シーズン7 突入、異次元


前書き

シーズン7はどちらかというとシーズン6の続きです。
このシーズン7は大昔のメールに

「HPが休止から再開した時いつもの小説が消えてて
全く別のものになってたんですけどキュピルだけ存在してたのは何故?
何か内部ストーリーでも作ってくれると嬉しいです・・・。」

っていうメールを思い出して今更ですが書く事に。
凄い遅くなって申し訳ないです。逆に前のHP知らない人でも
一応見てて内容が分かるように努力します。


第一話

ジェスター
「ねーねー。私って一応この部屋の中では主人公なんだよね?」
ファン
「一応そうですね」
ジェスター
「じゃぁ、何でいっつも最後は殆どキュピルに持ってかれるの?」
ファン
「シーズン3からの宿命ですね、表の上がればそれはキュピルも登場しますし」
ジェスター
「むーん・・・・。何か私が活躍できる物作ってー」
ファン
「そこは・・・。自分でどうにかする場所じゃないですか・・・」
ジェスター
「まずはファンの協力から!」
ファン
「・・・・それで、どんな事を希望しているんですか?」

ジェスター
「う〜ん・・。前回は確か過去の人物を出してたから・・・」
ファン
「まさか異次元へワープできる装置作ってほしいなんて言わないでしょうね?」
ジェスター
「うん!作って!」
ファン
「フ、フザケルナー」
ジェスター
「ファンって段々キュピルに似てきたよね。喋り方とか」
ファン
「ジェスターさんも大昔と比べれば少しだけ影響されてると思いますよ」

ジェスター&ファン
「・・・まずい、自分の個性が薄れてきている・・・」




ファン
「話は戻して異次元へワープできる装置なんて僕には作れません。
四次元方程式のレベルです」
ジェスター
「えー、何でも作れるって言ったのに」
ファン
「・・・そこは・・えーっと・・・」
ジェスター
「そうだ、いいこと考えた!!」
ファン
「ナンデスカ?」
ジェスター
「まずはこの機械を使おうよ。」
ファン
「・・・前回に出した【過去の人物を登場させる】機械ですね。それをどうするんです?」
ジェスター
「これでこう操作して・・・ポチっと」




シュン


リブリオ(ファイナス)
「おや?呼びました?」
ファン
「ハッ、ファイナスさん」
ジェスター
「カクカクしかじか!」



リブリオ
「キュピルさんの言ってた通り強欲・・おっとと・・。
なるほど、そういうことですね」
ジェスター
「一行目が凄く気になるけど気にしないでおくね」
リブリオ
「う〜ん・・・。ファンさん。ちょっとこの機械に手を加えていいですか?」
ファン
「どうぞ」
リブリオ
「これをこうして、ここにマナを詰め込んで・・ここにデーターを入れて・・・。」


ーー作業中ーー


リブリオ
「完成しました・・。」
ジェスター
「ワーイ」
ファン
「凄いですね・・・。」
リブリオ
「元々この機械は異次元にいる人を呼び寄せる物なので動作を反転させただけです。
こちらが異次元にワープするようにしただけです」
ファン
「それが凄い難しいのに・・・」

ジェスター
「とりあえずこれで異次元に遊びにいけるんだね?」
リブリオ
「そういうことです。ただ注意点としては一度飛ぶとマナの補充に3日程かかるので
最低でも3日間は戻れないです。そこだけは注意してください」
ジェスター
「三分間待ってやろう!!」
ファン
「何故ムスカ大佐。」
リブリオ
「所でキュピルさんは?」
ファン
「今作業スペースで何か作ってるらしいです」
リブリオ
「ちょっと尋ねてきます」
ファン
「どうぞ。」

ジェスター
「よーし!さっそく突入するぞー!」
ファン
「いってらっしゃい」
ジェスター
「ファンも行く!」
ファン
「エエエエエ。一人で行って下さいよ。絶対異次元は危険ですし・・・。
どこに飛ぶか分からないですよ?」
ジェスター
「だからこそお供アイルーとしてファンがついていくんだよ!」
ファン
「アイルーじゃないです。」
ジェスター
「とにかく護衛!連行!」
ファン
「タスケテエエエエエ」




キュピル
「ガトツゼロスタイル!フタエノキワミ!おとりy(ry」
リブリオ
「どうも、キュピルさん」
キュピル
「ん?ぬあ!!ファイナス!どうしてここに」
リブリオ
「かくかくしかじか」

キュピル
「・・・・なるほど・・。ってことはジェスターとファンは異次元へワープした?」
リブリオ
「はい。」
キュピル
「俺も行きたかったなぁー・・・・」
リブリオ
「3日経つまでは行けませんよ」
キュピル
「残念・・・。所でその異次元は何処に飛ぶのか決まっているのか?」
リブリオ
「いや、かなり適当です。下手したら過去の人物とは全く関係ない世界へ飛びます。本当に」
キュピル
「・・・・まぁ、ジェスターが武器持って入ってるのであれば多分大丈夫だと思う」
リブリオ
「所で何作ってるんです?」
キュピル
「輪ゴムでっぽう。タノシイゾー」
リブリオ
「また随分と古い物作ってますね」





シュン

ジェスター
「到着!」
ファン
「ここは・・どこでしょうか?」
ジェスター
「ま、真っ暗・・・。だけど凄い星の数!」
ファン
「草原ですね。雲ひとつもないせいか凄い星空・・。今にも振ってきそうですね」
ジェスター
「でも、人気が全然しないね。何処にワープしたんだろう?」



ガサガサ


ジェスター
「ん?今そこの茂みが動いたよ」
ファン
「セントウハ オマカセ シマス」




「今日の獲物は貰ったあああああああああああ!!!」



ファン
「ぎゃああああああああああああああ!!!」
ジェスター
「わっ!?」


でかい剣背負ってる人
「捕まえた!これはうまそうだ!」
ファン
「助けてー!僕は食べれません!!まずいです!」
ジェスター
「あれ?見たことある人・・・・」
でかい剣背負ってる人
「む、そこの白い奴も旨そうだ」
ジェスター
「人形の私を見て旨そうってある意味凄い」
ファン
「イイカラタスケテーーー!!」
ジェスター
「(あ、誰だか思い出した!!この一言言えば離してくれるかな?)
そこのでかい剣背負ってる人ー!私たちはキュピルの親友ですー!」
シルク
「なぬん?」
ファン
「助かった・・・」

シルク
「なら尚更食ってやろうかな」
ファン
「ナンデーーーー!!タスケテーーーーーー!!」
シルク
「冗談だ。」
ファン
「ほっ・・・」


ジェスター
「シルクさん、私たちのこと見覚えあります?」
シルク
「いや、全くない。どこかで会った事あるか?」
ファン
「(ジェスターさん。あの機械は戻ったときに僕達と会ったことは忘れるよう出来ています。
底のところお忘れなく・・・・)」
ジェスター
「(あ、そうだった)ごめん、こっちも見間違えだった」
シルク
「そうか。しかしキュピルと知り合いだとは・・・。
あいつ最近全然見ないんだよな。まぁとにかく俺は食料調達しないといけないから
この辺でさらばだ」
ジェスター
「あ、その前に街ってどこにあるか教えてくれない?」
シルク
「ここから南の方に城下町ギルドがある。ただ、腕に自身がないなら行く事は薦めない。
途中の敵が大分強い」
ジェスター
「こう見えても私の腕は高いよ〜?」
ファン
「僕は全然です。他にはないんですか?」
シルク
「んー・・・。かなり遠いがここから北の方に冬園「ビバーク」がある。
冬園にビバークという意味から察しがつくとおり寒いぞ。まぁ俺としてはこっちを薦めたい」
ジェスター
「へぇー・・・。ありがとう。もう大丈夫」
ファン
「親切にどうもです」
シルク
「おう。そいじゃな。・・・お、獲物発見・・・」



サササササ・・・




ジェスター
「多分もう会わなさそうだね?」
ファン
「案外また会うかもしれませんよ。所でどっちいきます?」
ジェスター
「私は寒いのは多少平気。多少ね!」
ファン
「んー・・・。遠いけど冬園「ビバーク」にしますか」
ジェスター
「OK-」



ジェスター
「所で・・・。さっきシルクと出会ったって事はここがどこの世界なのかだんだん分かってきたね」
ファン
「キュピルさんが居れば道案内もバッチリだったんですけどね」
ジェスター
「キュピルがいたらまたキュピルばっかり登場するからだめ!!」
ファン
「・・・・さいですか」




ジェスター
「・・・・。zzz・・・・はっ・・・。・・・・zzz・・・・。・・・・zzzz。」
ファン
「じ、ジェスターさん!寝ないでください!」
ジェスター
「zzz・・・・。あれ?私寝てた?」
ファン
「思いっきり寝てましたよ。いっそのことここで寝ちゃいます?
全然敵とかいないみたいですし草も深くなくて乾燥していてかなり寝心地いいと思いますよ」
ジェスター
「・・・zzzz。・・・・zzz」
ファン
「って言ってる側からもう横になって熟睡してる・・・。いっそのこと僕も寝ようっと・・・」







=半日目終了


その頃・・・




キュピル
「でけーた。輪ゴムでっぽう。それ、乱射」
リブリオ
「こ、こっちに向けないでください!ア、イテ。ギャ。
・・・・仕返し!!」
キュピル
「ぬおー!魔力の玉を乱射する奴がどこにおる!!ぐふっ!!


第二話


ジェスターが勝手に寝るので仕方なく外で野宿したファン。



ジェスター
「ん・・。あ、私こんな所で寝てたの?」
ファン
「おはようございます。でも芝生も感想してたし寝心地は殆どベッドと変わらなかったのでは?」
ジェスター
「んー・・まぁ、そうだね。」



ガサガサ


ジェスター
「ん?シルク?」
ファン
「・・・って、夜寝る前にあんな所に深い草なんて・・あった?
そもそも怪しすぎます・・・」


リュー
「ぬーん、ばれちゃしょうがない」
ジェスター
「・・・あれ?誰?この人。」
ファン
「・・・・さぁ・・。でも少なくとも前作のキャラ召喚には出ましたね。
あの機械は確かメインキャラしか出てこないので・・・。ってことはそれ以下ですね」
ジェスター
「なるほどー。・・・確かにこんなマヌケじゃしょうがないかもね」
リュー
「ぬあー!マヌケ言うな!ちくしょー。こう見えたって俺は・・俺は・・。強いんだぞ!」
ジェスター
「よーし、私と勝負してみよう」
リュー
「いいだろう!いくらなんでも女には負けないだろう!」

ジェスター
「よーし!先制攻撃!そりゃ!」
リュー
「ぐふ!!!強!!!」
ジェスター
「えぇー。弱い」
ファン
「単純にジェスターさんが強すぎるんです。シルクさんとも渡り合う事も可能らしいですし」
リュー
「なぬん!あのシルクと対等に渡り合えるだと・・!?」
ジェスター
「えっへん」(腰に手を当てて威張るポーズ
リュー
「むむむ・・・とんでもない奴を敵に回した・・・。
しかもむかつくぜ・・・」

ジェスター
「んー?(右手に武器)」
リュー
「ひとまずここはトンズラだ!」



ファン
「一体なんだったんでしょうか?」
ジェスター
「盗賊かなんかだったのかな?」
ファン
「・・・とりあえず冬園「ビバーク」に向かいましょう」
ジェスター
「そうしようー」




ファン
「・・・・凄い寒くないですか?」
ジェスター
「そう?私はそんなに」
ファン
「・・・あぁ、ジェスターさん寒いのは得意なんでしたっけ?」
ジェスター
「少しだけね。あんまり寒いのはダメ」
ファン
「少なくとも寒いってことは段々冬園に近づいてきたってことですね」
ジェスター
「そこには何があるのかな」
ファン
「少なくとも絶対寒いですよ」




その頃



キュピル
「お、ジェスター達冬園ビバークに向かってるのか」
リブリオ
「どういう場所なんですか?」
キュピル
「とにかく寒いぞー。・・・そういえばあの街は技術力が凄かったな・・・。
ファイナスとファンが行ったら絶対夢中になると思うぞ」
リブリオ
「おぉー。ぜひとも行って見たいです」
キュピル
「ん〜・・・。でも三日経たないと行けないんだよな?」
リブリオ
「残念ながらそうですね。・・・諦めますか」
キュピル
「入ってもジェスターに何か色々言われそうだしなぁー。」






ジェスター
「到着!!そして寒い!!」
ファン
「TWのエルティボより寒いと思います・・・。今すぐでも氷結状態になれます」
ジェスター
「何か暖かい物でも食べたいね」
ファン
「でもこの世界の通貨はありませんよ。」
ジェスター
「・・・え?ってことはもしかして食べ物とか飲み物とか買えない?」
ファン
「勿論です。もしかして今気が付いたのですか?」
ジェスター
「うん。でもそんなに冷静ってことは水とか食料持ってきたってことだよね?」
ファン
「いえ、僕は単純に水とか食料とかなくても三日間は生きていれるので(リヴリープレイ参照)」
ジェスター
「えぇー!私は無理!!」


ティル
「う〜ん・・。いつきても寒いねー」
ララ
「寒いですねー」

ジェスター
「あ、知ってる人発見」
ファン
「こっちが知ってても向こうは知りませんよ」
ジェスター
「大丈夫。魔法の言葉がある」



ジェスター
「こんにちは。ティルさんですよね?」
ティル
「ん?そうです」
ジェスター
「実は言うとキュピルの親友なのですが突然こんな場所に放り出されて
水も食料もない状態で困ってるんです。それでそれに関してはティルという人に
言えばなんとかなるって言われまして・・・」

