「うわー!!ドル円が110円まで下がったー!」
「あ!今また損しましたね!?私の忠告無視してまたえふえっくすぅ~とかやってますね!!?」
「違うよ!!」
「怪しいですね。」
「違うと言ったら違うの!!」
「そんなことより去年の1月20日に当選したドナルト・トランプ。あれからどうなったか知ってる?」
「あんまり詳しくは知らないんですよね。でも選挙中に何してたかはいっぱいニュースに流れてたので知ってますよ。」
「差別発言に問題発言。政策もとんでもないものばかりでいっぱい騒がれてましたよねー。」
「で、結局その後トランプさんはどうしているんですか?」
「まぁ一言で言うと大苦戦中だね。トランプは選挙時に主に以下の公約を掲げてたんだけど・・・・」
・メキシコとの国境に壁を作る
・イスラム国メンバーにアメリカ入国させないよう阻止する&殲滅する
・貧困層向けの雇用を回復させる。
「まぁ、部分部分で政策は実行しているんだけどどれも炎上しはじめちゃってるんだよね。」
「ははーん。でも一応やってはいるんですね。掲げた公約を実行しているあたりは評価できますね。」
「それがいい事かどうかは置いておきますが!」
「スピード感はすごいよね。」
「それで問題というのは?」
「さっきの公約をインラインで回答すると・・・。」
・メキシコとの国境に壁を作る
->まだ作れていない。莫大な財政が必要だがメキシコは支払いを絶対にしないと拒否(当たり前だが)。
->メキシコ政府が支払わなくてもメキシコから輸入する品物に莫大な税をかけて徴収するとトランプが主張するも、その税はスーパーで買う時の価格に上乗せされるという意味であり、結局米国人が費用を負担することになりそうで支持者が困惑中。
・イスラム国メンバーにアメリカ入国させないよう阻止する&殲滅する
->入国制限を実施するが十分な猶予期間を設けずに実施したり基準が曖昧だったことなどもあり大混乱。アメリカの裁判所で違法との認定を喰らい取り下げられる。
・貧困層向けの雇用を回復させる。
->ツイッターであちこちの大企業に噛みつき投資の約束を取り付けるところまでは成功。
->が、次々と約束が反故されてる。最近では一度ソフトバンクが投資すると約束したが「やっぱなし」と反故にした。
->トランプのやり方が汚いとして、やはり批判くらっている。
「まぁ、予想できた結果だよね。」
「そりゃ簡単にはいかないでしょう。元々世論を二分させる政策だったんですから。」
「上の政策以外にもロシアと繋がっている証拠が次々と出てきて日本で言う所の官僚に値する人が辞任したりクビにさせられたり、外交担当者が子供のお使い程度のこしか出来なかったり人選にも次々と問題が浮上。」
「社会保障制度のオバマケアを速攻で廃止して、『代案をすぐ出す』と言ったけどその代案が全く国会を通せず最近否決され足並みが全く揃っていないことも露呈。減税政策も選挙中は大アピールしてたけどこれまで具体的な言及は0。市場もがっかりムードが広がってる。」
「一言にいって『グダグダ』に尽きるね。」
「支持率とか大丈夫なんですか?」
「だめっぽそうだよ。そろそろ支持率も50%割りそう。もう割っちゃったかな?」
「日本でトランプを面白い人だーとか今までにない政策で再び米国を偉大にできるだろうと応援してた人もいっぱいいたけど、流石に手のひら返してきたね。私は手のひら返した人のことを信用しないよ。」
「本当、今後の先行きが心配になりますね。」
「本当だよー!もうトランプがツイッターで適当なことをどんどん言うからドル円もぐわんぐわん上がったり下がったりして私のFX損失が・・・。」
「口が滑った。琶月は今何も聞いていない。いいね?」
「アッ、ハイ・・・って言うと思いましたか!?はい、パソコン見せてくださーーーーーーい。」
「あ、こらあああーーー!!!」
「うわ!!なんかマイナス10万とか書いてありますよ!!!」
「はい、ジェスターさんのお小遣いからぼっしゅうううーーーーーー。」
「がおー!どしん!どしん!」
ソース:色々
ひとり言:
琶月とジェスターのやり取りの通り、トランプ政権は苦戦しています。
とにもかくにも先行きが不透明で夏の中間選挙はトランプ政権にとって逆風が予想されます。
なんていうか、もーーーこんなの選挙する前から分かってたことでしょって言いたくなります。