シーズン4 よく分らない日常1.5


第一話 『アルバイト』

第二話 『キュピルの彼女』

第三話 『ジェスターと敬語』

第四話 『ナレーター』

第五話 『機械のネジ』


第一話 『アルバイト』


ジェスター
「やっほー!新シーズンに入っても皆のアイドルジェスターだよ!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・この流れは何時まで続くのですか?」
ジェスター
「主人公の座を奪われるまで。」
ファン
「近い将来その座はキュピルさんの物になるでしょう。」
ジェスター
「いーーやーーだーーー!!あ、じゃーキュピルを暗殺しようよ。」
ファン
「飼い主を暗殺してどうするんですか!!ご飯も食べれなくなって住む所もなくなりますよ!!」
ジェスター
「じゃー、服従させようよ。キュピルは私のペット。働け〜。」
ファン
「(早くキュピルさんに今の話しを伝えに行かなければ・・・。)」
ジェスター
「あ、共謀したらファンは冷蔵庫の中で三日間過ごしてもらうから。」
ファン
「大きさ的に冷蔵庫に入りませんよ。」
ジェスター
「バラバラ(ry」

ファン
「ヒィッ!キュピルさん助けてーー!!」
ジェスター
「あー!堂々と共謀したー!100万トンのバラバラの刑!!」
キュピル
「まずは貴様の小遣いをバラバラにしてやろう・・・。」

ジェスター
「わーーーー!!やめてー!お金は私の命!!!」
キュピル
「醜すぎる。反省文書いて発表したら許す。」




・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「えーっと、はい。反省文を発表しまーす。はい、拍手〜。」
キュピル
「反省文に拍手しないだろ普通・・・。」

ファン
「早く発表してください。」
ジェスター
「まず一番最初に〜。私は悪くありません。悪いのは全部キュピルとファンです。」
キュピル
「その時点で小遣い没収確定だな。」

ジェスター
「わああーーーー!嘘だからー!やめてーーー!!
あ、分った!言い換える!全部私が悪かったと思います?」
キュピル
「その疑問形何とかしろ。

あー、くそー。ジェスターを再教育せねば!!」
ジェスター
「あー!虐待する気だー!」
キュピル
「さっき散々バラバラとか言ってたお前だけに言われたくねえええーー!!!!
今日は納得出来る反省文を書くまで今後一切お小遣いを出さん!!」
ジェスター
「いいもん、いいもん!自分でお金稼げばいいもん!」
キュピル
「言ったな!?なら稼いでみろや!」
ジェスター
「じゃー稼いでくる!!」

ドタバタ・・・

キュピル
「ファン。本当に稼いでくると思うか?」
ファン
「無理だと思いますが・・・。」
ジェスター
「ファンのこの私物売って稼いでくる!!」
キュピル
「いい加減にしろ。」




・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「あーあー。キュピルも酷いよね〜。本当に稼いでくるまで家に入れないって言って来たんだよ!」
ファン
「問題なのは何故か僕まで巻き込まれている事何ですが。
(恐らく心配だからつけたのだと思いますが・・・)」

ジェスター
「んー。とりあえず誰かに頭下げてお金貰おうっかー。」
ファン
「ジェスターさんってプライド高いのか低いのか時々分らなくなります。」

ジェスター
「ファンー!お金ちょーだい!」
ファン
「見捨てますよ。」

ジェスター
「最近ファン凄く強気になって来たね。再教育しようか?」
ファン
「ゴメンナサイ。」
ジェスター
「あ。そういえばキュピルはいくら稼いで来いって言ってこなかったね。ってことは1Seedでも稼げればいいって事だよね!
最弱のゼリッピ倒してゼリークリーム売れば・・・。」
ファン
「そう来るでしょうと思って既にキュピルさんから1万Seed稼いでこなければ駄目と言われてきています。」
ジェスター
「キュピルの馬鹿ーーー!!!」

ファン
「ゼリークリームだけで1万Seed稼ごうと思えば一つ8Seedでしたので1250個も集めなければいけませんね。」
ジェスター
「あれ?もっと高いはずだよね?ゼリークリーム。」
ファン
「最近ゼリークリームが美容に効果があると研究で発覚したらしく乱獲の影響もあって値下がりしています。
ゼリッピそのものは増殖を繰り返しているので全く数は減らしていないそうですけどね。」
ジェスター
「むぅー。ねーファン。どうやれば1万Seed稼げるかな?」
ファン
「素直にアルバイトでもしてみてはいかがでしょうか。狩りは危険が伴いますし時間もかかります。
幸いナルビクはお店が沢山ありますので一軒ぐらいは雇ってくれるお店があると思います。」
ジェスター
「おー、流石軍師。じゃーさっそく働いてきて。」
ファン
「辞表届け出しますよ。」

ジェスター
「もー嘘なのに。冗談を冗談だと見抜けないと生きてくのは難しいよ?」
ファン
「いいから早くアルバイト先を探してきてください。(投げやり」



・・・・。

・・・・・・・・・。



==ナルビク魔法商店 「紫色の魔法のほうき」


ジェスター
「こんにちはー。」
メリッサ
「いらっしゃ・・あら。珍しいお客さん達ね。可愛いジェスターと・・・ごめんなさい、見た事ないペットが魔法商店にどのような御用でいらしたのかしら?」
ジェスター
「聞いた?ファン。可愛いジェスターだって。ほらやっぱり私は可愛い!えっへん。」
ファン
「いいから早く用件伝えてください。」

ジェスター
「ねーねー。私お金を稼がなければいけないの。何かアルバイト出来る事ないー?」
メリッサ
「まぁ。ジェスターがアルバイト。そうねぇー・・・。・・・魔法の知識はあるかしら?」
ジェスター
「全然ないよ(ドヤッ」
ファン
「誇らないでください。恥ずかしいです。」

メリッサ
「うーん、最近冒険者の間で強いモンスターを強力して倒すという趣向が流行っている見たいで
お陰で回復薬がよく売れるんだけど、その大量生産のお手伝いして貰おうかなーって思って。
でも知識がないと毒薬にもなるからちょっとお願い出来ないわね。」
ファン
「すみません、横槍入れるつもりは無いのですがそのお手伝い。僕にやらせていただけないでしょうか?魔法の知識は一応あるります。」
メリッサ
「そう?ちょっとだけテストして大丈夫そうだったらお願いしようかしら。」
ジェスター
「あー!ファンが私の雇用を奪ったー!格差社会!!」
ファン
「ちゃんと勉強しなかった仇です。反省してください。」

ジェスター
「むぅー!ねーねー!私にも何かお手伝いさーせーてー!」
メリッサ
「う、うーん・・・でも知識がないと・・・。」
ジェスター
「むぅー!じゃー他の所で働ける場所がないか探してくるー!」
ファン
「(散々怒鳴り散らした揚句何処か行くのは相当やってはいけない行動のような・・・)