ファン
「・・・・濡れ衣じゃないですか!!」
ジェスター
「シッー」

ティル
「えー。またキュピルがそんな事言ってたの?
私全然聞いてないよ・・・。そもそもキュピルって生きていたんだ。
私二年ほどもう会ってないし。」
ジェスター
「え、そうなんですか・・」
ファン
「(こっちの世界も同じように時間が経過してるから多分キュピルさんは
この次元からは何らかの理由で二年前に別の方に移動したんだ。
多分そのせいでここの人たちは全くキュピルさんを最近見てないことになってるんだ)」

ティル
「でもここに居るってのはよくわかったかな。
とりあえず少しだけお金分けてあげるよ。5000ギルドでいいかな?」
ジェスター
「ありがとうございます!た、助かった・・。本当に」
ティル
「今度キュピルに会ったらこう言って置いて。
【私が依頼出した材料集めはどうなったの】って。それじゃ頑張ってね」
ジェスター
「了解でーす。お金ありがとうございました。そいじゃまた」


ジェスター
「ふぅー。何とかもらえた」
ファン
ある意味詐欺ですよね。実際キュピルさんに言われてるわけじゃないし」
ジェスター
「いいのいいの。この世界の魔法の言葉は 「キュピルの友人」 !」
ファン
「・・・悪だ・・・」
ジェスター
「とりあえずレストラン行こうよ〜」
ファン
「残金と要相談してくださいね」




ジェスター
「え、安」
ファン
「平均価格が一品76ギルド・・・。それでいてこの量・・・」
ジェスター
「この世界って物価が安いんだね」
ファン
「逆に考えるんです。ティルさんが凄いお金を一杯くれたと」
ジェスター
「今度あったら感謝しないとねー」
ファン
「さっきの感謝じゃ足りないですね」
ジェスター
「それにしてもレストランっていうよりはバーって感じだね。」
ファン
「ワインが多く並んでますね。保管には最適な温度なのでは?」




ロビソン
「へへ、俺の勝ちだ」
シルク
「なに・・・。ロイヤルストレートだと・・・」
ロビソン
「まだまだだな。シルク。武力でも戦術でもお前には負けるがカードゲームなら負けんぞ」
シルク
「なら今度はブラックジャックで勝負しないか?」
ロビソン
「いいだろうー。受けて立つ」


ジェスター
「・・・ねぇ、私昨日シルクと会った気がしたんだけど何でここにいるの?」
ファン
「足が速いのでは?」



ロビソン
「お、ラッキー。しょっぱなからJとAだ。ブラックジャック」
シルク
「な・・・。ロビソン。おまえイカサマしてないか?」
ロビソン
「何を言う。運がいいのだ。」
シルク
「誰かロビソンの変わりにカードをシャッフルしてくれる人募集」
ロビソン
「そこまで俺を信用してないのか!」


ジェスター
「はーいはーい。私がシャッフルするよ」
シルク
「ん?いつぞやの人」
ジェスター
「です。はい、シャッフルしたよ」
シルク
「よし、ロビソン。もう一回ブラックジャックで勝負だ。
そこの白い人と・・恐竜みたいな人もやらないか?」
ジェスター
「私の名前はジェスターです。二回目の紹介だね」
ファン
「僕はファンです」
シルク
「二回目の紹介・・?」
ジェスター
「あ、あぁ・・。なんでもないです」

ロビソン
「よし、親は俺がやろう」
シルク
「イカサマはなしだぞ」
ロビソン
「だからイカサマしてねーって!」


ファン
「お尋ねしたい事があるのですがいいですか?」
シルク
「む?何?」
ファン
「最後にキュピルさんに合ったのはいつですか?」
シルク
「最後に合ったのは・・・。大体二年ほど前だな。
その後さっぱり見なくなった」
ファン
「そうですか」

ジェスター
「やった!21!!」
ロビソン
「な、ナニー」
シルク
「やるな・・。俺は20出たぜ」
ロビソン
「俺は19」
ファン
「20です」

ロビソン
「ちぇ・・。フルで俺の負けか」


シルク
「逆に聞きたいことがあるんだが」
ファン
「何でしょうか?」
シルク
「キュピルとは今でも合ってるのか?」
ファン
「勿論です。というより一緒に住んでるので」
シルク
「そういうことか。どこに住んでるんだ?」
ファン
「多分分からないと思いますけど アノマラド大地 の ナルビク という街です」
シルク
「・・・む・・。まさか俺の知らない世界が来るとは・・。」
ファン
「あ、ブラックジャック」

ロビソン
「これはすごいな」
シルク
「むむむ・・・」
ジェスター
「あー。ファンだけ一人勝ちずるい」
ファン
「そういわれましても・・・」


ジェスター
「ご飯食べながらブラックジャックだなんてちょっと行儀悪いけど楽しいね」
シルク
「行儀悪いのか?そっちの国は知らないがこっちは普通だぜ?」
ジェスター
「そうなんだ。私こっちの住みたい・・・」
ファン
「たった、それだけの利点でこっちに住むんですか」
ロビソン
「キュピルか。そういえば前に俺武器作ってほしいとかも言われたな。
確か・・・。剣だったかな?作らせておいて取りにこないんだよなー。
今もう別の国に行っちまったんだろ?あの剣は昔の俺にとってかなりの出来作だったから
届けてくれないか?」
ファン
「了解です。」
ロビソン
「よし、んじゃちと俺の工房から取りに行って来る。来るか?この街にある」
ファン
「気になるのでいきます」
ジェスター
「私も」
シルク
「俺はそろそろ依頼をこなさないといけないからこの辺で失礼する。
そいじゃロビソン、またな」
ロビソン
「あいよ。また武器について色々あったら見てやるよ」




ロビソン
「ここが俺の工房だ」
ファン
「これは・・。かなりシンプルな構造ですね」
ロビソン
「シンプルが最高の武器を作り出すんだ。機械とかに頼る人もいるが
全て自分の手で作ったほうが最高の武器が作れる。」
ファン
「なるほど・・・。これは見習えますね。」
ロビソン
「これがその剣だ。受け取ってくれ」
ジェスター
「はーい。これはロングソード?」
ロビソン
「そうだ。結構遠い間合いにいても攻撃できるが重量があるから中級者向けの武器だ」
ジェスター
「中級者・・」

ロビソン
「二人はこの後どうするんだ?」
ジェスター
「特に何も」
ロビソン
「何も予定がないのならこの街の端にある巨大な工場は見てきたほうがいいぞ。
絶対に驚く。あれがこの街の観光スポットの一つ」
ファン
「それなら見てきます」
ロビソン
「おう。そいじゃ武器について何かあればまたいつでも来てくれよ。」
ジェスター
「それではー」





その頃



キュピル
「やはりじっとしてるのは嫌だ。せめて異次元にいける感覚を短くしよう!
三日から二日とか!」
リブリオ
「い、一応やってみます。魔法でなんとか」



3話に続く


3話


ジェスター
「この武器。質がいいねー」
ファン
「それにしても最近剣すら握っていないキュピルさんですから扱えるのか不安になります」

ジェスター
「んー・・。段々日が暮れてきたねー・・・」
ファン
「流石冬園という名前がついてるだけあって四時あたりでも凄い寒いですね」
ジェスター
「ん〜・・。そうだ。別の街にも行って見ない?」
ファン
「そうですね。まだ時間はありますし移動する時間あるはずです」
ジェスター
「よし、更に北行ってみようか」
ファン
「・・・寒いですよ。きっと」
ジェスター
「だと思ってさっきコートとか暖かい飲み物とか買ってきたよー」
ファン
「ティルさんに感謝・・・」
ジェスター
「ほら。GO!」
ファン
「僕犬じゃないですよ!」





極寒の道



ジェスター
「TWのステージとかぶってるよ」
ファン
「そう言われましてもこっちにも極寒の道は極寒の道と言うんでしょうし・・・」


ジェスター
「こ、コートとか着てても寒いものは寒い・・・!!」
ファン
「そもそもここ道なんですか。誰かに聞いたほうがよかったんじゃないんですか?」
ジェスター
「きっと道だよ。看板あったし」




ファン
「・・・ジェスターさん。いますか?」
ジェスター
「いるよ。」

・・・・

ジェスター
「ファン?いる?」
ファン
「いますよ」

・・・。

ファン
「視界がホワイトアウトしてるんですけど」


ジェスター
「大丈夫。道はきっとそれてないよ」
ファン
「あれ?ジェスターさん何処から喋ってるんですか?元々白い髪だからカモフラージュに(ry」
ジェスター
「こっちこっち」


二時間後



ジェスター
「そ、遭難したー!!」
ファン
「絶対なると思いましたよ・・・暖かい飲み物でも・・」
ジェスター
「冷えてるよ」
ファン
「・・・・保温してなかったんですね・・」

ジェスター
「どうしよう、どうしよう。凍傷になるよ・・」
ファン
「一日半待てば現実世界に戻れますから辛抱すれば大丈夫ですよ」
ジェスター
「ナンデソンナニ レイセイデ イラレルノー!?」
ファン
「寒すぎてもう感覚ないので別に何も(危険」




一方そのころ



キュピル
「で、出来たぞおおお!!!」
リブリオ
「やりました!!」
キュピル
「ついにタイムリミットを二日にする事が出来た・・!!
あと・・・二時間!二時間待てば向こうに進出できる・・・」
リブリオ
「僕もお供します」
キュピル
「お供リブリオ」
リブリオ
「アイルーじゃないですよ」



ジェスター
「・・・・」
ファン
「・・・・」



「よっこらしょ・・・どっこいしょ・・・・」


ジェスター
「・・あれ?誰かこの道通ってるよ」
ファン
「・・・あ、本当ですね」


「ん?そこに誰かいるんですか?」


ジェスター
「いるよー。もしかしてここって道だったの?」

「そうですよー。雪ですぐ埋もれちゃって遭難したと勘違いする人多いですけど
しっかり道ですよー」

ジェスター
「私はやっぱり間違っていなかった!」
ファン
「さっき自分で堂々と遭難したと言ったのに・・・」
ジェスター
「所で貴方は・・・あっ!」

ルルア
「あれ?どこかでお会いしたことありましたっけ?」
ファン
「(ジェスターさん。忘れてること忘れないでこださいね)」
ジェスター
「(ギャグ?(酷」


ルルア
「そこで休憩すると凍えちゃいますよ」
ジェスター
「うん、これから出発する所。えーっと、ルルアちゃんはここはよく通るの?」
ルルア
「・・・?なんで私の名前を」

ファン
「(言った側からー!!)」
ジェスター
「(わー、怒らない怒らない)」

ファン
「え、えーっと、それは・・」
ジェスター
「私は超能力者だったからさー!」
ルルア
「(´・ω・`)」


ジェスター
「貴様の性格を当ててやろう。いや・・貴様の過去というべきか?
これにはタネはない。正真正銘のサイコキネシスだ。」

ファン
「サイコマンティス・・!?MGS1ネタ知ってる人少ないですって」
ルルア
「わわわ・・・とんでもない人と会っちゃった・・・」
ジェスター
行くぞ・・今から貴様の過去を当ててやる・・・。
・・・・ふむ、シルクと共に行動していたな


ルルア
「あ、当たってる!に、逃げる!!」
ジェスター
「あー!まだ最後まで言ってないのに!」
ファン
「そんな真似と脅迫するからですよ」
ジェスター
「う〜ん・・。知ってる人なら至極vs究極に勝るネタなのに・・」
ファン
「美味しいぼネタも古いですから」



歩く事一時間半



街-極寒の園


ジェスター
「ついたー!」
ファン
「冬園よりも寒いですね・・・」
ジェスター
「時間帯はもう夜になっちゃったね。
でもここは常時冬なのかもね。全ての建物がイルミネーションで飾られてる」
ファン
「・・これは凄いですね。かなり大掛かりです」
ジェスター
「う〜ん。ここに来てよかった。それに外と違って風を防ぐ壁があってちょっと暖かい。」
ファン
「とりあえず泊まる場所探しましょうか?資金ありますし」
ジェスター
「そうだねー」






キュピル
「3・・・2・・・1・・。スタートォー!!」
リブリオ
「メタルギアオンラインネタ・・!?」
キュピル
「よし!!突入できるぜ!!行くぜー!!・・・あぁっ!しまった。装備整えてなかった・・!」
リブリオ
「早く準備しましょう。僕も早く行きたいので」


ジェスター
「ん?なんだろう。このボタン」
ファン
「何ですか?・・・あ、そのボタンは」
ジェスター
「押せばおk!」
ファン
「ああ!」




シュン





キュピル
「OK!OK!アイテムそろえた!いざ・出陣!!」


ポチッ


キュピル
「・・・・む・・。動かんぞ・・。」
リブリオ
「おや・・。画面にエネルギー補給中って書いてありますよ・・」
キュピル
「・・・・・ハッ・・・。
ジェスターめ!別の次元にワープしやがった!!
こんちくしょー、また二日またないと行けないのか・・・!!」




ファン
「ジェスターさん!!今の出現したボタンは別の次元へワープできるようになった時に
出現するボタンです。」
ジェスター
「どういう原理なのかは突っ込まないでおいて・・。でも三日じゃなかったっけ?」
ファン
「確かに・・・。一体どういうことなんでしょうかね。大方リブリオさんの影響だとは思いますけど・・」
ジェスター
「う〜ん・・・。それにしても・・・・」



ジェスター
「凄いハイテクな世界だ・・・。
どこをどう見てもキュピルが弄っていた機械の部品とかそんなのばっかりだ・・・」
ファン
「・・・凄い巨大なメカが・・。」


