This war of mine DAY7




「マルコだ・・・。昨日パヴレの奴は独断で探索に出ていった。しかも怪我を負ってきた。

すぐさまブルーノと一緒にお灸をすえてやったよ。
ブルーノの奴、小言言うのは得意だからな。愚痴愚痴とパヴレの悪いところをうろうろしながら呟き続けていたらパヴレが正座して「すいません・・・すいません・・・」って言うもんだからそこで笑っちまったよ。
とにかく、生きて帰ってくれてよかった。

どうやら昨日の探索は本当に危ない出来事が起きていたらしい。
俺が何度も行くなって言っていたスーパーマーケットに足を運び、案の定制圧下にある反乱兵に遭遇。
そのまま見つからないようにやり過ごしていれば良いものをたまたま自分と同じスカベンジャーを見つけてしかも襲われている所だったから助けずにはいられなかったと・・・。
全く・・・全く!!なんであいつはそんな事が出来るのか。・・・・その自分を省みずに人を助ける姿勢は尊敬に値するよ。本当に。


※昨日の出来事に応じて各々の台詞の内容が変化する。

ただパヴレも本当の意味で無事に帰ってきたわけではない。
兵士ともみ合っているなかで反撃を食らったらしい。前に襲撃で受けた傷口も開いて悪化したようだ。
見る限りその傷は放置では治るものには見えなかった。幸い包帯を一つ所持していたからそれで傷を手当するようにパヴレに言っておいた。


※軽症、軽い病気程度ならきちんと食事を取ってずっと横になっていれば自然回復することもあるが負傷や病気と症状が悪化すると包帯や薬を使わないと回復しない。放置すればより悪化する可能性もある。

パヴレが包帯を巻いている間、ブルーノが「お前が包帯を巻かなければその包帯で缶詰が買えた。」とまだグチグチ言っていた。パヴレが「我慢するよ・・・」っと言ったが使用済みの物を戻そうとしたからすかさず「やめろ」って突っ込んでおいた。どっちも子供かよ!
冗談で小言を言っているのかと思えばブルーノは割りとマジで言っている雰囲気があったから、少し説得してこれ以上小言は言わないようにとお願いをしてきた。

それにパヴレは昨日本当に良いものを沢山持ち帰ってきてくれた。缶詰一つに野菜二つ、そして肉も二つ!それにハーブ薬2つ、6杯分の水にしかも普通手に入らないアサルトライフル一丁に20発の弾丸。
こんなの、普通の探索じゃ絶対に手に入らない。
パヴレはトラブルメーカーではあるが、同時に彼だから手に入ったとしか思えないな。本当に。

さて、パヴレが持ち帰ってくれた資材を使って隠れ家の施設を充実させていこう。
昨日の探索で機械部品をまた沢山持ち帰ってきてくれたから二つ目の小動物用の罠が作れる。
二つもあれば十分だろう。


※小動物用の罠は二つまでしか作れない。いや、作らない。沢山作ったらネズミも沢山来る・・・っていう訳じゃない。空っぽのケージが増えるだけで資材がもったいない。

これで肉の確保が安定してくれればいいんだが・・・。
・・・ん?誰か来たな。・・・誰だ?見ない奴だ・・・。



扉を開けるとそこには大柄な男が立っていた。あまりにも図体がデカいもんだから盗賊が押し入りにきたのかと思ったがそういうわけではなさそうだ。
男は少しだけぶっきらぼうな感じに話しかけてきた。
話によると、夜勤で倉庫で働いている最中、砲撃によって自宅を失ってしまったらしい。自宅と言っても男の話によるとボロいマンションかアパートのような感じらしいが・・・。自宅を失ったのは不運であることには違いないが、たまたま職場にいて命が助かったという面は幸運か?
何にせよ、住む場所を失ってしまったため隠れ家を探していたところこの建物を見つけたとのことだ。それで出来れば一緒にこの隠れ家に住ませて欲しいと申し出てきた。
この男・・・力はかなりありそうだ。この人にスカベンジャーをやらせたら俺以上に沢山の物資を持ち帰ってくれるかもしれない。
迎え入れたら夜の探索は有利に働くかもしれない。だがその分食い扶持が増えてしまうのは・・・。

と、悩んでいたところに例によってパヴレが首を突っ込んできた。そして一言目には「構わないよ!」と言えば二言目には「さぁ上がって上がって」と言い出す。お前段々俺たちの事気を使わなくなってきたな?



※誰かが隠れ家に訪れてきて一緒に過ごさせてくれないかと申し出を受ける事がある。迎え入れれば人手は増えるがその分より多くの食い扶持を用意しなくてはいけなくなる。迎え入れるかどうかよく考えるべきだ。



※迎え入れた場合、その瞬間から操作可能となる。ただし、病気を患っていたり既に瀕死の場合もある。迎え入れた後は真っ先にステータスを確認しておこう。(今回の場合は五体満足だった

迎え入れた男はボリスと名乗った。ボリスはブルーノと同じく愛煙家のようだ。また隠れ家が煙くなる・・・。
それを知ったブルーノが自分の吸えるタバコが少なくなる事と勝手に受け入れたことに対してまた小言をパヴレにぶつけ始め、それをパヴレが正座で「すいません・・・」と呟く。パヴレに至っては一応病人なんだが・・・何なんだこの図は・・・。

・・・・。

・・・・・・・・・・。

小動物用の捕獲罠を作ったことで資材が少なくなってしまった。そのせいで昼間は他特にやることもなくただ時間を潰した。
ともかく、夜の準備をしなければならない。さっそくだけれど、今日の探索はボリスに任せてみることにした。
やはりボリスは俺より沢山の荷物が持てるみたいだ。今日の探索結果は期待できそうだ。
人手も増えたから夜の対応も楽になったのは嬉しい。


※ボリスを探索に。マルコとブルーノが防衛へ。そして怪我のしやすいパブレを問答無用でベッドへ押し込んだ。

これで今日は一安心かな。



・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・。






その次の日の未明。期待通りボリスは沢山の物資を持ち帰ってきてくれた。
この先順風満帆に進めばいいんだけれど・・・。

(続く)


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