「前回のあらすじです。」
紅魔館が人の姿をした鬼に全財産掻っ攫われた。
「えっとぉ・・・とりあえずお金が必要なので幻想郷で突如開かれたゲーム大会の賞金を狙うことになりました。」
「優勝を狙うには勿論練習することですが、肝心のフラン様の腕は微妙。」
というわけで八百長試合を組めとぱっちぇさんに言われた次第。
つくづく根が腐ってる。
「見てくださいワシさん。これ。どうです?大きなブーメランですよ。」
どうして私に向けて投げようとしているんでしょうかねぇ・・・(震え声
ところで今回のゲーム大会に参戦する人たちの名前はもう挙がっていますか?
「残念ながら上がっていないです。当日にならないと分からない仕様ですね・・・。」
うーむ、ゲームをやりそうな人達とお金に困ってそうな人達に片っ端から会いに行ってみますか・・・。
とりあえず一つ目の訪問先はあそこだな。
・・・・・。
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たのもーーーー^^
「またきたな、貴様。」
「かーえーれー。かーえーれー。」
恒例行事
「ワシさん・・・慧音先生はゲーム大会に参加されないんじゃ・・・。」
「ゲームなんかしている暇があれば勉強をしろ!学べ!もしくは働いて親御さんを楽させてあげろ!」
ゲームで優勝すれば賞金手に入るから親御さん楽させてあげられるよ・・・(小声
「全く。近頃はどこいってもゲームの話ばかり。これではダメ人間が増えてしまうな。」
ゲームやる人=ダメ人間っていう構図を作ろうとしていますよ。これは偏見の塊じゃありませんかねぇ・・・。
教師という身分でありながら偏見を全面に押し出す無能!!
「目の前にいる奴はゲームのやりすぎでこうなったんだと私は思っているが?」
私がこうなったのゲームじゃなくてまわりに居る変態共のせいで・・・(超震え声
あとレミリアちゃんのせい!(ドヤァッ
「とにかく私はゲーム大会には出ん。分かったら早く出て行ってくれないか?」
「そういえば妹紅さんは?」
「おっ、そういえば妹紅の奴ゲーム大会に出ると言っていたな。何でも輝夜が出場するから負けねーとか言っていた気がするぞ。」
輝夜の存在をすっかりわすれていたぞ・・・。
ここの輝夜の設定はニートだから相当手馴れの予感がする(
「う~~ん、上手く囲い込めると良いんですけど・・・。」
・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
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「うおぉー!くそぉー!あたれぇー!かっー!!だめだーー!!」
「こんにちは・・・・。」
「おっ、紅魔館とこの秘書と実体のないやつ!」
ダクソで言うところの霊体かな?(すっとぼけ
もこたんゲーム大会に出るんだって~?
「おう、糞ニートに挑戦状叩きつけられてな。ゲームでも私の方が↑だということを教えてやらんと。」
「というわけで見ての通り今特訓と練習で忙しいんだ。」
「えーっと・・・。実はその・・・一つお願いが・・・。」
「単刀直入に言います。はい、ワシさんどうぞ。」
負けてくださぁーい!!
