お金がない その2



==ジェスターと琶月が日本にやってきてから五日目・・・・。



「いらっしゃいませ~。」

店員
「ん、今日こそちゃんと働けよ。」

「は~~い。いらっしゃいませー。」

「・・・んー、お腹減ったなぁ。みかん食べようっと。」

「ぱく」

店員
「だあああああああああああ!!!!!もう一日働けぇえええええ!!!!」

「はーい、もぐもぐ。(うーん、おいしい。)」



・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。





「ただいま~。」

「おかえり。」

「ジェスターさん、毎日家に居て飽きません?」

「琶月がお店で働いている時、ちょっと外に出てたりするよ。」

「え?そうなんですか?・・・その髪。いくら真っ直ぐ降ろしているといってもやっぱり目立ちません?髪の毛真っ白ですし。」

「それを言ったら真っ赤な髪の毛の琶月の方が目立つ気がするんだけど。」

「あ、私はアルビノ(体毛が全部白くなる疾患)少女っていう設定にしてるから。」

「あ~なるほど~。ちなみに髪の毛が真っ赤になる疾患っとかってないんですかね?」

「そんな疾患とかきいた事ないけど、たまに50歳ぐらいのおばちゃんが髪の毛赤く染めてるの見るから別にいいんじゃない?もう。」

「うわ~~~~~~~。私はおばちゃんじゃないですから~~~~~~~。っていうか私も髪の毛を紫色に染めてるおばちゃん見ましたよ。何なんでしょうね?」

「おばちゃん舐めると痛い目にあうから気をつけたほうがいいよ。」

「おばちゃん怖い!」

「あ、ところでご飯は~?」

「はい、みかんです。」

「お肉はないの?」

「うーん、残念ながら私の働いているお店にお肉は置いてないんですよねぇ・・・。」

「野菜だけだと栄養バランス崩しちゃうよ?いいの?私倒れちゃうよ?」

「はいはい。」

「琶月がつめたーーーい!!」

「そんな事より、私は早く師匠に会いたいです・・・うぅぅ・・今日でもう五日目なんですね・・・。」

「もしかして、キュピルとかファンとかこっちに来るの凄い苦戦してるのかな?」

「もしかして二度とアノマラドの世界に戻れなかったりして?」

「かもね~。」

「・・・・冗談ですよね?」

「冗談じゃないと思うよ?」

「も、も、も、戻れないにしてもし、し、師匠とか来てくれますよね!!?」

「特殊ワープ装置機ってそういえばもう二度と作れないってファンが言ってた気がする。」

「わああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!師匠に会いたいいいいいぃっぃぃぃぃ!!!ああああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」

「でも戻る方法が一つだけあるかも?」

「な、な、な、なんですか!!言って下さい!!」

「はい。これ。」

「何ですかこのチラシ。」





「そこのファミリーマートっていうお店のチラシ。アルバイト募集しているんだって。」

「・・・それが帰る事とどう関係しているんですか?」

「働けがお金が手に入るでしょ。」

「入りますね。」

「そしたら好きな物が買えるよね。」

「貯まったら買えますね。」

「そしたら元の世界に戻れるアイテムが買えるんじゃない?」

「おおお、なるほど!!!さっそくファミリーマートで働いてきます!!!いってきまーーーす!!」



ガチャ、バタン




「(琶月って扱いやすいなぁ~。キュピルが解雇しない理由がよくわかる~。)」


琶月とジェスターは元の世界に戻れるのだろうか?



続く




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オマケ


店長
「イラッシャイマセー」

「ここで働かせてください!!」
店長
「うわーなんだこいつ!?」

「ここで働かせてください!!」

店長
「静かにせんか!」

「働きたいんです!!!」
店長
「まだいうか!!!」

「働かせてください!!!!!」

店長
「だぁああああああまあぁあああああれぇええええ(ry」