・・・すみません。僕はジェスターさんを監視しないといけないので後日また改めて伺います。」
メリッサ
「そう?いつでも待ってるわ。」
ファン
「失礼します。」


・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。


ファン
「ジェスターさん、待ってください。」
ジェスター
「あ、根性無しのファンだ。」
ファン
「全然意味がわかりません。

先程のお店では少々雇用の敷居が高かったですね。」
ジェスター
「私だって調合出来るよ!!燃えないゴミがよく出来るけど。」
ファン
「あのアイテムは実際に処分しようと思うと困りますね。
次はどこのアルバイト先を探すのですか?」
ジェスター
「ねー。よくよく考えたらアルバイトする必要ないじゃん。」
ファン
「仰る意味が良く分らないのですが・・・。」
ジェスター
「私は皆にアイドルジェスターだよ!歌って踊ってコンサート開けば大金持ちになれるよ!」
ファン
「ではやってみたらどうでしょうか。」

ジェスター
「でも私一人だと見栄えが悪いからジェスター種を後47人集めてUIZ48結成しよう!」
ファン
「・・・UIZって何ですか?」
ジェスター
「U=宇宙中の
I=アイドル
Z=ジェスター」
ファン
「もう勝手にしてください。」

ジェスター
「アイドルと一緒に過ごせるキュピルとファンは幸せ者なんだよ〜?」
ファン
「ではとりあえずそこの路上で歌ってお金集めてみてはいかがでしょうか。」
ジェスター
「私そんな安いアイドルじゃないからやらないー。」

ファン
「そろそろ家に帰っていいですか?」

ジェスター
「あー!私の事信じてないね!!いいもん!特別に歌って踊るよ!!
わーわー!!」

・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。

見物客
「頑張ってるんだね。はい、飴玉。」
ジェスター
「あ、やったー。」
見物客
「じゃあね。」


・・・・。

・・・・・・・・・・。


ファン
「結局一人しか見ていなかった気がしますが。」
ジェスター
「飴玉美味しいね。」
ファン
「さっき僕が言った事聞こえましたか?」
ジェスター
「んー?あれ?そういえば何で歌って踊ってたんだっけ?」
ファン
「・・・もういいです。キュピルさんから1万円稼ぐように言われていた事だけはしっかり思い出してください。」
ジェスター
「あー!そうだった!キュピルの馬鹿ーー!!」


キュピル
「なんだと、このやろう。(地獄耳」




ジェスター
「うーん、どうしようかなー。」
ファン
「大人しくアルバイト先を探しましょうよ。」
ジェスター
「もう手っとり早くパチンコ店にでも言って『でねぇぞコノヤロー!』って言って黒服着たオジサン倒して景品貰おうよ。」
ファン
「そんなマニアックなネタ通じる人は果たしてどのくらい居るのでしょうか。
( *元ネタ:タケシの挑戦状
早くアルバイト募集しているお店を見つけて・・・・」
ジェスター
「あ!ファンあれ見て!」
ファン
「おや?」

『アルバイト募集中! 未経験者でもOK!私達が手取り足取り教えます!
アットホームで笑顔の絶えない良い職場環境です♪時給なんと5000Seed!!』

ファン
「・・・・・・・。」

ジェスター
「凄い!伝説の超高優遇のアルバイト先だよ!!ファン!!!」
ファン
「ジェスターさん。止めた方が良いですよ。文面にブラック企業の要素全部満たしています。
ジェスター
「でもたった二時間我慢すればいいじゃん!それ突撃ー!」
ファン
「二時間だけ働くって無茶ですよ!?ジェスターさん!これ短期アルバイトじゃないですよ!」
ジェスター
「でもお小遣い貯まるから行くー!」
ファン
「あぁ、待ってください!ってか入口に早くも強面の男達が立っているじゃないですか!!?どうなっても知りませんよ!!
・・・・本当に入ってしまいました・・。
アワワワワ、ドウシマショウ。
キュピルさん呼んだ方がイイデスヨネ?
でも僕も早く入ってジェスターさんを助けた方が・・・。
でも一人ではなにもデキナイアワワワワワワワ・・・。」


・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「こんにちはー!アルバイトしに来ましたー!」

ガチャリ

ジェスター
「あれ?何で入口の鍵閉まったの?」
強面の親父
「それは今からお前の身包みをはg・・・って何だ。ジェスター種じゃねーか。ろくなもん持ってないに違いない。
ん、でも喋るジェスターはかなり珍しい気がするな・・・。やっぱり売り飛ばす!!」
ジェスター
「あー!!騙したね!!騙した人間はみんなお仕置きするよ!!」
強面の親父
「やれるもんならやってみろや!おらぁっー!」
ジェスター
「わあぁぁぁーー!!!」




・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



==キュピルの家

キュピル
「えっ!?ジェスターがいかにも怪しいお店に入ったって!?」
ファン
「ソウナンデスッ!!早く助けに行ったほうが!」
キュピル
「くそ、あいつ本当に空気読めないんだから!えーっと武器は武器は・・・。」
ファン
「(決断に15分もかけちゃいましたけど大丈夫でしょうか・・・)」←時間かけすぎ

ガチャ

キュピル
「ん?」
ジェスター
「ただいまー♪」
ファン
「ア、アレ?ジェスターさん?」
ジェスター
「見てみてー。1万Seed稼いできたよ!」
キュピル
「・・・・・。」
ファン
「・・・・・。」
ジェスター
「何キョトンとしてるの?」
キュピル
「ジェスターお前。それ盗んできただろ。」
ジェスター
「ビクッ。」
キュピル
「俺には分るぞ!」
ジェスター
「な、何で何で!盗んでないもん!」
ファン
「そもそもジェスターさん。服が返り血で真っ赤ですよ。」

ジェスター
「あ、本当だ。」
キュピル
「おい。多分通報されてるぞ。」

ナルビクの警官
「ペットに強盗を強要させた悪質な飼い主!貴様は包囲されている!!」
キュピル
「どうしてこうなった!?」





その後、事情聴取され実際に解放されるのに相当時間を要したキュピルであった。

ジェスター
「見て見てー!ファン!悪者倒したから懸賞金10万Seed貰ったよ!」
ファン
「ナント、極悪犯だったようデスネ・・。幸運デスネ・・・?」



第二話 『キュピルの彼女』


キュピル
「いぇす、キュピルだ。」
ファン
「どうも、ファンです。・・・おや、ジェスターさんではなくキュピルさんですか。大丈夫なのですか?冒頭で喋って。」
キュピル
「そろそろ俺も活躍していい時期だとおm・・・。」
ジェスター
「あー!!!!私よりも先に挨拶したーー!!!がぶっ!!!」
キュピル
「いてててて!!手を噛むな!」
ジェスター
「これが飼い犬に噛まれるって奴だよ。」
キュピル
「お前犬だったのか。」
ジェスター
「ジェスターだよ!!!わああああああああああああ!!!!!」
キュピル
「いたたたたたたたたた!!!!」


・・・・。

・・・・・・・・。


ジェスター
「やっほー!皆のアイドルジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンd・・・ちょっと待ってください。さっき挨拶したじゃないですか。」
ジェスター
「TAKE2って奴だよ。」
ファン
「キュピルさんは?」
ジェスター
「誰それ?そんな人聞いた事ないよ。変な名前。」

