先日めちゃくちゃ可愛いレミリアちゃんとフランちゃんのモデルをダウンロードしました。
例によってえっちな用途で使おうと思っていたのですが、エロ系の動画を作るうえで顔を紅潮させるのは重要な事なのでどう紅潮させるか考えていました。
実はこれまで下記の外付け用の照れアクセサリを使っていたのですが・・・
照れアクセサリ↓
こちらのアクセサリ、大変お手軽な一方でRay-MMDと組み合わせて使う場合いくつかの問題がありました。
最大の問題は外付けである以上浮いて見える部分です。
過去作品から例を取り上げるとこれが凄く分かりやすい気がします。
紅潮してる部分の境目が露骨に浮いてて分かりやすいんですよね。
角度や照明を工夫して可能な限り目立たないように努力していましたがやはり分かる人には分かるという問題がありました。
ちなみにこの浮いて見える問題はかなり古い作品ですがRay-mmdを使っていない場合はこんあ感じでかなり自然な風に見えます。
さて、これ何が原因かというとray-mmdは透過処理の入ったテクスチャというかモデルの取り扱いが凄い苦手なんですよね。まず無理だと思ってOKです。理屈は良く分かりません。
ただしこの浮いて見える問題はあくまで別のモデルのアクセサリとして使っているからそうなっている訳であって元々も出るの一つの材質として取り扱えばこういった問題は起きにくいです。理屈は良く分かりません。
そこで下記の情報を頼りに先日Miy式のレミリアちゃんとフランちゃんに照れモーフを移植させてみました。
移植の実際のやり方については上記動画の内容をご覧頂ければと思います。
で、実際に試した結果がこちらです。
あら〜〜〜可愛いですね〜〜〜〜。顔を赤らめちゃって〜〜〜。
やっぱ紅潮してくれないとえっちっぽさはでないですよねぇ。
ほら、レミリアちゃん口をあけてごらん(謎の指示
!?
れ、レミリアちゃん・・・その顔はどうしたの・・・?さっきの紅潮はどこへ・・・?
何か悪いものを見たようだ・・これは夢だ・・・。そうだ、レミリアちゃん。口はもう閉じていいから目を瞑って・・・。
!?!?
なんか変態仮面に見える。
これは一体????
表情を変えるだけでこのような問題が発生してはとてもじゃないが使えないぞ!!
さて、これが今回の主題といいますかやっと本題になるのですが手順にそってやってった所こうなっちゃったんですよねぇ。
原因は一体何なのかって話しですが、実際に上記動画内で照れモーフを作る工程で顔の材質だけを切り抜くシーンがあります。
このシーン。
このシーンで顔の材質の所だけを切り抜き、切り抜いた材質に照れテクスチャを貼り付ける事で照れパーツの作製を行っています。
イメージ的には顔のお面に、照れてる表情が描かれた半透明のシールを上からぺぺっと貼り付けるようなイメージです。
しかし、これ。顔の部分に照れテクスチャを貼り付けているだけでいわゆる目の部分やアイラインが存在している部分には照れテクスチャが貼られていません。
恐らく動画で取り扱っているモデルはそれで問題ないのかもしれませんが、今回使わせて頂いているモデルは目を閉じたり口をあけたりすると従来の顔の材質の頂点を移動させることで顔が僅かではありますが膨らんでしまい、結果無表情状態で貼り付けた照れ材質が中にめり込んでしまいこのような事になってしまったっぽいです。
まばたき や あ とかのモーフを確認してオフセット内容(?)を見てみると、顔の材質部分に値する面の位置を移動させるような作りになっています。
照れモーフを作ったタイミングならぴったり貼り付けられてる状態だったけど、キャラが目を閉じたり口をあけたりした結果、顔の形状に変化が生じてしまい(今回の場合はわずかながら顔が膨らんだ)結果破綻してしまったということですね。
つまり極端な話し、照れパーツを作製するときにキャラクターが最初から口を空けているなど最も形状的に膨らんでる状態で照れテクスチャを貼り付け出来ていればこの問題は恐らく回避できるような気がするのですが仕組み上それは出来ません。詳しい理由は素人なので良く分かりません。
ではどうすればいいのか。まず口を開けると顔が僅かに膨らむ形状になって内側にめり込んでしまう問題ですが、これは単純に照れパーツの部分を拡張拡大したり、極端な話し材質を手前に来るように移動させてしまえば解決です。これはYouTubeのコメントの方でも製作者様がフォローしてくれておりました。
一応手順としてはこんな感じ。
1.PmxEditorで追加した照れモーフの材質に絞り込みます。
2.左下に頂点を表示させるボタンがあるので押した後、追加した照れモーフの材質の頂点を全て囲って選択します。その後、「動」というボタン(オブジェクト操作)があるので押します。
※囲うと点の色のマークが変わります。
3.オブジェクト操作の画面で真ん中らへんに「値指定」というタブがあるので選択した後、重心というボタンがあるのでクリックします。最後にスケールの楯列で拡大させる倍率の数字を入力したあと、スケールと書かれてるボタンを押します。押さないと反映されないので注意。
ちなみに上のスクショでは1.00、1.02、1.02としていますがこの編は実際のモデルによってどれくらいが適切になるか大きく変わってくるので適宜調整していく必要が大事です。今回のモデルでは横幅を広げてしまうと実際の運用に支障が生じてしまっていたので1.00としています。