「ブットバスゾ。」
小悪魔先生、こんなお願いされて聞き入れる奴まずいないだろ。
「だって~~~~。」
だって~~~(震え声
「ブットバスゾ。」
最近紅魔館の面々が蛮族と化している(白目
「えっと・・・一応理由がありまして・・・・ごにょごにょ。」
・・・・。
・・・・・・・・・・・。
「んー、まぁ優勝に興味はないから輝夜より後に出てきてくれたら負けてやってもいい。」
「本当ですか!?」
「輝夜より先に当たったら容赦なくぶちのめすがその時は悪く思うなよ。」
ま、まぁ・・・運頼みですが確約は頂いたのでこれでよしとしましょうか・・・。
「妹紅さんと輝夜さんが1回戦でぶつかりますように・・・。」
間違っても決勝でようやくぶつかるなんて構図になりませんように
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
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「ふふふ、このゲーム。既に私は完全攻略済みなのよ。でも念には念を入れて練習すべき。ほら、あと300回やるわよ。」
「ひいぃ、もう勘弁してくださいぃ~!疲れましたぁー!」
「あ、あのぉ~~・・・」
「あぁー?」
「ひぃ!ゲーム亡者だぁー!」
ゲームに悪い印象植え付けないでくれませんかねぇ・・・(
ほ、ほら・・・小悪魔さん・・・説明を・・・・。
「かくかくしかじか・・・
(本で顔を隠しながら」
「負けてくれ?その腸引っこ抜くぞ。」
「ひぃぃぃ!!オタクこわい!!」
オタクに悪い印象受け付けないでくれませんかねぇ・・・
輝夜みたいなゲームでしか勝てない人生を送っている人から「ゲームでの勝利」というものを奪っちゃいけませんよ・・・
「今全力で煽りましたね?」
ばれました?
「本人を目の前にしてよくそんな事が言えるわね。」
「いっそ少しでも私の勝率を上げるために今ここであんたらを拉致って引き換えに出場放棄してもらおうかしら。」
今のぱっちぇさん見てると仮に輝夜がそれを実行したとしても微動だにしなさそう。
「ぱ、パチュリー様はそれでも助けてくれます!!」
貴方がいなくても代わりの小悪魔はいる。
「あんまりふざけた事言うと引っこ抜きますよ。」
引っこ抜きますよ(超震え声
何引っこ抜かれちゃうの・・・・。頭?首?
「うどんげ。いつもの。」
「あ、はい。」
「かえりたくな~~~・・・」
「るっ!」(カッ
「帰りましょう、ワシさん。」
何か能力の使い方間違えてませんか?でも帰る。
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「はっ、今私目覚めました。」
自分の真の力に?
「それはまだ・・・でもいつか目覚めると思います・・・。」
けなげ。
輝夜は・・・早めに妹紅とぶつかり、かつもこたんが倒してくれることを祈りましょう。でも現実的には厳しそうですね・・・。
「本当に最初のブロックで妹紅さんと当たって倒してくれることを祈ります。では引き続きお願いしに行きましょうか・・・。」
言葉は丁寧でもやっている事はゲスの極み(の乙女(うるさい
他ゲームをやりそうな人といえば・・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「こんにちは。」
「おやおや、どうかされましたか。」
「ワシさん、説明どうぞ。」
かくかくしかじかこあこあくまくま(いつもの
「いいですねぇ~PCゲーム。幻想入りする前の生活を思い出します。」
「むしろそんな大会があるということを今初めて知りました。う~ん、今から参加しても間に合いますかね~?」
「まだ間に合うと思いますよ!」
ちょっと何ライバル増やしているんですか。
「あ、しまったぁ~~。」
あ、しまったぁ~~(震え声
「鸚鵡返しって頭にきません?」
ど、どうかな・・・(余所見
さ、早苗さんは幻想入りする前はPCゲームよく遊んでいらしてたのですかね・・・。
「正確にはパソコンゲームではありませんでしたけど、PSPやDSで遊んだりはしましたね。」
意外と最近のハードの名前が出てきましたね。
「早苗さんがこちらにいらした
(風神録の発売日)のは2007年です。」
DSが出たのが2004年12月。PSPも2004年12月に登場していますからそう考えると妥当な発言だったんですね。
