「ビッグニュース!!」
「あれ、どうしたんですか?」
「任天堂がDeNAと提携したんだって~。」
「あ~任天堂ですか?琶月さん知ってますよー。確かゼルダの伝説とかスーパーマリオとか作ってる会社ですよね。DeNAはソシャゲを作ってる有名なところですよね。」
「まぁメタ発言するとこのページ見てる人で任天堂もDeNAも知らない人は居ないと思うから知ってるものとして話すよ。」
「今まで任天堂は家庭用ゲーム機しか作ってこなかったし、前にも『スマートフォンのアプリのほうに参入する予定はない』って言っていただけに今回の突然の提携は意外だったみたい。」
「まぁ、本当の事を言うと半年前からDeNAと提携するんじゃないの?って噂されてたけどね。私としてはやっとかって感じ。」
「ジェスターさん、キャラが崩れてますよ!」
「崩れてないよ!」
「本当だ!」
「ところで何で任天堂は突然DeNAと提携する気になったのでしょうか。そもそもどうしてDeNAを選んだんでしょうね。」
「それについてはこの2社が抱えている共通の悩みを考えればすぐ分かることだよ。」
「共通の悩みですか?」
「任天堂の悩み。それはスマフォゲームの開発ノウハウが全くないこと。任天堂は資金力が凄いから数年ぐらい大規模な赤字がつづいても全然大丈夫なんだけど、それでも経営がちょっと危なくなってきているんだよね。」
「だから、そろそろ重い腰をあげてスマフォでしか遊ばない人も取り込んで売り上げをあげないとって思い始めたんだろうね。でも肝心の開発ノウハウが皆無。だからここをどうにかしなきゃいけない。」
「フムフム。」
「次にDeNAの悩み。ずっとガラパゴス携帯(ガラケー)用のゲームばっかり作っててスマフォゲームへの参入に遅れた事。適応に想定以上の時間がかかったことも原因のひとつだけど、結果的にやっとスマフォに適用したところでもうパズドラとかモンストとかが市場に犇いていて既に市場は緩和状態。」
「ここから巻き返すにはパズドラやモンスト並のヒット作を打ち出す必要があった。でも、そんなことは容易じゃない。」
「はい、これでなんで提携したかもう分かるよね。」
「任天堂はDeNAが持つスマフォの開発ノウハウが必要だった。DeNAは家庭用ゲーム機の歴史とともに積み上げてきた人気キャラクターを必要としている。」
「まぁ、そういう感じだよね。」
「なるほど・・・・。でも琶月さん一つだけ気になることがあります。」
「なに?」
「任天堂はともかくDeNAってソシャゲ界の闇って言われるほど黒いところらしいじゃないですか。提携して上手くいくと思います?」
「その点に関してはノーコメント。私は面白いゲームが遊べれば何でもいいよ。一応参考までに株式市場で出てるコメントを適当に残しておくね。」
両社は今年中に共同開発したスマホ向けゲームを発表し、巻き返しにかかる方針だ。しかしスマホ向けでは実績に乏しい2社だけに相乗効果がどの程度となるかは不透明だ。【横山三加子、土屋渓】
「あんまり期待されていない感じですか?」
「いや、でも今日のDeNAと任天堂の株価はストップ高になってたから期待は高いみたいだよ。」
「ストップ高って何ですか?そもそも株価って何ですか?」
「そこまで説明するのは面倒だから今度ね。」
「えええええええーーーーーーーーーーーーー。」
.「とりあえず、近いうちにスマートフォンでゼルダの伝説とか遊べるようになるかもね!」
「DeNAの悪い遺伝子を引き継いじゃってカードバトルのスーパーマリオとか出ない事を祈るけどね。バシーンバシーン」
ソース:毎日新聞
ひとり言:
正直驚いたのと同時に不安です。
任天堂もよりによってDeNAと組んだか・・・ってのが本音です。
どうかDeNAの悪い遺伝子を引き継がないように祈っています。