小学校に通いなさい(中編)



キーンコーンカーンコーン(↓)


キーンコーンカーンコーン(↑)




「ジェスター様が小学校に来た。泣いて喜べ貧民ども。」

「友達なくしますよ。はい、いってらっしゃい。」

「がおー、じぇすごんの登場だぞー。」

先生
「こんにちは。」

「こんにちは!」

先生
「それでは親御さん、ここから先は私が連れて行きますので。ほら、おかーさんにいってきまーすって。」

「もしかして琶月さん。おかあさんに見られるぐらい老けて見えます?」

「せんせー!この人はおかーさーんじゃありませーん!」

「うんうん。」

「こんな胸の小さいお母さんがいたら赤ちゃん餓死しちゃうよ。」

「先生、はやくこの子を教室に連れて行ってください。」

「いってきまーすおばーちゃん。」

「後で覚えておいてくださいよ。」




・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「うーん、このまま帰ろうか迷いましたけどなんだかんだいってジェスターさんの事が心配です。ちょっとだけ様子見にいきましょうか。」

「琶月さんステルスモード!差し足抜き足忍び足・・・」

生徒
「ヒソヒソヒソ(もろバレ」



・・・・。

・・・・・・・・・。



「(あーあー。とりあえず何年生で入学したことになったんだろう?6年生かな?)」

先生
「ここがジェスターちゃんのクラスだよ」

「・・・・・・・・・・・・。・・・・せんせー。ジェスターは1年生じゃないでーす。」

先生
「子供はみんな背伸びしたがるの。」

「ぷんすかぷんすか。」


ガララ(扉を開ける音

先生
「皆さん、おはようございます」

子供達
\おはよーございまーす/



「ジェスターさんのクラスはっけ~ん。」



先生
「今日このクラスに新しい子がやってきました!はい、皆に挨拶して。」


「全知全能なるジェスター様が貴様等愚民共を平伏しにやってきたぞっ。」

「(・・・・・。)」

子供A
「あー、それしってるー。」
子供B
「あのゲームのラスボスの台詞だー。」
子供C
「ジェスターちゃんゲーム好きだー。」

「よかったですね、ジェスターさん。命拾いしましたよ。」

「このクラス手ごわい。」

「普通の挨拶もしまーす。ジェスターと言いまーす。Lv4歳でーす。」

子供A
「よわっ」

子供達
\ドワハハハハハ/

「Lv5にいつかなるもん!」

先生
「ジェスターちゃんの趣味はなんですかー?」

「最近は麻雀。」

「真面目に挨拶しなさい。」

子供A
「うわー!何かまな板が窓から覗いてるー!!」
警備員
「ちょっと来てもらおうか。」

「あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

「なにやってんの。」

先生
「じ、じゃぁはい。ジェスターちゃんはあそこの席に座ってね。」



「座った。」

隣の女の子
「ねーねー、ジェスターちゃんって外国人なの?」
後ろ男の子
「すげー!髪が白いぞー!」

「気安くさーわーるーなー。」

後ろの男の子
「知ってる。これツンデレって言うんだぜ。」

「デレてないよ。」

先生
「じゃー一時間目の授業を始めまーす。一時間目は算数の授業です。教科書を開いてくださいね。」





・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





「こんなの簡単簡単。123+123は246だし18782+18782は37564。

子供A
「ジェスターすげー。」

「因数分解もできるよ!」

先生
「ぐぬぬ。」





==国語


「ジェスター頭いいから漢字もかけるよ。薔薇って文字もかけちゃう。」

子供
「ジェスターちゃんすごい。」



==音楽

「笛!笛吹けるよー!」

子供A
「ここにリコーダーあるぜー!吹いてみてよ。」

「いくよー。」

ピィィィィイイイイ(超音波級

子供B
「ウルセー!!」
子供C
「へたくそじゃねーか!」

「そういえばキュピルにも『笛吹くな』って言われてた。」




==体育

「跳び箱15段だって飛べるよー。」

子供
「せんせー!ジェスターちゃんが空飛んでまーす!」
先生
「ファッ!!?」






==帰り

「学校の先生から呼び出しくらっちゃいました。ジェスターさんさっそく何かやらかしたんでしょうかね。」

先生
「おたくの娘はどういう教育しているんですか?」


「ジェスターさんやらかしましたね。」

続く


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