」




(キャサリン。CEROは『C』。パッケージ絵を見ると、いかにもアレっぽそうなゲームだが別に18禁ゲームはない。)


キュピル
「何だこれ。エロゲか?」
ジェスター
「そんな訳ないじゃん。男は出てけー!!}
キュピル
「うわっ、何で俺だけ追い出すファンもおt・・。」


バタンッ


ファン
「僕も男なんですが。」
ジェスター
「ファンは人間じゃないからいいの。」
ファン
「・・・そうですか。それで、これは一体どのようなゲームなのですか?」
ジェスター
「ジャンルは公式サイトには『アクションアドベンチャー』って書いてあるけど実際は『パズルアクション』
間違ってアクションアドベンチャーだからアクションゲームだと思って勘違いして買わないようにね。
発売されたばっかりの時は割と誤解して文句言っている人多かったから。」
ファン
「パッケージイラストからでは両ジャンルとも想像できませんね・・・。恋愛シミュレーションゲームかと思いましたよ。」
ジェスター
「んー、恋愛シミュレーションとまでは言わないけどこのゲームのテーマが恋愛とは凄く深く関わっているね。」
ファン
「ほぉー。ではストーリーを教えてください。」
ジェスター
「はい。ストーリー。公式サイトから引っ張ってきたよ。」





主人公ヴィンセントの暮らすとある街では、「寝ていただけの男が、苦悶の表情で死んでいる」という奇怪な事件が多発していた。
しかも被害者は若い男性ばかり。
また、その陰で「落ちる夢を見た時、すぐに目が覚めないと、そのまま死ぬ」という、奇怪な噂も流れ始めていた・・・。




(主人公ヴィンセント。職業はプログラマー。)


そんな中、ヴィンセントは行きつけのバーで、五年の付き合いになる恋人キャサリンとの関係に頭を悩ませていた。
「いまの生活のままで良い」と思う自分と「結婚」を仄めかす恋人。
揺れ動く狭間で、答えが出せないヴィンセント



(恋人、キャサリン。正直顔だけで見るとヴィンセントと釣り合っていない。
なお、以後このキャサリンの事はKのキャサリンと呼びます。理由は後述。)

そこへ突然謎の美女が現れる。
その美女は、他に席は沢山あいているというのに、わざわざ相席を申し出る。
魅惑のプロポーションに、体を押しつけるストレートな誘惑。
そして『彼』好みの容姿・・・。




ヴィンセントは、成り行きに任せるまま、一夜の過ちを・・・。

(画像めっさ怖い・・・。このSSを見るとさっきまでのイメージが一気に吹っ飛ぶ。)


美女との出会いの日を切っ掛けに、ヴィンセントは毎夜、「悪夢」にうなされ始める事となる。

これはもしや噂の悪夢なのか・・・。



ヴィンセントが謎の美女キャサリンと一夜を過ごした後も怪事件は後を絶たずにいた。

「怪事件は”魔女”が引き起こしている」
「悪夢の正体は、遊んでばかりいる浮気男の恨んだ”女の呪い”」と立ち上がる奇妙な噂。

そんな中、ヴィンセントもまた、毎晩例の悪夢にうなされていた。





(謎の美女。皮肉にも彼女の名前もまた「キャサリン」
なお、以後こっちのキャサリンは『Cのキャサリン』と呼びます
理由ですが、二人のキャサリンは英語版を確認した所頭文字が K と C で違う名前になっていたので
区別をつけやすくするためにKとCで分けて言います。)



ファン
「主人公ヴィンセントは五年付き合っているKのキャサリンさんがいるにも関わらずCのキャサリンと・・・その過ちを犯したのですね?」
ジェスター
「つまり浮気したって事だね。」
ファン
「一時の感情に流されるのはとても危険なものですね。ところで、悪夢というのは?」
ジェスター
「このゲームの重要ワードの一つだね。ストーリーは一旦置いといてこのゲームの一連の流れを説明しておくね。」
ファン
「ゲームの一連の流れ?」
ジェスター
「ゲーム内の一日ではあるサイクルに沿って進められているの。こんな感じ。」





(ゲームは 『悪夢』→『ドラマ(いわゆるムービー)』→『酒場』→『悪夢』・・・この流れを繰り返す事になる。
もっと具体的に言うとオープニングが終わってヴィンセントが寝た瞬間から悪夢が開始。
この悪夢で『恐怖のアクションパズルゲーム』をやる事になります。

無事に悪夢から目覚める事が出来た場合、ムービーシーンへ。ムービーが終わると酒場へ移動し
そこで色々な情報、もっと深いストーリー、オマケを遊ぶ事が出来る。
が、この酒場は選択肢が多数存在して選択した内容によってEDが変わってくるのでドラマを見た後
どう思ったか判断する・・・って形になってきます。そして酒場から出るとヴィンセントは自宅へ帰り再び悪夢へ・・・。)


ファン
「この三つのモードを繰り返して行くのですね。」
ジェスター
「うんうん。浮気してしまっているヴィンセント。結婚を仄めかすKのキャサリン、自由に楽しく生きる事をモットーとしているCのキャサリン。
ヴィンセントは何故か踏ん切りがつけられず、ダラダラと関係が続いて行く。
ストーリーを見れば分る通り、悪夢と浮気は深く関係していてそれがヴィンセントを更に苦しめる事になっていく・・。」
ファン
「気になるストーリーですね・・・。ストーリーはもう分りました。実際にどんな風にプレイしていくのか教えてください。」
ジェスター
「このゲームで主に操作して行く事になるのは悪夢だね。ドラマは見るだけだし、酒場も店の中を適当にうろついて会話して選択肢を選ぶだけでアクションシーンはなし。」
ファン
「悪夢でアクションと言うのはよく分らないのですが・・・。そもそもヴィンセントはどういう悪夢を見ているのですか?」
ジェスター
「ブロックの上に立っていて、足場が時間の経過とともにドンドン崩れて行く夢を見ているの。」






(悪夢を見始めると扉の前に立たされているヴィンセント。その扉を潜るとこの徐々に足場が落ちて行くブロック群に立っている。)



(足場は時間の経過と共に崩れて行く。足場が崩れその時ヴィンセントも乗っていると一緒に落下して即死END。
そうなるまえにブロックを動かし、足場を作ってドンドン高く、夢から覚めるまで登り続けなければいけない。


