キュピルを落とし込める時に先に自らが果てないように訓練・・・という名義で性感マッサージを施してくれるお店へやってきた輝月と琶月。
お店へ入り、部屋の奥へと案内されたのであった。
一つしかない部屋の扉を開けると、そこは受付カウンターのあったフロアと同じぐらいの広さのマッサージ部屋が存在していた。
照明はやや暗く、ウォールランプで微かに周囲を照らしている程度だ。
この部屋にも観葉植物の植木鉢が並べられており、入口と同じように不思議な匂いがする。部屋のやや隅には一台だけベッドがあり、恐らくそこでマッサージをするのであろう。
ベッドの隣には衣装棚の物置き場がある。その対格上にソファーが一つ存在し、ふわふわのクッションが数個とお菓子がいくつか置かれていた。
琶月
「わぁ、凄い。」
ナイトメア
「琶月ちゃん、どうぞ座って頂戴。」
ナイトメアが琶月をソファーの上に座らせる。
ソファーに腰を掛けると、自重(じじゅう)でソファーが沈み琶月を受け止めてくれる。近くのふわふわなクッションを手に取りそれを抱きかかえるようにして座った。
ただ、そうしているだけで気持ちが落ち着き癒されていくような気がした。
琶月
「なんだかこのまま座っていると眠くなっちゃいそうです。」
ナイトメア
「もしも眠くなったら寝ちゃってもいいわよ。輝月さんのマッサージを終えたら起こしてあげる。
・・・・あ、ところで輝月さん。彼女・・・琶月さんをこの部屋に居させても大丈夫かしら?」
輝月が不思議そうな表情でナイトメアに問い返した。
輝月
「むぅ?別に構わぬが何故そのようなことを?」
ナイトメア
「普通性感マッサージっていうのは受けている所は他の方に見られたくない者だから。気が散ってリラックス出来ないっていうのは少し避けたいの。」
輝月
「ふっ、私は別に構わぬ。」
ナイトメア
「へぇ、慣れているのね。」
琶月
「あ、いや、そのー・・・。師匠の場合そういう事じゃなくて・・・。」
何かを伝えようとしたがあまりにも声が小さく二人とも聞こえなかったようだ。
ナイトメア
「それじゃ輝月さん。まずはその衣装を脱いで頂戴。脱いだ服はそちらの編籠をお使いください。」
輝月
「ふむ。琶月!」
琶月
「あ、はい!」
輝月が琶月を呼び、和服の裾を解かせ脱ぐ手伝いをさせる。
いそいそと裾を解く琶月を余所に輝月がナイトメアに語りかけた。
輝月
「裸になれば良いのか?」
ナイトメア
「下着はお任せ致します。全裸になるのが恥ずかしいのであれば脱がなくても結構です。」
ちょうど琶月が裾を解き、腕を少しだけ広げて和服を脱がさせた。今、輝月が肌身に着けている衣類(?)は胸元を巻きつけているサラシ一枚と
少しだけゴムの緩そうなオレンジと白の縞々パンツの一枚。
脱がした和服は琶月が編籠の中に綺麗に畳んで入れると、琶月は再びふかふかなソファーの上へ座りに戻っていった。
ナイトメア
「可愛らしい下着を履いていらっしゃるのですね。」
琶月
「(勿論です!私が買ってきましたからね!)」
ナイトメアの語りかけには答えず、少し輝月が考えるそぶりを見せ、そして。
輝月
「少しこの部屋は肌寒いな。サラシだけは取るが、下着はこのままにしてもらおう。」
ナイトメア
「はい。わかりました。それでは、そちらのベッドの上で俯せになってください。」
部屋の隅に一つだけあるベッドに乗り、枕の上に顎を載せて俯せになった。
輝月の赤く長い髪の毛が背中を隠し、お尻の元まで伸びている。輝月がベッドの上で俯せになったのを確認すると照明を更に落とし部屋を暗くした。
足元は見えるが、茶色のフローリング床の模様はよくよく目をこらえて見ないと分らない。
ナイトメア