ヴォォォンン・・・。


ジェスター
「ひ・・光った!?」
ファン
「しかも動き出した・・・」


【こちらレイヴン。これより出撃する】


高速で射出されるメカ


ジェスター
「うぅん・・。しばらく効果音とナレーターが多くなりそうな世界だなぁ・・」
ファン
「何で文字としてみてるんですか」



キュピル
「ぬぬ・・。ジェスター達・・。すごい前に友達と合作した世界にいる・・・」
リブリオ
「どういう世界なんですか?」
キュピル
「これ友達が凄いメカ好きで世界の舞台は【アーマード・コア3】を舞台にした
合作小説なんだよなぁー」
リブリオ
「・・・・あれ?どっかで聞いたことあるような・・・」
キュピル
「ゲームの世界だからね」
リブリオ
「・・・ドンドン僕たちの出番が遠ざかっていきますね・・・」
キュピル
「無念なり・・。少なくともファンは活躍できる場所だよ・・」



HP非公開の場所へ勝手にワープしたジェスター達。
しかしストーリーがドンドンゴチャゴチャになる。


第四話


ジェスター
「わーい、小さな戦闘機強奪できたよー」
ファン
「・・・本当に小さな戦闘機ですね。そもそもそれ戦闘機じゃなくて作業機なのでは・・・」
???
「それはMTだ。元々は工業用に作られた作業用機だ」
ジェスター
「む?」

???
「お前・・この世界では全く見ない服装に形だ。A級生物兵器か?」
ジェスター
「A級?生物兵器?ん?」
ファン
「すいません、近くにパソコンとかありませんか?」
???
「そこにある。」
ファン
「ちょっと借ります」

ジェスター
「何してるの?」
ファン
「ちょっと情報収集を・・・」



ファン
「分かりましたよ、ジェスターさん。ここの世界のことが」
ジェスター
「早いね。どんな世界?」
ファン
「会社企業による利益を求めるために戦いをしている世界のようです。
ただ、その裏に管理者と呼ばれる部隊が各地の会社を襲撃し
傭兵集団であるレイヴン(傭兵)の力を借りて戦っているそうです。」
ジェスター
「・・・んー・・・。それってつまり白兵戦の世界?」
???
「違う、AC。アーマードコアと呼ばれる機械にのって敵を倒す。その世界だ」
ジェスター
「ふーん・・・。ところで貴方の名前は?」
レイヴン
「レイヴンだ。」
ジェスター
「レイヴンという名前なの?レイヴンのレイヴン・・・」
ファン
「あんまり深く突っ込むと痛い目に合いますよ。ジェスターさんが、どうこうできる世界じゃありませんし」
ジェスター
「う〜ん・・・」
ファン
「それにしても中々興味深いデーターが一杯ありますね。
ジェスターさんの武器返してくれませんか?」
ジェスター
「私の武器は返さないよ。ファンが作り手だけど」
ファン
「いや、強化できるかもしれません」
ジェスター
「それなら潔く貸すよ」

ファン
「この世界の技術力を使ってこの武器をチューニングすれば
きっとこの世界でも対抗できる威力になれるかもしれません。
今まで攻撃した時瞬時に鈍器内部から針を出しニ撃目を与えてたのですが
防御力を無視した性能が作れるかも・・・」
ジェスター
「よく分からない・・・けど任せるね」
ファン
「話しながらチューニングしておきます」


レイヴン
「・・・・どこからやってきたのか知らんがこの世界に平和や安全などない。
俺等レイヴンは任された依頼をこなし戦い続けるだけだ」
ジェスター
「なんか複雑事情がありそうだねー・・」
ファン
「一瞬でも気を抜いたら死が見えますね・・・」
レイヴン
「間も無くここにもミラージュ社による襲撃が入る。退避は出来ない」
ファン
「た、退避不可能?僕どうみても死亡確t(ry」

レイヴン
「敵はMTだらけの集団だ。二機ほどACが紛れているようだが
所詮低ランカーだ。」
ジェスター
「低ランカーって何?」
ファン
「集めた情報によるとランカーというのは強さを表す称号みたいなものです。
低ということなのでそんなに強くはないはずです。
しかしこの世界のACというのはMTの何十倍もの威力を持つ兵器・・・。
ジェスターさん。正直もう死んだ気分です」

ジェスター
「ファンって弱気だねー。凄い事思いついた」
ファン
「何ですか?」
ジェスター
「私もレイヴンになる」
レイヴン
「レイヴンになるには試験を受ける必要がある。
・・・・・だが、今は一人でも戦力が欲しい。
そこに旧型の試験機がある。そいつを使え。
・・・・ただし、全て自己責任での行動だ。
たとえ目の前でピンチに陥ろうが助けを求めようが無駄が行為だ。
その覚悟があるのなら乗れ。逃走は許さんぞ」

ジェスター
「乗る!乗る乗る!楽しそう!」
ファン
「じ、ジェスターさん」
レイヴン
「あと30分で来る。搭乗しろ」




ジェスター
「思ったより狭いなぁー。コクピット」
ファン
「・・・・座席が操縦席にある一席だけなのですが・・・」
ジェスター
「元々二人乗り用じゃないんじゃないの?」
ファン
「・・・・僕が吹っ飛ばされる・・!!急いで椅子作ります!」



1分後


ファン
「そこら辺のくず鉄を集めて椅子を作りました。シートベルト付」
ジェスター
「相変わらず無駄に凄いね」
ファン
「・・・え、無駄ですか?」



通信が入りました



レイヴン
「起動したようだな。操作は勝手に覚えろ。玉切れに注意しろ。
・・・・行くぞ」



ギユゥウン


ジェスター
「えーっと・・。ここで前に移動?」



ギュウン


ジェスター
「わ!早い!」
ファン
「普通の歩行で時速120km・・・。」
ジェスター
「このペダルなんだろう?」


キィィィン


ジェスター
「ぎゃー!ブーストだった!ブレーキどこ!?」





敵派遣部隊
「これより地上制圧に掛かる。」



・・・・・

「着地に成功。これより作戦を開s・・・む?」



ジェスター
「わあー!ぶつかる!」
ファン
「エアバック!(黙」



ガツン



「うおお!?敵AC接触!」

ジェスター
「あ、結果オーライ。」
ファン
「あ、安全運転でお願いします」
ジェスター
「蹴り!とりゃ!」


ガツン


ジェスター
「倒した倒した。・・・そこだ!(銃器バルカン」



ダダダダダダダ


=HIT!=

ジェスター
「緑のランプが点滅してる」
ファン
「HITした合図らしいですね」


敵MT部隊
「くそ・・!ACめ・・!一気にミサイルで迎撃する!」


ギュンギュンギュン


ファン
「ミサイルが八発も来ましたよ!」
ジェスター
「このバルカンで・・・!」

ダダダダダダ


ジェスター
「打ち落とせた!よし、このまま一気に・・!!とりゃー!」


ギュインン


敵MT
「う、うわあぁ!」

ジェスター
「今左手から剣みたいなの出てきたけど何だろう?」
ファン
「えーっと・・・エネルギーブレードという接近武器らしいです」
ジェスター
「おー、面白い。接近!回避!エネルギーブレード!」


ガガガガ


通信が入りました


レイヴン
「新人としては思えないいい動きだ。敵AC一機は引き付けた。
だが、もう一機はそっちに行った。・・落とされるなよ」



通信が切れました


ジェスター
「つまりBOSS?」
ファン
「のん気になってる場合じゃないですよ!ACは今までのMTより何十倍の強さ・・・」


ドドドン


ジェスター
「ぎゃ!」
ファン
「後ろから奇襲されてますよ!」
ジェスター
「バルカンーー!!」


ダダダダダダダダ


カチッ


ジェスター
「あ!玉切れ!」
ファン
「リロードです、ジェスターさん」


カチャ


ジェスター
「そりゃー!」


ダダダダダダダ


敵AC部隊
「・・・素人め」


ファン
「ジェスターさん!一気に接近されてます!」
ジェスター
「は、早い・・!」


ギュウィイン


ジェスター
「こ、これなら!」

敵AC部隊
「・・・究極のシロウトか・・?」


ガスッ

ファン
「い、一方的に反撃食らってますよ」
ジェスター
「わ、やばい。残りAP(HP)が150だ」
ファン
「ミサイル一発で堕ちる低さじゃないですか・・!!」


敵AC部隊
「これでトドメだ」


ドドドドドドド


ジェスター
「あ、絶対避けれない」
ファン
「それなら・・・脱出!」
ジェスター
「採用!」




ドドドドン




レイヴン
「・・堕ちたか。所詮MTだけしか相手できないか・・」




ジェスター
「ふぅー・・・。なんとか脱出できたね」
ファン
「ふぅーじゃないですよ!敵ACが目の前に!」


敵AC部隊
「踏みつけてやる!!」
ジェスター
「ファンー!あの武器渡して!」
ファン
「多分チューニングちょうど終わったはずです!!」


ジェスター
「私を見くびっちゃだめだよー!フルスィングアタック!!」


ガツーーーーーン



敵AC部隊
「な・・・機体にのっていない癖に一撃の威力がこんなにもか・・・!?」
ジェスター
「怯んだ!そのまま一気に畳み掛ける!スニークアタック!」
ファン
「それMoE」
ジェスター
「そしてニートクラッシャー!」
ファン
「だからそれMoEの技です」




敵AC部隊
「くっ・・!脚部が破損しただと・・・!?」
ジェスター
「ニートクラッシャーを受けた対象は働いて修理代を稼がないと(ry」

ファン
「・・・もう突っ込まなくてもいいですよね」
敵AC部隊
「ぐあぁ!まさか・・・白兵戦で・・!!」



ドドドン



レイヴン
「こちらレイヴン。全てのターゲットを撃破した。これより通常モードへ移行する。
・・・・む・・・」


ジェスター
「お〜い、倒したよ〜」
ファン
「かなりヒヤヒヤしましたけど・・・」


レイヴン
「・・・馬鹿な・・・。ACが壊れた後白兵戦で倒しただと・・・。
・・・やつ等は一体・・・。管理者か・・!?」




続く

追伸

最近ファンの喋り方が変わってきた気がする


第五話


ACニ機とMTの大群を戦闘し終えて大体一時間後。
他の関係者や多数の人から管理者だと勘違いを受けるジェスター。
しかしそれに気づかないジェスター。





過去のメールチェックしているレイヴン


レイヴン
「・・・・・」

ミラージュグループ会長
「管理者。我々は何かを間違えていたのだろうか。
我々は既に管理者の判断によって動かされている駒。
極端なことを言えば生かされている身・・・。
ここ近日。わが社にも多数の被害が出ている。
レイヴン。我々は管理者に見放されたのだろうか?」


新着メールが来ています。


レイヴン
「・・・?」


ユニオン
「レイヴン。君の元に管理者だと思われる人物が一人いると聞いた。
今まで君は何度も我が作戦に協力してくれた。
今回も君にある依頼を出したい。報酬はこれまでより多く出すことを保証する。
・・・・私が言ってることは分かるだろう。」


レイヴン
「・・・・・」





ジェスター
「何でだろう・・・。みんなから避けられてる気がする・・・」
ファン
「ジェスターさん。常識で考えてください。貴方は歩兵では倒す事は不可能なはずのACを
歩兵で倒したんですよ。きっと皆ジェスターさんが怖いんですよ・・。」
ジェスター
「むぅー・・・。英雄なのに!」
ファン
「(英雄ではないと思います・・・)」



レイヴン
「そこの白い奴」
ジェスター
「白言うなー!私の名前はジェスター!」
レイヴン
「・・・ジェスター。」
ジェスター
「はいは〜い」
ファン
「(・・・凄まじい・・・)」


レイヴン
「上層部で既にお前を抹殺するかどうかの会議がかけられている。
もしお前が本当に管理者であるのならば・・・俺はその今までの理不尽の行為に対して
鉄槌を下したくなる。」
ジェスター
「え?何?突然どうしたの?」
レイヴン
「俺は今まで管理者には何か考えがあって自ら支配している地域を破壊している。そう考えていた。
だから俺はユニオンに協力しその真髄を知ろうとしていた。
・・・だが、もしお前が管理者であるならば・・。俺にはとてもそのようには見えない。
何も考えていない。ただ破壊していることだけに関して怒りが沸いて来る」

ジェスター
「・・もしかして・・。私・・。その管理者だと勘違いを受けている・・・?」
ファン
「その用です・・。以前僕が調査したとおりこの世界は管理者と呼ばれる者が
この世界を支配していたのですがここ最近破壊活動を行っており様々な人がその行動に疑問を
もっているそうです。今ジェスターさんが管理者だと勘違いを受けるのは非常に都合が悪いと思います・・」



軍服を着た人
「確保ーー!!」
MT部隊
「うおおお!!」
AC一機
「EO!」


レイヴン
「・・・既に上層部の方でお前を確保することを決定したようだな。」

MT部隊
「バルカン!」
MT部隊2
「ミサイル!」


ジェスター
「わ、わ!これはちょっとやばすぎるよ!!」
ファン
「白旗!!」


ババババ

ドゴン


ガガn



MT何機か破壊するが最終的にはバルカンが命中してしまい倒れるジェスター。


ファン
「白旗あげてたので僕は無事です」






ジェスター
「ぅ・・ここは・・?」
ファン
「牢獄ですよ。盗み聞きした所恐らく尋問した後処刑されると思います・・・。
・・・ヒィィイ・・」
ジェスター
「それはとてもやばいね・・・」
ファン
「思いっきり大怪我してるのに凄い余裕そうな表情・・・。理不尽」
ジェスター
「いたた・・・。流石に私でも痛いよ・・」
ファン
「とりあえず今は安静にしててください。今必死になっても何も起きません。」