ファン
「・・・・キュピルさんは?」
ジェスター
「シャドウ&アッシュに行って仕事しに行ったよ。」
ファン
「いつもお金を稼いでくれるキュピルさんに感謝をしないといけませんね。それで今日は何をするのですか?」
ジェスター
「最近キュピルが私の主人公の座を奪おうと必死になっているからどうやって阻止するか考える回だよ。」
ファン
「善人を蹴り落とす最悪な回ですね。」

ジェスター
「何か言った?」
ファン
「ナンデモナイデス。しかし、仮に止めるとしても大分難しいと思いますが。」
ジェスター
「そう言うと思って今日は強力な助っ人を呼んでいるんだ〜♪」
ファン
「おや、ジェスターさんが誰かを呼ぶ何で珍しいですね。一体何方がいらっしゃるのでしょうか。」
ジェスター
「じゃーん、未来を写してくれる水晶玉だよ!」
ファン
「道具じゃないですか!!全然助っ人じゃありません!!!」

ジェスター
「あー!私にケチつけたね?水晶玉の力で七面鳥の変わりに焼かれる未来に変えるよ?」
ファン
「スミマセン、絶対にやめてください。」

ジェスター
「とりあえずこの水晶玉の力でどうすればキュピルの猛進を止める事が出来るか調べてみるよ。
水晶玉よ〜。私に未来を〜。」
ファン
「何か妄言言っているように聞こえますね。」

ジェスター
「・・・あ!水晶玉に何か写ってるよ!」
ファン
「・・・キュピルさんが砂浜で座っていますね。・・・おや、その隣に知らない女性が座っていますよ。」
ジェスター
「浮気だーーーー!!!」

ファン
「キュピルさんはまだ一人身です!!」


ジェスター
「この青髪に魂のアクセサリーみたいなのを付けた女性誰?」
ファン
「僕に聞かないで水晶玉に聞いてください。」
ジェスター
「うーん、でも水晶玉はこれしか映してくれない。これってどういう事?」
ファン
「もしかして水晶玉はキュピルさんに恋人でも作らせればそっちに現を抜かして主人公の座を取る事を忘れる・・・っと言いたいのでしょうか?」
ジェスター
「キュピルじゃ永遠に恋人出来ないから無理だね。」
ファン
「遠回しに絶対に主人公の座を奪われるって言っていますよね?今のは。」

ジェスター
「いーーーやーーーだーーーー!!分った!!キュピルに良い彼女を見つける旅に出よう!!マップはナルビクしかないけど。」
ファン
「止めた方が良いのでは・・・。」
ジェスター
「これも主人公の座を守るためだよ。それにキュピルの理解者となってくれる彼女が出来たら苦労も減るよ!!」
ファン
「その大部分の苦労はジェスターさんによる物ですが・・・。

・・・しかし一理あります。」
ジェスター
「分ったならいくよ!フン!!」
ファン
「ファンです!フン族でもアッティラでもありません!



・・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



ジェスター
「ナルビクって見渡しても意外と可愛い女性居ないね。」
ファン
「そうでしょうか。」
ジェスター
「全員私より可愛くない。」
ファン
「・・・・・・僕の基準に頼ってください。ジェスターさんの基準では一生かかってしまいそうです。」
ジェスター
「ふーん、じゃーファンに任せるよ。」
ファン
「あ、ジェスターさん。あの方はどうですか?」
ジェスター
「よーし!ねーねー!ちょっと待ってー!」
背の高い赤髪の女性
「ん?」
ジェスター
「不細工なキュピルの彼女になってー!」


パシン


ジェスター
「叩かれたーーー!!わああーーーーーん!!!」
ファン
「二つの意味で大変失礼な事を言いましたよ。」





・・・・。


ファン
「良いですか。キュピルさんの事をけなしてレベルを低くしたのかもしれませんが、それは同時に
先程の女性も同様にレベルを低くしている事にしているのですよ。」
ジェスター
「人間って我がまま何だね。」
ファン
「ジェスターさん程ではありません。」

ジェスター
「あ、あの人凄く可愛い!声かけてくるー!そこで待ってて。撃ったら動く。間違えた。動いたら撃つ。
ファン
「・・・え?ジェスターさんが可愛いと思った女性!?」
ジェスター
「ねーねー!」
ジェスター種(Lv3
「ん?」
ファン
「ジェスターさん。すぐに引き上げてください。キュピルさんを犯罪者にする気ですか。」

ジェスター
「ぎゃー!」



・・・・。

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・。


ファン
「もしかしてジェスターさんはジェスター種でなければ可愛いやカッコイイって思ったりしない方なのですか?」
ジェスター
「そんな事言われてもわかんなーーーい!!あ!お金持ちはカッコイイね!」
ファン
「そんな事を言うから人気が見る見る下がって行くのです!」

ジェスター
「むーん。ちょっと考えるよ。」
ファン
「分れば良いのです。」




・・・・。

・・・・・・・・・・。


==シャドウ&アッシュ


マキシミン
「おい、マヨネーズ。お前彼女とかいねーのか?」
キュピル
「藪から棒に何だよ・・・。大体お前は・・・あぁ、お前は居るな。」
マキシミン
「は?俺が何時?」
キュピル
「ん?あのイスピンって子はお前の彼女じゃなかt・・・。」
マキシミン
「馬鹿野郎!!あいつ男だよ!!」

キュピル
「えっ!?ん?本当に!?

マキシミン
「・・・だよな?
・・・って俺様の話しはいいんだよ!お前は?作る予定ねーのか?」
キュピル
「ない。まだこの世界に来て年月も浅いと言うのに。大体なんで急にそんな事聞くんだよ。」
マキシミン
「真面目に腹減ってな・・・。結婚式でも開いてくれりゃ腹一杯食える・・・。」

キュピル
「仮に俺が結婚したとしてもお前だけは招待しねぇ。」

ベクレール
「そこの借金茶髪。依頼を受けたのなら早く行ってはどうですか?先に達成者が現れ報酬が0になっても私は知りませんよ。」
マキシミン
「借金茶髪じゃねーよ!!くそ、いそがねーと。」
キュピル
「適当にがんばってら〜。うーん、とりあえずこのクエストは明日でも出来るみたいだし、今日は帰るか・・・。

「あの・・・。」

キュピル
「ん?」






・・・・・・。



ファン
「ジェスターさん。あの方はとても美しい方だと思いますよ。」
ジェスター
「すいませーん!ちょっと話しを聞いてくださーい!」
黒髪の清楚な服を着た女性
「はい?」
ジェスター
「実は実は!私の飼い主の彼女を探しているんですけど!一回会って検討してくれませんか!?」
黒髪の清楚な服を着た女性
「・・・あの、ちょっと耳を貸してくれませんか?」
ジェスター
「んー?」
黒髪の清楚な服を着た女性
I'm boy(ドスの聞いた声で
ジェスター
「ぎゃああああああああーーーーーーー!!!!」