「それでは、マッサージを始めさせて頂きます。」
輝月
「うむ。」
ナイトメアが輝月の背中に手を触れると、まずはゆっくりと髪の毛を背中の上からベッドの上へと降ろした。
背中を触れるのに遮るものが無くなると、ゆっくり撫でるように手を動かし始めた。
琶月
「(ドキドキ・・・・。)」
性感マッサージの意味を知っている琶月がクッションに顔を半分埋めながら施術の様子を見ている。
普段輝月が琶月に頼むマッサージと同じように、輝月の筋肉を解してゆく。
輝月
「む?性感マッサージというのはどういう物か知らぬが、ただのマッサージなのか?」
ナイトメア
「性感マッサージの本質は気持ちよくなる事。あまり深く考えず、目を閉じてリラックスしてくださいね。眠くなったら眠っちゃっても構いません。」
輝月
「ふむ・・・・。まぁ、琶月よりは上手じゃな。」
琶月
「あーー!!!酷い酷い!プロに勝てる訳ないです!!」
ナイトメア
「ふふふ、お喋りも良いですけど今だけは我慢してくださいね?」
輝月
「そうじゃな、琶月と喋っておると疲れる。」
琶月
「むぐぐぐぐぐぐぐぐ・・・・・・・・・。」
物凄く琶月が物申したげそうな仕草と表情を取るが、ナイトメアと輝月の事情を優先して叫ぶのを我慢する。
マッサージは背中のツボを始めとし、輝月の華奢な体つきをマッサージしていく。
マッサージは輝月の小さな肩、細い腕、へと進んでいく。ナイトメアの手の平が輝月の手へと触れると輝月の手の平をゆっくりとツボを押してゆく。
普段のマッサージとは違う、熟練の確かな動きに輝月は段々と眠くなってきたようだ。
手の平のマッサージを終えると再びナイトメアの手の平は腕、肩、背中へと移っていき腰、お尻へと手の平を滑らせていく。
そのまま太もも、脹脛へ手の平が滑っていくとナイトメアは重点的に脹脛と太もものマッサージを始めた。
ナイトメア
「よく動いていらっしゃるみたいですね。」
輝月
「武人じゃからな。」
ナイトメア
「あら、冒険者なのですか?」
輝月
「いや、違う。」
ナイトメア
「それでも、戦ってらっしゃるのでしょう?それなのに、綺麗な体をしていますね。」
輝月
「・・・・真か?」
意外にも輝月が綺麗な体という言葉に食いついた。
ナイトメア
「ええ、勿論。輝月さんのファンはきっと多いですよ。」
輝月
「ファン?」
ナイトメア
「そうです。例えば、輝月さんを彼女にしたい・・・とかですね。」
輝月
「ほ、本当かどうかわからぬな。」
一瞬輝月が動揺した。
意識している相手がいる。ただその動揺した一言でナイトメアはそれをわかった。
でも、その事について追及することなく、ただマッサージを続けていく。
マッサージを始めてからおよそ15分が経過した。
十分に体はほぐれ、始めは肌寒さを感じていたが血行がよくなったためか、体はポカポカと暖かい。
マッサージの気持ちよさに輝月がウトウトし始めたちょうどその時。ナイトメアが輝月の耳元で一言囁いた。
ナイトメア
「オイル、塗りますね。最初はヒンヤリしていますけど、だんだんポカポカしていきますから。」
輝月
「ん・・・。」
うわ言のような返事をする。
ナイトメアがプラスチックボトルを手に取り、オイルを出して手の平の上でしっかり馴染ませた後輝月の背中からオイルを塗り始めて行った。
オイルで濡れたナイトメアの手の平が輝月の背中に触れると、一瞬ヒヤッとし思わず体が震えた。
まるで輝月の体温でオイルを温めたことを確認したかのような動きを取ると、ゆっくりとオイルを付け足しながら輝月の体全身へ塗っていく。
背中、肩、腕、手。そして腰、太もも、脹脛、足。やや粘着するオイルを輝月の体全身に塗っていく。
