This war of mine



「マルコだ。

基本的に俺の出番は夜が中心になる。誰よりも多くの資材を持ち帰る事が出来るからな。
ブルーノの奴、料理人の癖して物の詰め方もしらない。冷蔵庫に野菜を丁寧に詰め込むことできんのか?あいつ。ハハ。

さて、今日の行動だが昨日と同じく砲撃された住宅を探索する。


※パヴレはベッド、ブルーノは今日も防衛についてもらう

瓦礫の撤去と鍵のかかった扉は全てバールで破壊してあるから今日は手ぶらでいく。昨日の様子を見ると友好的でない人に会う事もないだろう。


・・・・。


今日もって行くものはもう決まっている。昨日持ち帰れなかった生肉の回収だ。






※冷蔵庫にまだ残っていた生肉、それと砂糖と綺麗な水を回収する。ついでに俺が昨日置いていったガラクタと木材を回収した。自分であけて何でここに木材とガラクタが!?って驚いたのは秘密だ。


生肉の他にも、机の引き出しの中にはハーブで作った手製の薬に予備の砂糖。それに水も沢山みつかった。
ここには本当に貴重な物資が山ほど置いてあるな。


※基本的に落ちている物資はどれも使えるものだが空になった薬莢と火薬は置いていくことにしている。この二つを使えば弾丸を作ることが出来るのだが俺達は銃を持っていないし弾を作るにも高度な技術がいる。俺達では弾を作ることが出来ないから無用の長物ってわけだ。

しかしこの家にはタバコがいっぱい置いてあるな。
ここに住んでいた奴はヘビースモーカーだったに違いない。
ところで、実はブルーノの奴ヘビースモーカーなんだ。料理人でだぞ?あいつ、自分の店を持ってて誰かに取材を受けたこともあるって言ってたけど本当なんだろうな?
あぁ、一応擁護するとあいつの料理は確かに上手いよ。上手いんだけど時々変な味がしているときもあるんだよな・・・・。・・・話を戻そうか。
この戦時中、タバコやコーヒーなどの嗜好品は別に無くても生きていけるから必須の物ではない。だが一杯のコーヒーでその日を生き抜く気力を与えてくれるものもいるし、
一本のタバコを吸う事で吐き出す煙と共にネガティブな感情を心から追い出せる奴もいる。
こういった趣向品を愛用している奴がいるなら持ち帰ってやれば元気を出してくれるだろう。


※タバコやコーヒーを見つけた場合、それを必要としている仲間がいるなら持ち帰ってあげよう。逆に誰もコーヒーやタバコを吸わないのであれば持ち帰るかどうかはバックパックの空き容量と相談だ。取引で使える場合がある。

こいつは余談になるんだが、ブルーノの奴、タバコを吸わない日が数日続くとマジギレする。
今の所探索でたまに見つけることもあるし、最悪ハーブから手製のタバコを作ることも出来るから困ったことにはなっていないが・・・・まぁ気持ちは分かるがちょっと我慢してほしいな。

ところで、世の中にはコーヒー中毒って奴もいるらしいな。数日間コーヒーが飲めないとイライラする奴の事だ。
俺は見たこと無いけど、そういう奴が身近にいたらやっぱりコーヒー豆を見つけたら持ち帰ってあげたほうがいいな。やれやれ、俺とパヴレは中毒なんかないから楽でいられるよ、ホント。


さて、今日もいっぱい物資を回収できたな。あともう1回ぐらいはここを探索する価値はありそうだな。
それじゃ俺達の隠れ家に帰ろう。






・・・。

・・・・・・・・・。




戻ったぜ。
・・・・おい、パブレ!?その傷はどうした!?
なに!?夜盗が入ったのか!!?


※夜中に誰かが襲撃を仕掛けてくることがある。彼等も生きるために必死だ。


※襲撃がどれほど苛烈なものだったかは仲間から聞く事が出来る。今回の話を聞く分にはどうやら臆病な夜盗だったらしく少しの抵抗で帰ってくれたようだ。しかし武器がなかったせいでパヴレが怪我をしてしまった。

今後の課題がまた見えてきたと言えるな。
早いところ武器を調達したい、もしくは作成したい。武器は夜の探索に必要となるときもあるし今回のように隠れ家を守るのに必要となるときもある。
今日持ち帰ってきた物資で作れればいいんだが・・・・・。
それにしてもパヴレの奴、ちょっと無茶しすぎじゃないのか?

(続く)


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