ファン
「・・・恐ろしいゲームですね。追っ手もいるのですか。」
ジェスター
「基本的には毎晩必ず現れるね。
・・・実はこの悪夢ゲーム。またとんでもなく難しい・・・。
ファン
「と、いいますと?」
ジェスター
「これがその悪夢ゲームをプレイ中の画面なんだけど・・。」



ファン
「ブロックが沢山並んでいますね。」
ジェスター
「まず悪夢のルールなんだけど、ブロックは一段ずつしか上る事が出来ない。
ヴィンセントはジャンプする事が出来ない。(マリオみたいに穴を飛び越える事は不可能。)
ブロックは辺で繋がっていればくっ付く。(左の模様の書いてある黒いブロックは右下のブロックと辺でくっ付いているので落下しない。)
ブロックは押したり引いたりする事が出来るけど模様の書いてある黒い石は動かす事が出来ない。
更にブロックを引く時、ヴィンセントの後ろにブロックがある場合は引く事が出来ない。(押す場合はその奥にいくらブロックがあっても纏めて押す事が出来るので問題ない)
・・・それをふまえて上のSSを見て欲しいんだけど。赤丸の所までどうやって行く?」
ファン
「・・・おや。ヴィンセントは確か一段ずつしか上れなくてジャンプも無理でしたよね。
あの赤丸の所まで行くには・・・・。・・・おや・・・。ジェスターさん。これは手詰まりが起きて居ませんか?」
ジェスター
「そうなんだよねー・・。このゲーム。プレイヤーが焦って下手にブロックを動かしちゃうと簡単に手詰まり起こしちゃうんだよね・・・。
実はあの赤丸の石は元々一個左の所にあって間違って押しちゃったんだと思うの。するとこうなっちゃって簡単に手詰まり。あ、でもこの状態から唯一脱出出来るとすれば、赤丸の↓のブロックを右に動かして・・。
すると、あの隙間に入れるようになるからそこに入って・・・。そのブロックも右側に押して・・・。
ちょっとSSギリギリだから分らないけどその動かした先にも足場があるならもう一度動かすと一個右にずらした、あの赤丸の下にあった石が辺でくっつかなくなるから下に落下するから・・・。」
ファン
「すみません。プレイしていないので全然分りません。」

ジェスター
「うーん、そうだよねー。とりあえず悪夢ゲームはパズルゲームってのだけ分ってくれたらいいよ。」
ファン
「それはもう十分分りました。」
ジェスター
「一応悪夢のパズルゲームはイージー、ノーマル、ハードの三つがあるけど正直言ってイージーでも難しい。(コツやテクニックを見つけるまでは)
ストーリーが凄く魅かれる内容で興味本位に買ったらパズルゲームが難しすぎて苦情殺到・・っていう経歴を持っているんだよねー・・。」
ファン
「上のSSの状態から更に上に登るにはどうすればいいか一度考え出すと・・・答えが出るのに随分時間がかかりますね。
しかも足場は徐々に崩れて行っている訳ですから悠長にしてはいられませんからね。確かに難しそうです。」
ジェスター
「でもそれを踏まえても、ストーリーは最高に面白いし悪夢も慣れたら解いていくのが楽しくなってくるから私はお勧め出来るゲームだと思ってるよ!
特にストーリーは海外で最高得点つけられた事があるぐらい評価されてるよ。これがその雑誌。」
ファン
「拝見します。・・・えーっと・・。『キャサリンは最高のシナリオと最悪のパズルを我々に提供した・・・。』・・・何かパズル文句言われていますよ。」
ジェスター
「うーん、私はこのパズルかなり面白かったと思うんだけどなー。皆もっと頭使わないと〜。」
ファン
「(それはジェスターさんが言ってはいk・・・)」
キュピル
「お前が言うな。」



・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



キュピル
「ん?しまった。いつのまに寝てしまtt・・・って、何処だここは!!?はっ!!足場が崩れてる!?ひ、ひええええ(ry」



続く



追伸

キャサリンはマジお勧め。

シナリオはかなり高く評価できる。パズルは慣れと相性の問題だと思いますが音楽も大変評価できます。
・・・が、悪夢。追っ手と崩れる足場はそれ相応のプレッシャーと焦燥感に煽られ、しかもホラー表現も大分キツイので注意は必要です。
でもそれでも私はこのゲーム、強くお勧めします。



第十話 『お金がない!!』


ジェスター
「やっほー!皆のアイドルジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。今日は普通の挨拶何ですね。」
キュピル
「あれの何処が普通の挨拶なのか良く良く思い返すんだ!」

ファン
「ハッ・・・。いつも銀河のアイドルや爆発的アイドルと仰っていましたからついつい普通だと思ってしまいました。」
ジェスター
「私一言もそんな事言っていないんだけど。それとキュピルは帰れー!」

キュピル
「ぬおぉぉー!飼い主を追い出すペット!だが今日は出て行かないぞー。」
ジェスター
「えー。」
ファン
「・・・それで、今日こそCivの続きですか?」
ジェスター
「そうしようと思ったんだけど、ずーっと紹介してたからちょっと疲れちゃったー。紹介は明日にしない?」
ファン
「ジェスターさんがそう仰るのなら別にそれでも構いませんが。」
キュピル
「ずっと紹介だったからなぁー。お前等がずっと遊んでいるから生活費がもう高くついて・・・。
ファン
「す、すみません。反省します。」
ジェスター
「ペットを幸せにするのは飼い主の義務だよ?」
キュピル
「世話してくれてる飼い主を幸せにするのがペットの務めだろうがぁぁっーー!!」
ジェスター
「ギャッー!」
ファン
「(家計簿を見てみましょうか・・・。)」

・・・。

・・・・・・・・。

ファン
「電気代がやはり高くついていますねー。」
ジェスター
「アノマラド大陸の電気って何処で作っているんだろうね。」
キュピル
「そりゃもう、魔法使いが日夜雷呪文を唱え続けて・・・。」
ジェスター
「わ、私魔法使えないから売り飛ばさないでね!」
キュピル
「普通なら『可愛いペットにそんな事はしないよ。』と言うのだろうが、お前は少し働いて世の中の仕組みを(ry」
ジェスター
「ペットの反抗!!!」
キュピル
「ウワッ、貴様ナニヲスルー!」