ファン
「!?」





ジェスター
「ファンーーー!!あの人男だったよ!!筋肉モリモリまっちょまん!!!」
ファン
「小学生みたいな事言わないでください!・・・しかし驚きましたね。巷では今ああいう服がブームなのでしょうか。」
ジェスター
「・・・色々違うと思うよ。あーあー!こんなに声かけてるのに全然取り合ってくれなーい!
やっぱりキュピルって魅力ないんじゃないの?」
ファン
「会ってもいない人といきなり付き合ってくれる人なんてまず居ないと思いますが。
日も沈んで来ましたしそろそろ諦めて家に帰りましょう。ジェスターさんがキュピルさんに苦労をかけなければキュピルさんの負担は減ります。」
ジェスター
「目的と手段入れ替わっていない?私は主人公の座を守るためにキュピルの彼女を作ろうとしているんだよ!!」
ファン
「尚更早く家に帰りましょう。」


・・・・・・その時。

ジェスター
「・・・・あれ・・?あ!!見て!!ファン!!!」
ファン
「はい?・・・・おや!あの人は・・・。」
ジェスター
「青髪で髪に魂のアクセサリーを付けた人!水晶玉に映っていた人だ!!声かけるーー!!!」
ファン
「何故でしょうか。彼女から凄く不思議な運命を感じます。」


ジェスター
「ねーねー!」
青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「はい?」
ジェスター
「ナルビクにキュピルって名前のイケメン(不服)がいるんだけど一回会って彼女になってみないー?」
青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「キュピルさん・・ですか?さっきその方にお会いしましたよ。」
ジェスター
「え?ほんと?何時の間に?」
青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「ちょっと違う大陸からお使いに来たのですが道が分らなくて。丁寧に道を教えて頂きました。優しい飼い主さんですね。」
ジェスター
「私には優しくないけど多分そうだよ。ねーねー彼女にならないー?」
青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「うーん、ごめんなさい。いきなりそういうのは・・・。」
ジェスター
「えーー!!水晶玉に映ってたのにーーー!!」
青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「え?何の事ですか?」
ファン
「気にしないでください。ほら、ジェスターさん!帰りますよ!!」
ジェスター
「やだーーー!!このままじゃ私が主人公じゃなくなっちゃうーー!!!」
ファン
「誰もジェスターさんが主人公で居る事は望んでいません。」

ジェスター
「あー!ひどーーい!!!」

・・・・。

・・・・・・・・。

青髪で魂のアクセサリーをつけた女性
「ふふっ・・一体何だったんでしょうね?」









・・・・。

・・・・・・・・・・・。

ジェスター
「ただいま!!」
キュピル
「おかえり。何か怒りながら帰って来たな。どうした?」
ジェスター
「キュピルの貧乏!不細工!くっさ!!」

キュピル
「今すぐその根性叩き直してやる。」

ジェスター
「ぎゃぁーーーーーー!!!!」
ファン
「別に不細工でもないし臭くもありませんので気にしないでください。」
キュピル
「貧乏は否定しないんだな・・・。」




三人の生活はまだまだ続く。



・・・・・。

・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「むーん!まだまだ私は諦めていないよ!」
ファン
「諦めてください。」
ジェスター
「こうなったら数年先のキュピルの様子を見てみようー!守る方法が分るかもしれない!
キュピルの未来を写しだせ〜。」
ファン
「勝手に人の未来を見てどうする気ですか。

・・・・何も映りませんね。」
ジェスター
「・・・あ、ちょっとまって。何か聞こえる!」


キュピル
『なぁ、ルイ。』
ルイ
『はい?』
キュピル
『・・・2年から3年ぐらい前に・・・。シャドウ&アッシュで会ったのって・・・。』


パリーン


ジェスター
「あーーーーーー!!水晶玉が割れたーーー!!!!」
ファン
「・・・これは直せそうにありませんね。ルイって誰の事なんでしょうか。」


続く



第三話 『ジェスターと敬語』


ジェスター
「皆元気ですか?大人から子供も人気のジェスターです!」
ファン
「どうも、ファンです。・・・どうしたんですか?その喋り方・・・。」
ジェスター
「敬語!!どう?私って結構インテリ〜でしょ?」
ファン
「敬語の欠片も見えませんでしたよ。」

ジェスター
「えーーー!!明日のジェスター裁判で裁判長務めるから敬語覚えなきゃいけないのにー!!」
ファン
「・・・・・では正しい敬語を覚えましょう。」
キュピル
「待て、今の色々突っ込み所あっただろ?突っ込まなくていいのか?」

ファン
「もう慣れました。」

ジェスター
「あ!ここは人間がいちゃいけないんだよ!!キュピルがクロと決まりました!おしおきたーいむ!!」
キュピル
「明日の裁判長ってまさかモノクマじゃねーだろうな・・・。」

ファン
「そのネタ分る人っているのですか?」



・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「キュピルがおしおき、「補習」受けた所で話しを元に戻すよ。」
ファン
「(よりによってそのおしおきですか・・・。)
・・・敬語の話しでしたっけ?」
ジェスター
「うんうん!!」
ファン
「良いですか?冒頭でのジェスターさんの挨拶は敬語ではなく、ただの丁寧語です。それも極めて不自然な言葉遣いで。」
ジェスター
「文句つけたね。でも今日だけ許すよ。どんな言葉が敬語なの?」
ファン
「敬語には三種類、または五種類ありそれぞれ三分類、五分類と言われていますがとりあえずは三分類を覚えておけば実践でも通用すると思います。これから話す事は三分類の物です。」
ジェスター
「良く分んないんだけど。」
ファン
「ここからが本題ですよ。普段から敬語敬語と言っていますが敬語と言っても実際には三種類あります。
尊敬語、謙譲語、丁寧語です。」
ジェスター
「あれ?丁寧語って敬語なの?」
ファン
「敬語ですよ。」
ジェスター
「さっきファン、私の冒頭の挨拶は丁寧語って言ってたよね?やっぱり敬語じゃん!!!嘘ついた!!!」
ファン
「極めて不自然な丁寧語だったと修正しましょう。・・・そもそも社会の場では丁寧語だけで完結する敬語はありませんよ。」
ジェスター
「社会社会ってファンはよく言うけど、それジェスター種に囲まれても言えるの?」
ファン
「サバンナでも敬語が必要になる時があると僕はシンジテイマス。」

ジェスター
「社畜だね。早く鼻輪付けてラクダ役した方がいいよ。ほら、ラクダの声で鳴いて!ヒヒーンって!!」
ファン
「それは馬です。部屋に戻っていいですか?」

ジェスター
「粘着するよ。」
ファン
「キュピルさんはよくジェスターさんと一緒に居てストレス爆発しませんね。」
ジェスター
「キュピルは私にメロメロ!だからね〜。ところでファンは?」
ファン
「僕はそもそも人間のようにストレスという物をあんまり感じない生き物なので。」
ジェスター
「ロボットじゃん!!
あ、ってことはいくら馬鹿とかラクダって言っても全然平気って事?」
ファン
「もう帰ります。」

