「あのー、ジェスターさーん。」
ジェスター
「んー?何ー?」
「日本には車って乗り物が沢山あるじゃないですか。あれって私ももちろん運転していいんですよね?」
ジェスター
「だめだよ。」
「何でですか。ケチケチしないで私にも運転させてくださいよ~。」
???
「俺の背中の上にならいくらでも乗せてやるぞ!!」
???
「俺は琶月ちゃんの背中の上に乗って運転したいっ!!」
「うわー、今日も隣で変態が騒いでるー(棒声」
ジェスター
「車を運転するにはね、免許証っていうものが必要になるの。」
「免許証?」
ジェスター
「そう。これを取得しないで運転すると無免許運転って言って警察に逮捕されちゃうよ。しかも結構重罪。」
「逮捕されるのは嫌なので今はやめておきます・・・。」
「でも、免許証っていうのを手に入れれば運転していいんですよね!?その免許証はどこにいけば手に入るんですか?」
ジェスター
「まずは車の教習所に行って実車試験。その後特定の警察署で筆記試験で合格すれば貰えるよ。」
「分かりました!!まずは教習所にいってきまーす!!」
ジェスター
「待って。」
「何ですか?ジェスターさんも来ます?」
ジェスター
「面倒だから行かない。えっと、教習所に通うには20万くらいのお金が必要だよ。」
「え、なにそれ。高すぎです!!琶月さん超びっくり。」
ジェスター
「お金の問題をクリアしたとしても住民票が必要になるよ。」
「その前にも行っていたジューミンヒョーっていうのは何ですか?」
ジェスター
「簡単に言えば、その場所に住んでますよーっていう証。これがないと日本の便利なシステムは殆ど利用出来ないから本当は取っておきたいんだけど・・・。
国籍を持っていることも条件になるから今の私達にはとることが出来ないんだよね。」
「段々追いついてこれなくなってきました。とりあえず車を運転するにはどうすればいいんですか?」
ジェスター
「もう面倒だから盗んだら?ばれなきゃ逮捕されないよ。」
「えー。琶月さんは良い子ですからそういう犯罪ごとには手を染められません!!」
ジェスター
「じゃー諦めたら。」
「やだー!車運転したいです!!」
ジェスター
「琶月最近めんどくさーーーい!!」
「お困りのようだね琶月ちゃん!!!」 ※画像はイメージです(
「うわっー!!変態が部屋に上がりこんできたーーーーー!!!!出て行ってください!!!」
・・・・。
・・・・・・・・・・。
???
「ごほん、琶月ちゃん!!実はお兄さん車を持っているのだよ!!」
???
「俺もだ!!琶月ちゃんの頭を撫でさせてくれたら特別に車に乗せてあげよう!!もちろん警察には秘密だ!!」
「えー、でも触られるのは頭でも嫌でーす。」
ジェスター
「でも車運転するならこの要求を呑む以外ないね。どのみち免許証を手に入れるならまず18歳にならないといけないし。」
「うぇっ!!?そうなんですか!!?それを先に行ってくださいよ!!」
???
「ふははは、それでどうする!?琶月ちゃん!」
???
「ちなみに我々が使っている車は通勤にでも使う車だからとっても綺麗な車だぞ!!」
「汚かったら速攻捨ててきます。とりあえず変態さんの車なら壊しても何か私悪くなさそうな気がしてきたので運転してこようと思います。」
ジェスター
「じゃー頭撫で撫でされにいくんだ?」
「でもやっぱり頭撫で撫でされるの嫌だー!!」
???
「頭が嫌なら胸でもいいんだが。」
「良い訳ないです!!!」
???
「じゃー車貸し手あ~げな~い。」
???
「はい、ざんねーーーーーーーーーーーーん!!」
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬ・・・・・・・・・・・・・・。・・・・わかりました、要求を呑みます!!ただし!先に車に乗せてください!!いいですね!?」
???
「うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!いいともおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
???
「ひゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!いいよおおおおおおおおおお!!!!!!」
「(は、早く終わりますように・・・。)」
ジェスター
「琶月、ついに身売りする。」
「変な風に言わないでください!!!!」
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「イエーイ、車を運転しまーーす!!」
「頭撫でさせる事になりましたけど、このさい我慢します。」
ジェスター
「あれ、これいい車だ。変態の人は走り屋なのかな。」
「走り屋だとかなんだとか知りませんけれど、傷つけてもいいよーって言ってたので遠慮なくやらせてもらいます。」
ジェスター
「(何か嫌な予感する。)」
「まずは車に乗りまーす。」
ジェスター
「鍵は?」
「もう開いてるそうですよ。」
ジェスター
「そうじゃなくて・・・。」
「はい、車に乗りました。えーっと、どうやったら走るんですかね?ペダル踏めばいいんですか?えい、えい。」
ジェスター
「ねー、車の鍵はー?」
「だから空いてますって。もう私乗り込んでるんですから見れば分かりますよね?うーん、ハンドルは分かるんですけどアクセルとかいうのがわからないですねー。あ、ライトついた。」
ジェスター
「だーーかーーらーー。」
「ジェスターサーン、この車壊れてて動かないです!!」
ジェスター
「わあああああああああああああああ!!!」
「あんぎゃああぁぁっ!!」
・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ジェスター
「人の話し聞く気になった?」
「ハイ。」
ジェスター
「ドア開けるには車の鍵が必要だけど、エンジnかけて動かせるようにするにも鍵が必要なの。で、鍵は借りてきてるの?」
「え、なにそれ。借りてないですけど。」
「ハハハ、琶月ちゃん。車に乗れてよかったなぁ!!」 ※画像はいめ(ry
「乗れましたけどエンジンかかってませんよ!鍵貸してください!鍵!!」
「はて、私は琶月ちゃんが車に乗りたいと言っていたから乗せてあげた。運転させてあげるとは言っていないんだ。」
「あーーーーーーーーーー!!!ああああああああああーーーーーーーーーー!!!だましたーーーーーーーーー!!!」
「ささ、もう満足かね?では、次は頭を撫で撫でさせてもらう番!!」
「だめでーす。こんなの約束果たせたといいませーん。」
「なでなでするぞーー。」
「え、あ、、こ、こないでくだ・・・さ・・・・。」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
ジェスター
「もしもし?警察ですか?おじさん二人が少女を車に無理やり乗せて猥褻行為していまーす。」
変態は逮捕され、琶月は車を手に入れた(