「明日の電車の時間調べる琶月さんです。」
「えーっと、えきたんえきたん・・・・。・・・ん?あれ?」
「琶月さん、またランサムウェアにまた引っかかった。」
「あ、こらー!またえっちなページ見たでしょ!!」
「見るわけないですって!!!」
「でもおかしいなぁー。今回は本当に変な広告ページ踏んだとかそういうことないんですけどねぇ・・・。」
「あ、ランサムウェアってそもそも何?って人は過去にも日常傍観で取り上げたからこのページを読んでね。」
「これ以前に感染したランサムウェアとは違う種類みたいですね。ご丁寧に日本語で説明文が書かれてます。」
「ビットコインで支払えって書いてありますけど、ビットコインの買い方しりませぇーん。」
「うざ。」
「ごめんなさい。」
「えーっとどれどれ・・・。あ、これ今巷で凄く騒がれてるWannaCryじゃん。」
「WannaCry?ランサムウェアとは違うんですか?」
「これもランサムウェアの一種であることは間違いないよ。最近は色んな種類のランサムウェアが出てきてるから有名なタイプのやつには名前つけられてるの。これはWannaCryって呼ばれてるもの。」
「これの凄く厄介な所は琶月が言ってたように本当に特に何も悪いページへ行っていなくてもある日突然感染してしまう可能性があるの。」
「何もしてなくても感染しちゃうって・・・一体どうすればいいんですか!」
「うんまぁ・・・対策は簡単なんだけどね・・・。WannaCryの感染経路はIPアドレス・・・もうちょっと専門的に言うとGIPを直接指定して脆弱性がないか検査し、脆弱性があったら攻撃を仕掛けてるみたい。」
「あーだめだめ。全然わかりません。」
「無知乙!!」
「ぐぬぬ・・・・。」
「琶月にも分かるように言うと一軒一軒泥棒が玄関の扉引いて鍵かかってないドアないか探してるような感じ。鍵かかってないドアあったら泥棒開始。」
「あ、分かりやすいです。」
「上で行ったドアの鍵ってのはパソコンで言うとセキュリティーソフトがあるかないかだね。あとWindowsを作った会社が定期的に脆弱性修正パッチを配布してるからそれをきちんと適用しているかどうか。そして最後にルータを挟んでいるか。」
「インターネットに脅威について知ってる人がいればまずセキュリティーソフトは入れてるはずだし、その辺が完全に分からない無知な人もWindowsセキュリティパッチは意図的に止める設定入れない限り勝手に適用されるから引っかかることはないはず。」
「ルータについては・・・まぁこれも今時ルータ使わないでインターネット行く人も殆どいないから気にしなくていいよ。何も知らない人でもインターネットの回線引く時にいつのまにかルータ設置されてることがだいたいだし。」
「んー、なんか話を聞いてるとつまり・・・普通感染することはない・・・ってふうに聞こえますけど。」
「うん、実際わざと感染するような環境を意図的に作り上げない限り感染することはめったにないよ。」
「じゃーこれなんで感染したんです?」
「あー、これWindowsセキュリティアップデート止めてたなー。ルータも家奪った時なかったね。セキュリティソフト?お金がもったいないから入れてないや。」
「全部ジェスターさんが悪いじゃないですか!」
「このウィルス作った人が悪ーい!」
「うーん、間違いじゃないんですけどねぇ。」
「このウィルスの被害によくあっているのは逆に企業とかみたいだね。企業は商売止めるわけには行かないから再起動とかを伴う作業はなかなかしないし、お客さんのアクセスを許可しなければいけないからドアの鍵あけておかなきゃいけないし・・・。」
「エンジニアの人は「セキュリティガバガバだよ」って言っても上の人は数字しか見ないからなかなか作業できなかったんだろうね。まぁ自業自得。」
「まとめると普通の人は感染する心配はないから大丈夫ってことだよ!」
「あ。変な広告自ら踏んだらそれはそれで別のランサムウェアに感染することあるから気をつけてね。わかった?琶月?」
「だから誤解ですってーーーー!!」
ソース:ロイター
ひとり言:
上でジェスターたちが述べていますが今回のウィルスはワーム型でかつ手当たり次第にアタックを仕掛けるタイプのようなので
何かしらの対策を施していないと即感染するみたいです。このページ見れているということは多分大丈夫なんだと思いますが・・・。
とはいえ、ルータ噛ませておけばだいたいOKなのでそこまで心配する必要はそんなになかったり。