ファン
「(・・・キュピルさん、赤字だったんですね・・・。)」


・・・。

・・・・・・・・。


キュピル
「・・・うぉっほん・・。っという訳で我が家は今火の車だ。のんきにゲームなんかやっている場合なんかじゃないぞー。」
ジェスター
「キュピルちゃんと働いてよ。」
キュピル
「ウガッー!!」
ジェスター
「ワッー!!」

ファン
「ふ、二人とも落ちついてください!」
キュピル
「そうだ、ジェスターの髪の毛を切って毛皮ってことで売りに出そう。」
ジェスター
「あたたたたたたたたたたたた!!!」
キュピル
「ひでぶっ!」

ジェスター
「お腹減った―!ごーはーんー!ご飯食べながらゲームやるー!」
キュピル
「こいつ最低。
まぁ、とりあえず米を炊いてっと・・・。・・・ん?米?米は何処だ?」
ファン
「はっ、大変です!キュピルさん!お米が尽きています!冷蔵庫の中に食材は一切ありません!」
キュピル
「なっ、そんな馬鹿な!?昨日確かにお店で食材を・・・。」
マキシミン
「おーい、今日も飯貰いに来たぞー。」
キュピル
「シュトルゥゥム・ウントォ・ドランクゥゥゥゥッッッー!!!!」
マキシミン
「うわ、なんだこのマジキチ野郎は!!?」


キュピル
「おらぁ、てめぇ!いつ!何処で!地球何回回った時に俺が食って良いって許可した!!!キュピル、怒りのバックドロップ!!
マキシミン
「ぐへっ!・・・いいじゃねーか!たまたま一緒にギルドの仕事やって儲けた仲じゃねーか。ククク。」
ファン
「あの人確かドッペルゲンガーの森で出会った人ですよね?」
ジェスター
「あ、何処かで見たことあるって思ったら・・。覚悟はいいー?」
マキシミン
「よくねーよ!あのペット達ってのはマヨネーズ野郎のペットだったんだな。」
キュピル
「俺はキューピーマヨネーズじゃねえええええええ!!!キュピル、怒りの踏みつけ!!」
マキシミン
「スパークボディかかっているぜ。」
キュピル
「アバババババババババババババ!!」
ジェスター
「あ、今電気纏ってるの?電気貰おうよ。えい。(鼻にコンセントを刺す。」
マキシミン
「ふがっ!」
ジェスター
「あっーー!!電流強すぎてパソコン壊れたーー!!弁償弁償!!!」
マキシミン
「しらねーよ!!!」


ファン
「はい。これが借用書です。パソコンの代金早く払ってくださいね。」
マキシミン
「てめーもか!!」
ファン
「ヒィッ。」



・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・。




キュピル
「っと言う訳でこの人々の汚れきった心を写しているかのような髪の色をしたこいつのせいで食材は全て食われてしまいました。」
マキシミン
「あ゙?」

キュピル
「ア゙ァ゙ッーーーー!?」

マキシミン
「うわ、めっちゃ帰りてぇ・・。」

キュピル
「飯だああーー!!飯をよこせえーー!!!」
ファン
「キュピルさん。早く狩りに行きましょう。」
キュピル
「・・・あぁ、ちくしょう!この短い期間でもう一度狩りに行かなくてはならないとは!」
マキシミン
「ククク、しっかり稼いでこいよ?」
ジェスター
「ぺっ。」
マキシミン
「うわ、きたねっ!!」

ジェスター
「実はジェスター種の唾液は錬金術で使われていて高級素材何だよ。500KSeedくらいで売れるよ。」
マキシミン&キュピル
「なん・・・だと・・・。」
マキシミン
「ジェスター様、この瓶の中にもう一度その聖なる唾液を・・。」
キュピル
「激しくきめぇっ・・。」

ジェスター
「ぺっ。」
マキシミン
「うおっしゃあぁぁっ!!売り飛ばしてくらぁぁっっ!!!」

・・・。

・・・・・・・。

キュピル
「おいおい、ジェスター・・・!何であんな奴にそんな事を・・。俺に恨みでもあるのか?」
ジェスター
「大丈夫だよー。さっきの話し嘘だから。」
キュピル
「・・・・・・・・・・。

・・・大人しく狩りに行くか・・・。」




==ナルビク・魔法商店

マキシミン
「おい、メリッサ!!」
メリッサ
「あら、マキシミン。そんな慌ただしく入ってきちゃって。どうしたのかしら?」
マキシミン
「これ買い取ってくれよ!!」
メリッサ
「・・・なにこれ?液体?物凄く量が少ない所を見ると貴重素材かしら?」
マキシミン
「良く分ったな!!!こいつは錬金術で主に使われている高級素材で売値は500KSeedが相場のすっげー奴なんだぞ!!」
メリッサ
「まぁっ!そんな凄い物を手にしてくれたの?」

マキシミンがメリッサに瓶を手渡す。

メリッサ
「所で、なんていう素材なのかしら?それから交渉しましょう。」
マキシミン
「聞いて驚け。ジェスターの唾液だ。」

数秒後。メリッサが持っていた瓶をマキシミンの頭に思いっきり叩きつけ病院送りにされていった。




キュピル
「ざまぁっーー!!」


キュピルとマキシミンの因縁はこの頃からあったらしい。



続く



第十一話 『Civilization4 Beyond the Sword(後編の前編)』

キュピル
「いや、後編の前編とかナシだろ?少なくとも俺のシマじゃノーカンだから。」

ジェスター
「私は何でもありだからいいの!」
キュピル
「流石汚いジェスターきたない。」


・・・。

・・・・・・・・・。


ジェスター
「やっほー!全文明のアイドルジェスターだよ!」
ファン
「どうも、ファンです。今回はきっちりCivilization4の続きみたいですね。ところでデスクトップに何か見慣れないアイコンがあるのですが。」





ジェスター
「Civ5買っちゃったー。もうCiv4じゃなくてCiv5やろうよ〜。」

ファン
「せめて勝敗ついてからCiv5行ってください。」

ジェスター
「しょうがないな〜。Civ4立ち上げて行くよ〜。」

キュピル
「きっちりCiv4解説していくぜ。」
レミリア
「完全勝利の解説をね。」
キュピル
「誰だかよく知らないけどお前・・・居たのか・・・。」
レミリア
「Civ4なら出てこないと!!!」