ジェスター
「全然だめじゃーん!」

・・・・。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ジェスター
「ほら、気を取り直して続き説明して。」
ファン
「本来、気を取り直してって言葉は僕が使うべき言葉なのですが・・・。
ひとまず尊敬語、謙譲語、丁寧語。それぞれ説明して行きましょう。まずは尊敬語です。」
ジェスター
「あ、尊敬語知ってるよ。相手を敬えばいいんだよね?」
ファン
「おや、ジェスターさんにしては的を射た発言をしましたね。その通りです。」
ジェスター
「えーっと、こう。トレビア〜ン?ブルドゥンシャイ?」
ファン
「全然尊敬された気がしませんし後者は特にただのロシア語です。」

キュピル
「ロシア語が喋れるジェスター・・・まさかインテリにキャラチェンジ・・・!?」
ジェスター
「あ、インテリ!そう!私はインテリジェスター!えっへん!」
ファン
「僕は知っていますよ。Civ5の指導者がブルドゥンシャイってよく発言する事を。」

ジェスター
「ファンも本当はCiv中毒者でしょ。」
ファン
「続きを説明しますよ!!!
尊敬語というのは先程ジェスターさんが言った通り相手を敬う時に使う言葉です。
目上の方の動作や状態の主体を表現する時に尊敬語を使用します。」
ジェスター
「目上の人の動作?状態?主体?」
ファン
「例えば、キュピルさんをギルドリーダーとし、僕はただの一般冒険家だとしましょう。
まずは対等の関係だった場合の喋り方をしますよ。
『リーダー。忙しいと思うけどちょっとこれ見てくれない?』」
キュピル
「凄い。ファンが普通の話し言葉使ったの初めて見た。」

ファン
「・・・次に今の言葉を正しい敬語(尊敬語)に直しますよ。
『リーダー。お忙しい所(尊敬語)失礼しますがお時間(尊敬語:例外表現注意)頂けないでしょうか?(謙譲語)』
『お忙しい所』、『お時間』。この二つが尊敬語ですよ。」
ジェスター
「どうして?」
ファン
「もう一度言いますが、尊敬語というのは目上の方の動作や状態、主体を表現する時に使用する言葉です。
今キュピルさんは忙しい状態です。これは動作を表していますよね。なので『お忙しい所』となります。
次に時間です。・・・ただ、時間は例外表現です。今のだと例外の二重表現ですね。難しいので今回は気にしなくで良いです。」
ジェスター
「ふーん。とりあえず目上の人の動作とか行動を表現する時に尊敬語を使えばいいんだね?」
ファン
「その通りです。」
ジェスター
「ねーねー。尊敬語を使う時って言葉をどう変化させればいいの?丁寧語の場合は語尾にです・ますをつければいいって聞いたけど。」
ファン
「・・・ちょっと難しいですね。残念ながら尊敬語・謙譲語は丁寧語のように簡単な物ではありません。
例えば待って欲しい時は「お待ちに」になりますが食べた時は「召し上がりに」。見るですと「ご覧に」。
このように丁寧語のような定石がありません。辞書を貸しますので一つ一つ覚えて行ってください。」
ジェスター
「えーーーー!!やだーーーーーー!!!」
ファン
「英単語を覚えるよりは数が少ないので楽だと思いますが・・・・。」
ジェスター
「これだからインテリは嫌い。そうやって〜〜〜よりは楽だよって言って私の苦労を理解しようとしないー!!だからファンは友達が出来ないんだよ?」
ファン
「ヒ、ヒドイ、キズツキマシタ!」
キュピル
「両者痛み分けだろ。」







ジェスター
「一番ムカツクのはキュピルみたいな影でほくそ笑んで見下す傍観者ね。」
ファン
「一番尊敬語を使わなければいけない人物のはずなんですが・・・。」

ジェスター
「キュピルを尊敬とかむーーーーりーーーーー!!いーーーやーーーだーーー!!」
ファン
「(あぁ・・・哀れです・・。)」
ジェスター
「とりあえず相手の動作とか表現を表す時は尊敬語ってのは分ったよ。
ところでさっきの例文に謙譲語ってのがあったけどあれは何?」
ファン
「謙譲語は尊敬語とまるっきり逆です。」
ジェスター
「相手を見下す時に使えばいいの?」
ファン
「そういう逆じゃないです。
そんな発想ジェスターさんじゃないと出てきませんね。」
ジェスター
「えっへん。」
ファン
「・・・謙譲語とは、目上の人に対して自分の行動や状態を表現する時に使う言葉です。
つまり相手に謙った言い方をして結果的に相手を敬う形にする言葉です。」
ジェスター
「うーんうーん、えーっと偉い人に対して自分の状態とか行動を表現する時に使えばいいの?」
ファン
「その通りです。覚えが早くなりましたね。
いくつか例文を上げましょう。またキュピルさんをギルドリーダーとします。初めに通常の文章から。
『リーダーから貰ったメモを見ました。』」
キュピル
「俺は一体どんなメモを書いたのだろうか。」
ジェスター
「ジェスターに要注意。」
キュピル
「なるほど、それなら書きそうだ。」
ジェスター
「わあああああああああああああああああああああ!!!!!」
キュピル
「んぎえええええええええ!!!!!」



・・・・。

・・・・・・・・・。


ジェスター
「私の罠にまんまと嵌ったね。インテリジェスターに負けるキュピルは粛清された方がいいよ。」
ファン
「さっき『これだからインテリは嫌い』って言いませんでしたか?」
ジェスター
「屁理屈言うファンも粛清するよ。」
ファン
「スミマセン。・・・先程の言葉を敬語に直しますよ。
『リーダーから頂いた(謙譲語)メモを拝見致しました(謙譲語)。』
ジェスター
「全部謙譲語だね。」
ファン
「全て自分の行動や状態を表した文章ですからね。
この通り目上の人に対して自分の行動を示す時に謙譲語を使います。」
ジェスター
「うんうん。・・・ところで謙譲語の言葉はどういう風に直せばいいの?ですとかますつければいいの?
貰います!見ました!」
ファン
「それはただの丁寧語です。
謙譲語も尊敬語と同じく定石はありません。言葉一つ一つに尊敬語、謙譲語用の物が用意されていますので
この辞書を見て覚えてください。」
ジェスター
「えーーー!!!何で人間はそんな面倒な言葉を用意したの?
あ、分った!初めて使った人は『こんな難しい言葉思いつく俺頭良いwwっうぇwっうぇwww』とか思って使い始めたに違いない!!」
ファン
「仮にそれが本当だとしたら嫌な起源ですね。」

ジェスター
「ちなみにジェスター種はジェスター専用の言葉で喋るからこんな面倒な事覚えなくていいんだよ。」
ファン
「・・・ちなみにジェスター語とはどんなものなのですか?」
ジェスター
「へきゅ。」
キュピル
「いやだ・・・可愛い・・・。」

