始まりはほんの些細な下心だった。
変わり映えしない退屈な毎日。灼熱の太陽が照りつける砂漠を歩く旅人が喉を潤すためにオアシスを探すのと同じように、フランも退屈という乾きを潤したかった。
そんな時。凛とした身なりと仕草で館を歩く姉、レミリアの姿が目に入った。
幼い見た目からは信じられないその甲斐性と筋を通すために毅然とした態度で望む人格者と風貌に紅魔館内外に関わらず大勢から支持を得ており評判も名高い。
だが地下に閉じ込めた張本人でもありフランは内心疎ましく思っていた。
そんな姉に対してフランは唐突に破壊衝動に駆られた。
人体の破壊ではなく精神の破壊衝動。人前では決して弱みを見せない姉の心が折れる所、泣いて許しを乞い無様に敗北する姿が見たい。
そんなフランのドス黒い欲が心を支配する。これ程素敵で素晴らしい刺激はこの世にないだろう。
すぐにでも拉致して実行に移したい所だったがいくつかの問題があった。
姉は強い。どれだけ罵ろうが苦痛を与えようが折れることは無いだろう。また純粋に痛みで苦しませるのも少し後髪を引かれる思いがした。
フランは考え・・
「あはっ??いい事思いついたぁ」
悪魔の笑みを浮かべた。
それから数日後。
フランは迅速に計画を進め事を成就させる。
今目の前には体の自由を奪われベッドの上で横たわる姉の姿があった。姉が怒った目つきで喚き暴れるが全ては想定通り。姉との遊びを邪魔する者はいなくまた姉を弄ぶ道具類も揃えた。
フランは興奮した顔つきでレミリアに液体を被せる
凝縮された媚薬。フランはレミリアを徹底的に快楽で埋め尽くさせ精神を破壊しようと考えたのだ。
姉が快楽で顔を歪ませ涙を流す所を想像する。それだけでフランは酷く興奮した。
「お姉様?フランに壊れる所を見せて??」
「ん゛ん゛っ????!」
フランの慈悲のない陵辱が襲い掛かる。
優しい愛撫からの激しい愛撫。乳首を転がし、クリトリスを摘んで弾きく。膣内に指を入れ擦り圧迫し絶頂に追いやる。
振動器具を下腹部に押し付け艶かしく下腹部を痙攣させ更に容赦なくバイブを挿入し激しい振動とスウィングにレミリアはたちまち連続絶頂を迎える。
出来上がったレミリアの膣内にペニスバンドを挿入し、覆い被すように前に倒れ唇を奪う。舌を絡めながら何度も子宮口を突き上げる。
吹き上がる潮、止まらない身体の痙攣。
歯が割れるほど食い縛り女の悲鳴をあけずに耐えていたレミリアもキスされてから声を押し殺すことが出来なくなっていた。
今度は後ろから何度も突き上げる。
レミリアの腕をがっちり掴んで引き寄せ、自分のものだと主張するように、誰がご主人様か体に分からせるように何度も何度も子宮口を突いた。
吸血鬼の無尽蔵のスタミナは性行為にも現れ夜通しを超え複数日に渡ってフランの陵辱は続いた。
「あ゛あ゛あ゛っっ!!??やだ??またっ!??イッグっ!!??」
女を虐め抜く形状をした振動器具が強烈にレミリアの膣内とアヌスを追い立てる。
そこにフランがレミリアの両乳首を激しく何度も弾く。レミリアは頭を何度も横に振り拒絶の意思を示すも一向に責めを緩める気配はない。
フランの陵辱は1週間を超え、一ヶ月を超えた。
姉妹の過激な遊びを館に住む何名かは把握しているがフランの策略が功をなし止める者はいなかった。
仲の良い姉妹のちょっと過激なスキンシップだと。そろそろおわるだろうと周りの者は思っていたがまだフランは満足していなかった。
長い快楽絶頂責めを行った後、フランは次に嗜虐的な責めに出た。
なおもレミリアを絶頂に追いやろうとするが今度は寸の所で止めお預けを喰らわした。
散々絶頂を迎え身体が快楽に支配された後に行われる寸止めは想像以上に残酷でたちまちレミリアの心にヒビが入る。
腰をくねらせ、太ももをきゅっと閉じて足先をピンと伸ばし浅ましく快楽を貪ろうとする。
しかしどれだけ絶頂を望んでもフランは頂きに追いやらなかった。
「あ゛あ゛ああっ??!!フラン??フランっ・・!??」
自分の名を叫ぶ姉。それがフランの嗜虐心をこれ以上ない程擽った。
1日、2日と過ぎまた1週間、一ヶ月と経過する。
その間フランは寸止めを続けた。今レミリアが心底欲しているのは身体が爆発するほどの強烈な快楽の絶頂。