「お嬢。そろそろしゃしゃり出るのはマズイっすよ。」

レミリア
「あんたはいい加減消えなさい!!ティムール!」





ジェスター
「何かまた後ろで騒いでるけど無視するよ。」
ファン
「えーっと、前回は・・ヒンドゥー教を国教にした所で終わったんでしたね。順調な滑り出しでしょうか?」
ジェスター
「うーん、その事なんだけどちょっとこれ見て。」





ファン
「サラディンさんですね。彼がどうかしたのですか?」
ジェスター
「注目して欲しいのは左上のテクノロジーって所。」
ファン
「アルファベット、畜産、青銅器・・色々書いてありますね。」


キュピル
「46ターンにしては早くないか?」
レミリア
「早い方ね。」



ジェスター
「このゲームはテクノロジーを教え合う事が出来るの。勿論研究コストが釣り合わないと教え合う事出来ないけど
もしサラディンがまだ持っていないテクノロジーを持っていたら、そのテクノロジーを教えるのを引き換えに今日本が持っていないテクノロジーを教えてもらう事が出来たりするの。」
ファン
「技術交換と言った所でしょうか。しかし石工術などを研究したはずなのですが僕達の方には何もテクノロジー表示されていませんね。」
ジェスター
「もう相手が持っているテクノロジーは表示されないよ。逆に相手側に表示されているテクノロジーはまだ私達が持っていないテクノロジー。」
ファン
「・・・随分とテクノロジーの差が開いていませんか?」
ジェスター
「ちょっとピラミッドが重すぎて拡張遅れたからね〜。」


キュピル
「というか、よくよく考えると石材もないのによくピラミッド立てたよな。」
レミリア
「パンゲアじゃ首都だけで終わった可能性もあったかもね。」


ファン
「大丈夫何ですか?追いつける気がしませんが・・・。」
ジェスター
「大丈夫!ちゃんと策はあるよ。でもちょっとペース速めていくよ。とりあえず美学の開発が終わったから交換するよ。」
ファン
「お任せします。」
ジェスター
「美学とアルファベットと交換ー。」


キュピル
「勿論アルファベットにはビーカー2ターンつぎ込んでいるぞ。」


ジェスター
「どちらかがアルファベット持っていないと技術交換出来ないからド・ゴールとジャージ(ザラ・ヤコブ)がアルファベット持ってなかったからこれで技術交換出来るね。」
ファン
「二人ともサラディンと大体同じぐらいの技術の進みですね。」
ジェスター
「私のアルファベットとジャージの青銅器と一神教を交換〜。」
ファン
「サラディンから貰ったアルファベットを転売するんですか!」
ジェスター
「このゲームは転売していかないと技術追いつけないよ〜?私のアルファベットとド・ゴールの鉄器交換〜♪」
ファン
「(現実でやったら激怒されますね・・・。)」
ジェスター
「ちなみに一神教を入手したから宗教の組織化っていう社会制度を採用したよ!効果は国教が都市に布教されている都市で建築物建造が速くなる効果だよ。あと奴隷制度も採用したよ。」
ファン
「あまり採用したくなかったのですが・・・。」
ジェスター
「この後もう一個遺産作りたいから仕方ないよ。効果は要約すると人口を生贄に捧げてハンマーを急上昇させる効果。(実際はもっと複雑な条件があるけどね。)」


キュピル
「遺産を建てたいとき、重い建築物を建てたいとき何かはとにかく強い。その性質上繰越ハンマーを狙える奴隷制度と相性がかなり良い。」
レミリア
「斧兵に4ハンマー費やして奴隷使って持ちこした29ハンマー*1.25は序盤では大きいわね。」

ジェスター
「あと青銅器・鉄器を入手した事によって『戦略資源』が見えるようになったよ!」




(鉄器入手。それぞれ技術を開発・交換するとこのようにそのテクノロジーの現実世界での説明とゲーム内での効果を教えてくれる。
格言は英語で流れ現実世界での説明も役に立つ知識が多く見てて楽しい。)

ファン
「戦略資源とは何ですか?」
ジェスター
「銅・鉄・馬の三つの戦略資源があってこの資源がないと作れない軍事ユニットがいくつかあるの。
銅は斧兵が。鉄は斧兵と剣士。馬は騎兵を作る時に必要になるよ。中世とかルネサンス。物によっては産業革命になっても必要になるよ。
この戦略資源がないと作れないユニットは基本的にどれも強力で作れないと戦争は物凄く辛いからどれか一個は欲しい・・。あるかな?」
ファン
「マップ内を探してみた所鉄が一個ありましたよ。」



(既に鉱山がある場所に鉄が湧いた。)

ジェスター
「ラッキーだね。すぐに道路引いて都市と交易網を繋げようー。」
ファン
「ところで今第四都市を建設したのですが近くに見慣れない文明があります。」





(見慣れない文明。都市名はモーリヤン)

ジェスター
「あれは蛮族の都市だよ。蛮族とは常に好戦状態だから全ての敵ユニットを倒せば制圧して以後その都市が使えるようになるよ。」


キュピル
「おい、あの蛮族都市氾濫原だらけだぞ!」
レミリア
「しかも写っていないけど近くに銅もあるわね。ジェスター、早く制圧すべきよ。」
キュピル
「だが遺産も建造しているんだろう?ハンマー足りるのか!?
ジェスター
「奴隷で剣士作るよ。」

ファン
「さらっと恐ろしい事言わないでください!」


・・・16ターン経過。






キュピル
「よく16ターン経過してまだAIに取られずに済んだな。」
レミリア
「どこまで幸運なのかしら、この子は?」
キュピル
「しかしすぐ近くにサラディンの白兵部隊が見える。2ターン遅ければ制圧されてたな。」



ファン
「・・・尊い犠牲を払って剣士が出来あがりました。」
ジェスター
「文明の発展には犠牲もやむなしだよ。」
ファン
「(独裁政治じゃないですか!)」
ジェスター
「知らないー。日本は全ての国の中で戦闘が強いからきっと制圧出来るよ。そーれ、全軍突撃ー!!!」




(剣士戦闘中。一番左の敵弓兵が嬉しくないサービスシーン)