ジェスター
「何で嫌なの。
でも大抵通じないけどね〜。」
ファン
「駄目じゃないですか。」

ジェスター
「いいの!!」
キュピル
「どれ、ジェスター。議事録を見ましたって言葉を敬語に直したらこの機械のネジを上げよう。」
ジェスター
「あ!機械のネジだ!!言ったら本当にくれるの?」
キュピル
「勿論だとも。」
ジェスター
「インテリジェスターの力を見せてあげるよ!!
『議事録を拝見させて頂きました!』
どう?完璧でしょ?」
ファン
「あー・・・ジェスターさん。大変申し上げにくいのですが今のは間違いです。」
ジェスター
「あれ?でも辞書の通り謙譲語に直したよ。」
ファン
「実はただただ敬語を使えば良いって訳ではないのです。今ジェスターさんは二重敬語という物を行いました。」
ジェスター
「なにそれ?敬語に敬語を重ね合わせて一見すると最強に見えるけど。」
キュピル
「私の敬語は三重敬語まであるぞ!!」
ファン
「そこまで来るとただの失礼です。

二重敬語とは一つの単語に同じ種類の敬語を二重に使った事を言います。
今ジェスターさんは『拝見させていただきました』と言いましたが、『拝見』で一つの敬語です。その後に『頂きました』と更に敬語を重ねました。」
ジェスター
「全然わかんなーーーーーい!!!」
ファン
「簡単に言いますと一つの単語に二つの敬語が混ざると駄目です。食べるって言葉を例に使いましょう。
食べるを尊敬語にすると 『召し上がる』 になります。丁寧語にすると 『お食べに』 なります。
そしてこの二つを合体し 『お召し上がりに』 となると二重敬語となり失礼な表現になります。
ジェスター
「あれ。でもよくお召し上がりにって聞くけど駄目なの?」
ファン
「決して駄目という訳ではありませんが、世間一般では回りくどい表現にイライラする方が多いと思います。
ですが、尊敬語で説明した通り『お時間』など一部例外もあります。これも尊敬語謙譲語と同じく辞書を見て一つ一つ覚える方が良いでしょう。」
ジェスター
「あわわわ。覚える事一杯で頭がショートしそう。」
キュピル
「一回ぐらいショートして賢くなれ。」
ジェスター
「頭突き!!!!」
キュピル
「あがっ!」



・・・・。



ジェスター
「頭突きする人はみんな頭良いって聞くよ。」
ファン
「それは偏見だと思います。

最後は丁寧語です。これは敬語の中でも一番簡単ですね。
接頭に『お』や『ご』。語尾に『です』『ます』と言えば大抵は丁寧語になります。」
ジェスター
「窃盗?」
ファン
接頭です。文章の頭の事ですよ。『説明』という単語で例を言いますと『ご説明』などになりますね。
これは定石があるので早く覚えられると思います。はい、これが辞書です。」
ジェスター
「うーん、面倒だけど明日のためにちょっとだけ覚えておこう〜。」
ファン
「これで一通り説明しました。今話した事を全て覚えれば明日でも恥のない行動を示せると思いますよ。」
ジェスター
「うん、頑張って覚えるよ。」
キュピル
「ところでジェスター。明日のジェスター裁判って一体何なんだ?」
ジェスター
「ジェスター種が犯罪すると開かれる裁判。有罪か無罪か決めるの。」
キュピル
「ジェスター種が犯した犯罪か・・・。ちょっと気になるな・・・。傍聴席ってあるのか?」
ジェスター
「あるよ。一応人間も入れるよ。」
キュピル
「ファン、ちょっと見にいかないか?ジェスターの敬語の成果も見たいし。」
ファン
「そうですね。見に行きましょう。」





・・・・そして翌日。






「これよりジェスター裁判を開廷します!検事は罪状を述べてください!」

キュピル
「始まったな、ファン。」
ファン
「はい。ジェスターさん、しっかり敬語を話せれば良いのですが・・・。」

検事ジェスター
「被告は飼い主のヘソクリを盗みそれを私腹に納めた罪状です!極めて悪質d・・」
ジェスター
「そんなの普通。無罪。終わり。」

キュピル
「敬語ですらねえし、こいつ普段から俺のを私腹に納めてるし!!!!」



裁判は開廷して10秒で終わった。



第四話 『ナレーター』


ファン
「たまには勉強もしないといけませんね。」




ファン
「っという訳で今日は魔法の勉強をしたいので一人で遊んでくださいね、ジェスターさん。」
ジェスター
「あー!あー!引きこもりだ―!ニートニート!!」
ファン
「ジェスターさんだけには言われたくありません!!!

そんなに文句があるのならジェスターさんも一緒に魔法を学びますか?」
ジェスター
「あ、今日はキュピルを襲撃する予定があるんだった。ばいばいー。」
ファン
「(どんな予定ですか。)」


・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。




ジェスター
「っと言う訳で襲撃しに来たよ。」
キュピル
「何がそういう訳だ!襲撃される前に襲撃だー!!」
ジェスター
「ぎゃぁっー!!助けてー!あ!ペット虐待だー!!」
キュピル
「髪ボサボサにしているだけだ!!」
ジェスター
「だってよくよく考えて。ナレーターがいないからキュピルの注釈が無ければ叩いているようにも見えるよ?」
キュピル
「む、まぁ言われてみればそうだが・・・。
ジェスターのひとり言って元々裏の部屋が発祥で大してリソースを費やす気はあんまりなかったそうだ。
でも表に上がったからにはそろそろ本気を出して貰わないと。」
ジェスター
「誰に言っているの?」

キュピル
「さぁ。」

ジェスター
「じゃーナレーターをつけよう!!」
キュピル
「どうなることやら。」


・・・・・・・・。


キュピル
「・・・ん?もうナレーターついたのか?」
ジェスター
「多分。」

キュピルが大きくため息をつき、首を数回横に振る。

キュピル
「・・・やれやれ、変化が全く見当たらないぞ・・・って、おぉ、今出たよな?」
ジェスター
「あ、本当だ。言われるまで気付かなかった。」
キュピル
「普通は登場人物には見えない文章だからな。」

ジェスター
「見えないならどうして理解しているの?キュピルが首を横に数回振ったって。」
キュピル
「いくらなんでもちょっと考えれば分るだろ。ジェスターの場合直接俺の事を見ているんだから。
一方他の人達は文面でしか見えないから実際にナレーターに言われるまでどのような仕草を取っているか分らない。」
ジェスター
「他の人達って誰?」
キュピル
「メタ発言言うと閲覧者。」

ジェスター
「閲覧者って誰?」
キュピル
「それ以上言うなあああああああ!!」
ジェスター
「ぎゃぁーーーーーーー!!!」

キュピルがジェスターの髪を両手でわしゃわしゃと動かしボサボサにする。

ジェスター
「ボサボサになったー!櫛入れてー!」
キュピル
「自分で入れなさい。」


・・・・。

・・・・・・・・・。


ジェスター
「ねーねー。」

ジェスターが髪に櫛を通しながらキュピルに話しかける。
椅子に腰をかけ雑誌を読んでいたキュピルが顔を上げる。

キュピル
「ん?」
ジェスター
「ナレーターってキュピルとか私の状況を読み上げてくれるけどその他の状況って分らないよね。」
キュピル
「・・・っと言うと?」
ジェスター
「例えば、今私は櫛を通してるけどどんな櫛なのか分らないし、髪を今どこまで梳かしたかも分らない!」
キュピル
「確かに言われてみれば。俺が今どんな雑誌を読んでいるか分らないし、どんな椅子に腰をかけているのかも分らない。」
ジェスター
「ナレーター!!その辺も追加して読みあげて〜!!はい、TAKE2!!」