ジェスター
「zzz・・・zzz・・」
ファン
「(でもどうしよう・・・。このままだと全滅ですね・・・。元の世界へ逃げるにしても後二日・・。
前回の時のケースを考えても、36時間は待機しないと・・。でもその前に殺されるかも・・)」



???
「おい」


ファン
「・・?はい」
レイヴン
「・・・・」

カチャ(鍵を開ける)


ファン
「・・・いいんですか?周りの状況を見た感じきっとこれは重罪ですよ」
レイヴン
「ある依頼を俺は受けた。バックアップがあるから鍵を開けても問題はない
だが本当に開放していいのか俺はそっちで悩んだ。お前等が本当に管理者なのか。
違うのか。そしてたとえ管理者だったとしたら。
もし管理者ではなかったら。仮に管理者でなかったとしてもあの戦闘力。
悩んだ末に鍵を開けることにした。」
ファン
「・・ジェスターさん、起きてください」
ジェスター
「・・・ん・・?あ、鍵が開いてる」

レイヴン
「ただ逃げてもお前等は助からない。
ユニオンがミラージュから奪取したアクセスプログラムを使ってついに
管理者の下へ行くルートを発見した。
・・・・そこへ行け。後は自分で考えて行動しろ」
ジェスター
「寝起きでよく分からないけど・・・そこへ行けばいいんだね?」
レイヴン
「・・・別に俺に従わなくてもいい。俺は管理者ではない。
自分の意思に従え。じゃあな」




ジェスター
「・・・見つかる前に行こうか?」
ファン
「そうですね」




ファン
「でもこのまま徒歩で行っても見つかってしまうのでは・・・」
ジェスター
「んー、ちょっとまってて」

ファン
「?」




緊急事態発生。ACが強奪されました。至急部隊を出動させてください。


ファン
「ジェスターさんまたACを盗んだ・・!」
ジェスター
「ファンー!奪ってきたよー!二脚中装型だけどいける!」
ファン
「今上ります」



ファン
「乗りました」
ジェスター
「よーし!オーバーブースト!!一気に離脱するよー!」


MT部隊
「またあいつか!この管理者め!この!」
ジェスター
「ブレード!」
MT部隊
「うぐあ!」
ジェスター
「・・!そこ!」
MT部隊2
「速攻振り返りマシンガンだと・・!?ぐあ!」

ファン
「ジェスターさん完璧に使いこなしてますね」
ジェスター
「二回目は使いこなすよー!このまま一気にオーバーブーストで逃走!!」




続く


追伸




リブリオ
「大変だ!ついに二話連続で本編で会話がなかった!」
キュピル
「そのようだ・・・(何


第六話


・・・・。正体不明機。接近。
迎撃に向かう。



ジェスター
「こ、ここが・・。管理者がいると思われる場所?」
ファン
「MAPでは中区っとありますね・・・」
ジェスター
「とりあえず、レイヴンから貰ったデーターを下に管理者のコアまで移動しよう」



専用下降器にのって降りるAC


ファン
「・・・通信です、ジェスターさん。誰からかは不明です」
???
「異世界から来た者よ。お前は何しにきた。
全て管理者によって管理運営、束縛されたこの世界に何をする。
特に異世界からきたのならば尚更・・・。何も求めていないのであれば帰れ」
ジェスター
「う・・なんか酷い・・・。
でも私今管理者と判断されていて冤罪かかってるんだ。
少なくとも私はここにこないといけなかった」
???
「・・・・それもまた管理者が判断したことなのだ。
貴様は管理者にとって既に不要なものだと判断されている・・」
ジェスター
「・・・え?」
???
「直にそちらに二体の管理者部隊のACが向かい撃破しに向かうだろう・・・。
どちらに勝敗が転んでも、もう会わないだろう。
・・・本当はこんなことも言う必要はなかった。だが何故か言ったほうがいいような気もした。
異世界の人よ。・・・幸運を祈ろう」
ジェスター
「待って」
???
「・・・なんだ?」
ジェスター
「最後に名前だけ教えて」
???
「デルフィナス」


ブツ

ファン
「通信が切れましたね・・・。
・・・ところでジェスターさん。デルフィナスって名前。僕は何処かで聴いたことがあるような気がします・・・」
ジェスター
「んー・・?私は分からないや・・・」

昇降機が一番下まで下りる。



ファン
「扉があきましたよ。」
ジェスター
「・・・あ!」


バシュ


イキナリブレードが飛んでくる

ジェスター
「い、いきなりACが二機・・!?
これがさっきデルフィナスが言ってた管理者のAC・・・!?」
ファン
「二機同時相手に出来るんですか!?」
ジェスター
「ちょ、ちょっと集中してるから話しかけないで!」


右からエネルギー銃を発射される。
前に移動して何とか避けるが今度は前方から肩武装式グレネードが飛んできた。

ファン
「ひ、被弾!熱量オーバー!残りAP4500!」(中くらいの方



なんとかマシンガンを連射しつつ敵の位置を見定めてミサイルを発射する


ジェスター
「びくともしない・・・」

敵のレーザービームやミサイルを集中被弾する

ファン
「残りAP1000!ジェスターさん、かなりピンチです!」
ジェスター
「ええい!こうなったら私流の戦い方!!猛接近!!」


一気に敵に接近する
敵が距離をあけようとするがオーバーブーストによる大接近のだめ密着状態になった

ジェスター
「今だー!パンチ!キック!サマーソルト!!」

兵装武器を全て捨てて身軽になり敵のACに向かって猛打を繰り出す

ファン
「・・・いかにもジェスターさんらしい戦いかたですけどダメージ全くないです」
ジェスター
「とどめの突型ブレード!!」

サマーソルトを当てた後一気に敵の頭部パーツにレーザーブレードを当てる。

ファン
「これは大ダメージです!・・・うわ!?もう一機の方からミサイルです!」
ジェスター
「わ、忘れてた・・・」
ファン
「残りAP300!」

ジェスター
「最後の抵抗・・!!全段発射!!」

武器を拾って全ての兵装武器を玉切れになるまで連射し全段発射した!
敵一機に見定めていたため完全な避けは不可能になっており見事に一機倒す

ファン
「ジェスターさん!熱暴走で爆発します!そろそろ脱出でも」
ジェスター
「最後の最後の最後の抵抗!!
爆発する前に敵に絡みつく!!・・・自爆!!
そして脱出」
ファン
「ぎゃ、」


敵を巻き込んで自爆。
大きすぎるその高熱によってIC暴走を起させ見事に敵も爆発させた


ジェスター
「ふ、ふぅー・・。凄い大苦戦したけど見事に2人倒せたよ」
ファン
「でもこの後大丈夫ですか・・・?」
ジェスター
「大丈夫、この武器があれば仮ACになれるよ」
ファン
「そうですか・・」



中区



ジェスター
「あれが・・・管理者・・・?」
ファン
「まさか・・・既に破壊されている・・・」
ジェスター
「・・・一体誰がやったんだろう・・・。私の手柄にしたかったのに・・・」
ファン
「それよりも管理者が存在してなかったのにあのACがいたっていうことは・・・。
別の部隊だったのではないかっていう疑惑がたちましたね・・」


「おい、大丈夫か?」
ジェスター
「あ、その声は」
レイヴン
「なんとか追いつけたな・・・。それよりもまさか管理者のACを二機も倒すなんてな。
お前、アリーナで戦ったら間違いなく高いランカーになれるぞ」
ファン
「レイヴンさん。あれをみてください・・・」
レイヴン
「・・・・!!?管理者が破壊されている・・!?
お前等がやったのか?」
ジェスター
「私はやってないよ。残念ながら」
レイヴン
「一体誰が・・・。とにかく俺は別の場所へ行く。
既にACをなくしたお前等はこれ以上ここにいるのも危険だ。退散しろ」


そう言い残して別の場所へ移動するレイヴン



ジェスター
「どうする・・?」
ファン
「・・・・ん・・?」

ヴォォオオン・・・

ファン
「・・・!?管理者が・・再び動き出した!?」
ジェスター
「え・・!?再生でもしたの!?」


・・・シンニュウシャ・・・ハイジョ
ゼンシステム・・キドウ・・・メモリーパック・・・フクゲン
コウゲキシステム・・・ハツドウ・・・シンニュウシャ・・ハイジョ・・・


突然外壁から大量のレーザー装置が出てきた

ファン
「こ・・これは・・・」
ジェスター
「とにかくもういっかい破壊すればいいんだよね!?ええい!!
壁走り!!壁斬りジャンプ!!そしてそのまま一気にジャンプ!!
空中パラシュートダッシュ!そして一気に壁斬りジャンプ!!」

ファン
「GunZじゃないですか」




ジェスター
「上った!!フルスィングショット!!」


ガツーーーーン



ジェスター
「・・!?びくともしない・・!?」


ボウギョシステム・・・ハツドウ・・・
システム・・・バックアップ・・カンリョウ・・・
シセツゼンタイ・・ジバク・・・カイシシマス・・・30ビョウマエ


ジェスター
「あ、やばい。ファンー!!逃げるよー!」
ファン
「既にレーザービーム避けるのに必死なんですけど!うわ!」




レイヴン
「やはりダミーだったか!戻ってきて正解だった。
乗れ!逃げるぞ!」
ジェスター
「あ、ぐっとたいみんぐ!!」
ファン
「行きましょう!」


全員乗り込む


レイヴン
「俺の機動性にびっくりするなよ」


時速300kmのオーバーブーストを常時開放
壁も一気に上っていく


ジェスター
「うぐぐ・・Gが凄い・・」

15秒前


レイヴン
「エンジンぶっ壊れてもいい・・!もっとスピードを上げろ・・!」



時速350km!



レイヴン
「あと少しだ!」


10秒前











0!!







あたり一面閃光に包まれる。
最後の最後に幻の時速400キロメートルに到達。
熱暴走によりエンジンが溶けだす


レイヴン
「・・・ぐっ」






ジェスター
「あいってて・・・」
ファン
「凄い閃光でしたね・・・ここは・・・?
おや?ここは・・・外ですか?」
ジェスター
「あ、あれ・・・。しかも草原だよ・・。あの世界に草原ってちょっと考えられない・・」
ファン
「・・・・あぁああ!!ジェスターさん!もしかしてまたスイッチ押しました!?」
ジェスター
「え?」
ファン
「ちょうどカウントダウン終了の時に二日経ったみたいでまた異次元でワープする
スイッチを押したみたいですよ!」
ジェスター
「私の意志じゃないよ。衝撃で押しちゃったんだよ。やったー、また別の世界で冒険だ」
ファン
「自分もう嫌なんですけど・・・それにさっきの世界がその後どうなったのかも気になります・・・」
ジェスター
「う〜ん・・・。それもそうだね・・」





レイヴン
「・・・あの2人は何処へ消えた・・・。」



その後ACの世界では管理者は破壊され全ての管理体制が消え束縛が消えた。
全員がそう思った。
・・・しかし裏の裏でバックアップを取られていて再び再起する管理者・・・・。
だが、多数のレイヴンの団結により死等を繰り広げた結果
見事にバックアップごと管理者を破壊。
・・・だが、特攻兵器が襲来。傭兵は壊滅的に少なくなった。
一気に追い討ちをかけられたため最後の希望。パーテックスが結成される。

のちのラストレイヴンに繋がるのであった。




続く


追伸

AC編途切れ悪いですが元々これ超長編の合作だったのでこの辺で閉めて起きました。
正直言っちゃうとこのAC編は自分でも失敗s(略


第7話



キュピル
「・・・カタカタ」
リブリオ
「(久々に黙々とPCで何かを書いてるキュピルさんを見る・・・)」


キュピル
「ふぅ・・・。いやはや、懐かしいなぁ」
リブリオ
「何を書いてたんです?」
キュピル
「昔の出来事だよ。今思えば色々と未熟な所があったものだなぁ・・・。見てみる?」
リブリオ
「はい」




ジェスター
「ここの草原。どっかで見たことあるような気がしない?」
ファン
「そういえば・・・。・・・・あ、ここ。シルクさんやティルさんが居た世界と全く同じじゃないですか」
ジェスター
「・・・あ、言われて見れば。周りの景色がデジャブ。」
ファン
「使い方ちょっとおかしいですよ」
ジェスター
「いいの」


・・・・。

ジェスター
「・・・?誰か来るよ」
ファン
「ん?」




シルク
「モタモタしてると置いてくぞ」
キュピル
「うわ、待ってくれ。頼む。足速いって」
シルク
「お前が遅いんだ。今は一秒でも惜しい」
キュピル
「くっ・・そ・・・。」


ジェスター
「あ、キュピルだ」
ファン
「それにシルクさんだ。・・・でも御2人とも若いですね。
・・・ってことは、同じ世界でもここは年代が違う世界みたいですね」
ジェスター
「私達が前来た時既にこの世界にキュピルはいなかったみたいだけど・・・。
ちょっと後つけてみようよ」
ファン
「うわ、待ってくれ。頼む。足速いって」




キュピル
「ぜぇー・・・。本当に足速いな・・。シルクは。よくそんな重たい剣持ってて走れるね」
シルク
「これでも少し遅く走ったほうだ。今城下町ギルドが戦争で壊滅気味になってる。
ここから見えるだろ?あの悲惨な状況を・・・」
キュピル
「・・・こいつは酷い・・・。敵軍の兵士が圧倒的じゃないか・・・」
シルク
「陥落も時間の問題だ。急いで援護いくぞ」
キュピル
「俺等だけでなんとかなるのか・・・?って聞いてない。しょうがない」



ジェスター
「思ったより状況は大変そうだね。」
ファン
「やはり行くんですか?どう考えても僕達も戦いに巻き込まれるかと」
ジェスター
「大丈夫。私も今はあんまり戦いたい気分じゃないから見つからないように行く」
ファン
「う〜ん・・・。見つからなければいいんですけどね」





==城下町ギルド



敵軍
「勝利は目の前だ!全軍突き進め!」

おおおおお!!



