This war of mine DAY4




「パヴレだ。

この隠れ家に来てから四日目になる。
まだまだ荒れていて生活を続けていくのは厳しい状態だね・・・。
今はまだ何とかなっているけれどこの先もちゃんと食料にありつけることが出来るのか不安に思っているよ。

俺も早く復帰してみんなの手伝いをしてやりたい・・・。しかし・・・。



まだ病気が治らないんだ。容体は少しずつ良くなってきていると思っているんだけどな・・・。
夜になったらちゃんとベッドに寝かせてくれる事に本当に感謝しないといけないな。
こんな状態で夜の防衛を担当していたらきっと悪化していたところだよ。
改めて仲間がいる事の素晴らしさを思い知らされる。一人で生きている人たちはきっと生き残れないよ・・・。
とりあえず、昼間のうちは俺は起きて何か作業をしよう。マルコとブルーノは夜ずっとおきているから疲れが溜まっている。

そして、今日もマルコが沢山の資材を持ち帰ってきたみたいだ。
そろそろ高度な家財も用意したいとマルコが言っていて、作業台をより大きな物にグレードアップするらしい。


※資材を消費することで作業台をグレードアップさせることが出来る。グレードアップさせればこれまで作れなかった家具などを作ることが出来るようになる。

それなりの数のガラクタと木材、それと機械部品があればより大きな物が作れる。
そういえばマルコってこの戦争が始まる前は消防士だったらしいね。消防士は何でも出来るんだね、関心するよ。・・・・ん?違うのか?ブルーノ。


・・・・。


新しい作業台が完成した、これでもっと沢山の道具や家具を作ることが出来る。この数日間かけて用意しておきたい家具をピックアップしよう。




一つ目は小動物用の罠。小動物といっても今じゃ見かけるのはネズミくらいだが・・・それでも結構大きいネズミは食用になる。食糧自給が出来るようになればそれだけ長く生き延びられるチャンスが生まれる。こいつは決して馬鹿に出来ない道具だ。
ところで知っているか?ペルーではネズミの肉は鶏肉の変わりとして食べられている。だから普通に食える・・・はず・・・なんだよな・・・?
いや、流石に病原菌とか心配で・・・。これ以上病気も悪化させたくはない・・・。とにかくよく火を通してもらうことにするよ。あと血抜きも頼む・・ブルーノ・・。

つ、次だ。



ラジオは前の作業台の大きさでも作れた物なんだが、まだ作っていない。
ラジオは良いものだ。なんせ軍や戦争の状況について逐一教えてくれるから危険な場所に行かずに済むし、一週間後に寒くなるというのであればその間にストーブの準備や薪の用意も出来る。
特にめぼしいニュースがなければ音楽を流してリラックスすることもできる。これ一つあればきっと隠れ家の雰囲気もよくなるはずだ。
幸いなのは電気が通っていたことだな。電気が通っていなかったらラジオも使えなかっただろうね。

それとこれも用意しておきたいな。



こいつは厳密には道具でも家具でもないんだが・・・この間夜盗が襲撃してきたとき、扉からじゃなくて崩れた壁から侵入してきた。
正直言って出入り口が複数あると守りにくくてしょうがない。崩れた壁は板張りして侵入出来なくしよう。そうすれば防御もしやすくなって怪我することも少なくなるはずさ。

よーし、どれから作ろうかな。

・・・・ん?ノックが聞こえないか?誰だ?


※行商人以外にも誰かが尋ねてくることがある。中には助けを求めてやってくる者も・・・。







誰かが瓦礫の下に埋もれているらしい!早く助けないと!
すぐに支度して負傷者を運び出そうとしたとき、ブルーノが溜息をつきながら前に出た。
「お前は病人なんだから大人しく寝てろ」・・・・だってさ。・・・早くこの病気治したいよ・・・。



※ブルーノが負傷者を助け出すために外へ出て行った。この間、ブルーノは他の事が出来なくなるため何かやっておくべき事があれば手早く済むならそっちから済ませておいたほうがいいだろう。例えば食事を取るなどだ。



※誰かを助けたり人のためになる行動を取ると士気が向上し気分が明るくなり、悲しみも綺麗に吹っ飛んでいく。

やっぱり戦時下でも大事なのは人と人の助け合いだ!
誰かが誰かのために動いてくれるっていうのはとても素晴らしいことだと俺は思う。マルコもそう思うよな?
なんだか元気が出てきたよ。


・・・。

・・・・・・・。


夜になった。まだブルーノは帰ってこない。今日はもしかすると帰ってこないかもしれない。


※昼間に外に出て行ったメンバーは翌日にならないと帰ってこない。その間、メンバーが減るため夜の対応に苦慮することもある。

マルコ、今日は俺が隠れ家を守る。大丈夫だって、夜盗が来ても今度こそうまくやってみせるよ。
それよりマルコも外は危ないから気をつけてくれよ。今日は何処に行くんだ?・・・・ボロボロの仮住まい?
そういえば長い間ホームレスが住み着いているって言われていた場所があった気がする。木材やガラクタは沢山落ちてそうだね。
それじゃ気をつけて。マルコ。



・・・・。


ふぅ、俺一人か。・・・今日は夜盗こないよな?いや、来たら俺一人でも退治してやる・・・。来るなら来いってんだ。

(続く)


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