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9/1
「インチキ自動販売機にクーポン流して壁に穴あけてベルトコンベア通せるようにする奴と壁に掛けられるベルトコンベア用の支柱を手に入れました。」
「インチキ自動販売機とはなんじゃ!!」
「いや、気づいたんですけど今まで1000のゴミを入れたら一枚のクーポン発行されていたのが今じゃ8000くらい流し込まないとクーポン発行されなくなってる気がするんですけど?」
「まぁこっちも慈善事業じゃないからね。」
「一定量の物を貰ったらちょっとずつ値上げ的な事させてもらってる。」
「こっちも慈善事業じゃないんだけどな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?????????????」
「ともかくこれで石炭を鋳造炉まで運ぶことが出来るようになりました。」
「崖沿いに建設される巨大工場って感じでちょっと崩落が怖くもあり、幻想的でもありますねぇ。外にある通路はちょっと個人的にはお気に入りです。」
「そして石炭はここで運ばれて行き分岐機にかけてそれぞれの鋳造炉へ石炭が流し込まれる仕組みとなっています。」
「こんな感じですねぇ。一段上げたところに石炭を動かしていて最下層では鉄鉱石、そして鉄のインゴットが流れてっています。鋳造炉へは上下へ動くリフトに載せて搬入口に石炭を流してます。」
「ちなみに鋼を作るのに必要な石炭の数は40/分。将来的に解禁されると読んでいるMk2にオーバークロックをさせていけば毎分240は採掘できるので6つ置いてある鋳造炉で必要となる石炭の分は全て賄える計算です。ここまで計算できる琶月さんえらくない?」
「今回は褒めておこう。」
「そして無事鋼鉄のインゴットが生産されるようになりました!フル稼働するのはまだ先ですがとりあえずは鋼鉄のパイプとかは生産できそうですね〜〜。」
「鋼鉄のパイプと鋼梁は鋼鉄のインゴットだけあれば作れるので製作機で製造できるみたいですね。これも鋳造炉によって生産される鋼鉄のインゴットをぴったり使い切れるように調整して製作機を置いていきます。」
「ここまで出来た製造ラインはこんな感じです!」
「Oh。。。自分でこれを作ったなんて信じられない・・・。」
「調子に乗ると痛い目を見る。」
「痛い目に合わせてるのはジェスターさんなんだけどな〜〜〜〜〜〜。」
「ともあれ、これで無事に鋼鉄のパイプと鋼梁を生産できるようになったのでもう納品できますね!」
「初めの頃と比べたら手際がよくなってきたね。そろそろお給料も考えてあげるかな。」
「それは考えるではなくすぐに用意すべきでは?むしろボーナス案件では???????」
「今日の業務は以上!解散!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
9/6
「前回は鋼鉄のインゴットを作って鋼鉄製品を生産したところまで進みましたね。」
「もう退職していいですか?」
「その場合これまで働いた分の給料を受け取る前に退職する事となるがよろしいか?」
「コンプライアンス的におかしいと思う!!!!!!!!!!!!」
「まぁまぁ。そんな琶月に素敵なプレゼントをあげよう。ついにわが社のテクノロジー研究が実を結び採鉱機Mk2へアップグレードできるようになったよ。」
「これまでの倍の量の鉱石が掘れるようになったからじゃんじゃん生産するように。」
「私へのプレゼントといっていますが私が喜ぶ要素が一ミリもない件について。」
「ちなみに採鉱機Mk1からMk2へのアップグレードは既存の採鉱機に大してMk2の建設を選択した後にそのまま置いてある場所を選択して設置すれば必要資材だけ差し引かれて再設置されるよ。わざわざ一度撤去しなくてもOKだから覚えておくように。」
「ベルトコンベアのアップグレードも同じような感じでしたね。この辺はとっても使い勝手がいいです。」
「後は他にも鋼鉄計の生産品と既存の生産品を組み合わせてより高度な物を作れるようにレシピが解放されたけどこれについては今顧客開拓中だから必要になるまで今はまだ作らなくていいよ。在庫抱えたくないし。」
「顧客開拓・・・。一応ジェスターさんもちゃんと社長やってたんですねぇ・・・。」
「見直した?」
「お給料払ってくれたらみなおす。」
「いずれ支払われる予定なので事実上見直している。」
「おかしいなああああああああああああああああ。」
「早く次の納品を進めるように。」
「えーっと、次は・・・あれ、これも鋼鉄のパイプとか鋼梁と強化鉄板とか既存の生産済みのものですね。これならすぐ終わりそうです。」
「早くこの労働地獄から抜け出したいのでまとめて提出しますね・・・どうぞ。」
「グレイト!」
「あ、そうそう。アップグレード出来た設備は採鉱機だけじゃないよ。」
「ベルトコンベアもMk3が使えるようになったから必要な所では使ってね。毎分最大で270の物を運んでくれるよ。」
「いいですね、ちょうど採鉱機Mk2を設置したところで鉱石が分速240排出されていたのでMl2では追いつかない状態でした。」
「・・・・ただ材料が鋼梁って重くありません?いくら生産開始しているとはいえ分間15くらいしか作れていない状況なので大量にこの資材を消費するのは重いんですけど・・・。」
「資材が足りないならもっと設備を増やせばいいじゃない。」
「あああああああああああああああああああああああああ」
「他にも大型保管庫も作ってみたよ。」
「作ってみたのはいいけど大型保管庫作る資材で普通の保管庫10個くらい作れちゃうくらいに資材が重くなったし小型保管庫の上に小型保管庫を重ねればこれと同じような感じになるから正直利点が見当たらない。」
