This war of mine DAY9





「ボリスだ。昨日俺達は探索せずに一夜を過ごした。特に襲撃もなく平和な夜だったと言える。毎日こんな日が続いてくれれば嬉しいんだがな。

さて、今日の日中の予定だが・・・。
マルコとブルーノ曰く特にやることはないらしい。なら遠慮なく昼寝させてもらうとするか。
探索しないと物資や資材が集まらないせいか何も作れなくてどうしても日中やることが少なくなっちまうな。
んじゃ夜になったら起してくれ。・・・・パヴレ、お前から俺を起すなよ。お前は寝ろ。いいから寝ろ!


・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



こうして久々にぐーたらして日中を過ごした。
これにポテチとコーラがあれば完璧だったんだけどな。冗談はおいてこんなぐーたらして過ごしたのは戦時下に入ってからは初めてだったかもしれん。
今日の探索地についてだが、どうしても尋ねたい場所が一箇所ある。
実は整備工場で働く知り合いがいるんだが・・・あいつが今もまだ生きているか確認を取りたいんだ。
もし怪我してたり病気になっていたりしているのなら助けてあげたい。
なぁ、余っている医療物資はなかったか?もし必要なら差し出したい。勿論ある程度の物資や資材を交換はしてもらう予定だが。
・・・あぁ、勿論メインの探索もしっかりやるよ。整備工場周辺には機械部品とかが一杯転がっているから良いものも沢山拾えるだろうよ。

ん?病気を治す薬が割と余っている?そうか、それを持っていくか。勿論必要なければ持ち帰る。


※今日の予定。ブルーノとマルコは隠れ家の防衛につき、ボリスは探索へ向かう。パヴレは問答無用でベッド行き。無駄に満足しているのが憎たらしい。



※探索には武器以外にも医療品などを持っていく事も出来る。欲しがっている人がいそうなら持って行こう。

いってくる。



・・・・。

・・・・・・・・・・。





整備工場へたどり着いた。
見てのとおり周辺の家屋は迫撃砲によって崩れ落ちておりとても人住めるような環境ではねーな・・・。
この家屋に工場長とその息子が住んでいたんだが・・・この様子を見るといないか?
まて、この奥の整備工場にもしかしたら避難しているかもしれない。そこまで行って見るべきだな。

その途中、壁に殴り書きされたあとがあることに俺は気づいた。




あまり良いメッセージとはいえんな・・・。
工場長・・・生きてくれてればいいんだがな・・・。俺に職を与えてくれた時期もあった。荷物運びしか出来ない俺にも優しかった。

整備工場の裏口に到着すると同時に、工場長の息子と思わしき奴が扉から出てきた。


※取引は探索中にも行えることがある。ただし、隠れ家での取引と違い相手が必要としていない物資を差し出すことは出来ない。

息子の話によると工場長は重い病気を患っているらしい。そもそもこの間の迫撃砲の怪我も完治していないようだ。
この様子を伺うとその怪我で体力が落ちて病気を引きこしたんだろろーな。
幸い手元に余っている医薬品がある。この医薬品を差し出してお礼としていくらかの物資と資材を分けてもらおう。



※同じ物資でも渡す相手によってその価値は変動する。必要としている人に渡せば多くの物資と交換してくれるが、今は必要としていない人に渡した場合は少ない物資と交換する羽目になる。



俺は医薬品と引き換えに金鋸3つにガラクタ一つ、それおt機械部品を5つと交換してもらった。



※取引とはいえ、それを本当に必要としている人に渡すことが出来た場合は雰囲気がよくなり荒んだ心に幾分かの潤いを与えてくれることもある。

金鋸と交換してくれたのは嬉しい。
金鋸の用途は多岐に渡るが、一番役に立つ使い道は鉄格子の切断だろう。
隠れ家に来る前に既に二回探索してきたが鉄格子の扉があったのを何回か見ている。
どうやら大事なものは鉄格子の奥に全部保管しているようだが、鍵がかかっていて開けるには鉄格子を切る以外ない。どうせ鍵は本来の持ち主が今も持ち続けてるだろうよ。
・・・・で、だ。
この金鋸をさっそく使う場面に来ているんだ。


※金鋸を仕様している間は大きな音が鳴る。隠密行動が求められる場では周囲に気をつける必要がある。

なに、別に盗みがしたいわけじゃない。
工場内の瓦礫の山からいくつか資材を頂きたいだけだ。ここは整備工場、機械部品は腐るほど落ちているし保管庫にもストックがあるだろ。
そこらへんに落ちている物を拾う分には盗まれたとは気づかねーはずさ。



※引き出しや戸棚に保管されているもの、つまり個人の所有物を漁ることは即ち盗みに値する。しかし瓦礫などは個人の所有物としてはカウントされない。手のひらマークで記された所に個人の所有物はない。落ちている物を拾うとしているマークがある所はそこが個人の所有物であることを示している。盗みは罪悪感を覚えることになり、場の空気を悪くなる。その状態が長く続くと鬱になる者がいずれ現れるだろう。

工場長、ここに落ちている物は必要なさそうだから俺が借りる。いずれ何らかの形で返してやるよ。


・・・・よし、こんなものか。
そろそろ撤収すんぞ。




・・・。



・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・。



その夜、襲撃があったようだがパヴレが持ち帰ったアサルトライフルのお陰で夜盗を迎撃することが出来たようだ。
銃声を効くなり散り散りとなって消えていったようだ。なお、その銃撃は寝ていたパヴレが真っ先に起きて率先して発砲したらしい。お前本当にサッカー選手か?

(続く)


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