兵士
「うわぁっ!?なんだあいつは!?」
兵士2
「ばかな・・あいつ強いぞ!?」


シルク
「斬れ斬れ斬れ斬れ斬れ!!!」

キュピル
「ぬおぉぉ・・・。俺だってやるときはやるわ!どっせい!」
兵士
「ぐはっ!」




ジェスター
「思ったより戦場のど真ん中にきちゃったね・・」
ファン
「・・!ジェスターさん!後ろ!」
兵士
「貴様も敵か!うおぉー!」
ジェスター
「アターック!」
兵士
「うぐぁ・・」
ジェスター
「私には手を出さないほうがいいよ〜」
ファン
「(チートだ・・・)」




兵士
「くっそ・・。こいつは敵わない・・!」
幹部
「試作一号機。パルヴァライザーを起動する」

ヴォォォン・・・


シルク
「む!?なんだ、あのロボットみたいな奴は」
キュピル
「背丈は小さいけど・・・」
シルク
「・・・来るぞ!」


高速で接近し残像すら残す勢いで斬りかかってきた

シルク
「くっ!こいつ・・。ロボットの癖に素早い・・!!」
キュピル
「この!投げナイフ!・・・だめだ。ロボットだから刺さらない・・・」
シルク
「・・!まずい、キュピル逃げろ!」
キュピル
「むっ・・?・・!!」

高速でキュピル目掛けて突進し思いっきり斬りかかる

キュピル
「うぐあっ!」


ジェスター
「フッフッフ・・・。人の不幸は蜜の味・・・」
ファン
「最低ですね」



キュピル
「ぐっ・・。痛い・・・。」
シルク
「これは・・強いぞ・・。一旦後ろに下がれ」
キュピル
「分かった・・・」


ジェスター
「キュピルだけ下がるみたい。後をつけてみるね」
ファン
「僕も行きます」






キュピル
「ぐっ・・。ちょっとこれは痛すぎるな・・・。
俺もシルクみたいに強ければなぁ・・・。」
ティル
「みんな〜行くよー!早く援軍に・・・って、わ!?キュピル!?」
キュピル
「・・お、ティル。すまんが、ヒールで回復してくれないか?」
ティル
「ごめん、今急いで援軍いくのが先決なんだ。また後で!」
キュピル
「うおぉぉー・・!?人でなし!?俺も援軍行った身なのに!?」



キュピル
「くっそー・・。だめだ・・。出血の量が・・。思ったより多い・・。止まってくれー・・。
まだ死にたくねぇよ・・・。」


ジェスター
「結構、臆病者というか・・あんまり頼りになさそうな感じじゃないね」
ファン
「う〜ん・・・」
ジェスター
「・・・って、ちょっとまって・・。本当に何か危なくない・・・?あれ本当に死んじゃう気が・・」
ファン
「待ってください、下手に動くと未来が変わる可能性が・・」
ジェスター
「逆に今ここでキュピルが死んだら未来が変わっちゃうよ」



キュピル
「・・・・・・ん・・。」
ジェスター
「ちょっとちょっと。ここで倒れちゃ色々私も困っちゃうよ。特に過去の私が」
キュピル
「・・・誰?」
ジェスター
「とりあえず喋らない。今治療するから。」
キュピル
「誰だか知らないが助かる・・・。」


ファン
「う〜ん・・、まずいなぁ〜・・。タイムパラドックスが起きてしまうのでは・・・。」



キュピル
「・・・よし、もう大丈夫だ。ありがとう。恩に着る」
ジェスター
「そいじゃ将来、お礼を期待してるね」
キュピル
「・・・・?とにかく今行かないといけない場所があるんだ。また、どこかで」

再び城下町へ走るキュピル


ジェスター
「死亡フラグだね」
ファン
「勝手に殺さないで下さい。それより追いかけましょうよ」
ジェスター
「うん」



==城下町ギルド


キュピル
「うっ・・こ、こいつは・・・。」

あたり一面生々しい光景。しかし所々魔法の光を帯びている。

キュピル
「魔法の光・・・。この数十分の間に一体何が・・。強烈な魔法を感じる・・・。」

「ほぉ、生き残りがいたか」

キュピル
「むむ・・!?」
???
「既にこの城下町は壊滅・・。殆どの者は逃げたというのに未だ援軍に来るとは。
感心感心・・・。しかしお前からは強い波動を感じないな。たった一人の弱い兵士だ。」
キュピル
「うるさい。普通の奴よりは強い」
???
「ならば、その剣で俺を斬れるか?」
キュピル
「いいぜ。それより全員逃げたって・・。まさかシルクもか?」
???
「・・・そのような男もいt・」
キュピル
「奇襲!!投げナイフ!!」
???
「・・・ぐっ!!?こ、姑息な・・・!!!」
キュピル
「悪知恵は一番働くんだ。そのままクタバレ!!うおおおおお!!」

ナイフをもって突撃するキュピル

???
「俺にダメージを与えたのは貴様で二番目だ・・!異次元へ葬り去ってやる!!」



キュピルの攻撃を交わし巨大な異次元のホールを作る。


キュピル
「うぐおぉ!?なんだ、このホールは・・・」
???
「別の次元へ消し飛べ。」
キュピル
「やば・・。吸い込まれる・・・うわっ!」


ジェスター
「って、ギャー!!私も吸い込まれる!!」
ファン
「た、タスケテー」



シュン


???
「・・・・む・・・。余計な奴が二名も吸い込まれたような気もするが・・。
まぁ、何人吸い込まれようがどうでもいい。その先はもはや俺さえ知らない世界・・。
どこへ行くかは分からない。目障りな奴は全員この世界から消す・・」






キュピル
「ぐはっ!痛っ!!ずっと堕ちてったと思ったら地面に激突・・。うわ、痛い・・・」

ジェスター
「ぎゃー・・・・っと、着地!!」
ファン
「ワアアアア」
ジェスター
「よっこいしょ、キャッチ」
ファン
「あ、ありがとう。間違いなくキャッチされてなかったら死んでました」



キュピル
「・・・こ、ここはどこだ・・・・。
なんて活気のある港なんだ・・・。」



ジェスター
「・・・・あれ?ここナルビクじゃないの?」
ファン
「あ、言われてみればそうですね。・・・でもちょっと周りが古いですね。」
ジェスター
「ちょっと懐かしい光景もある・・・。昔みたいだね。」


キュピル
「・・・・、一体どうすれば・・・。」



異常なシステムを感知。緊急解除します

ファン
「あ、ジェスターさん」
ジェスター
「ん?」
ファン
「さっきの吸い込みで多重次元移動したので機械がオーバーヒートしそうです。
今から緊急解除されるので元の世界へ戻りますよ。」
ジェスター
「えー、もっと居t・・」



シュン





ジェスター
「おっとっと・・・。」
ファン
「ただいまです」

キュピル
「おかえり。実に長い旅してきたね。ワシからすれば・・・え〜っと・・。
んむ。14日ぶりだな。久しぶり」
ジェスター
「うん、オヒサシブリ」
キュピル
「ほら、疲れてるだろう。今日は上手い飯用意したぜ。
飯喰って疲れをリフレッシュさせな」
ジェスター
「今日はヤケに気前がいいね?私が居ない間いいことあったの?」
キュピル
「っふっふっふ・・・。忘れたか?」
ジェスター
「ん?」


キュピル
「城下町ギルドの戦争の時治療してくれたお礼だ。」










ジェスター
「ところで気になったことあったんだけどいい?」
キュピル
「ん?」
ジェスター
「あの後どうなったの・・?かくかくしかじか。」


キュピル
「う〜む・・。異次元でナルビクまで飛ばされた後の話か。」



続く


追伸

考えてみると前作のHPの時。最後の小説の話が
城下町でキュピルが怪我で撤退した後。キュピルが一切出なくなってましたよね。
当時あの後キュピルは何らかの出来事に遭遇した っていう設定にはしてましたが
TWの世界へ飛ぶという設定にはしてなかったり。つまり今作った話。


第八話


キュピル
「ナルビクに飛ばされた話は・・・。大丈夫だ。知る必要はない」
ジェスター
「えー、そこまで言っておいてそれはないでしょう〜。」
キュピル
「ほれ、もう夜なんだから早く寝ろ〜い」
ジェスター
「私は子供じゃなーい!」
ファン
「そいじゃ僕は疲れたのでこれにて、おやすみなさい」
キュピル
「ほら、ファンは偉い子」
ジェスター
「どうせ私は悪い子だから、まだ寝なくていい。ほら、教えて」
キュピル
「ぬおー、うるさいやつやな。ワシはもう寝る」


バタン


ジェスター
「つまらないなぁ〜」
リブリオ
「ジェスターさん、キュピルさんに秘密にしてくれればあの続きが書いてある場所教えますよ」
ジェスター
「え?本当?」
リブリオ
「でもばれても責任は取りませんけどいいですか?」
ジェスター
「うん、大丈夫。それで何処?」
リブリオ
「キュピルさんの部屋にあるパソコンのデスクトップに普通にワード文章で書いてあります」
ジェスター
「キュピルの・・部屋・・・。・・・・って今普通に本人部屋で寝てるけど・・・」
リブリオ
「ある意味危険なので僕としてはお勧めは・・・」
ジェスター
「特攻!私なら何しても許される!」
リブリオ
「(キュピルさんから聞いたけど本当にこれは酷い・・・・)」




深夜


ジェスター
「コッソリ、コッソリ」
キュピル
「zzz・・・zz・zzz・・」


ジェスター
「電源ONっと・・・」


ウォォオン・・・(起動音


ジェスター
「うっ・・ちょっと音でかい・・・。」
キュピル
「・・・zzz」
ジェスター
「寝つき深くてよかった」



ジェスター
「えーっと、このファイルかな?どれどれ〜・・・」






忘れたくないからここに書き記す。


あの城下町の戦争に参加し謎の異次元に飛ばされナルビクに飛ばされた時の話だ。


まずは何としてでも戻る方法を探した。
魔法商店らしき人に聞いてみたり、城下町ギルドって町知ってます?って聞いてみたり。
が、全員分からないみたいで帰る方法が見つからなかった。


途方にくれる前にまずは前の世界に居た時に教わった通りこの世界に対応できるよう
色々学び狩りを行い資金もためた。
いつかは絶対にまたあの世界に戻るために色んな準備もしてきた。
が、しかし一週間程奮闘しきったが・・・・  



ジェスター
「・・・あれ?ここまでしか書いてないよ?
まだ書き途中?それとも・・・?
う〜ん・・・、他のファイルに隠してあったりして。


・・・このファイルは家計簿だ。
・・・結構家計苦しいね」


探すこと10分

ジェスター
「これはー・・?
・・・あ、写真フォルダだ。見ちゃおうっと。」


ファンが初めて家に来た時の写真。


ジェスター
「若〜い。そして小さ〜い。」


ジェスター単体の写真

ジェスター
「私はいつまで経っても見た目は変わらないね。ファンと違って」


シルクやティル。ロビソンとキュピルなど色んな人が
集まって撮った集合写真。


ジェスター
「キュピルが若いなぁー。う〜ん、やっぱり昔の世界には色々思い入れがあるんだねぇ・・」






キュピル
「ジェ〜〜〜ス〜〜〜タァ〜〜〜。」
ジェスター
「・・・・わ!」
キュピル
「何か明るいなぁって思ったら何勝手にパソコン見てるんだああぁぁ!」
ジェスター
「ギャアアア、首絞めヤメテエエ」
キュピル
「よりによって重要なファイル漁りおって。さては今回は初じゃないな・・!?」
ジェスター
「は、初めて!本当に!」
キュピル
「ぬおー、信頼できぬわー!」
ジェスター
「ぎゃあああ」




ファン
「・・・で、寝ぼけていたとはいえジェスターさんが首絞めで気絶しちゃったと・・・」
キュピル
「さて、どうしたものか。起きたら多分家ごと壊される」
ファン
「ベッドの上に置いて夢落ちにさせたらどうですか?」
キュピル
「そうしよう」

リブリオ
「キュピルさん」
キュピル
「ん?」
リブリオ
「僕はそろそろ元の時代に戻りますね。未来に来れて暫らくお話も出来て楽しかったです」
キュピル
「おう、またいつでも遊びに来いよ〜」
リブリオ
「呼ばれないと来れないのでその時いきますよ」






ジェスター
「・・・ん・・・。・・・あれ?朝?」



ジェスター
「おはよう〜。・・・う〜ん、なんだろう。首が痛い・・・」
キュピル
「おはよう、寝違えたか?」
ジェスター
「そんな感じじゃないと思うけど・・・・。・・・あ」
キュピル
「・・・・」

ジェスター
「首絞めのお返しーーー!!!」
キュピル
「夢落ち無理だったかああああ!!」
ジェスター
「ゼッタイニユルサナーイ!!」
キュピル
「待て!よ〜〜〜く考えろ!俺の部屋に無断侵入した挙句
勝手にPCを覗き見したから今回は完全にジェスターが悪い!!」
ジェスター
「う・・・」
キュピル
「ふぅ・・・」