「じゃあ何で作ったんですか。」
「私にも分からない。本当に申し訳ない」
「それは申し訳ないと思ってない人が言うセリフ。」
「最後に蓄電装置も作ったよ。余った電力はこの蓄電装置に蓄えられて足りなくなったらここから電力が賄われて行くよ。」
「前みたいに基本的には電力足りるんだけどある一瞬の時だけちょうど電力使用量が跳ねてそのせいで停電が頻発・・・みたいなシーンにはこの蓄電機があればかなり改善されると思うよ。」
「お、これはいいですね。」
「ただこれを置く前に発電施設そのものを拡張させるという思考はどうでしょうk?」
「まぁそれも正解だとは思うけど停電防止のための保険みたいなもんだし一個くらいはおいてもいいかもね。ただ今は必要資材がかなり重いからそれも後ででいいかもね。」
「結局今すぐ使えそうなのは採鉱機Mk2とベルトコンベアMk3がなんとかって感じですね。もっとこうリーズナブルに作れないんですか???????????」
「さぁ早く次の納品急いでね!!!!!!!!!!!!!!」
「ぴえん」
9/8
「今日も労働します・・・・」
「骨身をおしむでないぞ!」
「んもーーーーーー。ただちょっと気になる事がありまして・・・。」
「あれだけ石炭発電機で電力増やしたはずなのにもう逼迫し始めています!!最初に作ったバイオ燃料式発電機も時々稼働しているくらいに使用料が増えているみたいです。どうして????」
「あー、鋳造炉とか鋼鉄製品系は結構電力食うの大きいからね。あとMk2の採鉱機に結構アップグレードしたでしょ?」
「はい、しました。鉱石取れる量増えると生産量も増えてお仕事楽になるので・・・。」
「当たり前だけどMk1よりMk2の方が電力消費するからそれも重なって一気に電力需要上がったのかもね。」
「そんなーーー。」
「まぁ今は大丈夫だろうけどそのうち増やした方がいいかもね。」
「うぐぐぐ。しかしここからあの発電エリアまでいくとなると結構遠い・・・・。」
「車あるんだから文句言わない。」
「ちょっと我儘かもしれませんけどあの豆腐車はスピード遅いし加速力も悪くてダメなんですよーーー。」
「本当に我儘だね。じゃーそんな琶月のためにこの設計図を渡そう」。
「じゃーん!エクスプローラーだよ!四輪バギーの加速力もスピードも高い万能カーだよ!」
「おお、すごい。やったーー!!」
「なおこれから研究するのと材料がまだ工場で自動生産できないから手作業で作って。はい、よーいスタート。」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああカンカンカンカンカンカンカンカカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン!!!!!!!!(←手作業の音ン」
・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「できた!!!!!!!!すっごい大変でした!!!!!!!!!」
「しかしあの石英結晶からこんなナイスバギーが研究に出てくるとは予想GUYでしたね。」
「通常モンスター特殊召喚されそうなのはさておき、このバギーも燃料は固形バイオ燃料で動かすよ。」
「あ、本当ですね。結構エコ・・・・。」
「ではさっそく乗り回してみましょう!!ぶるんぶるん!」
「そんなぶるんぶるん揺れる胸ないでしょ。」
「エンジンの音です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おおおお!!早い!!凄く早い!!!!そして加速力も非常に高いのでとっても楽です!!!!!!」
「琶月、前、前」
「ああああ!!またファンさんを轢いてしまった!!!」
ファン「だから僕じゃありませんよ」
「ピピッーー!!ピピッーーーーー!!そこの車止まりなさい。はい、そこの脇に止めて。今君轢き逃げしたよね?二回目だよね?今度こそ免停だよ?」
「また嫌がらせ!!」
9/13
「前回エクスプローラーを作ったおかげで足回りは非常に快適になりましたけどそういえばこの惑星ってどれくらい広いんですか?」
「いい機会だしちょっと旅に出てみたら?」
「え、いいんですか?許可貰えるとは思っていませんでした〜〜ジェスターさんのことだから働け〜!みたいな〜。」
「有給休暇として消化しておくね。それと出先で墜落船探してきてくれる?」
「色々酷い!!!!!」
「というか有給休暇の制度あったのならもっと他の所で使いたいです。来週の月曜日休んで良いですか?」
「他の人が働いているのに申し訳ないと思わないの?協調性が足りないよ?」
「露骨なパワハラ!!!!!もういいです行ってきます・・・・。」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ここどこ!」
「ひたすら北に向かってみたんですが思いのほか遠くまで来たみたいですね・・・。ちょいちょい墜落船見かけているのでその都度回収しているんですが・・・・」
「時々すっごい所に落ちてるんですよね。あんな崖上にどうやって登れと?」
「もしもし・・・今あなたの脳内に直接語り掛けています・・・。」
「凄い芸当使ってきた!!!!」
「ハシゴ作って登ればいいじゃん!」
「脳内に語り掛けるどころか映像すら見ていません?」
「っていうかあんな長いハシゴ作れるわけないでしょ。」
「作れた。もう資材さえ持ち歩いていればどこでも行けちゃいますねこれ。しかも登って回収した後は解体すれば100%資源帰ってくるのでリサイクルも完璧。」
「エンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社はクリーンでエコに配慮した健全でホワイトな企業です!」