・・・・。

・・・・・・・・。

ジェスターが一心不乱に鏡を見つめながら銀色の安い櫛を使って髪を梳かし続ける。
ようやく片方のツインテールらしき部分を梳かし終えたらしく元通りになっている。
ふと、ジェスターがある事に気付き後ろを向いた。

ジェスター
「ねーねー。」

木造の椅子に腰をかけ、冒険者に有益な情報が載せられている雑誌を読んでいたキュピルが顔を上げる。

キュピル
「ん?」
ジェスター
「凄い回りくどい。」

キュピル
「・・・・状況はある意味凄く分るんだが、正直難しいな。はっきり言って俺の雑誌の情報とか無くても良い部分だよな。」
ジェスター
「知りたい人は知る事出来るけど知りたくない人は読み流せるシステムが欲しいよね。どんなシステムなら実現出来るのかな?」
キュピル
「・・・はっ、一つ方法があるぞ。」
ジェスター
「んー?」
キュピル
「漫画。」







・・・・。


・・・・・・・・・・・。








ジェスター
「って言って漫画になると思った?ざんねーん、ジェスターだよー!」
キュピル
「全然意味分らん。
・・・そう都合よくはいかないか・・。」
でも文章じゃないと逆に分らない事ってあると思うんだ。」
ジェスター
「えー、本当に?」
キュピル
「本当だとも。そういう小説をいくつか読んできたからな。」
ジェスター
「ふーん。それって漫画?」
キュピル
「小説って言っただろうがああああああーーーーーー!!」

ジェスター
「ぎゃあああーーーーー!」



・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。


ジェスター
「あーあーー!!つまんないのー!ねーファンー!!あそぼー!!」
ファン
「今良い所なのでちょっと待ってください!」
ジェスター
「暇ーーーーーーー!!!!」



・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。



キュピル
「なぁ、『・・・・・・・』ってのはナレーターなのか?」
ジェスター
「しらなーい。」
キュピル
「他の小説見るとこういう間が空いて別の場面に映る時って別の章行ってるよな。」
ジェスター
「わかんなーい。」
キュピル
「あ、でも空白行が続いて別の場面に映る事はあったな・・・。」
ジェスター
「どうでもいいー。」
キュピル
「うがああああああ!!!お前ええーーーーーー!!!」

ジェスター
「何時までもやられっぱなしの私じゃないよ!!」

ジェスターがヒラリとキュピルの攻撃を避ける。

キュピル
「お、やるな。」
ジェスター
「南の島までぶっ飛ばすよー!」
キュピル
「まぁ待て待て待て・・・。このままだとジェスターが恐ろしい怪力を持っているかのように感じられるじゃないか・・・。」
ジェスター
「あ、補足でーす。このファンの作ってくれた鉄の棍棒でキュピルを南の島まで吹き飛ばすよ!」
キュピル
「まぁ待て待て待て・・・。このままだと鉄の棍棒を扱う事の出来るムキムキなジェスターかのように感じられるじゃないか・・・。」
ジェスター
「あ、補足でーす。このファンの作ってくれた鉄の棍棒はスイッチ一つで凄い力が溢れ出る凄い棍棒なんだよー。」
キュピル
「まぁ待て待て待て・・・。このままだと凄い力は出ても結局振るのはジェスターだからムキムキなジェスターかのように感じられるじゃないか・・・。」

ジェスター
「五月蠅い!もうナレーターも何も要らない!!!フルスィング!!」



ガツン

キュピル
「ぎえええええええええ(ry
あ、ガツンって音は効果音だよな。ナレーターじゃないよな?これ普通ならどういう表現(ry」




・・・・。

・・・・・・・・・。



ファン
「勉強終わりました。・・・おや、キュピルさんは?」
ジェスター
「南の島でバカンスしてるよ。」
ファン
「?」



???
「短い上につまんねえええええ(ry」

続く



第五話 『機械のネジ』



キュピル
「やっべ〜!!自ら引き受けていた依頼をすっかり忘れていた!!依頼人めっちゃ怒ってるだろうなぁ〜・・。急げ急げ!!」



==キュピルの家


ジェスター
「やっほー!皆のアイドルだけど今は超怒ってるジェスターだよ!!」
ファン
「どうも、ファンです。では怒っているみたいなので一人にしてあげるために僕は部屋に戻りましょう。」
ジェスター
「ニート!!!」

ファン
「今僕は怒りたいです。」

ジェスター
「じゃー怒ればー?ほら!どっかーん!!って。」
ファン
「もういいです。それで今日はどうして怒っているのですか?」
ジェスター
「んーっとね、クエストショップに依頼をしていたんだけど。」
ファン
「おや、珍しい事もあるのですね。貴重なお小遣いを叩いて一体何をお願いしたのですか?」
ジェスター
「最近キュピルが私の大好物の機械のネジをくれないから機械のネジ頂戴っていう依頼。」
ファン
「なるほど。自分のお小遣いですので僕は別に良いと思いますよ。しかし怒っている理由が分らないのですが。」
ジェスター
「問題はここから!私の依頼を引き受けてくれる人が現れたんだけど、一週間経ってもまだ機械のネジをくれないの!!」
ファン
「クエストショップですと直接ジェスターさんに届けられる訳ではなく、依頼人はクエストショップに納品に後日訪れたジェスターさんが受け取りに行くっという形ですがちゃんとクエストショップに行きましたか?」
ジェスター
「行ったよ。行ったけどクエストショップの人が『まだ来てない』って言ってた。そしたら『忘れられてるかもなー。もう一回再募集かけるよ。』って言ってきた!だから怒ってる!!」
ファン
「なるほど・・・。約束を放ってしまうとは感心出来ませんね。お気持ちお察しします。」



・・・・。

・・・・・・・・。



==クエストショップ リカス&ムート

キュピル
「リカス!!」
リカス
「ん、おぉ。キュピルか。どうした?」
キュピル
「俺ちょっと一週間ぐらい前に依頼引き受けたよな!?」
リカス
「ん?あぁ、そういえばあれ引き受けたのお前だったっけか・・。」
キュピル
「俺依頼内容もすっかり忘れちまってて・・!!もう一回見せてくれ!!」
リカス
「あいよ。こいつがお前の引き受けた依頼だ。ところで昨日その依頼人がクエストショップに来た。」
キュピル
「まじか。」
リカス
「怒り心頭だった・・・。早い所集めて俺に納品した方がいい。」
キュピル
「やばいやばい・・・。信用失いたくねぇ。えーっと・・・依頼内容は・・・機械のネジ10個!ラッキー!!これなら自宅にある!!」
リカス
「急げ。」
キュピル
「もち!!」



・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・。




==キュピルの家


ジェスター
「あ〜あ〜。最近キュピルも機械のネジくれないし。怒って暴れるよ〜?」
ファン
「ヤメテクダサイ、オネガイシマス。」

ガチャ

キュピル
「ただいま!!」
ジェスター
「あ、おかえり。ねー、聞いて!!私が依頼s・・・。」
キュピル
「今そんなの聞いている場合じゃない!」
ジェスター
「あー!私を怒らせるつもりー?」
キュピル
「ちょっと静かに。」