ジェスター
「ねーねー。でも一個教えてほしいことあるの」
キュピル
「ん?」
ジェスター
「元の世界に今でも戻りたいの?」
キュピル
「難しい質問だ・・・。・・・う〜む、一日とか二日とか戻れるなら戻りたいかもな」
ジェスター
「ずっとじゃないんだ。」
キュピル
「今の生活も悪くないし何よりお前さん等放置できないからね。エユの事もあるし」
ジェスター
「それならさ、あの装置使って一回だけ元の世界に戻ったらどう?」
キュピル
「それをやりたかった。だが先にお前さんらが行って中々突入の機会がなくて・・。
だけどこれで遠慮なく行けるよ。三日旅してくる」
ジェスター
「私も行く。行かないと逆に空気な存在に・・・」
キュピル
「・・・一体何を気にしている・・・」
ジェスター
「・・・あ!」
キュピル
「ん?」


ジェスター
「キュピル、これロビソンって人から頼まれてこの武器もってきたよ。ロングソード」
キュピル
「・・・おぉ、これは・・・。随分と懐かしい。サンクス。これもって行くよ。そいじゃいくぞ」
ジェスター
「あ、ファンは?」


ファン
「2人が行くなら僕も行きますよ。三人なら何が起きても安全だと思うので」
キュピル
「OK。よし、そいじゃ行くか。懐かしい世界へ」
ジェスター
「私もあの世界に縁が出来てきたな〜」



続く


今日ちょっと忙しかったので手抜き。スイマセヌ


第九話


キュピル
「病み上がりです」
ジェスター
「え?さっきまで凄い元気だったじゃん。ボケ?」
キュピル
「うぉっほん、まぁ色々と事情があるんだ。」
ファン
「TW日記の世界ですね、分かります」
ジェスター
「??」





シュン




キュピル
「おぉ・・・。懐かしい・・・。覚えているぞ。ここは冬園、ビバークじゃないか・・・」
ファン
「流石現地人。知り尽くしていますね」
キュピル
「ここはTWで言う・・・ん〜。クラドぐらいな位置づけだと思う」
ジェスター
「そうなんだ。ところで今ここの世界は私たちが一番最初に来た時と同じ年代なのかな?」
ファン
「えーっと・・・。それはちょっと分からないですね。キュピルさん、分かります?」
キュピル
「う〜む、シルクとかに会って彼等の反応を見るしかない・・・。この世界に新聞なんてないからな」
ファン
「不便ですね」
キュピル
「ここは確か・・・え〜っと・・。そうだ、ロビソンの工房があったはずだ。そこに行こう」



==工房

キュピル
「お邪魔するぜ」
ロビソン
「・・・!!うお〜〜!!?キュピルかぁーー!?」
キュピル
「へへへ、久しぶりだな」
ロビソン
「いやいやいや、本当に久しぶりだな。生きていたとは思っていなかったよ」
キュピル
「まぁ、いろいろあってなぁ・・・」


ジェスター
「む、むぅー!またしても私は空気な存在!」
ファン
「キュピルさんが昔の場所に来た時点で既に当たり前の結果だと思いますけど・・」
ジェスター
「ま、空気で構わんがな・・・」
ファン
・・・水没王子の台詞じゃないですか。それに何ですか、その顔。たくらんでますね」



キュピル
「そうだ、剣サンキュウ、しっかり貰ったぜ」
ロビソン
「先払いしてもらってるからな。代金だけ貰う訳にはいかないぜ」
キュピル
「ところで、シルクは?」
ロビソン
「あぁ・・・。そのなんだ。シルクのことなんだが・・・」
キュピル
「何か病にでもかかったのか?」
ロビソン
「いや、なんか港町のナルビクを探すだとかいって旅に行っちまったんだよなぁ・・・」
キュピル
「・・・・無理だろ」
ロビソン
「そんなに遠いのか?シルクはナルビクにお前が住んでると聞いて行ってるわけなんだが」
キュピル
「遠いのなんの・・・。そうだなぁ・・。ファン、説明できる?」
ファン
「はいはい」
ロビソン
「お、いつぞやの。こんにちは」

ファン
「かくかくしかじか・・・」


ロビソン
「次元・・・。よく分からないけど魔法みたいな力がないと行けないってことか」
ファン
「そんな所です」
キュピル
「まいったなぁ・・・。今回会うのは諦めるか・・。またいつか戻ってくるだろ?」
ロビソン
「まぁ、戻ってくると思うぜ」
キュピル
「そいじゃ俺は他に懐かしい人と会って来るよ。いずれまた」
ロビソン
「おう、そいじゃ」



キュピル
「懐かしかったなぁ〜・・。(´ω`)」
ジェスター
「私の出番がやっぱり減っちゃうんだけど」
キュピル
「そこは・・・。頑張って会話に入るんだ。人見知りしないで」
ジェスター
「私って人見知りしないほうだと思うんだけどなぁ・・」
ファン
「う〜ん・・・」



キュピル
「そうだ、城下町ギルドへ行ってみよう・・」
ジェスター
「遠いなぁ・・・」



==草原1


ジェスター
「あ、ここだよ。私が一番最初に来た時舞い降りた場所は」
キュピル
「ほぉ・・。ここはよく動物が集まる場所だから狩りとかに向いてる場所なんだよね。
ワシも若い頃はここで特訓したものだ。今も狩れるかな。」


ザザザ


キュピル
「いた!とぉー!!」


ガツン


キュピル
「痛!!」
リュー
「ぐはっ」


ジェスター
「あ、いつかの人」
ファン
「第二話に出てきた謎の人物でしたっけ?」


リュー
「いってぇ・・。・・・うお!?キュピル!?」
キュピル
「げぇ、リュー!」
リュー
「てめぇ、いつ帰ってきた!」
キュピル
「いやいやいや!帰っちゃ悪いのかよ!?」

ジェスター
「あれ?やっぱり何だかんだ言ってキュピルの知り合い?」
リュー
「あー!いつかの白い怪物!」
ジェスター
「・・・怪物・・・。」
キュピル
「あ、馬鹿!こいつ怒らせると魔王に・・・」




===三十分後===



リュー
「・・・すいませんでした」
キュピル
「何で俺まで・・・」
ファン
「多分魔王って言ったのが原因ですよ」


キュピル
「まぁ、リューは脇役みたいなキャラだよ。でも地味にワシと縁があってのぉ。
ここで狩りしてる時はよくライバルとみてたものだったよ」
リュー
「・・・見てた?今は違うのか?」
キュピル
「多分もう実力差が出てる。」
リュー
「言ったな・・。ちょっと剣だせよ」
キュピル
「おう、ちょうどいい。この剣の切れ味を確認するか」


ファン
「ジェスターさん、キュピルさんが前に出て勝負するのは少し久しぶりじゃないですか?」
ジェスター
「ナルビクに住んでると戦いそのものなんて無いからね〜」
ファン
「(ジェスターさんと日々戦ってるじゃないですか)」
ジェスター
「・・・何か言いたげな顔してるね」
ファン
「何も思ってませんよ」


リュー
「とぉー!!」
キュピル
「いきなりジャンプ切りなんて・・・少しも学習してないのか・・。回避」
リュー
「甘い甘い、俺が何も学習してないと思ったら大間違いだ。
上半身のバネだけで敵を付く技。ガトツゼロ式!
キュピル
「もろパクリじゃないか。しかもバネしっかり出来てない。回避」
リュー
「こんの!」
キュピル
「ジェスターと比べると技のキレが甘いよ・・・。隙あり、元祖・面!」
リュー
「いてっ!!」

ファン
「脳天直撃ですね」
ジェスター
「でも血出てないのは何で?」
ファン
「よくみてください。峰打ちですよ」

リュー
「だめだ・・・。差がついてる・・」
キュピル
「まぁ、修練積むんだ。俺はこれで」






ジェスター
「圧勝だったね。私のおかげだから感謝したほうがいいよ」
キュピル
「(理不尽だ・・・。むしろこっちが感謝される側じゃ・・)」
ジェスター
「何か言いたげな顔だね。」
キュピル
「ありがとうって思ってたんです」
ジェスター
「お、素直だね」



==城下町ギルド


ジェスター
「賑わってるね」
キュピル
「あの後が気になるな・・・」
ジェスター
「異次元に吸い込まれた後?」
キュピル
「何故に知ってる。・・・あぁ、そっか。居たんだっけ?」
ファン
「ですね、キュピルさんにとってかなり昔の過去ですけど僕達にとって一昨日です」
キュピル
「う〜む・・・。」



「あれ?キュピル?」


キュピル
「お、その声は・・」
ティル
「あぁ!キュピル!!」
キュピル
「おぉ、ティル。久しぶりだな」
ティル
「エレクトリックスパーク!!」
キュピル
「ぐぉぉ・・!!マジックガード!Avoid!」
ファン
「それマスター・オブ・エピックの技」

キュピル
「突然何をする」
ティル
「まず、出すものから出して貰おうかな。5000ギルドと依頼した材料。」
キュピル
「依頼した材料は分かるんだが・・。5000ギルドって・・。何でそんな大金を・・!?」


ファン
「やっぱ大金だったみたいですよ?」
ジェスター
「幸運〜」
ファン
「のん気にしてる場合じゃないですよ・・」


ティル
「5000ギルドの理由はそこにいる白い子と恐竜みたいな生物から
キュピルが勝手にここに送りつけて一文無しで困っているって言ってたから貸してあげたの。
・・・ちょっと、キュピルらしくないよ。酷いんじゃない?」
キュピル
「・・・・ぐらあぁぁ!!」
ジェスター
「ぎゃー!キュピルが怒った〜!」
ファン
「か、かくかくしかじか・・」


ティル
「あ、あらら・・。じゃぁ、キュピルは悪くなかったんだね」
ジェスター
「助けて〜!最近キュピルが強くなっちゃたよ!」
キュピル
「ふぬぅ・・・。これに懲りて嘘はやめてくれよ・・・」
ジェスター
「約束するよ」
キュピル
「(その返答だと十中八九きっと忘れるなぁ・・・)」


ティル
「依頼の材料の事だけどもう自分で手に入れちゃったよ。」
キュピル
「だろうなぁ・・。元々難しくない依頼だしあんな間が空いちゃうとな」
ティル
「それもそうだけど一番気になるのは何処行ってたの?
最後に会ったのはキュピルが怪我してる所を素通りしたところだし・・。
最初私が見過ごしたせいで死んだのかと思ったんだよ」
キュピル
「多分ジェスターがいなかったらそのせいで死んでたと思う」
ティル
「ん?何か言った?」
キュピル
「何も・・・。まぁ、感動の再開もそこそこにして・・。我が師匠のシルク知らない?」
ティル
「シルクは確か港町ナルビクを探すとかいって旅に出ちゃったよ。何処にいるかは私もわからない」
キュピル
「ぐふ・・。やっぱりシルクはナルビク探しに行っちゃったのか・・・」
ティル
「でもキュピルはナルビクに住んでるんでしょ?」
キュピル
「一応そうだけど断言する。シルクじゃ来れない」
ティル
「強いモンスターでもいるの?」
キュピル
「魔法がないと入れない」
ティル
「あらら・・。シルク魔法まるっきりダメだからね。無理そうだね」

ファン
「あながち間違ってないですね。説明省けて助かりました」
ジェスター
「魔法以上のものがないと入れないけどね」


キュピル
「そいじゃ俺はこれで・・・。・・・あ、そうだ。ルルアの場所は知ってるか?」
ティル
「ルルアちゃん?それなら自宅にいると思う。ルルアちゃんは相変わらず引き篭もってるから行けばすぐ会えるよ」
ジェスター
「NEET!」
ティル
「ニートじゃないよ、何か作ってるだけだと思うけど・・・」
キュピル
「とりあえず行ってみるよ、ありがとう」
ティル
「シルクに会ったらキュピルが探してたこと伝えて置くよ。魔法がないと入れないことも」
キュピル
「わかった」


キュピル
「会話に入りたかったのは分かる・・、けどニートで入るのはどうかと思うぞ」
ジェスター
「率直な意見だったのに」
ファン
「もっと場の空気を読みましょうよ」
ジェスター
「ルルアちゃんの自宅って城下町ギルドにあるの?」
キュピル
「んむ、引っ越してなければ割と近くにあるはず」



==十分後


キュピル
「あった、ここだ。」
ジェスター
「思ったより普通だ」
キュピル
「とりあえずノックするか」


ゴンゴン


「誰?」

キュピル
「キュピル。久しぶり」

・・・・・

ジェスター
「あれ?反応ないよ」
キュピル
「まぁ、見てみ」


勝手に開くドア。


ファン
「一瞬幽霊かと思いましたがよくみるとこのドア。機械ですね。意外とハイテクな家ですね」


「いつもの場所にいるよ」

キュピル
「ほいほい」



==ルルアの部屋


キュピル
「お邪魔するよ」
ルルア
「お久しぶり。・・・・!!わ、わわわ・・・わわ・・」
キュピル
「む・・。ルルア。この2人は俺が認めたパートナーだから別に怖がる必要はない。」
ルルア
「そ、その白い子・・。前偶然会って・・・何でもかんでも全て未来予知して当てて・・・。
あ、悪魔!!悪魔!!!」
キュピル
「お、落ち着け、別にジェスターは未来予知も何も出来ない。」
ジェスター
「えっへん、私は未来予知も出来るんだよ。そうだねー。今怖がってる!」
ルルア
「あ、当たってる・・!」
ファン
「それはあたって当然じゃないですか」
ルルア
「こ、怖い・・!!」
キュピル
「やれやれ。・・・もしもし、ティル?すまん。ルルアで困ったことになった。来てくれる?」