「見た目は白いけど内側はダークマター並に真っ黒だと思うのですが。」
「は?」
「旅に戻ります。」
・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
「そこからの琶月の旅は過酷なものだった。」
「なめくじを見つけて高い所へ登って回収し・・・・」
「足を滑らせて落下して死んだ。ナミアムダブツ」
「はっ!!死んだと思ったら本拠地に戻っていた!!私は一体なにを?」
「おお、まな板よ死んでしまうとは情けない。」
「だまらっしゃい。」
「エンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社は社員の人命を大事にしています。死の瞬間装備とアイテムを全てその場に残してしまうけどテレポートでなかったことにしてくれるのだ。」
「おっと、琶月の胸がとても平たい。どうやら胸も置いてきてしまったようだ。」
「グロかな?アイテム回収しつつまた旅に戻ります・・・・」
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「そこから更に北へ行ったら凄い砂漠地帯が・・・。でも心なしかこっちの方が資源が豊富なような・・・・。」
「古来から砂漠の方が石油資源があったりして何かと恵まれている事も多いからね。」
「ちょっと高い所に登ってみましょうか。」
「また死なないように気をつけながら。」
「おお、これは壮観な景色ですね・・・・。」
「砂漠に見えますけど結構木々が生えていますし枯れた大地という訳ではないんですかね?」
「そもそもここは地球じゃないからね。土の色がそういう色に見えるだけかもよ。」
「あ、なるほど・・・というか近くに海もあれば川もありますしそうなんでしょうね多分。実際歩き回ってみると普通にそういう色した森林地帯っぽくもありました。」
「ではそこにある墜落船を探してきなさい。三つ以上見つけるまで次のエリアにいっちゃだめね。」
「クソゲー!!!!(?)」
9/15
「前回のあらすじ。琶月は工場で重大な作業ミスをおかし、懲戒免職を食らってあてもなく世界をさまよっていた・・・・。」
「あらすじ改変されてる!!ところで懲戒免職ということはもう働かなくていいということですか?」
「働かないとこの惑星から返さないよ。」
「白い悪魔!!!!!」
「ともかく・・・高い所に登って見渡してみました。凄い景色ですね。ちょうど今見ている方向がまだ足を踏み入れていない先です。」
「この乾燥地帯?の先はかなり木々が生い茂っていて草原地帯どころか湿地帯、ジャングルみたいな感じになっていますね。
「渓谷のようなものも見えていて文字通り山あり谷ありという感じです。車が壊れないように気をつけないと。これ徒歩じゃもう帰れないですね。」
「ちなみにこちらが私が通ってきた道が見える景色。」
「見えてるやたらと天高く上る謎の棒が軌道エレベーターですね。ちゃんと遠くにいても見える・・・」
「そして今ジャングル地帯へ突入しています。う、動きにくい・・・・。ちなみに地図で見ると北へはもうこれ以上いけなさそうです。こうやってマップを開いてみると本拠地までそう遠く離れてないように見えますけどここまで来るのに車に乗らなかった場合多分1時間くらいかかるんじゃないんですかね・・・。」
「世の中にはね、このマップ全部を埋め尽くす勢いで工場を立ててる人もいるんだよ。凄いよね。あこがれるよね。」
「琶月もやって。」
「死んじゃう。」
「ところで道中硫黄となるものを見つけました。これって地球にも存在するあれですよね?」
「あーうんそうだね。この惑星には硫黄もあったか。硫黄があれば火薬が作れるね。」
「ざっと私が簡単に見た感じ硫黄と石炭で黒色火薬が作れてそこから更に研究すればライフル銃や爆薬とその起爆装置とか作れそう。」
「硫黄は戦いに必須の資材!硫黄もスキャンできるように改造しておいたから後で本拠地の近場にもないか探してね。」
「親切心で硫黄の存在を知らせたら仕事が増えた。典型的な言った人に仕事が振られる奴だ!!!」
「ところでマップの半分くらいは探索したみたいだね。どう?墜落船とか結構見つけられた?」
「あーはい、そこそこ見つけてますね。」
「なんか墜落船の周りにヘビーフレームとかコンピューターとか今の私には作れなさそうな高価な資材も一杯落ちてたので悪いとおもいつつもネコババしています。」
「あーーーいけないんだーーーー。」
「黙ってほしくばここで働いてもらおうか。」
「ちょっと意味が分からないですね。」
「まぁまだマップ半分未探索状態ですが・・・流石にそろそろ帰らないと車の燃料がなくなってしまいそうなのでここらへんで帰りますね。」
「琶月さん旅で疲れたから帰ってゆっくり休みたい。」
「帰ったら発電機の増設してきてくれない?電力逼迫してきてる」
「琶月さん奴隷状態!!!」
9/20
「ただいま〜〜〜。あ〜やっぱり我が家が落ち着く〜」
「と、いっても本当の自宅じゃなくて本拠地なんですけどね。早く地球に帰ってお茶すすりたい・・・。」
「琶月が遊んでる間に工場は電力が逼迫してて大変だったんだよ。」
「ジェスターさんに頼まれて墜落船結構探してたんだけどな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
「とりあえず発電機を増やせばいいんですね?もう手筈はしっているのでちゃっちゃか行きますよ〜〜〜。」
「ご覧ください、石炭発電が8つしかなかったこの湖に・・・・」
「なんという事でしょう、瞬く間に倍の16台に!なんか凄く環境汚染されてきた気がしますが見なかったことにします。」
「環境破壊は気持ちがいいZOY!」