ファン
「無事制圧出来ました、ジェスターさん。」
ジェスター
「新たな行政官を据えてこの都市を運営しよう〜。人口増えやすいし人一杯いるから奴隷でモニュメントと穀物庫。兵舎立てようね。」
ファン
「これではどっちが蛮族だか分りませんね。」




ジェスター
「更に開拓者作ってこれで都市六つになったけど都市の維持費で研究費が全然回せないね。」
ファン
「現在研究費は収入比の10%しか割り当てられていません。現在法律を研究中ですが96ターンもかかります。これでは引き離されてしまいます!!」
ジェスター
「テクノロジーの転売で何とか追い付いているから大丈夫。序盤はこの転売が出来るからいいんだよね〜♪」


キュピル
「流石に大陸でここまでの転売は本当に幸運に恵まれないと難しいがパンゲアなら中世までなら割と転売だけで乗り切れる可能性が高い。」
レミリア
「天帝は最序盤がきついだけでアルファベットを手にして都市数も6まで増やせばその後の運営は楽になるわ。」
キュピル
「ただし、マンサが居る時は注意だ。マンサがテクノロジーを転売してきやがるから厳しい。」


〜〜更に数ターン経過


ジェスター
「首都、京都でずっと作ってた遺産がまた完成したよ。」





キュピル
「鉄板だな。」
レミリア
「鉄板ね。」


ファン
「アレクサンドリア図書館ですか。かの英雄、アレクサンドロs・・・」
ジェスター
「時間ないから巻くよ。」
ファン
「(巻くはめになったのはジェスターさんが原因のはずですが。)」
ジェスター
「効果は無償の科学者(専門家)を二人ゲットー。」
ファン
「前回説明して頂けませんでしたが、専門家とは?」
ジェスター
「専門家は簡単に言えば特定の分野に優れた労働人達だよ。」




(専門家、科学者。これは後の別都市(カースト制採用)での状態だが専門家の科学者を雇うと直接ビーカーを算出してくれるようになる。
更に各専門家に応じて偉人ポイントも算出する。)

ファン
「科学者一人当たりビーカーを6産出してくれていますね。これは代議制の効果込みで6ですか?」
ジェスター
「込みで6だよ。」
ファン
「一人雇えば実質コインを6枚産出してくれているようなものですね。しかしそれなら街をいくつか作れば済む気がするのですが、そこまでして立てるべき遺産だったのでしょうか?」
ジェスター
「甘いね〜ファン〜。科学者を雇う本当の意味はこの後生まれる偉人のためなんだよ。」
ファン
「偉人?」
ジェスター
「あ、偉人が産まれたよ。」





(偉人、大科学者誕生!大科学者の名前は現実に居た人達である。例えばアインシュタインなど。)

ジェスター
「偉人ポイントが一定数貯まると偉人が産まれるの。科学者を大量雇用していれば大科学者が生まれやすくなって
商人を雇っていれば大商人が出やすくなるの。」
ファン
「大科学者はどのような効果があるのですか?」
ジェスター
「主な使用方法は3つー。一つはアカデミーを建設。建設するとその都市でのビーカー産出量が+50%されるよ。」
ファン
「先程の科学者だけで見ればビーカーが計24産出されていますから36に上がりますね。コインから更にビーカーに変換していますから実際はもっと上がりますね。
確かに科学者より強い効果を持っています。」
ジェスター
「もう一個はテクノロジーの発見。通称電球。これを実行するとビーカーが1500強(例外あり)手に入るよ!」
ファン
「1500強!?現在我が国ではビーカー40産出していますから・・37.5ターン分のビーカーですよ!」
ジェスター
「ね?強力でしょ?」
ファン
「確かに非常に強力な効果を持っていますね。大科学者は。」
ジェスター
「っという訳で今回はこの辺で〜。次回はこの偉人をポンポン生みだして技術大国日本を目指すよー。」


キュピル
「日本で(笑)」
レミリア
「技術大国(笑)」
キュピル
「偉人経済するならインドでやれ(苦笑)」
レミリア
「イギリスでもいいわ(苦笑)」
ジェスター
「私のやり方に文句つけるな〜〜〜!!!!!」



続く


追伸

本当は日本じゃなくてインドでやりたかった。日本の5倍強いし。




第十二話 『Civilization Beyond the Sword(後編の中編)


ジェスター
「やっほー!全時代で皆のアイドルジェスターだよ!」
ファン
「どうも、ファンです。しばらくこちらの更新が止まっていましたからてっきり飽きたのかと思っていましたよ。」
キュピル
「現にCiv4飽きてCiv5ばっかりやってただろ?」

ジェスター
「し、知らないー。あ、それとそろそろゲーム紹介も飽きてきたからCiv4さっくり終えて別の事しようよ。」
キュピル
「飽きるの早いな。」

ファン
「リメイク前のシーズン3はもうとっくの昔に終わっていますけどね。」
キュピル
「メタ発言するな。」

ファン
「それでえーっと・・・どこまで行きましたっけ?」
ジェスター
「蛮族都市を占領、その後アレクサンドリア図書館を建設して偉人がポンポン出てくるようになったよ!」
ファン
「確か偉人からは大量のビーカーを入手する事が出来るのでしたっけ?技術が他国と比べて遅れ始めているので急ぎましょう。とりあえず前回終了時に出てきた偉人はどうしましょうか。」
ジェスター
「さっそく使用してビーカーを大量獲得するよ。はい、これで哲学っていう技術入手。」





(哲学を入手した事によって日本の時代が中世へと進んだ!)


ファン
「中世になって未だに狩猟や弓術のテクノロジーを知らない文明って一体何なんでしょうか。」

ジェスター
「全部畑から栄養分取れてるんだよ。はい、大豆。」
ファン
「あ、どうも。」




キュピル
「しかし最高難易度でプレイしているとこれが意外とよくある事だったりするんだよな。」
レミリア
「弓術は状況にもよると思うけど・・・。」
キュピル
「なんだ、誰だか知らんがまだ居たのか。」
レミリア
「Civ5ばかりするのもあれだし、たまにはCiv4でも見に来てやってんのよ。」




ジェスター
「哲学を取得したことによって新しい社会制度が採用できるようになったから色々変更するよ。」


なし→平和主義採用!
奴隷制→カースト制採用!


