大統領「不況から離脱するために国民全員で神頼みする日を制定するわ」

「突然ですが、問題でーす！」

「いえーい！」

「色んな事情が重なってお金が無くなって来ちゃいました！バイトしているけれどそれ以上に支出が多い！でも支出は減らせない！じゃーどうする？」

「えらく現実的な問題ですね。んー、無難にバイトの時間を増やすとかですかねー。」

「ぶっぶー残念！」

「じゃー何が正解なんですか？」

「いい答えだったら琶月さんも参考にしてみようかな・・・。」

「答えは神に祈るでしたー。」

「はあ？」

「冗談はやめてくださいよー。神に祈ったところで収入は増えませんし支出も減らせません！！」

「でも本当に国単位で神頼みに動いたところがあるらしいよ。はい、新聞。」

「どれどれ・・・。自国通貨の急落を癒すことを願うために18日を「不況脱却のため全国民が祈る日」として制定・・・。」

「突っ込み所は沢山ですけど・・・。」

「でも琶月さん、こういうお茶目な大統領は好きですよ。制定したといっても強制じゃないんでしょ？」

「え？何言ってるの？強制だけど？」

「前言てっかーーーい。」

「18日はサッカーの試合もバーの営業も何もかも18時を過ぎるまで一切営業中止だったらしいよ。」

「さいてーーーー。祈ったところで経済回復するわけないじゃないですかー！！」

「宗教色の強い国だからねー。金や銀の富は神が分配していると信じられているから、神に祈ればきっと富を授けてくれるって思っていたらしいよ。」

「それを本当に大統領が実行しちゃうことが良い事なのか悪いことなのかわかんないけどねー。」

「世の中色んな国があるんですねー・・・・。」

「それにしても、ジェスターさんが最初に出してきた問題。今回の趣旨とは何か微妙に違う雰囲気を感じるような・・・。」

「・・・・あーーー！！まさか！！わあああああ！！！お家のお金の殆どがなくなってる！！！ちょっとジェスターさーん！！？」

「神に祈ろう！！」

「NO」

「神様から直接否定されちゃった！！！これはこれでスゴイ！」