This war of mine DAY2







マルコだ。

探索を終えてちょうど隠れ家に帰ってきたところだ。
ここ最近の探索と比べたら本当に良い物資を見つけて帰ってこれたと思っているよ。
秩序が崩壊しているこの国では必要な物資は全て外から拾ってこないといけない。
残念だが札束をいくら積んだ所で綺麗な水の一滴すら買えねーんだよ。


※その日の収穫結果は皆に共有していることにしている。たとえ結果が悪かったとしてもね。

さて、持ち帰った物資を確認してみよう。
今日俺が持ち帰った物資は・・・木材が12個、ガラクタが24個、生肉が4つに野菜が1つか。
食料がこんなにもあるのは素晴らしいな。・・・それでも、1日1食に抑えても二日で持たないのか・・・。改めて俺等が置かれている辛い状況を実感するな。
それとブルーワからの報告だが、昨日は夜盗も特に来なかったみたいで穏やかな夜だったようだ。


※新しい一日を迎えるたびに俺達はその夜に起きた出来事を共有する。襲撃があったり誰かに異変が起きたりするとここで共有される。

集めたガラクタと木材を使ってさっそく調理コンロを作ろう。
料理はきちんと焼いて食べねば腹を壊してしまう。勿論そのまま食うことも出来るが・・・それは最終手段だな。
さっそく作業台から調理コンロを作ろう。ガラクタ10個に木材が5個あれば作れるだろう。
おっと、コンロを作るって言っても薪をくべる事の出来るスペースを確保するだけの作業なんだけどな。
ついでに言っておくがガスなんかないから調理する際は薪とか本とか何か燃やせるものが必要になる。



※食材は生のままより調理したほうが栄養価が高くなり病気に対する抵抗力も強くなる。調理コンロは早めに用意しておきたいって思っていたんだ。

調理コンロはベッドの傍に作ることにした。
パヴレの体調がまだ良くならないようだ。起きてすぐ飯にありつけるようにしておいてやろう。



俺達が調理コンロを作ろうといたときパブレがおきてきた。
あいつ、自分が寝ている事に罪悪感を感じているらしい。全く、あいつは人が良すぎるな。この戦時下においてあんなハートを持っている奴はもう殆ど見かけないね。
俺の予想だけどあいつ、欝耐性低そうだな。

欝、それは銃弾と同じように時には人をも殺してしまうこともある恐ろしい病気の一つだ。
この戦時下、気が滅入って落ち込む奴は多い。いや、落ち込まないほうがどうかしている。だがそれが行き過ぎて自殺しちまうやつもいる。まぁ、今はまだ俺達の間では心配すべき人はいないみたいだけどな。

とりあえずパヴレが「調理コンロは俺が作っておくから、二人は深夜の疲れを今のうちにとってくれ」って言ってきやがったから、言葉に甘えて俺は休むことにしたよ。
この様子を見ると今日も俺が探索に行かなきゃいけないだろうしね。


※夜、寝なかったメンバーは疲労が溜まっている。人間誰でも睡眠は必要だ。寝ない期間が長く続くと体調を崩したり走ることが出来なくなったりする。夜に防衛や探索を行っていたなら昼間に寝るように心がけよう。

しかしベッドが一つしかないのは痛いな。ベッドをもう一個つくろうとも思ったが資材が足りない。
だが調理コンロは欲しい。・・・全く、人生上手くいかないもんだな。とにかく今は調理コンロのが優先だ。まずはブルーワが先に寝てその後俺が寝る。

しばらくして調理コンロが完成したようだ。



ああ、俺も腹減ったよ。さっそく調理して何か食いたいところだけど少し冷静になって考えよう。
俺達が持っている食材は生肉6つに野菜が1つ。1日1食に抑えたとしても二日で底をついちまう。
そこでだ、2日に1食にしないか?

・・・冗談、冗談だって。・・・え?なに?マジで2日に1食にする気か?おいおいおい、パヴレ、悪かった。今のは俺のジョーク・・・って、あいつ聞いてねぇ・・。マジかよ・・・。
・・・まぁ、この隠れ家に来る前までは2日に1食でずっと凌いでたからな・・・変わらないか・・・。いや、しかし・・・・。
・・・もういい、考えるだけで腹が減りそうだ。よそう。これから奇数日に食事をとることにする。
今日は二日目だから・・・食事はなしか。ちぇ。餓死せずに生きてられるのか?俺?

ところで、この簡易コンロ。少しつくりが悪い。
これでも火を起こせば料理できることは間違いないんだが1回の料理に多くの燃料を注ぎ込まないと料理が出来なさそうだ。
改良を加える余地があるな。


※多くの道具はアップグレードすることができる。調理コンロの場合、アップグレードすれば必要な燃料を少なめに抑えることが出来る。

しかし改良するにはガラクタが足りないな、今日の夜また持ってくるか。
ちなみに燃料は木材や本なら一つ、ガラクタなら4つ消費することで作ることが出来る。
有限である資材を消費する必要があるから出来ることなら日常的に行うこういうものから改良を加えて資源の節約を図りたいな。

ところで、パヴレの奴。この家の探索の続きをしているらしい。
全く、風邪引いてるのに無理するやつだな。腹も減るだろうに。


※扉には木の板が貼り付けられている事がある。これは特別な道具なしに剥がすことが可能だ。

木の板が貼り付けられていた部屋の先に鍵のかかったキャビネットがあったらしい。
バールを使ってこじ開けたら中には宝石が入っていたらしい。やったな、宝石は商人との資材交換に使えるぞ。


※ロックピックであける場合、静かに開ける事が出来るが一度しか使えない。バールの場合は大きな音が鳴るが20回ぐらいは耐えてくれる。


※宝石は生きていくのに全く役に立たないが、貴重品なので資材の交換には適している。それに手放しやすいのも特徴だ。


ん、どうやらブルーワが起きたようだ。んじゃ、今度は俺が寝させてもらおうかな。
夜になったら起こしてくれ。あ、良い忘れたんだがブルーワ。飯は二日に一食を継続な。
・・・お、おい。怒るなっての。腹減るぞ?夜になったら起こしてくれよ。


(続く)


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