ファン
「何ですか?これは。」
ジェスター
「平和主義は国教が広まっている都市での偉人出現率が100%上がる変わりにユニットの維持費を高くする制度。
今は戦争する気ないし沢山の偉人を生みだして技術を手にしたいから採用したよー。
カースト制は科学者、芸術家、商人の専門家を無限に雇用出来るようにする制度だよ。」
ファン
「おや、今まで専門家はてっきり無限に雇用できるものと思っていました。」
ジェスター
「残念だけど無限じゃないよ。図書館を設立すると二人の科学者を雇用する事が出来るようになるよ。
首都ではアカデミー(大科学者を消費する事により建設可能な科学建築物)も建設してたから更に二人雇用出来るようになるの。
これでもっともっと雇用出来るよ!」


キュピル
「しかし専門家を四人以上雇用するのは食料的に見て難しいよな。」
レミリア
「特に都市が小屋や街だらけになっていると尚更ね。」




それから十数ターン経過し・・・。






ジェスター
「官吏と機械を開発したよ。」
ファン
「おや、中世なのに機械ですか。・・・ということは最も初期の水車や風車の事ですね?」
ジェスター
「良く分ったね。この時色々社会制度変えたりテクノロジー交換してたりするけどもう説明したから割愛するよ。
この二つを開発したことによって日本で特殊なユニットを生産できるようになったよ。」
ファン
「それは何ですか?」
ジェスター
「侍!」






キュピル
「日本だけが生産可能なUU(ユニークユニット)。このユニットは同世代のユニットと比べて遥かに強い。」
レミリア
「でもその頃戦争する余力がないのも事実なのよね。防衛専門って所ね。」


ファン
「おぉ・・・。都市を囲むように流れる清らかな川。そして雪化粧された大きな山岳。あれはまさに富士山で間違いありませんね。」
ジェスター
「でもこの山実は繋がってるんだけどね。」




ファン
「・・・・・。」

ジェスター
「あ、偉人生まれたー。技術取得ー。サラディーン、テクノロジー交換しよ〜。」




・・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




ファン
「ところでジェスターさん。一つ気になる事があるのですが。」
ジェスター
「んー?」
ファン
「何か大阪から汚い色が出ているのですが。」






(もやぁっ〜っとした汚い煙が噴き出ている大阪。)


ジェスター
「あ、大阪で不衛生になっているみたいだね。」
ファン
「そういえば前編の方で幸福と一緒に衛生っていうワードも出ていましたね。・・・・これが不衛生状態ですか・・。
今不衛生-2になっているので確かに食料も-2されていますね。」
ジェスター
「今はそんなに影響出ていないけど時代が進むにつれて不衛生は深刻化してくるから早いうちに衛生施設を建てておこうね。」
ファン
「大阪は特にやることないので衛生が+2される水道橋を建設しておきます。」



キュピル
「ちなみに都市圏に森林が二つにつき衛生が+1される。
水道橋はハンマー100で衛生が+2される。森林四本分に値する。
この時、数学がない状態で森林を四本伐採すると衛生2を犠牲に80ハンマー受け取る事が出来る。
数学を取得してからの場合は120。それでも一度伐採した森林は元に戻らないし森林+水道橋が出来あがればかなり衛生には困らない。
この辺よく考えて森林を伐採していかないと後々困った事になるぞ。」





更に十数ターン経過




ジェスター
「ついに光学が完成したよ!これでキャラベル船を生産できるようになったよ!遠洋にも出る事の出来る船でこれで海外文明を探す事が出来るよ。」
ファン
「まさに大航海時代の始まりを告げる船ですね。」




(大阪から発進したキャラベル船。さぁ、遠洋に出て海外文明を探してきてくれ。)



ジェスター
「天文学を入手するまでは資源取引とかは出来ないけど技術交換は出来るからこれで食い付くのが少し楽になるんだよねー。・・・海外文明が遅れている時は少し困るけど。」
ファン
「とりあえず探しましょう。」



・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「10ターンぐらい経過してようやく見つけたよ!」


↓海外文明の皆さま



(ギリシャのアレクサンドロス大王。とっても顔が残念。)




(ロシアのエカテリーナ。一応Civ4の中では一番美人。これで?とか言わない。
アレクサンドロスと戦争中のようだ。)



(オスマントルコのモフメド二世。通称めふめふ)




ジェスター
「うーん、技術はそこまで進んでいないみたい。」
ファン
「戦争しているのが原因でしょうか。」
ジェスター
「しかもよくみるとオスマントルコはロシアの属国になってるね。ちょっとこれが自発的か、それとも戦争によるものなのかは分らなかったけど・・・。」
ファン
「属国?」
ジェスター
「降参して貴方の言いなりになりますって事だよ。前者の自発的の場合は超技術的劣勢になって他文明に『助けてください!』ってすがりついてる感じの状況。属国側はいつでも属国を取り消す事が出来るよ。
一方後者の戦争による属国は、属国っというより降伏だね。属国側から取り消す事は不可能。ちなみに宗主国から属国を解除する事はどちらも出来ない。」
ファン
「一度面倒見たら最後まで面倒みる事と言われているかのような形ですね。」
ジェスター
「属国は宗主国には絶対に逆らえないから宗主国が資源頂戴って言ったら絶対に渡さなきゃいけないし宗主国が戦争したら一緒に戦争しなければいけない。
ちなみに資源頂戴を断る事も出来るけど断ったら即戦争。あとテクノロジー要求は残念だけど出来ないよ。」
ファン
「色々複雑ですね。とりあえずロシアがオスマントルコを従えているって事だけ理解しておきます。」



キュピル
「正直プレイヤー側が宗主国になるメリットは意外に少ない。ちょっと詳しく説明するととにかく長くなるが外交友好度計算が複雑になりやすいんだ。
詳しくはWikiでも見てくれ。」
レミリア
「それレビューとしてはどうなのかしら?」





ジェスター
「テクノロジー「紙」を既に開発済みだから地図交換してみるね。・・・・わっ!」
ファン
「どうかしましたか?」
ジェスター
「・・・ロシアの領土広い・・・。」






(ロシア領。日本の三倍ぐらいある。)