「いや~、実は今もPSPとDSは持っているんですけど新しいソフトがないからだいぶ前に倉庫にしまっちゃったんですよねぇ・・・。」
「あ、でも極稀に香霖堂でDSやPSPのゲームソフトが売られていますね。戦国天下統一とか。」
クソゲーオブザイヤーにも載った伝説のクソゲーなんですがそれは。
「あ、やっぱり?通りで面白くないと思いました。」
しかも買っていたのか・・・(震え声
「良い事思いつきました。私に新しいゲームソフトを提供してくれましたら負けてあげてもいいですよ!」
「勿論フランさんと当たる前に敗退することは考えられますし当たらない事もありますが、それでもよければ・・・。」
「どうです?ワシさん。」
意外と破格な条件だとは思いますよ。ゲームソフトぐらいなら優勝賞金と比べればそんな大きな金額でもないですし。
ではこのcode_18っていうソフトを差し上げますね・・・。
「ノベルゲームだ。頂きますー。」
そしてこのゲームをプレイした後、早苗さんは暗黒に墜ちた(黙
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
その後も我々は懸命にお願いしに回った。
「ゲーム大会?本気出さない程度に参加するつもりよ。パチュリーにはお世話になってるからフランと当たったら負けてあげるわ。」
・・・・・。
「最強のアタイは八百屋さんなんかやらない。」
「チルノちゃん、八百長って八百屋さんのことじゃないよ!!」
・・・・・。
「ゲームをやるものは黒です!」
ひでー
・・・・・。
「こちらは誰も参加していないわねー。」
・・・・・・。
「うん?ゲーム大会かい?参加するつもりだよ。弾幕が出来ない僕でも彼女達と勝負できる貴重な機会だからね。」
「男幕ならいつでも出せるんだけどね。」
これまでカッコイイ香霖しか出ていなかったがやっぱり変態だったか・・・。
・・・・・・。
「げーむぅ?しらなーい。」
・・・・・・。
「しんどい。」
紺まりこわい。
・・・・・・・・。
「おー、私も参戦するぞー。」
「ちなみにこっそりチートツール仕込んであるのは秘密だよ。」
今すぐ教えて差し上げろ(意味不明
・・・・・・・。
「さとり様のために勝っちゃうつもりだよ。負けないもんね。」
「おくう、あんたまだまともに操作方法すら覚えてないだろ。」
・・・・・・・・・。
「ゲーム大会だなんて妬ましい。私は呼ばれていないわ。」
あれは呼ばれた人がやるんじゃなくて自分からやりにいくんですが
・・・・・・・・・・・。
「ゲームをやると頭が馬鹿に鳴るから橙にもやらせるつもりはない。」
ここにも風評被害者が1人
・・・・・・・・・・・。
「優勝すれば賞金よ!!参加しないわけがないわ!!」
「ちなみに私に勝ってしまった時はどうなるかよく覚えておくことね。」
脅迫じゃねーか!!
・・・・・・・・・・・。
「ゲーム大会!?そーなのかー!」
つまりどういうことなのかー。
・・・・・・・・・・・・。
「コントローラー強く握り締めちゃって壊してしまった。参戦できない。」
力んだらすぐ壊しそうですもんね。
・・・・・・・・・・・・・・。
「あーすいません。今回私は取材陣としての参加なのでゲームはやらないです。」
・・・・・・・・・・・・・・。
「あ、ワシだ。そうそう、ゲーム大会一応申し込んでおいたから。」
「え?八百長?やるわけないじゃん。勝っちゃうわーーーー、私絶対に勝っちゃうわーーーーー。」
レミリア1回戦落ち!!!
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ふぅ、あらかた会いに行ってはお願いしてきましたね。
「八百長試合を組むのも限界はありますね。本当はフラン様の実力を高めるか、もしくはもっと別の手段を講じて万人に勝てる方法を模索するのがベストですが・・・。」
あ、めっちゃ良い方法思いつきましたよ。
「本当ですか!?」
諦めればいいんですよ。
「さよなら、ワシさん。」
すいませんでした、何か一番怖い。
うーん、あ、そうだ。MUGENの対戦って一応他のPCと通信しながら勝負するから・・・。これはあとでニトリに頼んである方法を準備しておこう。
「何を企んでいるのか知りませんがフラン様に有利になるようにしてくださいね。」
つくづく私達は碌な事をしない。
続く・・・