「もっと自然を大事にして。」
「もうちょっと近くで見るとこんな感じです。」
「数多の石炭がベルトコンベアによって運ばれて行き、電力を生み出すためにボイラーへと運ばれ燃焼されてゆく。琶月さん、とっても罪深い事してる気がしてきて罪悪感で胸が一杯です。」
「我々人類は自然を犠牲に豊かさを得ている。エンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社は子供たちに現実を見せつける事でありがたみを教えています。」
「嫌な教育ですね。」
「というかジェスターさんは一応人類なんですか?」
「良い質問ですね。」
「次の仕事をどうぞ!」
「アッ、ハイ。」
「ともあれ発電機を二倍にしたので当然発電量も二倍です!!これでしばらくは電力問題を気にしなくてもいいでしょう。」
「ところで琶月さんはちゃんと拡張性というものを考えて工場を作るようになったのでこういった需要が増大した時に拡大させるのがとても楽ちんな設計になっています。同様の構造を奥に伸ばしていくだけで石炭を滞らせることなく発電機を増やせる設計となっています。琶月さん凄い。」
「えらいのは認めるけど優秀な琶月って琶月じゃないよね。」
「貴様何奴!!!」
「酷い!ただの琶月さんです!!」
「というか琶月さん、ジェスターのひとり言の小説時代から戦闘はからっきしだめでも事務的な所は師匠がからっきしだったのでそっちは一応きりもみしてる描写あったはずなんですけど(メタ」
「ともあれ本拠地へ今度こそ帰還です。」
「ま〜〜しかしここもまだまだ殺風景ですね。軌道エレベーターのでかさがとにかく目立ちますがまだまだ発展途上といった感じです。」
「ゆくゆくはここに道路を作って鉄道レールも敷いて自動運転も実現させるまで拡張させるからね。」
「え、なにそれ凄い。」
「作るのは琶月だけどね!」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
9/22
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
「納品物の作成完了しました!!!」
「うむよろしい。」
「ん?被膜型コンクリートはまだ作れる施設作ってなかった気がするんだけど?」
「あ、それこの間の遠征中に落ちてるの見つけて拾ってきた奴です。」
「品質には問題ないとおもいまーーーーーす。」
「うーん、問題ある気がしなくもないんだけど・・・」
「まぁいいか。」
「ジェスターさんの超貴重な困り顔!!!!!!!!!!そんな表情で来たんですね。」
「は??????????」
「琶月さんの困り顔!!!!!!」
「親の顔より見た困り顔。」
「もっと親の顔見て。あれ?ジェスターさんの親って誰?」
「それ以上はお金を支払う必要があります。」
「あっ、はい。」
「ともかく納品してくれたジェスターにご褒美をあげよう。このハイパーチューブの設計図を譲ろう。」
「すいません、そんなのよりお給料・・・」
「これがあれば今後の仕事が楽になる。楽になった分楽出来るんだよ?」
「新次郎構文。」
「具体的に何が出来るんですか?」
「作ってみれば分かるよ。」
「んもおおおおおお。結構素材高いのに!!!」
「おお、なんかこうびよーーーーんってパイプが伸びてる!」
「それを向こうの鋼鉄関係の製品を作ってる工場まで伸ばしてみようか。」
「はい、伸ばして作りました。結構資材使いました・・・・。」
「出入り口設置できたね。琶月、ここから本拠地までどれくらい移動に時間かかる?」
「え?そうですね・・・。走っていっても30秒くらい40秒くらいじゃないですか?」
「じゃ、この中に入って。」
「あああああああああ近づいたら何か凄い勢いで身体が吸い込まれて行く!!!!!!!」
「あああああああああああ吸引されてるうううううううううううううううううううううううう」
「はっ!!そして一瞬で向こうに到着した・・・・。」
「なるほど、これがあれば確かに拠点間の行き来が楽になりますね。」
「でしょ?報酬これ貰ってよかったね。」
「ただうーーーん、車の移動の時間とそんなに変わらなかった気がしますね。車なら10秒か15秒くらい、今回もそれくらいだったし・・・やっぱりこれよりお金・・・・」
「じゃ、渡すもん渡したから帰るね。お仕事頑張ってね〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
9/27
「さってと〜〜〜。これで納品完了〜〜っと・・・」
「さぁさぁジェスターさん。全ての納品物を収めましたよ!!」
「おぉ、これはすごい」
「えっへん。」
「じゃぁお給料を。」
「よし、払おう。」
「え!本当です?やったーーーー!!」
「だがまだ給料日ではない。給料日まで待つのだ。」
「ちょっとすいませええええええええええええん。給料日いつですかああああああああ?????というか一か月以上働いていますよねええええええええ?????」
「当社は年俸制です!!!」
「それも普通最初に振り込まれるのでは???????」
「すぐにお給料を上げられなくて本当に申し訳ない。その代わりこの有益なレシピをあげよう。いつか独立した時にこれをいっぱい作れば大儲けできるよ!!凄い値千金な報酬!!」
「あ、ついでに右上にもずっと出てたスマートプレート500個とか多目的フレーム500個とか自動ワイヤー100個とかも生産よろしく。」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああきれそう!!!!」
「こうなったらとことんやってやりますとも。もう仕事ないっていうまでに!」
