前回ウェイト転送編が終わり、今回からUV展開編に入ります。
UV展開は3Dモデルにテクスチャを貼り付けて色を出すのに必要な作業になります。
UV展開はざっくり言うならシームを入れてその後にUV展開をするだけなのですが意識しなければいけない事は一敗あります。
今回はUVを中心に書いていきます。シームの所はほぼほぼ表面と裏面を分けるようにシームを入れていっているので根気よくシーム入れていっただけですねぇ・・・。
さて、いきなりですがとりあえず髪の毛のUVを展開しきりました。
UV展開を行うに当たってまず一番大事な事は、展開したUV(四角い枠みたいなのが繋がってるもの。毛先らしきものとかあるのが分かるはず)に色を塗っていくことになります。
つまりここの展開が適当だとこの展開したUVに色を塗る時物凄く苦労することになるということです。
UV展開するにあたって以下の事を特に意識する必要があります。
・UVの大きさ
->精細にテクスチャを書き込む必要のある箇所は大きく、逆に髪の毛の裏側など人目に殆どつかない箇所は小さくしても良い。
->UVが大きければ大きいほど解像度が高く、逆に小さければ小さいほど解像度が低い事になる。
・UVの形
->歪な形や複雑な形をしていると色塗りするときに大変。
->必ずしも3Dビュー通りに展開する必要はない。ピン留めを活用して塗りやすい形に整えても良い。
->例えば右下の毛先のUVは真ん中のラインを縦軸まっすぐにした後にピン留めしてその後にもう一度UV展開することで可能な限り逆三角形っぽい形に仕上げて塗りやすくしている。
・UVミラー
->ミラーモディファイア等で左右対称に作られているものの、テクスチャ上では左右非対称であるもの(髪の毛の光の反射とか)についてはUVミラーを活用。目みたいに左右対称のものについてはUVミラーは不要。
・Blender機能のUVアイランドの大きさを平均化を使用すると3Dビューポート上の大きさを基準に自動的にUVの大きさを調整してくれる機能がある。最初のとっかかりに便利だけど顔や髪の毛みたいな
超大きいオブジェクトがあるものについてはあまり適さない可能性がある。
・Blender機能のアイランドの梱包を用いると勝手にUVを並べてくれるので小物系が多い物についてはとっかかりとしてはGood。ただしこれも顔や髪みたいな中心にでかいオブジェがある物は微妙かも。
特にミラーがあるものは特に。
極端な話、自分が塗りやすい形に整えられていてきちんと塗りが出来るのであれば何でもいいと言えます。
UVの出来がどれだけ素晴らしかろうが悪かろうがモデルの直接的な出来栄えには影響しないからです(塗りがダメになるとか間接的な問題はおいといて
今回もふさこ先生のUV展開編の動画を見ながら作業を進めていたのですが顔の部分は特に難しかった印象です。
ピン留めをした後に再度UV展開することでピン留めした頂点はそのままに再度UV展開を行って形を整えていく・・・っていう手法をやっていったのですがこれがまぁ理解が中々追いつかなかった。
ただやったことで気持ちリラックスした頂点の並びになっていったのは分かって言ったのでここはまだまだ手探りでやっていくことになりそうです。
今回も参考にした動画を貼り付けます。
UV展開周りについてはもうちょっと語りたい所があるのですが今回はちょっとここまで。