=笑顔
ずんちゃかずんちゃかBGMがなる街といえば・・・
そう。カウル!
昔の民族を思い出させてくれるこの街にも伝統やしきたりがある。
その街を訪れた人々はこの街から出るとき何処かうれしい顔して街を出る。
そんな中二人のペアが訪れた。
赤い髪をした人と銀髪した二人組が通る。
彼らの名前はシベリンとナヤトレイ。
シベリンという人には重い過去がある。
その重い過去を調べるためにも黒衣の剣士を探している。
そしてその途中ナヤトレイという少女を救う。
苗族の掟によりナヤトレイはシベリンのペアになる。
「ここがカウルか。」
「・・・・・そうね」
「S&Aの依頼で族長さんに会いにきたわけだから、とりあえず聞いてみよう」
「・・・・うん」
「それにしても人間の始まりみたいな村で面白いなぁ」
「・・・・そうだね」
ずっと話しを続けるシベリンだが結局それに対して相槌を打って終わる
そんなこんなで族長さんに会いにいく。
「こんにちは。自分達はS&Aの依頼を受けてあなたの所へやってきました」
「ようやく来てくれましたか。それでは依頼の内容というものはですね。
この村にはお札などの力で村に敵は入ってこないように結界などを作っています。
しかし実は・・・」
ここまで話しをしたときシベリンにある悪夢が思い浮かんだ」
「(げ・・・。まさか、前マキシミンとイスピンが愚痴をこぼしてたあの結界石事件を
やれっていうのかーー!?)」
「・・・・」
シベリンが青ざめた顔してるがお構いなしに話しを続ける
「人がこの村を襲ってきてしまうのです。結界が防ぐのはモンスターの形したものだけなのです。
そのため人まで防ぐことはできません。」
「その、悪い人って姿はどんな姿をしてるのですか?」
「黒いマントみたいなものを着ていて剣士です」
「・・・!」
「・・・・」
もしかしたら自分が捜し求めてる黒衣の剣士かもしれない。
とにかく正体を知るためにもこの依頼は引き受けよう
「わかりました。自分もその敵が気になりますのでぜひとも引きうけましょう。」
「ありがとうございます。では敵が来たときよろしくお願いします」
そして二人は外にでる。
もう既に夕暮れだ。夜にあいつが来たら少々見つけにくいだろうなぁ。っと思う
カウルの村外れにある土手でシベリンとナヤトレイは座った。
既に日は完全に暮れて星が見えている。
「なぁ。ナヤ。族長さんが言ってた黒いマントを着た剣士って黒衣の剣士のことだと思うか?」
「・・・わからない。」
「もし黒衣の剣士だったら俺は無我夢中で奴を倒して過去の記憶を思い出させてもらうかもな」
「・・・・・」
星と月の光がわずかにこの地を照らす。
すると隣からトゥートゥーが現れる。するとそのトゥートゥーは人懐っこいためか
シベリンの膝の上に上って寝てしまった。
「モンスターが人に懐くなんて珍しいな。」
「・・そうだね」
シベリンがトゥートゥーの背中を撫でる。
「さてと、そいじゃもう夜も遅い。カウルの宿屋で宿を取るか」
「・・・わかった」
トゥートゥーを芝生に置いてたちあがろうとしたその時だった。
カウルのほうから爆発した音が聞こえた。
突然のことだっため、二人は一瞬怯んでしまった。
それと同時に寝ていたトゥートゥーも起きてシベリンを登り頭のうえに乗っておびえる。
「もしかしたら黒衣の剣士かもしれない。急ごう!」
「わかった」
「君は危ないからここで隠れてね」
シベリンはトゥートゥーを芝生に置く。それに従ったのかトゥートゥーは逃げ出す。
そして二人はカウルに向かった
村に到着すると火が盛んに燃えていた。
村人たちは既に非難していたようだ。そのため怪我人はいないと思われる。
「・・・誰かいる!」
ナヤトレイがシベリンに言う。
そしてシベリンが目をよくこしらえて遠くを見る。
「あれは・・。やはり黒衣の剣士か!?」
やはり黒衣の剣士であった。その黒いマントを着てかウルの復活ポイントを壊している。
なぜ壊してるのかは理由はまだわからないがとにかく倒さねば。
シベリンは槍を手に持つと黒衣の剣士に襲いかかった
だが黒衣の剣士も剣でやりを受け止め、弾き返す。そしてその隙を見つけ
シベリンに 飛 を繰り出す。
無事なんとかシベリンはジャンプして回避する。
そのまま黒衣の剣士の頭を目掛けてジャンプ槍突きを繰り出す。
が、やはり避けられる。黒衣の剣士が避けた先にナヤトレイがいた。
ナヤトレイが黒衣の剣士を短剣で斬りつける。
マントを少しかすっただけだったが相手は少しよろけた。
その隙を見逃さずシベリンが槍で突く。
間違いなく黒衣の剣士の腹を貫通した。
ところが手応えがない。
「そっちは偽物だ」
「なっ」
いつのまにか本物の黒衣の剣士が後ろにいた
そして黒衣の剣士がシベリンの背中を斬りつける
終わった・・・・・・・・。しかしそう思うが痛みが来ない。
とっさに後ろを振り向くとナヤトレイが影分身を繰り出し
邪魔をしていた。
「レイ。助かった。」
「今のうちに抑えて」
分身が黒衣の剣士を掴んでる。
その隙にシベリンが黒衣の剣士を押し倒す。
そして首根っこを掴む
「貴様。俺を覚えてるか?」
「・・・・」
「答えろ!」
「ふん。」
すると突然黒衣の剣士が消えた
案の定背後にいた
エスケープでも使ったのか?