ナイトメア
「下着は濡らしても大丈夫ですか?大丈夫であればお尻にもオイルを塗っていきます。もし、濡らしたくないけれど着けていたいのであればお店の下着をご用意します。」
輝月
「別に構わぬ。」
ナイトメア
「はい、わかりました。」
輝月から了承を得ると、オイルを少々多めに出しパンツの上からオイルを浸透させお尻にも塗っていく。
先程の筋肉を揉んでいくマッサージではなく、今はオイルを肌に浸透させるためのマッサージをナイトメアは行っている。
ナイトメア
「俯せから仰向けになって頂けますか?」
指示を受けると、輝月は体を動かしベッドから落ちないように気を付けながら仰向けになった。
輝月が仰向けになると、ナイトメアは再びプラスチックのボトルからオイルを出しもう一度腕、肩へ塗っていく。
次にお腹のへそにオイルを垂らし、小さく円状に広げていく。徐々に描く円は大きくなっていきお腹全体にオイルを塗っていく。
そして胸。胸の中央にオイルを垂らし同じように初めは小さな円状に、でも徐々に描く円は大きくなっていく。
普段は誰も口出すことはないが、輝月も琶月と等しい程に胸がない。二人の違いはただそれを気にしているかいないかの差。
膨らみを感じられない胸にナイトメアはオイルを塗り広げていく。
普段、胸を触る事も触られることもない輝月にとって、それは何かもどかしい気持ちになった。
乳首に触れるか触れないか、ギリギリの所を触られ塗られていく。つい、胸の方へ意識が行く輝月。するとナイトメアが輝月に語りかけてきた。
ナイトメア
「輝月さん。くすぐったいですか?」
不意に話しかけられ、返答に少し時間がかかってしまった。
輝月
「少し・・・くすぐったいやもしれぬ。」
ナイトメアがオイルを胸、脇、横腹など人がくすぐったいと感じられる場所にオイルを塗り広げていきながら、輝月の耳元で囁いた。
ナイトメア
「普段、人がくすぐったいって感じる場所は、ある感覚に変化する性質を持っています。
その感覚、何だと思いますか?」
輝月
「・・・・わからぬ。」
ナイトメア
「勿論、そうですよね。・・・その答えは、もうちょっとしたら教えて差し上げます。」
ナイトメアの手が胸元から離れる。結局乳首に触れることはなかった。
ナイトメア
「もしかして、期待していましたか?」
一瞬輝月がドキッとした。
思わずナイトメアの方へ顔を向け視線を合わせてしまった。少しだけ恥ずかしくなり視線を逸らそうとしたが、不思議な事に視線を逸らすことはできなかった。
ナイトメア
「乳首、触る前にこっちにもオイルを塗ります。」
そういうとナイトメアは輝月と視線を合わせたままオイルの入ったプラスチックボトルを輝月の股の上へと動かしていく。
そして、そのままゆっくりとボトルを傾けるとトロトロとオイルは輝月の股・・・アソコの上へと垂れた。
輝月
「んっ。」
小さな声が漏れた。
オイルが輝月のパンツを濡らして、アソコへと浸透していく。でもナイトメアは触ることなく、ただオイルを垂らしただけで終わってしまった。
もどかしい。体をもぞもぞと動かす。
輝月
「(私には性の知識はないが・・・。乳首や・・・そこを触られるのではないのか・・・?)」
乳首と同じようにアソコにオイルを垂らされただけで触られることはない。
輝月
「・・・そこは・・・・触らぬのか・・・?」
ナイトメア
「触ってほしいですか?」
輝月
「っ・・・。」
ふいに出てしまった一言。ナイトメアの返答で自分が恥ずかしい発言をしていたことに気づく。
ナイトメア
「大丈夫です。もうちょっとしたら・・・触ってあげます。」
一瞬心臓が跳ねた。いつ、触られるだろうか?