==一時間後


ティル
「もう大丈夫。それよりもう2人は入らないほうがいいかもね。よっぽど怖がってたよ」
ジェスター
「ちょっとからかっただけなのに。」
ファン
「それがダメなんですって。」
キュピル
「ルルアのためにもこの変で撤退するか」
ティル
「それがいいよ。私はここにいる」
キュピル
「OK、そいじゃまた」




キュピル
「さて・・・、他に会いたい人は・・・。
・・・・作者・・。流石に会えないか。あいつはかなり特殊な人間だしなぁ。
それに少し変人ってのもあるしなぁ」


「貴様・・・!死亡フラグを立てたな・・!!」

キュピル
「ぐうぉぉおお!?いきなり目の前で空間移動するな!!!」
ジェスター
「わっ!?」
ファン
「ぎょ!?」


作者
「我輩は一瞬で大陸の端から端まで移動できるぞ、今その技を見せてやろう、
1.2の3!・・・どうだ、私は一瞬で端から端まで動いた。
君たちの目では動いてないように見えただろう、当たり前だ。私は動いてない。
なぜなら端がここなら当然その先の端もここであるからだ。どうだ?面白い話だろう」


キュピル
「ごめん、長い」
ジェスター
「わかんない」
ファン
「面白い話ですね・・。確かに一理あります」
キュピル&ジェスター
「(´゚д゚`)」



作者
「しかし事実、我輩は一瞬で色んな場所へ空間移動することが出来る・・。
空間同士を魔法で結合させ、その結合させた時に出来た空間の歪みを利用すれば
人は誰でも瞬間移動が出来る。しかし、それが出来る人間は少ない・・・」

キュピル
「相変わらず凄いべらべらしゃべるなぁ〜・・・。
・・・そうだ、作者。お前さんの力を使ってシルクの元まで移動させてくれないか?」

作者
「我輩にも疲れや機嫌がある・・。疲れは時として機嫌まで動かすことがある・・。
逆に機嫌は疲れを動かすことも出来る・・・・」

キュピル
「分かった分かった・・ようは今は無理ってことだな。」
作者
「物分りがいいようだな。今は気分的に受付はしていない」
キュピル
「ほいほい・・・」
作者
「では最後に我輩の強大な力を見せ付けてやろう・・。いくぞ?
1..2...3!!」



十話に続く


キュピル
「勝手に九話終わらせるなぁ〜!」


本当に続く


10話


キュピル
「前回は勝手に作者の力によって無理やり終わらされた・・・。」
ファン
「気が付いたら作者さん逃げましたね」



キュピル
「日が暮れてきたな・・・。」
ジェスター
「どうするの?」
キュピル
「ワシがまだこの世界に住んでた頃は普通に野宿をしたものだ。
ただ、今回はいい場所を知ってる。そこにいこう」
ジェスター
「何処に?」
キュピル
「そうだな、庭園・ルカにでもいくか」
ファン
「初めて聞く名前です。どんな所なんですか?」
キュピル
「庭園なだけに飽きることなくガーデニングブームが続いてる不思議な村だ。
その道途中が絶好のポイントだ。敵もいないし、いい場所だ。さっそく行こう」



=庭園・ルカまでの道途中



ジェスター
「あれ?ここって・・・」
ファン
「ジェスターさんがキュピルさんを治療した場所ですね。覚えてます」
キュピル
「懐かしいものだ。確かここで死にそうになったんだっけか・・。
・・・思い出したらちょっとティルが憎くなってきた」
ファン
「まぁまぁ」
キュピル
「そういえば俺死ぬと思ってここに隠し物をしたんだった・・・」
ジェスター
「隠し物?」
キュピル
「んむ、背中に手を回して地面を掘ってある物を隠した。あるかな・・。
ちょっと手伝ってくれ」
ジェスター
「服汚れるから嫌〜」
キュピル
「(前に血で赤く染まったのに・・)・・・・・、ファン頼む」
ファン
「了解。」



=5分後


キュピル
「・・・・ぬおー!あった!!」
ジェスター
「見せてー!・・・何これ。石?」
キュピル
「魔石。簡単に言えば魔法を扱うことが出来るようになる石。」
ジェスター
「へぇー。ってことはこれがあればティルみたいに魔法撃てるの?」
キュピル
「残念ながらワシの場合攻撃系じゃなく補助系なのでそんな派手なのは使えない。
元々攻撃苦手なものだから・・」
ジェスター
「ふーん・・・」
キュピル
「最近反応薄いぞ・・!?」
ファン
「ためしに使ってみてくださいよ」
キュピル
「今使う所だった。えーっと、『風魔・クイック!』」
ジェスター
「厨臭い」
キュピル
「言うな!!」




ファン
「名前はともかくキュピルさんが少し青く光ってますよ」
キュピル
「一時的に身体能力を上昇させる魔法。ジェスター、突然だが俺の攻撃を見切ってみ」
ジェスター
「最近キュピルが強くなったけど一番強いのは私だからね、いいよ!」
キュピル
「そりゃ!」

高速で移動・ジャンプなどを行い翻弄させている

ジェスター
「は、早い!?」
キュピル
「とりゃー!キック!!」
ジェスター
「ぎゃ!!」
ファン
「おぉ・・。ジェスターさんにダメージを与えた・・・」
ジェスター
「・・・怒った。えええええええいいい!!!」
キュピル
「ぬおぉぉ!!」



=10分後


キュピル
「・・・・・・」
ファン
「うっ・・・なんて悲惨な光景・・・。」
ジェスター
「服真っ赤になっちゃったなぁ」
ファン
「デジャブ。というか死んでしまったのでは・・・」


「蘇生魔法・リザレクション」


キュピル
「・・・はっ。生き返った。」
ファン
「今の魔法は・・」

エチル
「一体何をやってたんですか・・・」
キュピル
「・・・・誰だっけ?」
エチル
「エチル!!毎度毎度忘れないで!!」
キュピル
「ん〜・・・。すまん。本当に忘れた」
エチル
「折角蘇生してあげたのに・・。殺すよ?」
キュピル
「・・・!思い出した!エチルだ!」
エチル
「遅い!しかも名前言った!」

ジェスター
「このボケと突っ込みの嵐凄いね」
ファン
「誰でしょうね」

キュピル
「いやーいやー。久しぶりだね」
エチル
「どうしてあんたは何時も私の顔を忘れるの・・・。そんなに特徴ない?」
キュピル
「顔は別に良いが服が平凡すぎて覚えられないのが致命傷」
エチル
「・・・本当に蘇生しなければよかった。せっかく久しぶりに見つけたと思ったのに。
それで、この恐竜みたいなのと赤い奴にボコボコにされたの?つまり敵?」
キュピル
「敵だったら会話してる暇なんてないぞ。この恐竜みたいなのはファン」
ファン
「初めまして」
キュピル
「この白いの・・・は・・。あれ、本当に赤いな。まぁこやつはジェスター」
ジェスター
「私は一応キュピルの仲間だよ」

エチル
「仲間に殺されるなんてとんでもない味方だね」
キュピル
「いや、調子に乗ったワシが悪かった・・。ところで『せっかく見つけたのに』って言ってたけど
ってことは探してた?」
エチル
「もちろん。約束した事忘れてない?」
キュピル
「え〜っと・・あぁ、もしやシルクに会わせる約束?」
エチル
「そう、それ」
キュピル
「実は言うと俺もシルクを探してる。俺も暫らく遠い国に行ってたわけだから久々に戻ってきたんだが
そしたらシルクに会おうとしたらいないわけで・・・。」
エチル
「なるほど。どうりで魔法で連絡しても出ないわけね。」
キュピル
「俺?」
エチル
「もちろん。国が違うと連絡がつかないからね。そいじゃ私はもう行くよ。」
キュピル
「わかった、見つけたら一応シルクを探してたって言う」
エチル
「了解、それじゃ」




ジェスター
「疑問に思ってたんだけど」
キュピル
「ん?」
ジェスター
「魔法で連絡取れるなら何でシルクに連絡取らないの?あの人。」
キュピル
「シルクは例外で脳や精神に直接かかる魔法は全て一切受け付けない精神プロテクトの
訓練したことあるからそういった類の魔法が一切通じないんだ。
だから洗脳とかされない変わりにこういった便利機能も使えない。諸刃の剣だな」
ファン
「不便ですね。」




その頃・・・ナルビクでは。




マキシミン
「うぃーっす。泊まりにきたぜ。
・・・・む、誰もいねぇな・・・。おい、マヨネーズ。いないのか?
・・・・いないな。・・・くっくっく。んじゃ遠慮なく使わせてもらうか」




キュピル
「さーって・・・。んじゃ庭園に向かいますか。」
ジェスター
「う〜ん・・。最近嫌な事多いなぁ〜・・」
キュピル
「安心するんだ。庭園には凄い仲のいい友達がいてその人は貴族なんだ。
さっき言ってた寝床ってのはそこのことで行けば必ず最高のおもてなしをしてくれる」
ファン
「なんでそんな仲がいいんですか?」
キュピル
「実は言うと兄弟」
ファン
「へぇ〜・・・。・・・・えええぇぇ!?」

ジェスター
「キュピルに兄さんがいたの!?」
キュピル
「いや、弟だ」
ジェスター
「凄いびっくり・・・。え?血縁はあるの?」
キュピル
「いや、義兄弟。血縁はない」
ジェスター
「だよね、びっくりした〜」
キュピル
「・・・・なんでそこまでびっくりする?実際にいたとしてもそんな反応は・・」
ファン
「長い間一緒に居ましたが聞いたことなかったですよ」
キュピル
「凄い裏話すると元々庭園での話しは初期にちょこっとしか出てないから
恐らく旧・HPを知ってる人でもこれは知らない人多いのでは。まぁ、行こうか」
ジェスター
「どちらにせよ今日はご馳走食べれそうだ〜。わ〜い。ふかふかのベッドも〜」




マキシミン
「冷蔵庫の中見てみたら良いハムがあったぜ。暫らく上手い飯喰ってなかったから
何か勝手に拝借するか・・・」



キュピル
「遠いからな、これを使うか。風魔・クイック!!」
ジェスター
「お、凄い体が軽くなった」
ファン
「浮きそうなぐらいです」
キュピル
「一気に行くぞ〜、もう時間は7時半だ」
ジェスター
「爽快感タップリな走り!」





庭園・ルカ


キュピル
「まずは到着したな」
ファン
「甘ったるい臭いがしますね」
キュピル
「相変わらずここは村なのか街なのか分からないな・・。」
ジェスター
「あの一際目立ってるのが・・?」
キュピル
「んむ、弟の屋敷だ」
ファン
「ところで何で弟さんは貴族なのにキュピルさんは貧b・・すいません。
あんまり裕福な暮らしをしていないのですか?」
キュピル
「ありきたりな事かもしれないが当時は本当に冒険したかったんだ。
今だったら本当に貴族生活に浸っちまうかもしれないね」
ジェスター
「私こっちに住みたい」
キュピル
「(´゚д゚`)」
ファン
「質問攻めで申し訳ないですが、どうして義兄弟の契りを?」
キュピル
「まぁ、運よくモンスターに襲われてる所を救って・・・」
ジェスター
「それだけじゃ契りを結ばないと思うな〜。後で聞いちゃおうっと」
キュピル
「勘弁してくれ。黒歴史かもしれん」
ジェスター
「だったら尚更!!」





マキシミン
「よし、ブレッドにシチューにチーズに上質なハムの完成だ。
これほどのご馳走は久しぶりだな・・・・。頂くとしよう(注:犯罪です」





コンコン・・


執事
「どちら様d・・・おぉ、キュピル様じゃないですか」
キュピル
「様はいらないよ。俺そんなに偉くないから」
執事
「失礼・・・。今ライ様をお呼びします」
ジェスター
「凄い丁重な御もてなしだね」
キュピル
「なんか恥ずかしいな。」
ファン
「キュピルさんはともかく僕達はある意味居候【いそうろう】ですね」
ジェスター
「人聞きの悪いこと言うね、ファン。キュピルが、あのキュピルが様付けになっちゃうぐらい
親しい仲みたいだから遠慮しないで上がっちゃおうよ」
ファン
「その神経の図太さはある意味賞賛に値します」





ライ
「おぉ!キュピル!随分と久しぶりだね!」
キュピル
「久しぶり。突然訪問しちゃって悪いね」
ライ
「いやいやいや、全然構わないよ!それに最後に会ったのはいつだっけ?」
キュピル
「え〜っと・・。三年ぐらい昔じゃないかな?」
ライ
「そんなにもなるのか!僕最後君が死んでしまったという情報を聞いて心配したんだよ!」


ジェスター
「中々のお坊ちゃまだね」
ファン
「服装も髪型もちゃんとしてますね・・。」


キュピル
「やっぱ俺は死んでしまったと思われてたかー・・・」
ライ
「重症負って窮地に追い込まれたっていう情報以来ぱったり消えちゃったから・・。
とりあえず、あがってよ」
キュピル
「ありがとう、」