「というわけで長期戦を見越して機械にペイントを塗ってみました。黒い色をした機械は石炭が絡む鋼鉄資材を浸かっていることを示しています。色分けすると後々ラインが複雑になってきたとき整理がしやすくなる気がしています。」
「で、えーーーーーっと?とりあえずスマートプレートは鉄鉱石掘り出してる製造ラインで既に作っているのでこれはいいとして・・。他二つの作り方をみないとですね。」
「多目的フレームはモジュラーフレーム1つと鋼梁12個で生産・・?あー、多目的フレームは鉄の製造ラインで作れていますし鋼梁も鋼鉄の製造ラインで作れているので作ろうと思えばもう作れそうですね。」
「自動ワイヤーの方は・・・固定子1つとケーブル20。」
「・・・・固定子ってまだ作ってない気がしますね。固定子の作り方も調べてみましょうか。えーっと、固定子は鋼鉄のパイプとワイヤーで作れますと。」
「うごごご、ここに来て結構ワイヤー求められている!!今まで鋼鉄のインゴットだけで作れてましたけどワイヤーは銅から作るから結構どうしようもない!銅だけに!」
「は?????????」
「聞かれてた。イヤン」
「と、とりあえず多目的フレームと自動ワイヤーを作るために必要な組み立て機をまずは並べてみますか・・・。」
「二つだけ並んでいる組み立て機、右側が自動ワイヤーを作る組み立て機で左側はモーターを作る組み立て機にしています。」
「突然モーターが出てきましたけどさっきジェスターさんから新しくもらったレシピにのってたものですね・・。材料がローターと固定子で元となる原料が鋼鉄と銅なので自動ワイヤー作ろうとすると材料がかなり似てるのでついでに作っちゃおうと思ってます。」
「そして5つ並んでいる組み立て機がその自動ワイヤーとモーターを作るのに必要となるローター、固定子を作る組み立て機ですね。」
「で、結局モーターも固定子もローターも作るのに銅がいるけどどうするの?」
「銅だけに!」
「キレソウ!」
「人の気持ちが分かったのならはよ応えんかい。」
「アッ、ハイ。えっとさっきの上の画像にもちらっと写ってるんですけど凄い近くに銅の鉱脈があったのでそこから調達できそうです、はい。なので原材料の確保は大丈夫そうです。」
「ではちゃちゃっとベルトコンベアー繋げていきます。」
「ちなみにそれぞれの組み立て機で必要となる分間ごとの材料がきっちり流し込まれるように計算して作っています。固定子が毎分2.5個必要ですが手前の組み立て機で固定子を毎分5個作っていてベルトコンベア分岐機かけて余る材料をコンテナに輸送して他の制作に使えるように調整しています。琶月さん頭良すぎない?」
「突っ込み待ち?」
「待ってないです。」
「後はワイヤーとかを作るための銅鉱石の確保ですね。計算した結果、毎分140個の銅鉱石が必要になる事がわかったのでオーバークロックさせて必要な個数になるように調整しています。」
「余りなくきっちり使い切って生産できるととってもきもちがいい・・・」
「(意外と数字合わせ得意だなぁ・・琶月・・)」
「だいぶ作業して疲れたので今日はここまで。」
「あ!!すぐさぼる!!!」
「そういうのは給料払ってから言ってください!!」
9/29
「引き続き琶月さんファクトリー建造中・・・・」
「なんですがなんかもう収集がつかなくなってきました。」
「なにしてんのこれ。」
「いや、ほらー。固定子もローターも自動ワイヤーも元となるワイヤーが大量に必要になるので空いたスペースにワイヤーを製造する機械一杯敷き詰めたんですよ。それでちょっとごちゃごちゃと。」
「琶月さん几帳面なので整理整頓しながら建設してたんですが予想外にスペース取ってしまってこんな風になっちゃいました。てへぺろ。」
「まぁ製錬炉とか一列に並んでいる当たり努力していたのは分かる。」
「あ、でもその代わり組み立て機に到達する頃にはきれいな動線を描くようになっていますよ。直角九十度で曲がるベルトコンベア。」
「綺麗にベルトコンベアが繋がっていくと気持ちがいい・・・。」
「良くも悪くも嵌ってきたね。」
「私としては仕事に勤しんでくれるのは歓迎である。」
「とりあえず無事ゴール地点の所で自動ワイヤーの製造が始まりました。」
「もう一個のゴール地点である多目的フレームは現状スマートプレートと鋼梁を1つの製造ラインに持ってくことが絶望的に難しいので材料を自前で運んで本拠地に作った適宜レシピ切り替えていく組み立て機に作らせています。とりあえず目的は達成できますからいいですよね?」
「例え全部手作業だろうが目的さえ果たせるなら私はいいよ。」
「全部手作業縛りでやってみる?」
「それだけは許してください。」
「というわけで必要資材集まったので納品しますね〜〜〜。ばしゅーん。」
「うむ、ご苦労。この資材があれば宇宙ステーションもきっと作れる。」
「宇宙ステーション?何の話ですか?」
「あーいやいや、こっちの話し。こっちの世界には全く関係ないし琶月にも全く関係ないから気にしなくていい。」
「ジェスターさん1人で金稼ぎしようとしている時って大抵こういう時なんですよねーーー。約束のお給料もくれなければお手伝いさんもこない。」
「あ、お手伝いさんはそのうち本当に来るから待ってて。今スペースシップに乗ってきてるから。」
「え、本当です?」
「それより軌道エレベーターで材料納品してもらった事だし新しい仕事渡しておくね、はい。」
「手始めにモーター50個に被膜コンクリートに鋼鉄のパイプに銅のシートもってきてね!!」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「とはいえ、この仕事終えたら石油の掘方教えてあげる。億万長者まったなし。頑張れ。鉄道も作れるようになるしトラックもガンガン走るようになるよ」
「え、本当に?ちょっと頑張ろうかなーー」←言いくるめられやすい人