ナイトメア
「まだドキドキしちゃだめですよ。」
ナイトメアに心を見透かされている。深呼吸して心を落ち着かせようとする。
ナイトメア
「もうちょっとしたら・・・乳首触って・・・そこを触って・・・気持ちよくしてあげますから。」
その一言にまた心臓が跳ねた。ドキドキしちゃだめと言いながら、ナイトメアの言動は明らかに輝月の心を興奮させようとしている。
ナイトメア
「もう一度、マッサージしますよ。」
輝月の体から離れていたナイトメアの手が、再び輝月の肌に触れる。ナイトメアの指の先が輝月の肌に触れると
指先だけで輝月の体をお腹から胸の方へとゆっくりと指を滑らせた。
その瞬間、体がゾクゾクと震え一瞬息が荒くなった。
何が起きたのか分らない。不思議そうな表情をしているとナイトメアが話しかけてきた。
ナイトメア
「先程・・・私が質問した言葉。覚えていらっしゃいますか?」
ナイトメアがさっき質問した内容・・・。
輝月
「・・・くすぐったい感覚が変化する・・・っという話か?」
少しだけ息を荒くして輝月が答えた。
ナイトメアが大きく頷くと、再び輝月の胸から肩、腕へと指を滑らせた。
ゾワゾワ、ゾクゾクとした今まであまり経験したことのない不思議な感覚が輝月に襲いかかる。
ナイトメア
「人がくすぐったいって感じる場所はですね・・・・。性感帯なんです。
普段、日常生活を送っている中では触られてもただくすぐったいだけ・・・・。でも・・・エッチな気持ちになってくると、そこを触られると・・・。」
ナイトメアが輝月の脇周辺に指を走らせ、そして最後は乳首ギリギリの所まで指を滑らせた。
思わず甘い溜息が漏れ、足をもぞもぞと動かした。
ナイトメア
「はい・・・。輝月さん。・・・今、あなたはとっても・・・エッチな気持ちになっています。」
突然心がバクバクと高鳴り始め、息が荒くなり始めた。こんな感覚は輝月にとって初めてだった。悪い気持ちではない。ただ、心がとても切ない。
この先・・・どうなってしまうのか。今、物凄く興味がわいている。
ナイトメア
「私の指の動き・・・しっかり追って・・・。」
ナイトメアの指の動きを体で感じていく。
乳首ギリギリの所を這っていく・・・・。まだ、触れられていないのに皮膚が敏感になっていて息が荒くなる。
・・・そして指はお腹のあたりへ戻っていき・・・そしてパンツの上をとおっていき輝月の太ももへと指を滑らせていく。
内腿を触られると体が一瞬ビクッと跳ねた。
ナイトメア
「心音が私にも伝わってきていますよ。」
輝月
「っ・・はぁ・・・。」
思わず甘い吐息が大きく漏れた。
ナイトメア
「目を瞑って・・・。」
言われた通り目を瞑る。
太腿の上で滑らせていた指が離れる。ナイトメアの指は、次はどこを触ってくれるのか・・・。
十秒間。どこも触られずもどかしい気持ちになっていた次の瞬間。
ナイトメア
「・・・・きゅ。」
ナイトメアがそうつぶやいた瞬間。乳首を摘ままれた。
輝月
「ひゃっ・・・!?」
ナイトメア
「甘い声。・・・出ちゃいましたね。」
まるで自分じゃない誰かが出したかのような。普段の生活からではとても想像できない、それこそか弱い女の子のような声が出てしまった。
それがまた自分を凄く興奮させ、だんだんと頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。
ナイトメアが乳首を摘まんだり離されたり。転がされたり焦らされたり・・・。乳首をずっと弄られる。弄られるたびにピリピリと体にまるで微弱電流が流れたかのように時々体が跳ね、その旅に体が、心が切なくっていく。
快楽の扉を潜り始めようとする輝月。初めて、輝月の甘い声を聞き、その一部始終を見ていた琶月の心もドキドキし始めた。
琶月
「(師匠・・・気持ちよさそう・・・・。)」
ふわふわのクッションに顔を半分埋め、ソファーの上で体育座りしながら輝月の様子を見つめる琶月。
琶月が見ている中、輝月は琶月の存在を忘れ徐々に声が大きくなっていた。
足を何度ももぞもぞを動かし、早くある場所を触ってほしそうにしていた。
ナイトメア
「内股を何度ももぞもぞさせて・・・どうかしましたか?」