マキシミン
「・・・・ふむ、ご馳走様。
俺はもう寝るとするか。キュピルが帰ってきたら取りあえず適当に言って誤魔化すか・・」



ライ
「ところで、後ろのお2人は?」
キュピル
「俺の親友だよ。」
ファン
「初めまして、ファンと言います」
キュピル
「こっちがジェスター。ちょっとワガママな点があるけど見逃してあげて」
ジェスター
「誰がワガママだぁ〜!」
キュピル
「ぐふ、暴れるな」
ライ
「ハハハ、相変わらずトラブル持ちの仲間だね。前キュピルが最後にたずねて来た時
キュピルの師匠であるシルクさんを連れてきたじゃん?」
キュピル
「・・・あぁ、懐かしい・・。あの時もトラブルあったな。」
ライ
「今でもその台詞覚えてるよ。『こっちがシルク。ちょっと凶暴な点があるけど見逃してあげて』」
キュピル
「懐かしい!そういえば全く同じ台詞だな!!」
ライ
「こんな所で世間話するのもあれだから取りあえず上がって」
キュピル
「ありがとう、上がらせてもらうよ」
ジェスター
「わ〜い」







・・・ウォン・・ウォン・・ウォン・・・ウィィン!!
・・ウォン・・ウィィン!!・・ウォン・・。



マキシミン
「うるせぇ!!この機械の音はなんだ!以前異次元のキャラ召喚だとか云々言ってたが・・。
今誰も来てねぇし10分経っても音止まらねぇし・・。こんちくしょ、どうやって止めるんだ。睡眠妨害だ。
こうしてやる!!」


ガツーン(犯罪です







機体本体にダメージ発生。緊急避難します。



キュピル
「う、うお!?一体何事だ!?」
ファン
「機械本体に何らかのダメージが入ったみたいです!元の世界に戻ります!」
ジェスター
「ぎゃー!」

ライ
「・・・きゅ、キュピルさん!!」






シュン



ライ
「・・・貴方は本当にトラブル持ちですね・・」






シュン



キュピル
「ぐへぇぁ」
ファン
「ぎえー」
ジェスター
「ぎゃー」
マキシミン
「何だなんだ・・?」


キュピル
「いってて・・・。ちくしょう、せっかくライに会えたのに。・・・ん」
マキシミン
「よっ」
キュピル
「原因はお前かあああああああ!!」
マキシミン
「うおお!?何だ!?まぁ、落ち着け。お前と俺の仲じゃないか。」
キュピル
「ライと比べれば全然仲よくないっつの!!」
ジェスター
「せっかく後少しでご馳走だったのに!私も許さなーーーーい!!」
マキシミン
「やべぇ!キュピルのジェスターも怒った!落ち着け、今回の件は謝る。少し軽率すぎた」
キュピル
「ったく、今からでもすぐに戻るぞ」
ジェスター
「うん!」


ファン
「キュピルさん、ジェスターさん」
キュピル&ジェスター
「うん?」
ファン
「すいませんけど、今のダメージと緊急装置の発動により莫大なマナと負担がかかったみたいで故障しました」
キュピル
「どのくらいの時間があれば直せる?」
ファン
「もうこの機械は直しても動きません。緊急装置が合計2回も作動して機械への負担が
相当大きかったみたいで肝心の動力部分が動かなくなりました」
キュピル
「でも、もう一度ファイナス(リブリオ)に頼めば・・・」
ファン
「もう帰ってしまった上に呼びなおす事も不可能です・・。残念ですが・・」
キュピル
「・・・・(´゚д゚`)」
ジェスター
「・・・・(´゚д゚`)」



マキシミン
「・・・逃げたほうがいいな」
キュピル
「逃がさん!!」
ジェスター
「キュピル、ファン!ジェットストリームアタックをかけるよ!」
ファン
「何で僕も入ってるんですか。しかも黒い三連星
マキシミン
「ぐおーー!!」




キュピル相手なら多少やばい行動でも何とかなるだろうと思っていたマキシミンであったが
今回の件以来、尋ねる時は少々慎重になったという・・。特にジェスター相手に対して


ジェスター
「やっぱり私が主人公」
キュピル
「(´゚д゚`)」




次最終話


最終話


ジェスター
「・・・どう?」
ファン
「う〜ん、だめですねー・・。やっぱり直る見込みがありません」
ジェスター
「あの時作れたんだからもう一回1から作り直せばいいじゃんー」
ファン
「分かってないですね、ジェスターさん。あの時の完成こそ奇跡に近かったんです。
尚且つマナがタップリ詰まった秘宝ともいえる物が破損・・・。これはもう無理です」
ジェスター
「・・・はぁ〜・・。運がないなぁ〜・・」



キュピル
「まぁ、そういうわけだ・・。暫らくワシの家に来ないほうがいいと思う」
マキシミン
「そうする。悪かったな、いくらなんでもマナーがなってなかった」
キュピル
「俺はいいとしてもたぶん当分ジェスターが許さないと思うぜ」



ジェスター
「せめてあともう一回ぐらい異次元に行きたかった・・・」
ファン
「釘を刺しておきますが絶対に直りませんよ」
ジェスター
「分かってるよ。あー、スキマ妖怪紫とかいればいいのに
ファン
「それは東方です、ここはアノマラド大陸ナルビクですよ。しっかり現実を・・・」


・・・・・


ジェスター
「ん?この間はフラグ立ってる?」
ファン
「いえ、普通に会話終わらせただけです。」
ジェスター
「なーんだ・・」



キュピル
「さ〜ってと・・。俺はいつも通りの生活に戻るとするかな〜・・」
ジェスター
「いつも通り?どんな生活してたっけ」
キュピル
「旅慣れしすぎてるな、ジェスター。俺は久々に狩りでもして資金でもためてくるよ。」
ジェスター
「お留守番してるねー」
キュピル
「・・・・いや、ちょっと待て。それニート発g・・・」
ジェスター
「だって、私第四段階のスキル使えないから居ても居なくても変わらないじゃん・・」
キュピル
「第四段階なのに第四段階のスキルが使えない凄まじい罠」
ジェスター
「おかげでExp0なのに退化しないや。」
ファン
「なんか現実的な会話が・・」
キュピル
「取りあえず行ってくる」
ファン
「行ってらっしゃいです」


ジェスター
「今何時?」
ファン
「午後四時です」
ジェスター
「んー・・・。・・・やっぱり暇だから狩り付いてって来る」
ファン
「分かりました、僕はここにいます」




==水晶の洞窟

キュピル
「毎度思うんだけど水晶だけで出来てるこの洞窟は
壁を採掘するだけでお金になると思う」
ジェスター
「はい、ピッケルグレード」
キュピル
「ピュアクリスタルを手に入れた!
・・・・世界が違うぞ」
ジェスター
「ピュアはレアなのに。」

キュピル
「いて、いてて、いててて」
ジェスター
「回避出来てないね」
キュピル
「んむむ・・・。」
ジェスター
「・・キュピーン。見切った!」
キュピル
「はっ、ニュータイプ覚醒の音。
ジェスター
「当たらなければどうという事はない!」
キュピル
「思ったんだが最近ジェスターはシャアネタ好きだね」
ジェスター
「それなら極める所極めて私もコロニーぐらい落としたいなぁー」
キュピル
「なんという邪道。」



バシッ


キュピル
「痛!・・はっ、気が付いたらトランプドールとかクリセラとかに囲まれてるぞ」
ジェスター
「必殺!アクシズ落下!!」


ゴゴゴゴ



ズドーン



キュピル
「・・・・まてまてまて!!何処からアクシズ持って来た!?」
ジェスター
「私は今日から魔法使いになりました」
キュピル
「・・・嘘くさいな・・・。・・・ん?」


ティチエル
「ジェスターさんに頼まれたのでメテオストライクを放ちました♪」
キュピル
「・・・・・」
ジェスター
「あ、ばれた?」
キュピル
「そもそもあれってアクシズだったのか(嘘
しかし、これガンダムネタ知らない人は何の話か分からないぞ」




こうして意味不明の狩りを三時間続けたのであった。




キュピル
「ただいまっと」
ジェスター
「ただいまー!」
ファン
「おかえりです、どうでした?」
キュピル
「まぁ、いつも通りゴミを拾って売ったよ。これぞマイ・ライフ」
ジェスター
「輝かしい生活じゃないね。」
キュピル
「うるさいなぁー・・。とりあえず50K稼いできたよ」
ジェスター
「三時間狩って50Kだよ」
ファン
「まぁまぁ、三日は持つんじゃないんですか?」



コンコン


キュピル
「ん、こんな時間にノックとは・・・。」
ジェスター
「マキシミン?もし当たってたら散々言ったばっかりだったから少し怒るかも」
キュピル
「ま、まぁ落ち着くんだ・・・。多分ないと思う」


コンコン

キュピル
「その前に・・・どちら様で?」
???
「俺だ。俺俺」
キュピル
「俺俺詐欺ーー!!」
???
「違う!!あければ分かる!」
キュピル
「むぅー・・?」


ガチャ



シルク
「うぃーっす」
キュピル
「・・・・・え?」
シルク
「なんだその反応は。せっかく訪問しに来てやったというのに」
キュピル
「・・・い、いや。夢見てるんじゃないのかと。
ファン、あの機械修理したのか?」
ファン
「修理してませんよ」
シルク
「あの機械だか知らない事言ってるが少なくとも正真正銘のシルク様だ」
キュピル
「ちょ、ちょっとまて。まずどうやってここに来たかを説明してほしい」
シルク
「信用してないみたいだな・・・。まず、お前の仲間のジェスターからお前がナルビクという街に
住んでると聞いてさっそく探したんだが調べてるうちに分かったのは大陸が違うってのが分かって
とある人の協力を得てここまでワープしたんだぞ」
キュピル
「そのとある人物とは・・?」
シルク
「作者。まぁ、今回はあいつの気まぐれには助かったがな」
キュピル
「よし、少なくとも本物みたいだ。まぁ、上がってくれ」
シルク
「ようやく信じたか。二年ぶりだな」
キュピル
「(俺の場合あの機械の事もあってそんな久しぶりじゃないけどね)」



シルク
「ほぉ、ここが新居か」
キュピル
「あんまり立派じゃないけどね」
ジェスター
「ん?あ、シルクじゃん」
シルク
「ん・・・。あぁ、ジェスターか。この前はどうも」
ジェスター
「どうやって来たの?」
キュピル
「かくかくしかじか」
ジェスター
「あのシルクハット青年かー」
シルク
「皆そう言う。」
キュピル
「よし、せっかくの遠出してまで来たんだから出前取るか」





ジェスター
「わーい、ご馳走。いただきまーす」
キュピル
「食い意地はるなよ・・・」

シルク
「ふむ、悪くない味だ」
キュピル
「それはよかった」
シルク
「所でキュピル。前々から疑問に思ってたんだが」
キュピル
「ん?」
シルク
「城下町での戦争の後一時離脱した時何故消えた?
しかもこんな別次元に・・」
キュピル
「早い話一旦撤退した後治療してもらったのはいいんだが
再び戻ったら黒いマントを羽織った人がいて戦ったら別次元にワープさせられた」
シルク
「・・・・あぁ、あいつか。あの戦争の指揮官だった。無事倒してあの戦いは終わった」
キュピル
「それはよかった。空間移動されなくてよかったね」
シルク
「というよりは相当お前の戦いでイラツイタのか空間移動の技出してそれでMP切らしたらしいがな」
キュピル
「んじゃある意味いい功績残せたのね、俺は」
シルク
「ある意味な」


ジェスター
「このお寿司美味しいね」
ファン
「それイクラって言います」


キュピル
「今シルクの元に新しい弟子とかいる?」
シルク
「いたが、もう卒業した。」
キュピル
「・・・もしかして卒業できなかったのは今のところ俺だけ?」
シルク
「まぁ、そうだな」
キュピル
「ぬーん・・・」



シルク
「大分食べたな。一回外の風当たりに行っていいか?」
キュピル
「・・・OK。」


ガチャ


キュピル
「あ、シルク」
シルク
「・・・ん?」
キュピル
「俺はずっとここにいるぜ」
シルク
「・・・ばれてたか。分かった」






ジェスター
「もう食べられない〜・・・。・・・あれ?シルクは?」
キュピル
「夜風辺りに行った。」
ジェスター
「ふーん・・・。」
ファン
「あ、キュピルさん。」
キュピル
「ん?」
ファン
「もうこの機械使えないので解体していいですか?」
キュピル
「いいよ、色々思い出のある機械だったよな」
ファン
「そうですね」
ジェスター
「私はアーマード・コア3の世界があの後どうなったかだけ気になる・・・」
ファン
「僕はもう懲り懲りです」
キュピル
「俺は故郷に帰れたから満足だよ」
ジェスター
「私だけなのね。物足りないって思ってるのは」
キュピル
「さ、解体しよう。俺も手伝う」
ジェスター
「私も手伝うー」



こうして、ある意味全ての始まりだと思われる機械は解体され
二度とまたあの世界へ行く事は出来なくなった。


過去のキャラクター達が登場し

また過去のキャラクター達がいた世界へ遊びに行き

更には全く世界観の違う世界にも移動。

だけど最後は原点回路。故郷に帰ったかのように



そして、またいつもの穏やかな日に戻るのであった。





ジェスター
「所でシルク帰ってくるの遅いね。いつまで夜風に当たってるのかな」
キュピル
「もう帰ったよ」
ジェスター
「え?そうなの?」
キュピル
「んむ」
ジェスター
「気づかなかった・・・」



シーズン7 End




後書き

勢いで書いた。後悔は少ししている。
ラストの最終話の始めのガンダムネタの嵐は別になくてもよかったりする。
また、アーマード・コア3の方はあくまでもオマケみたいな感じです。


いつも通り次回の更新で全部消すので、なんとなく残しておきたい方はコピーでもどうぞ(?)
・・・次こそジェスターが主人公になるよう頑張ります・・・。


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