「琶月さんもたまには海外に旅行行きたいなーーーー。」
「いけばいいじゃん。」
「でもお金がないんですよね~~~~~~。」
「貯めればいいじゃん。」
「でも生活費やら光熱費やらで貯金が崩れちゃうんですよ~~~。」
「節約すればいいじゃん。」
「んもーーーーさっきから何なんですかー!」
「話に付き合ってあげてるだけじゃーん!!」
「琶月さん的には一緒にお仕事手伝ってもらったり副業やったりで金銭的援助してほしいんですけど。」
「副業してるじゃん。株とFX」
「損してるところしか見たことないんですけど?」
「必要経費」
「最低だー!!」
「もー、そんなに海外生きたいなら飛行機の貨物機に忍び込んで行ってきたら?」
「出来るんですか?」
「はい、ここでニュース。中国で16歳の少年が旅客機の貨物室に忍び込み、ドバイまで密航していたことが判明しましたー。」
「貨物室って・・・荷物を保管している部屋ですよね?確か空飛んでいる間は人が立ち入らないエリアだから結構危ない部屋なのでは・・・。」
「少年は9時間のフライトについて「快適だった」と話しているってー。」
「実際貨物室も客室と同じように加圧していて室温も調整しているんだって。確かに考えてみたらポテチとかそういう類のものをトランクに入れて何もしなかったら気圧で破裂しちゃうもんね。」
「おぉ、なるほど。」
「ちょっと行ってきます!!」
「ちなみにその少年は着陸して荷物を飛行機から出すときに見つかったんだってさ。どのような経路で貨物室に忍び込んだのかは不明だけど今は身柄拘束されてる状態。」
「ドバイって確かアラブだから結構治安悪いっていうか内政が安定していないところだから結構危ないかもね。」
「まぁ冗談で言ったけどくれぐれも琶月はまねしないように・・・・。」
「あれ?琶月どこ行ったの?」
翌日、【旅客機の貨物室に忍び込もうとして劇貧乳の少女逮捕】という見出して新聞の一面を飾った。
「見出しがセクハラだー!!」
「所長!こいつ新生物かもしれません!胸がありません!!」
「人でーっす!!胸ありまぁーーーっす!!」
ソース:AFPBB NEWS
ひとり言:旅客機の客室に忍び込むその行動力と勇気は大したものだが
一攫千金夢見てドバイに行ったって凄い動機だな。
なんでも中国のネットでドバイは物乞いで金持ちになれるっていう書き込みを見て実行に移ったらしい。
中国人はどうしてこう行動力が滅茶苦茶高いんだろうか・・・。大体変な方向であることが多い気もするが。