10/6
「えーっと、前回軌道エレベーターで資材を送ったんでしたっけか。」
「で、結局またいつものように新しい物を生産して引き渡さないといけないという状況。早くお給料欲しい。」
「とにもかくにも早くモーターとコンクリート被膜型鋼梁とか作ってね。」
「んもーーーー。」
・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「うーん、困った!」
「どしたの。」
「えっとですね、モーターとかコンクリート被膜型鋼領とか作りたいんですけど・・・」
「スペースがかなり足りなくなってきまして・・・・。特にモーターは原材料的には鉄も銅も鋼鉄も使うので鋼鉄作ってる工場の所に立てたいのですが・・・・綺麗に建設出来る動線が思い描けないんですよね・・・。」
「何も工場は平面に立てなくてもいいんだよ。立体的にすれば土地は実質∞といってもいいんだけど。」
「ああ、なるほど確かに。それなら坂道や崖を跨ぐとか無理な建設を回避できますね。」
「というわけで天井をつけます!!この上に機械を並べる予定です。」
「ざっと並べ終えた後がこんな感じです。」
「ガラスにしたのは単純に明かりが欲しかったので・・・。ガラスじゃない普通の天井にしたら滅茶苦茶暗かったです・・・」
「どうして電灯を取り付けるという発想に至らないのか。これがわからない。」
「だって電灯はクーポンがないと作れないんですもーーーん!!!」
「どうしてクーポンを集めないのか・・・。これが分からない。」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「うーーるーーさーーいーー!!」
「あ、ちなみに階段も取り付けたりして工場っぽくしてみましたよ。良い感じでしょ?」
「まぁ移動は楽だね。」
「ちょっと高い所から観察できる場所なんて作っちゃったり・・・」
「それはいる?」
「雰囲気派なのでいります!!」
「はいはい、変なところにこだわりがあるね。」
「でもほら、みてごらん」
「琶月が変なタイミングで天井作るから・・・。ファンが挟まっちゃってて大変なことになってるよ。」
「あれ!!!?天井並べてる時はファンさんいなかったと思うんですけど!?」
ファン「だから僕じゃないですよ」
「あーーーあーーーーーーーー、ファンさんの上に乗ってみたらトランポリンみたいに勝手に高くジャンプしちゃうーーー」
「うぐっ、ファンさんじゃないところに着地したら足の骨が・・・」
「なんてことだ、胸から落ちれば柔らかい脂肪がクッションに・・・」
「おぉ、琶月にはそんなのはないんだった。失敬失敬。」
「キレソウ。今日は天井並べたんでお終い!!!」
「あっ、こらーーー!!さぼりーーーー!!」
10/13
「前回は天井並べただけで終わった。生産性のない作業だ。今日は生産性を求める。」
「設備を置くスペースを設けたんだから十分生産性あったでしょ〜〜〜!!!」
「個人的にちょっと気になるのは黒煙がもうもうと上がっている中、それを排気する通気口がなくて窒息死まったなしな状態なんですけど大丈夫なんですかねぇ・・・。」
「ずっと宇宙服みたいなの着てるし大丈夫でしょ。」
「たし蟹。かにーかにかにー」
「は?」
「スイマセン」
「という訳で一気に設備を並べていきます!!とにもかくにもまずはコンクリート被膜型鋼梁を生産しなければなりません。これはコンクリートと鋼梁を必要する資材ですね。」
「鋼梁は既に一階で作っているのでリフトを使って上に上げさせています。同様にコンクリートも遠くにある石灰岩から製作機でコンクリートにした後リフトを使って二階へ運ばせていますね。」
「コンクリート被膜型鋼梁は建築資材としてそれなりに消費する一方でジェスターさんの納品リストに結構な数が指定されているので一杯作りたい資材の一つです。」
「ちなみに二階にはこの後ネジを沢山使う資材を生産する予定があるので残っていた鉄鉱脈に採鉱機を設置してリフトを使って鉱石を上に運ばせる経路を作っています。」
「
「二階に上げられた鉄鉱石は製錬炉に運ばれて鉄のインゴットとなり、それぞれネジや鉄板など後の製作資材に使われる資材を製作しています。」
「ちなみにこれも全て1:1で余りなしぴったり製作できるように調整しています。琶月さん数学的才能があったのかも?」
「いつもキュピルに減給されてたから少ない金銭でやりくりするセンスがいつのまにか磨かれていたか。その琶月の才能を伸ばすために今後もその金銭状況は維持すべき。」
「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」
「ともかく!こうして無事被膜型鋼コンクリートは作る事に成功しています。」
「上で作られた資材は同じ改装の同じポジションにひとまとめにしています。この方が物流的にもコントロールしやすいので。」
「現時点での全体像としてはこんな感じです。壁や天井がありませんがこれはかなりの規模の工場になる予感がしますよ〜〜〜!!」
「うむ、ご苦労。」
「して、納品物の方は・・・・」
「ただいま一生懸命生産しております・・!明日までぇ!明日までお待ちください!明日になれば必ず!伝説のスーパー納品物が見つかるはずです!」
「変なことになる前に帰ります。」
「あ、こらー!」
10/18
[と、いうわけで・・・。」
「やっと生産品溜まったので納品しま〜〜〜〜す。」
「うむ、大義であった。」
「で、そろそろお手伝いさん来てほしいんですけど??????????確かスペースシップにのって来てるとかいってましたよね?」
「うん、そうなんだけど宇宙船乗ってたら宇宙酔いしちゃって今最寄りの宇宙ステーションで休んでるから遅れるって。」