スクショの設定に加えて私は 移動 の楯列の上から三遍目の所に -0.05 と入力して移動のボタンを押し、照れ材質を顔の材質よりもっと手前に来るようにも調整しています。
この調整を行う事で・・・・。
見事口を開けても破綻しないようになりました。
ただし目を瞑ると以前変態仮面状態のままです。
これの原因はまた別でして、先ほどのこのスクショの部分を見て頂きたいのですが・・・。
目の所に穴があるのでそこの部分だけ照れモーフのテクスチャが塗られていない事が分かるかと思います。
ようは目を空けている時であれば普通目の上に照れモーフがかぶさる事はないのでそれはそれでいいんですが、目を閉じると顔の肌の部分が見えるようになり、でもその部分は照れテクスチャが塗られていないので結果変態仮面になるというわけです。これはそもそもそこに照れのテクスチャが塗られていない以上、いくらオブジェクト操作したところでどうしようもない。
ではこのままレミリアちゃんには一生目を閉じないでもらう生活を送ってもらう必要があるのか?それはいくらなんでも酷である。
これの解決法を見出すのにえらい時間かかりまして、最終的に私が見つけた解決手段は下記になります。
まず照れパーツ作成Stepの時に顔の材質だけを切りぬき、照れパーツを作製するステップがあると思いますが、この時顔の材質だけを切り抜くのではなく、白目や瞳、アイラインの材質も一緒に切り抜きました。
こんな感じに動画の説明では顔の材質だけの所を、白目やアイライン、瞳の材質も存在するようにさせました。
その後の工程は動画にそって残した材質一つ一つ材質タブから描写・エッジ・toonなどの設定を消していき、材質名を頭に照れ追加というのを付け加えていきました。
本体とマージ後の材質画面ですがこんな感じ。
これにより瞳の部分にも照れテクスチャが描写されるようになり、結果目を閉じてもきちんと描写されるようになります。逆にこれによって紅潮させると瞳の部分もかぶさってる所が赤くなりますが正直全然違和感なかったので大丈夫だと思います。多分。というか今までがそうだったし。
ちなみに今回のモデルに関してはステップ的には先にこの目の部分の材質も残して照れパーツを作製がファーストステップで、この工程を行った後にオブジェクト操作で照れパーツを顔の全面に移動させたり膨らませたりするような形になります。将来の俺よ、同じ作業するとき忘れるなよ!
そんなこんなで・・・・。
無事目を閉じても口をあけても紅潮させるレミリアちゃんが完成しました。
Ray-mmdを適当させた上で動かしても・・・。
問題なく動作しています。左が紅潮させた時、右がさせる前。あったほうがえっちですね。
ただですねぇ・・・。
な〜〜〜んかやっぱりちがうんだよなぁ。
これはもう完全に個人の主観なんですが照れモーフが顔の真ん中の所にしかなくて頬の方にまで伸びていないのが凄い気になるんですよね。
うちの友人に聞いたら照れっぽさも感じられはするけど鼻かんで赤くなったような感触の方が強いっていうパンチを食らいました。ぐえー。
頬の方にまで照れを伸ばす方法として前述したオブジェクト操作によって横幅にスケールさせれば一応は解決できます。
できますが、ray-mmdでこれをやるとピンク色の霧がレミリアちゃんの顔の外に突き出し凄まじい勢いでチラついて妨害してきます。もう素人の私ではマジでどうしようもなかった。
それこそページ上部に書いた外付けの照れアクセサリを貼り付けたかのような浮きっぷり。
これに関して色々悩んだんですが大人しく照れテクスチャの中身そのものを横に広げるのが最強だと思い、直接テクスチャを弄る事にしました。
元のテクスチャはこちらです。
透明度の情報を持つのでいきなり画像だけはっつけるといきなり赤いなんかぼんやりしたシミみたいなのが出てきてびびるなこれ。
この画像サイズそのものを変えず、照れの部分に値するところを横に広げちまえば良いのでは?っということで下記ツールを作って照れ部分を横に拡張させました。
PEKOSTEP
https://www.peko-step.com/tool/alphachannel.html
ここに照れテクスチャを画像読み込みさせた後、選択範囲からコピー&貼り付け+貼り付けた部分を10度回転させて湾曲するように加工しました。
後は消しゴムで透明度情報を適度に持たせたり修正したりして画像サイズはそのままに照れ部分を横に大きく拡張させたものを作りました。
後はPMXEditorで照れテクスチャを今作ったものに置き換え・・・そして!
ついに理想のレミリアちゃんに出会えました・・・。
これにて完了!!!
一応この手順に則ってフランちゃんの方も出来たので照れテクスチャさえ何とかなれば大丈夫だと思います。
照れテクスチャに関してはモデルによってサイズの良し悪しがあって一概にこれを使えばいいというのは言えないため、この点だけ試行錯誤を要すると思います。
最後に・・・。
今回アダムスミスさんの照れモーフ・赤面モーフ作製動画講座は大変お世話になりました。本当に感謝しております。
あの講座動画と照れテクスチャがなければ私には到底無理な作業でした。知識を深める事も出来ましたし深く感謝しております・・・!!ありがとうございました・・・!