だが即座にシベリンも後ろを振り向き
槍を構えて大きく振る。
相手の動きが止まった。
その隙にナヤトレイが黒衣の剣士が斬りつけた。
黒衣の剣士がよろけた。
チャンスだ。
「食らえ!投龍!」
シベリンが槍先に気を集中し一気に放つ。
ところが、
「ミラーシールド!」
なんと投龍が跳ね返されこっちにむかってきた。
あまりの不意打ちに二人はダメージを追う。
「ぐ・・。」
「相変わらずだな。シベリン」
「おまえ・・。俺の過去を知ってるんだろ!」
「知らないな。さて、そろそろ死んでもらおうか」
黒衣の剣士が剣先に電気の力を貯め
シベリンとナヤトレイに向けて放った。
その時後ろから竜巻が飛んできて黒衣の剣士に命中した
「うわあぁぁぁ!!ボリスー!カウルが大変なことになってるよ!」
「これは大変だ。あの敵と思われる剣士を倒さねば」
運がよくボリスとルシアンが現れた。
流石にこの状態に黒衣の剣士はあせったのか高くジャンプし撤退した。
「わははー。僕の竜巻で相手は空高く吹っ飛んだぞー」
「・・・何か違う気もするが・・。それより・・・」
ここまで聞き取れたがその後シベリンは気絶してしまった
・・・・・・音もなく
・・・・・・何も見えない。
・・・・・・・ただ頭痛や怪我の痛みしか感じない。
・・・・・・・そうだ。ナヤトレイはどうしたんだろうか
「はっ!」
シベリンがガバッと起きる。
起きた場所はどこかのベットだった。
その足元にはレイが眠っていた。
恐らくずっと介護していたのかと思われた。
今まで何が起きたのかカウルの族長に聞いてきた。
あの後自分はルシアンとボリスっていう通りすがりのアクシピター剣士に助けられた。
その後黒衣の剣士は無事去っていたらしい。ただし復活ポイントの中に埋め込められた
誕生石というものを奪われたらしい。
その誕生石を奪われてからはもう黒衣の剣士はきていないらしい。
ちなみにシベリンは四日ぐらい寝ていたらしい。
その後ナヤトレイも居眠りから覚める。
任務はおそらく失敗。やや落ちこみ気味でカウルから出ようとする。
「・・・元気出して」
「・・・まぁ・・な・・。俺としては奴を逃がしたってのは少しショックだった。」
「・・・・また探せばいい」
「・・・・だよな・・・」
村を出ようとしたとき カタッ という音がした。
見るとトゥートゥーがいた。あのときのトゥートゥーだ。
「お、無事だったのか。よしよし。」
またこのトゥートゥーと出会えたことをうれしく思うシベリン。
背中を撫でようとしたとき背中に何か乗ってるのがわかった。
「ん。これはなんだ?」
シベリンがその背中にあった草みたいな物で作られた手紙を取り出す。
その手紙の内容はこう記してあった
黒衣の剣士、ライディアの方へ 走った
これだけしか書いてない。それも何かメチャクチャな字で
読むのに苦労した。
「もしかして・・これおまえが書いたのか?」
トゥートゥーが軽くうなずく。
モンスターが文字を書くなんて珍しい。
そして今ここでまた黒衣の剣士についての情報を得た。
「・・・よかったね」
「本当によかった。これでまた奴を追える」
その時トゥートゥーがシベリンの背中にしがみつく。
「よし、わかった。おまえも一緒に行くんだな。離れるなよ!」
そしてシベリンは笑顔でカウルを後にした。
どんなに辛いことがあっても、このカウルを通り出てくとき
あなたは笑顔になります。
後書き
カウルに入って戻るとき俺なんか必ず笑顔だった。
それを小説にしてみた。
絶対高い確率でカウルに入って出るとき笑顔の人いるはず。
ほら、カウル売りしてお金がイパーイ・・・はっ!すいません!小説台無しにしました(ぁ
てかなんか段々小説短くなってるような・・
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