「もうちょっと1人で頑張ってね!!!!」
「来てくれるなら何でもいいですけど嘘で誤魔化してるだけだったら怒りますからね!!!!」
「そんなことよりまた新しい建造レシピを差し上げよう。」
「あ、確か原油採掘する機械を教えてくれるんでしたっけ?」
「そうそう。これがくみ上げた石油を加工する施設ね。プラスチックとかゴムとか作れちゃうやつ。」
「おーー」
「そしてこっちが原油をくみ上げるポンプの方ね。これで原油をくみ上げてさっきの生成装置を使ってプラスチックとか作る感じ。」
「ついにこれで琶月さんにもオイルマネーが・・・。石油王琶月さんと名乗っちゃおうかな〜〜〜〜〜〜。」
「何言ってんの。これはエンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社の物だから石油王になるのはエンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社だけど?」
「はいはいは〜〜〜い!!それならお給料をですねぇ・・・。」
「全ての納品タスクを終わらせたら琶月が独立する権利を与えるからその時に石油王を名乗りなさい。」
「それとも今ここで数万いくらの給料貰ってそれらの権利を放棄する?それならそれでもいいけど。」
「貰える金額が少なすぎる事には目を瞑るとして・・。ここは我慢して将来石油王になるのを目指します・・・。」
「で、肝心の原油はどこにあるんですかね?」
「スキャンできるようにしておいたからそれで探すと良いよ。」
「マイニング調査せずにスキャンで発見できちゃうこのテクノロジー。これ1つで既に億万長者になれる匂いがします・・・。さーて、近くにあるといいな〜。」
「う〜〜〜〜〜〜〜〜わ、また凄い遠く離れた所に・・・。」
「あれ、でもこのスキャン結果の反応したポイント・・・前に琶月さんが遠征した時の通り道にあるみたいですね。あの時は気づかなかったのですがそこなら車でいけばそんなに遠くはないかも?」
「さっそく行ってこようと思います!!」
「その熱意は素晴らしいけど建築資材結構重いよ。モーターとか一杯使うけどさっき納品したばかりだしちゃんと在庫ある?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「今日はせっかくなので琶月さんの拠点を大きくしようと思います。」
「はいはい。」
「最近ジェスタークーポンまた溜まってきたのでこんなの交換しました。本当はクーポンなんか使わずとも使わせてほしいんですけどね。」
「電光板です。これ結構いいですね。部屋の前にパネル置くだけでどういう所か分かりやすくなって整理もしやすくなります。」
「発電所の中は当然発電機が置いている訳ですがここはバイオ発電機の部屋なので当然燃料を必要とします。その燃料は葉っぱか枝で作られるのでコンテナに画像の電光板を置いてどの資源を入れれば燃料が作られるようになるか直感的に分かりやすくしています。」
「建物の外観も大きく建設中・・・」
「屋根は?」
「これから作るんですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜」
「ほら出来ました!!!どうです?おしゃれでしょ?ちゃんとロケット飛ばすための空間も用意していますよ〜〜〜〜」
「ガラス面多くすればいいと思ってる奴〜〜〜。」
「うるさいですねぇ、近代的な建物はみんなそういう感じなんです!!!!!」
内装もしっかりしてますよ〜〜〜。連絡通路を作っていかにも工場を運営しているオフィスっぽくもしてあります。」
「どれどれ、それなら私も一つ何か書いてあげるかな。」
「なにこれ。」
「言葉の通りだけど?」
「労働の準備は出来ていますか!!!!!??????」
「出来てません!」
「はい無能!!!!」
「ヒドイ」
「まぁここまでそれなりに出来ているように見えますけど・・・」
「めっちゃ張りぼて状態なんですよね・・・・・・・風吹き荒む木の葉まみれのオフィス。」
「なんだこれ草。」
10/20
「琶月さんの本拠地を拡充中です。電光掲示板が使えるようになってから何か色々設置したくなっちゃいますね。」
「どれ、私も設置に協力してやろう」
「何を書くのやら。」
「何これ?」
「いい仕事を啓蒙する看板だよ!今の世の中はシンプルさが評価される時代!」
「エンパイアステートビジネスジェスターカンパニー社は常にスマートなコミットをフィットあんとアジャストしていきます。」
「社名も発言も全くシンプルさを感じられない。」
「もっとこう、ユーモアとかかわいらしさとかも盛り込めませんか?」
「しょうがないなぁ。こんなのはどう。」
「何これ?????」
「わ・・わかんないっぴ・・・」
「ぬああああ〜〜〜なんかすごくムカつく〜〜〜〜〜」
「良いから働け!」
「あっ、はい。」
「建物作ってたらなんか良い感じに都市化してきたような気がします。壁ばっかりで天井がない張りぼて状態ですがいずれは建物として完成させる予定です。」
「今のうちに言っておくけど最終的に鉄や鋼鉄の最上位資材を組み合わせて作ることもザラになるから各工場で作った製品を簡単に輸送できるようにしておいてね。」
「え、それはつまりあれですか?工場で作った製品を車とかで輸送して別の工場に運び出す必要があるとかそんな感じですか?」
「究極的にはそうだね。資材を作るだけが工場づくりじゃない。ちゃんと輸送も考えていかないとね。」
「う〜〜〜ん、それなら今のうちに集積所を作っておいた方がいいかもしれないですねぇ。琶月さんも常々あちこちの工場に走り回って資材を確保するのちょっと面倒に思ってた所です。」