ファン
「・・・・凄く広いですね。しかもオスマントルコを属国に従えている訳ですから、あちらの大陸の4分の3はロシアが実権を握っている形ですね。」
ジェスター
「アレクサンドロスの領土は日本よりも狭いから向こうが大陸を統一するのも時間の問題かもねー。」



パパパパパパーーーー(終戦のラッパ


ジェスター
「あーあ、言った瞬間にアレクサンドロスが降伏しちゃった。ロシアが向こうの大陸を制圧したよ。」
ファン
「一方、我が国の大陸は一度も戦争が起きていない至極平和な大陸ですね。」
ジェスター
「とりあえず技術をどんどん開発していこう〜。」




キュピル
「これがパンゲアだったらもう、どうにもならなかったかもしれないな。
ロシアはもう征服勝利へのスイッチは確実に入っただろう。」
レミリア
「でもまだどこも天文学を保持していないからすぐには海外文明行く事に出来ない。大陸設定はそういうメリットがあるのよね。」




そして十数ターン経過し・・・。






日本はルネサンス入りした。


教育、自由主義へとテクノロジーを進めて行き日本は技術進捗度1位へなった。
その後もテクノロジーを交換していき技術優位を進めて行く。



・・・そして更に数十ターン経過。

日本文明は経済学、科学、天文学のテクノロジーを取得し活版印刷、共通規格へと技術を進めて行く。
その間日本領土の存在する大陸では一切戦争は起こらず、文明は平和に成長していった。
日本、アラビア、エチオピアの三国間は親しみを感じるほど仲良くなり互いの知る技術はドンドン交換し合って行く。

そしてついに蒸気機関のテクノロジーを開発した事によって工業化時代へと入った!





だが、どういう訳か日本は技術遅れし始めていた。




↓共通規格未入手前のSS





既に科学的手法取得済み




ジェスター
「サラディンの技術の進み方が速すぎる。」





キュピル
「科学的手法を発見すると石油が見えるようになるんだがゲーム内ではまだ西暦1150年。
ちょっといくらなんでも。」


ファン
「現実世界では私達がよく知る石油精製所が出来あがるのは1859年に出来ました。・・・何かおかしいですね。」




日本に勝ち目はあるのか?


続く


追伸


やばい、負けそう。



最終話 『Civilization4 Beyond the Sword (後編の後編)』


ジェスター
「やっほー!退廃的世界でも皆のアイドルジェスターだよ!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・退廃した世界ではアイドルの価値もないと思いますが。」
ジェスター
「そんなどうでもいい事はいいの。あと、今日で終わらせるから。」
ファン
「前回確か産業革命時代に来た所で終わったのでしたっけ。それにしてもサラディンと凄く技術差が開きましたね。」


キュピル
「技術日本と言っていたのに。」
レミリア
「そもそも日本で技術一位なんて無理よ。そもそも戦争すらしていないし日本選ぶ必要性がないじゃない。」
キュピル
「あんたまだ居たのか。」


ジェスター
「本当はこの後インターネットルート行こうかと思ってたけどこんなにも差がついたら多分追いつかないからルート変更するね。」
ファン
「インターネットルートとは?」
ジェスター
「コンピューターっていうテクノロジーを開発すると始動できるプロジェクト。世界遺産みたいな物なんだけど
プロジェクトが完成すると既知の二つの文明がまだ持っていないテクノロジーを開発したら無償で獲得できる最強遺産。」
ファン
「凄いですね。場合によってはもうテクノロジーの研究がいらなくなりますね。」
ジェスター
「今回はサラディンとかエカテリーナが凄い伸びてるからインターネット取得出来たら本当に研究全部捨ててもよかったかもしれないけど
今回はどうしても追いつけないから諦めないと他の作戦も駄目になっちゃう。ちなみに一つの文明だけが突出してるゲーム展開も
インターネットはあんまり役に立たないよ。」
ファン
「なるほど。・・・それでこの後どのようなルートを辿るのですか?」
ジェスター
「とりあえず見てて。えーっと、テクノロジーを交換して・・これはもう放出して・・・。
とりあえず私掠船を生産。」




(私掠船。宣戦布告しなくても他文明の海上ユニットを攻撃する事が出来る。


ジェスター
「これで弱ったアレクサンドロスとメフメド二世の海上ユニットを潰すよ。主にキャラベル船。」
ファン
「するとどうなるのですか?」
ジェスター
「一定数の敵ユニット倒すと大将軍が産まれるの。とりあえず大将軍の使い道は後で説明するよ。」


キュピル
「ははん、なるほど。そういうルートか。」
レミリア
「でもますます日本でなくてもいいルートね。」


ジェスター
「余った大技術者でペンタゴン生産ー。」



(世界遺産。ペンタゴン。全ての都市で生産されるユニットに経験値+2)

ファン
「ペンタゴンって世界遺産ではなかった気がしますが。」
ジェスター
「アメリカのゲームだからアメリカの遺産は優遇されてるよ。
例えばロックンロールとかブロードウェイとかハリウッドとか。これ全部世界遺産。」
ファン
「日本で言えば演歌が世界遺産に認定されたかのような感じですね。」
ジェスター
「何か違う気がする。」

キュピル
「肝心のアメリカ文明は大して強くないっていう。」

ファン
「ところで何故ペンタゴンを作ったのですか?」
ジェスター
「どうしても経験値足りなかったから。」
ファン
「?」
ジェスター
「後で教える!」



そして時は流れ。




ジェスター
「物理学の研究が終わったよ。これでウランが見えるようになった!」




(今まで街があった所にウランがあった。)


ファン
「その街に住んでいた人達の健康被害は計り知れないですね・・・。」

ジェスター
「とりあえず工場建てるよー。建て終わったらお金生産。
工場は生産力を大幅にアップするよ。」
ファン
「産業革命の花型ですね。いよいよ近代に近づいてきた気がします。」
ジェスター
「テクノロジーの交換で内燃機関まで手に入れたから沿岸都市の大阪では輸送艦と
テクノロジーを入手次第潜水艦も生産していくよ。」
ファン
「内燃機関は現代の車や各種エンジンを動作させるのに必要なテクノロジーですね。
もう殆ど現代と変わりのない所までやってきましたね。
・・・ところで輸送艦と潜水艦を生産してどうするのですか?」
ジェスター
「輸送艦には侍を入れるよ。潜水艦は後で説明する。あとずーっと海賊行為させてた私掠船のお陰で大将軍が産まれたよ。
主従制、神権政治を採用してチャリオットを生産。大将軍くっつけて特別奇襲を覚えさせるよ!」
ファン
「何言っているのか全然わかりません。」