どれだけ潤んだ眼でフランを見つめても決して頂きへ追いやってくれない。今自分の体と心は完全にフランに支配されている。
例え妹でも毅然とした態度で望んでいたレミリア。
メイドには自分が支配者である事を示し威厳を損ねる事をしなかったレミリアが今、フランに全てを支配されまたフランにこの疼きと乾きと極上の快楽を与えられている。
支配していた側が支配される側へ堕ちた自分。
その事実を認識した途端強烈に下腹部が疼いた。どうしようもなく終わらされているのにこの状況に酷く興奮している。
「フ、フラ・・ン・・??あっ・・はぁぁぁ・・????」
熱い吐息を漏らすレミリア。その妖美なまでに美しい姿に思わずドキッとするフラン。たちまち征服欲に火がつく。
「お姉様!イけっ!」
たまらずペニスバンドを深々と挿れ命令しながらぐずぐずに蕩けきった子宮を強く突いた。
その瞬間まるで雷に打たれたかのように激しく仰け反り絶頂に打ち震えるレミリア。痙攣が止まらず頭の中は真っ白になる。それと同時に自分の何かが崩れ落ちていく何かを感じた。
すぐにフランの強制絶頂責めが再開した。レミリアがどれだけ泣き叫ぼうが全身を痙攣させ体を仰け反らし潮を吹きかけてもフランの責めは止まらなかった。
天と地が分からなくなるほどレミリアはイキ狂いフランの名を叫び続けた。欲しい時に与えられず、欲しくない時に与えてくるフランの責め。
普通の者なら耐えられないだろう。なのにレミリアはそれでもどうしようもなく興奮した。その精神状態故に最高の快楽を自らに刻んでいく。
そしてレミリアはある一つの真理に到った。
(そっか・・私・・どうしようもない程マゾだったんだ・・)
支配することより支配される事に悦びを見出した。
「ふ、フラン??お願い、来て・・??限界??お願い、お願いしますっ・・??」
「だめぇ・・お姉様??欲しいならあげない??」
・・・
「待って??もうムリ??イギっ、イギ死んじゃう??」
「はいダメぇ??止めません??ほらイキ死ね??死ね??」
・・・
永遠に続くと思われたフランの陵辱。
しかしただ一つの例外もなく物事には終わりが来る。
フランの計画は三ヶ月で終わりを迎えレミリアはその時また元の生活に戻る手筈となっていた。
唐突に解放を宣言されたレミリアは涙した。フランはその涙を見てやり過ぎて泣かせてしまったのだと思った。
レミリアはこの終わりが耐えられなかった。
この三ヶ月で内面に潜むマゾヒズムの悦びを知り、その悦びを満たしてくれるフランの事が堪らなく好きになり、愛してしまい、この関係を終わらせたくなかった。
忌み嫌い地下に幽閉したフランの破壊衝動が今は堪らなく愛おしい。魂の伴侶を見つけたのだ。
「フラン・・いえ、フラン様。私と結婚して下さい。私にフラン様の全てをぶつけ雌奴隷にして下さい」
フランの胸がドキりと鼓動する。自分が持つ抑えようのない破壊衝動全てを受け止めてくれる姉。
誰一人として理解してくれず、受け入れてくれない自分をこの姉だけは受け入れてくれるのだ。
すっと涙がフランの頬を伝う。ほんの余興のつもりだった。だがその余興の結果、フランもまたかけがえのない魂の伴侶を見つけた。互いが互いを求めて満たし、心から愛し合う存在。
フランは泣きながら姉の手を優しく握り誓いの言葉を返した。
「結婚して生涯お姉様を雌奴隷にする事を誓います」
二人は手を繋ぎながら部屋の外に続く階段を登る。
一歩登る度にこれまでの自分が剥ぎ取られていくようだった。もう元の関係に戻ることは2度と無い。
だが2人は怖くなかった。生涯真に愛する魂の伴侶を見つけたのだから。
そして後日。2人は幻想郷をあげての盛大な式を開き祝われる事となる。
END
元ツイート
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— れみこん?? (@remikonhurakon) December 28, 2022
フランがレミリアを凌辱した事で真に互いの事を理解し、魂の伴侶となって結婚する物語
始まりはほんの些細な下心だった。変わり映えしない退屈な毎日。灼熱の太陽が照りつける砂漠を歩く旅人が喉を潤すためにオアシスを探すのと同じように、フランも退屈という乾きを潤したかった。(リプに続く