キュピルが自分の部屋に入る。

ジェスター
「・・・・むぅっー!!」
ファン
「(あ、後でジェスターさんが気が立っている理由を教えてあげないと・・。)」

数分後、キュピルが自分の部屋から出てきていた。
両手で10個の機械のネジを抱えている。

ジェスター
「あ!機械のネジだ〜♪あ〜ん。」

ジェスターが口を開けて機械のネジを食べさせてくれるのを待つ。
が、キュピルは無視して外に出ようとする。

ジェスター
「ああああーーー!!!私にあげないつもりだね!!!怒ったあああーーー!!!」
キュピル
「うわぁっ!何をする!やめ!!」
ジェスター
「機械のネジ!!ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ。」
キュピル
「や、やめろ!!」
ジェスター
「ゴックン。あー美味しい〜♪ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ。」
キュピル
「あああああああ!!こいつ!!二個も食いやがった!!!俺今依頼を達成するために機械のネジが必要なんだよ!!」
ファン
「珍しい事もあるんですね。」
キュピル
「全くだよ!」
ジェスター
「その機械のネジは私が貰う!!ガリガリガリガリガリガリガリガリ。」
キュピル
「くそ、これ以上は食わせてたまるか!」
ジェスター
「あー!返せーー!!」
キュピル
「元々は俺のだ!!これがないと依頼が達成出来なくて報酬も手に入らないんだよ!!」
ジェスター
「私は頼んだ機械のネジが全然来なくて怒ってるのー!!!」
ファン
「(・・・おや・・。・・・・あまり考えたくない事態が・・・。)」
キュピル
「うるせー!生活費の方が優先だ!!」
ジェスター
「わあああああああああああああああああ!!!」
キュピル
「ンギェエエエエエエエエエエ!!」



・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



キュピル
「(なんて事だ・・・。隠していた機械のネジの15個のうち6個食われてしまった・・・。9個しかない!!1個足りない!!)」
ジェスター
「満足〜。キュピルが反撃してこなければ。」
キュピル
「こっち見るな。」
ジェスター
「いいもんー。今からクエストショップに行って頼んだ機械のネジ貰うもん〜。」
キュピル
「来るな。依頼引き受けた人来るな。」
ジェスター
「叩くよー?」
キュピル
「スイマセン。」

・・・・。

キュピル
「(ん・・・?ちょっとまてよ・・?)
なぁジェスター。」
ジェスター
「・・・・・。」
キュピル
「皆のアイドルのジェスター。」
ジェスター
「何ー?」
キュピル
「(めんどくせえ)

何処のクエストショップに依頼を頼んだ?」
ジェスター
「リカス&ムート。」
キュピル
「機械のネジいくつ頼んだ?」
ジェスター
「10個。私のお小遣いだから文句言わないでよ。」
キュピル
「勿論言う気はない。もういいよ、ありがとう。」
ジェスター
「いってきまーす。」


・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。


キュピル
「(なるほど・・・。どうやら俺の依頼人はジェスターみたいだ。・・・ククク、日ごろの恨みを仕返しするチャンスだ。)」
ファン
「(・・・キュピルさんも気付いたみたいですが何か嫌な予感がしますね。)」
キュピル
「・・・とりあえず一個機械のネジが足りないから調達しよう・・。」
ファン
「調達するのは良いのですが何故僕の部屋に入って行くのですか?」
キュピル
「一個ぐらい余っているかなっと思って。」
ファン
「・・・・・仕方ないですね。差し上げます。」




==数十分後




ジェスター
「まだ来な〜〜〜〜い!!」
ファン
「それは残念でしたね(棒声」

キュピル
「(よし、ジェスターが帰って来た。今のうちにクエストショップへ行くか。)」


・・・・。



==クエストショップ リカス&ムート


キュピル
「リカス!」
リカス
「キュピルか。今さっきまた依頼人が来ていた所だぞ。相当怒り心頭だ。」
キュピル
「待たせた、今度こそ機械のネジ持ってきた。」
リカス
「ようやくか。規定の日時を過ぎた分だけ報酬は減らされて依頼人に戻る仕組みになっている。
だから報酬は三割引きだがいいか?」
キュピル
「忘れた俺が悪いから仕方ない。」
リカス
「これが報酬の2100Seedだ。」
キュピル
「(やっす・・・。)」


・・・・。

・・・・・・・・・。


==キュピルの家


キュピル
「ただいま。」
ファン
「おかえりです。」
ジェスター
「あ、キュピル〜。ガンダムvsガンダム無印やろ〜。」
キュピル
「何でクソゲー選んだ。
そんな事よりクエストショップで依頼してたらしいな。」
ジェスター
「ん〜?何で分ったの?」
キュピル
「マキシミンが見ていた(嘘」
ジェスター
「ふーん。」
キュピル
「あいつが何か今さっき機械のネジを納品していく所を見ていたらしい。」
ジェスター
「納品?」
キュピル
「機械のネジをリカスに渡していたって事。」
ジェスター
「機械のネジ!!!」

ようやく受け取れると分ったのかジェスターは駆け足で家から出て行った。

ファン
「よくいまので気付かれずに済みましたね。」
キュピル
「馬鹿だから・・。」
(最低
ファン
「ところで・・・機械のネジに何か仕込んで居たりはしていませんよね?」
キュピル
「・・・・・・。」
ファン
「何か仕込んで後で面倒な目に遭うのはキュピルさんですよ。」
キュピル
「・・・・それもそうだなぁ・・・。本当は機械のネジに辛子エキス塗りたくって意地悪しようかと思ったけど、やっぱりやめておこう。」
ファン
「それが一番です。」
キュピル
「一応預かってるペットだしなぁ。しょうがない、ジェスターの様子でも見に行ってやるか・・・。」



・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。



==クエストショップ リカス&ムート


ジェスター
「やっほーー!!」
リカス
「戻ってくるの早いな!?今日でもう三回目だぞ。でも運が良いな。たった今機械のネジを納品したぞ。」
ジェスター
「やったー!(+4
リカス
「ほら、機械のネジだ。それと三日遅れてるから700Seedの返金だ。」
ジェスター
「返ってきてる額がちょっと少ない気がする。」
リカス
「ピンハネはしてない。手数料だ。」
ジェスター
「手数料って一体何の手数をしたの?」
リカス
「こう・・・いろいろとな。契約書を作ったりした手数だ。」
ジェスター
「遅れた事に何か手数がかかったの?」
リカス
「そうだ。」
ジェスター
「どんな手数がかかったの?」
リカス
「別の依頼人を受け付ける書類を作った。」
ジェスター
「でも私には関係ないよね。そんなのいらない。」
リカス
「・・・・・・。」
ジェスター
「手数料返せ〜!あ!今私に手数かけた!!手数料!!」
キュピル
「超悪質じゃねーか!やっぱり辛子エキスかける!!」

ジェスター
「ぎゃぁぁっーーー!!!」






キュピル
「え、何この落ち。」



追伸

良いシナリオが思いつかないよー。