(特別奇襲を覚えさせたチャリオット。本来敵の道路・鉄道は使用出来ないのだがこの昇進を覚えていると
使えるようになる。つまり鉄道を引いている敵陣でいきなり20マス動く事が出来る。)


キュピル
「現代なのにチャリオットとか違和感以外の何物でもない。」

ジェスター
「わざと鉄壊して騎士じゃなくてチャリオットにしたよ。生産軽いから。」
ファン
「チャリオットの攻撃力は4ですね。・・・剣士より低いのですがこれで一体何をするのですか?
いくら敵の道路を使えると言ってもこれでは火器持った敵を倒せる気がしないのですが。」
ジェスター
「とりあえずみーてーてー。」


・・・そして時は流れ。






ジェスター
「核分裂研究完了。ついでにテクノロジー交換でロケット工学も手に入れたよ。」
ファン
「核分裂は現代では主に原子力発電で使われていますが核爆弾製造にも必要な技術ですね。
・・・・あの、生産可能な所にICBMと戦術核があるのですが・・・。・・・・まさか。」
ジェスター
「全都市で一斉に原子力発電生産。その後全力で戦術核2:1ICBMの割合で生産して。
首都ではマンハッタン計画進めて。」

キュピル
「ちなみに原子力発電は一定確率でメルトダウンする。メルトダウンした都市はぶっちゃけ殆ど使い物にならなくなる。」
ファン
「ジェスターさん!やめてください!世界が!世界が核の炎に包まれます!!」

ジェスター
「あ、先にサラディンがマンハッタン計画完成させた。じゃー首都でも核ミサイル作って〜。」
ファン
「ああああーー!!ジェスターさーーん!!!」




・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。






(戦術核を搭載した潜水艦)

ファン
「アワワワワ・・・・・。」
ジェスター
「あ、エカテリーナ核シェルター作ってるね。」
ファン
「そうです!人類は核に負けませんよ!」
ジェスター
「核シェルター壊して。」
ファン
「えっ。」




(スパイを使う事によって建物を破壊する事が出来る。)

ジェスター
「ずーっと諜報ロシアに振ってたもんね〜。スパイの輸送大変だったけど主要都市の核シェルターは全部破壊できたね。」
ファン
「ロシアの皆さま。ご冥福をお祈りします。」
ジェスター
「じゃー、宣戦布告!」
ファン
「独裁政治反対!」

徳川家康はエカテリーナ・メフメド二世・アレクサンドロスに宣戦布告しました!






降り注ぐ核の雨



ジェスター
「沿岸都市は侍で占領して。特別奇襲を覚えたチャリオットも安全な沿岸都市に上陸〜。」





ファン
「まさか古典時代のユニットで制圧されるなんてロシアの人々は夢にでも思わなかったでしょうね。」

ジェスター
「どんなに強いユニット作ってても核打たれたら即死だからね。」

1ターン後




ジェスター
「1ターン後でロシアが降伏受け入れる事になったよ。」
ファン
「それはそうでしょう。」


キュピル
「元々エカテリーナは降伏しやすい。逆にシッティング・ブルとか他の一部の指導者は核打たれても全然降伏しなかったりする。」
レミリア
「マンサやクメールが一番降伏しやすいわね。」


ジェスター
「ロシアを属国にしたからアレクサンドロスとメフメド二世が独立。でも戦争状態は続行。
核余ってるから打って。侍はもう一回輸送艦に入れて奇襲攻撃。内陸はチャリオットで瞬間制圧ー。」
ファン
「・・・・・。」



・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。




一方その頃、首都京都では国際連合が建設。


キュピル
「国際連合を建設すると様々な議題を出す事が出来る。例えば全文明の国教を解放するとかな。
だが一番の目玉は外交勝利だ。全体の3分の2以上の賛成票を獲得する事が出来れば外交勝利となり
ゲームの勝者となれるぞ。」

ジェスター
「ちなみに降伏した文明は宗主国に必ず票を入れないといけないよ。ロシアとメフメドは降伏したから建設したー。」





(どっちが事務総長になれるか最初に選挙が始まる。これで選ばれればもう勝ったも同然。)


そして1ターン後。ロシア・オスマン帝国は日本に票を強制的に入れられ仲良しのザラ・ヤコブとド・ゴールも日本に票を入れる。
結果日本は事務総長に選ばれた。
そして更に10ターン後。外交勝利の議題を提出。
アラブ・ギリシャは反対票を出したが残りの文明全てが日本に賛成票を入れる。
全国民の3分の2が日本に賛成票を入れた結果によって日本は外交勝利を迎えた!!




(外交勝利した画面。正直宇宙勝利とかと比べると地味で残念。)


ジェスター
「はい!日本の勝ち!!!」




ファン
「・・・ジェスターさんの言う通り、確かに地球は退廃的世界を迎えますね。」

ジェスター
「ゲームで勝てればいいの。はい、終わり〜〜〜〜〜。」
ファン
「シーズン3の最終回が核戦争ENDで果たしていいのでしょうか?」

ジェスター
「今回説明かなり省略したけどCiv4はこれ以上にもっとたくさんの勝利方法とかルールがあって
どんな状況でも勝ちが狙える要素があるから凄く面白いよ。今回は説明にしても凄い省略しちゃったから
面白見がよく分らなかったかもしれないけど興味があったらやってみてね〜。」
ファン
「既にCiv5が出ていますが巷ではCiv4のが評価が高いです。」
ジェスター
「それじゃまた次回〜!ばいば〜い!」
ファン
「お元気で〜。・・・何かでもスッキリしませんね。」





シーズン3 END



・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



キュピル
「で、次はCiv5なのか?」
ジェスター
「うん。」
キュピル
「懲りないな。」

レミリア
「Civ5マルチしましょう!!」
キュピル
「なぁ、あんた誰なんだ?一体何処から来た?」
ジェスター
「あ、そうだ。この辺の辻褄合わせしておかないと〜。ほら、慧音。早く歴史食べてよ。」
慧音
「もしもシリーズの存在そのものを私は失くしたい。あれのせいで私はこんな扱いに。」