意地悪気にナイトメアが輝月に問いかけた。
輝月が顔を紅潮させ、目をとろんとさせてナイトメアに答えた。
輝月
「体が・・・切ない・・・。そこが・・・むずむずする・・・。」
ナイトメア
「触って・・・欲しいですか?」
輝月が物欲しげそうな顔をしながらゆっくりと頷く。
ナイトメアが魅惑的な笑みを浮かべながら、輝月の耳元で囁いた。
ナイトメア
「触ってほしそうですね。・・・き・つ・き『ちゃん』。・・・また・・・目を瞑って。」
輝月が目を瞑る。
・・・来る・・・きっと来る。
・・・・そして待つこと数十秒。
不意に、ナイトメアの指が輝月のクリトリスをパンツの上からグリグリと押した。
体がビクビクと跳ね、大きな溜息が漏れた。
輝月
「っぁ・・!はぁぁぁ・・・・。」
そのままナイトメアは輝月のクリトリスをパンツの上から触り続け、器用に、上手に転がしていく。
クリトリスを触られるたびに、体がピクピクと反応し声が漏れだす。
じっくり転がしたり、時々指先でクリトリスを押し潰したり。指で摘まんだり爪で弾いたり。
クリトリスを苛められ度に輝月の口から甘い声が漏れ、徐々に声のトーンが高くなっていく。
だけど、ナイトメアはそこでクリトリスを弄るのをやめてしまった。
輝月
「あっ・・・。」
じんわりとした快楽の余韻がアソコを中心に広がっている。
もっと触ってほしかった。心の中でそうつぶやく輝月。
ナイトメア
「クリトリス。もっと苛めてほしかったですか?」
ナイトメアが顔を近づけさせながら輝月に問いかけた。
流石に恥ずかしかったのか、輝月は顔を赤くし視線を逸らした。
ナイトメア
「安心してください。後で・・・たーくさん。輝月ちゃんの可愛いクリトリスをたくさん苛めてあげます。
クリトリスたくさん触られて・・・苛められて・・・どんどん気持ちよくなって。もう無理・・・もうだめ・・って泣いちゃうぐらい。
だけど今はまだだーめ。・・・お預けです。」
今までで一番心臓が早く鼓動している。間違いなく、クリトリスを苛められるのを期待している。
ナイトメアが輝月を焦らしながら心を興奮させ、快感に集中させる。輝月はもう快感を追う事に夢中になっている。
ナイトメアがまた輝月の耳元で小さな声で囁いた。
ナイトメア
「輝月さんの体に塗りたくった・・・そのオイル。媚薬入りです。」
輝月
「媚薬・・・・?」
ナイトメア
「どんどんエッチな気持ちになって・・・体がむず痒いくらい敏感になって・・・泣いて喜んじゃうくらい、気持ちよくなっちゃうお薬です。
もうすっかり、輝月ちゃんの体には媚薬が回っています。」
体が熱い。それは媚薬のせい?
不意にナイトメアが指先で体を軽く触れてきた。そのまま軽くなぞられるだけで体をビクビクと震わせ快楽を感じる。
先程なぞられた時とは比べ物にならない感覚。
ナイトメア
「媚薬を塗られただけでこんなに感じることはありません。では、何故こんなにも輝月ちゃんは感じてしまうのか?」
息を荒くする輝月の耳元で小さくつぶやいた。
ナイトメア
「それは・・・今、輝月ちゃんがとってもエッチな気持ちでいるからです。
ここ。・・・どうなっているんでしょうね?」
ナイトメアが輝月のアソコを覆いかぶせるように指を置き、くちゅくちゅとわざと水音を立てながら輝月のアソコを擦った。
ナイトメア
「中はもう・・・とろとろ・・・。」
輝月
「んっ・・はぁ・・・はぁ・・。」
ナイトメア
「こーこ。」
ナイトメアが輝月のパンツを横にずらすと、あそこの中へと指を入れる。
膣内はナイトメアが言っていた通り、既に愛液であふれており、とろとろと零れ落ちていく。
ナイトメアが輝月の様子を伺いながら膣内の中を軽く擦りあげる。すると、ナイトメアがある事に気が付いた。
ナイトメア
「・・・・あら?輝月ちゃん・・・。処女だったのですね。」
輝月が恥ずかしそうにうなずいた。
琶月
「(それを聞いてちょっと安心しました。)」
ナイトメア
「大事な所はちゃんと好きな人にあげてください。私はこれ以上深く指は入れません。
でも・・・安心してください。浅い所だけでも、泣いちゃうぐらい気持ちよくなる場所があります。」
再びナイトメアが輝月の膣内の浅い所を擦り始めた。