「というわけで本拠地の横に土台を一杯並べました。ここにコンテナをたくさん並べて保管庫を作りつつ、各工場で作った資材がここに運び込まれる自動輸送システムを構築したいと思います。」
「さらっと凄い事言ってるけど大丈夫?本当に作れる?」
「この優秀な琶月さんにお任せあれ!」
「どれ、お手並み拝見といこうか。」
「あ、でもすいません。天井とか壁並べるのに疲れたので今日はここまでで・・・。」
「はい無能〜〜〜!!!」
「なんでぇ〜〜〜!!!」
10/25
「というわけで今日は巨大倉庫建設に移りたいとおもいま〜〜す。」
「はよやらんかい。」
「風当たりが強い。」
「前回は土台を並べて終わりました。今回はコンテナを一杯並べていきます。」
「こんな適当にコンテナ並べちゃってどこに何を収容するのかちゃんと考えてるの?」
「ふっふっふ〜〜〜。今回の巨大倉庫は琶月さん最初から最後までちゃんと設計済みなのです。スーパー力作ですよ〜〜〜。」
「まず倉庫の前に保管する物の絵を電光パネルで表示させているので何が収容されているか、どこに収容するか分かりやすくしています。」
「ほぉ、これはいいね。」
「コンテナ1つだけだと割とすぐ溢れるので三段まで詰んで一杯保管できるようにしています。」
「保管する場所、保管場所が分かりやすいのは分かった。けどどうやって各工場で作った資材をここまで運んで保管するの?まさか手作業で保管したりしないよね?」
「ふっふっふ〜〜〜〜〜〜」
「もったいぶるな」
「スイマセン」
「その部分については今回新しく研究で開発したスマート分岐機を使って解決するつもりです!」
「ほぉ、スマート分岐機。これを使えばアイテムに応じて運び出す先を決める事が出来る装置だね。」
「そうですそうです、これを各コンテナ裏に1つずつ設置して保管アイテムが流れてきた場合はリフトを使って保管庫の中に収容、そうでないアイテムであれば次の分岐機へ運び出してまた判定にかけるといった感じです。」
「1つずつポチポチ設定するのは大変でしたがこれ以外に方法が思いつきませんでした。」
「最終的にはこんな感じになりました。右側からスタートして対応するアイテムがなければ中央のコンテナ群へ、そこにも対応するアイテムがなければ最奥となる一番左のコンテナ群へ向かう形です。」
「なるほど。これを確かにスタート地点から資材を流し込めばいずれは一致するコンテナにたどり着いて格納されていくね。」
「しかし問題はどうやって資材をスタート地点へ流し込むかだ。この倉庫群と工場は離れてるけどどうやって運ぶの?まさかスーパークソナガベルトコンベアを繋げるつもり?」
「ふっふっふ〜〜〜」
「今日の業務はここまで!!!!!!」
「あっ、あっ、あっ、琶月さんの力作案を聞いてからでも・・・(」
10/27
「さぁ、労働の時間だ。この間は早く終わったから今日は一段と長く働いてもらおう。」
「そういうのはお給料出してから言ってください。」
「えーっと、確か資材を保管するコンテナを沢山並べたところで終わりましたね。」
「そうそう。そしてそれをどうやって生産した工場からここまで運ぶのかを聞こう。」
「以前ジェスターさんが車を自動走行させる事が出来ると仰っていたのを思い出しまして今回は車を使って資材の運搬を行おうと思います。」
「というわけで道路の建設と荷下ろし場の建設に取り掛かります。今は?土台そのものですがそのうちアスファルトのコンクリート道路に置き換わる予定です。」
「これが積み下ろし機と荷下ろし機の役割を果たすドッキングステーション。」
「1つのドッキングステーションで荷下ろしと積み込みを同時に行う事は出来ないようなので二つ用意しています。今回はサーキットのピットインをイメージして道路とドッキングステーションを作っています。」
「そして土台をたくさん並べて見た目の色をアスファルトに変更させつつ、各工場まで道路を伸ばしていきます。」
「おお、すごい。ちゃんと道路になってる。」
「近代化の始まりですよぉ。えっへん。」
「ただ道路並べてたらこの最初に作った工場が野ざらしになってるのがすっごい気になったので・・・・。」
「ちょっと今のニーズに合わせて構成を変更させつつ建物化していきます。」
「鉄のロッドとか鉄板とか一番最初に作った下級資材ですが未だに建設で大量に消費するのでこれらだけを作る工場も終始必要な状態なんですよね・・・。」
「建物を二階建てにしてネジ・鉄板・鉄のロッドだけを専門に生産する工場へ。」
「これらの資材を車で運ばせるか考えたのですがあまりに近すぎるのでここはもう普通にベルトコンベアで繋げる事にしました。」
「クソナガ野ざらしベルトコンベアは減点対象。」
「別にいいでしょ〜〜!!!」
「運んできた資材をベルトコンベア分岐機の始点へ繋げてさっそく資材分配の試運転を行ってみました。きっちり対象の資材だけをコンテナの方へ移して保管してくれています!!」
「ちなみに・・・倉庫にこれ以上入りきれなくなったものについてはオーバーフローという設定で左側へ排出するように設定しています。」これをしないと後ろがつっかえて以降永遠に止まったままとなってしまいました。」
「余った資材はゴミ処理・・・」
「じゃなくてシンクに流してジェスタークーポンへ変えています。お得お得。」
「今便利なゴミ箱扱いされていた気がする。」
「気のせいですよ!」
「というわけでどうです?まだ車を使っての運搬は実現していませんが運ばれてきた資材を自動的に整理して対応するコンテナに保管するシステムまでは作りましたよ。」
「うんうん、すばらしい。これは最適化・合理化に役立つ大きなプロセス。」
「ところで最終的には鋼鉄製品を製造している工場とかは車で運搬するんだよね?燃料はどうするの?固形バイオ燃料については完全に手動じゃん。」」
「あ。」
「あ じゃないよ!!!!!!」