どこを擦っても輝月が腰を浮かせながら深いため息を吐き続ける。しかし、ある所を擦りあげた瞬間、輝月の体がビクビクビクと軽く痙攣を起こしたかのように震え、ぎゅっとベットのシーツを握りしめた。
輝月
「あぁぁぅっ・・・!!!んんぁっ・・・!!!!」
ナイトメア
「見つけた。・・・輝月ちゃんは、ここが弱いんだね。」
輝月が大きく反応したある一点を擦り続ける。輝月の口から悲鳴にも似た叫び声が上がる。
徐々に、徐々に擦りあげる速度が上がっていき・・・そして。
ナイトメア
「一回、イってみよっか。」
ナイトメアがそう口にした瞬間。空いていた左手で輝月のクリトリスを摘まみあげ、こりこり擦りつつ右手で膣内の敏感な所を責めあげた。
輝月が腰を跳ねさせ逃げようとするが、いくら腰が跳ねてもナイトメアが輝月の弱点から離れることはなかった。
ナイトメア
「イきそう?ほら、イク時はちゃんと、イクって言って。そうするともっと気持ちよくなれるよ。」
そう言われた瞬間、輝月が声を大きくして叫び始めた。
輝月
「イ・・・クッ・・・!!イクッッ!!・・・っぁぁ!!!!はぁっ・・・!!!!」
どんどん追い詰められて行き、次第に下腹部がぴくぴくと痙攣し始め次の瞬間。体全身が痙攣し、視界が真っ白になり、頭の中が快楽で埋め尽くされた。
輝月
「っっっっっ!!!!!」
声を上げることもできず、津波のように襲い掛かる快楽に輝月はただ体をガクガクと震わせ、懸命にシーツを握りしめ快楽を甘受する。
輝月は今、初めて絶頂を迎えた。
膣が痙攣して懸命に収縮を繰り返しナイトメアの指を離さない。
アソコからは愛液が溢れ出し、パンツからは吸いきれなかった愛液が滴り落ちてゆく。
全ての事がどうでもよくなってしまう程、イクという感覚は強烈な物でこの世にこんなにも気持ちの良い事がある事を輝月は初めて知った。
絶頂の余韻はなかなか引かない。アソコがジンジンと疼き続け、膣がまだ勝手に収縮を繰り返している。その収縮運動そのものがまた快楽を生み絶頂の余韻を長引かせていた。
輝月が初めて絶頂を迎えてから数分が経過した。ようやく絶頂は引き始め、ホワイトアウトしていた視界も徐々に戻り薄暗い天井が見え始めた。
荒い息も徐々に整い始め、ジーンとした甘い余興に浸る。
ナイトメア
「イっちゃい・・・ましたね。」
今の今まで気づかなかったが、顔が涙で濡れていた。ナイトメアが言っていた通り、まるで快楽に喜んで涙してしまったかのようだ。
ナイトメア
「これが、イクって事なんです。・・・とっても気持ちが良くて、頭が真っ白になって・・・。良いですよね?
イク事は悪い事ではありません。体も心も満たしてくれる、生きていくうえでとても大切な感覚です。」
ナイトメアが輝月の頭を撫でながら、まるで子供を寝かせつけるかのように優しい声で語り続けた。
ナイトメア
「人の三大欲求を知っていますか?・・・答えなくても結構ですよ。
一つは食べる事。もう一つは寝る事。・・・そして、最後は性欲・・・イッて気持ち良くなることです。
そう、イって気持ちよくなることは生きていくうえで必要なこと。恥ずかしがることも、嫌悪に思う必要はありません。イク事はとても素敵なこと。」
輝月の頭を撫でながら、ナイトメアは不意に後ろを振り向いた。
琶月とナイトメアの視線が合い、思わず琶月がビクッと震えた。
琶月
「わっ!」
ナイトメア
「・・・琶月ちゃんも、イッてみます?」
一瞬で琶月の顔が赤くなり、両手と首を横に振った。
琶月
「わ、わ、わ、わ、わ、わ、私は遠慮しておきますっ!!」
ナイトメア
「心臓の音。バクバク鳴ってるの丸聞こえよ?」
琶月
「うっ、えぇっと・・そのぉ・・・。」
ナイトメア
「気、変わったら教えてちょうだいね?」
琶月が物凄く恥ずかしそうにうなずいた。
ナイトメアが苦笑いすると、再び輝月の方に振り返った。
ナイトメア
「そろそろ落ち着いたかしら?輝月ちゃん、ここ、来たときどのようにして欲しいのか覚えているかしら?」
輝月
「・・・・なんじゃったか・・・。」
まだ息を整えながら輝月が答えた。
ナイトメア
「・・・激しく、よ。そろそろ、次。いこっか。」
続く