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4月~5月


6/2

今日から6月の更新となるので例によって前の内容は過去ログへ移しました。これまでの出来事を見たい方は上の過去ログからよろしくお願いしますー。
さて、では前回のあらすじ。琶月さんが奴隷堕ちした。

「青少年達に琶月さんのお色気シーンは刺激が強すぎる!!!健全コンテンツの危機!!!」

「R18-Gの間違いでは?」

「琶月さんそんな奇形してません~~~~~~~~~!!!!!!!」

胸がへこんでるレベルなのは奇形なのでは。
あわれ琶月さん。強制労働施設へ連れていかれるのか・・・っと、そんな琶月さんに神の加護が。多分ナルコの神。



突如野生生物が襲来。琶月さんを釣れてった奴隷商に襲い掛かる。しかもこれがまた滅茶苦茶強くて奴隷商を全員倒してしまった!!



突然の事でみんな慌てふためく奴隷商達。野生生物は辛うじて撃退できたようだがそこに飢えた野盗が襲来。弱った奴隷商人に襲い掛かるという琶月さんにとっては追い風。
琶月さんを担いでいた奴隷商もあえなくKOしそのまま地面に叩きつけられる。
結局最初に目覚めたのは琶月さんでそのまま歩きで脱走。

「日ごろの行いが報われた!!!!!!」



そしてピッキングでこじあけて足かせを外す。スキルが低いので中々成功しないが追ってはいないので時間かけて解錠。外した足かせは非常に重いのでその場でポイッ。



何とか酒場のBARまで逃げ込むことに成功した琶月さん。精神的ショックを受けたのか頭の中に手を突っ込んで狼狽しています。

「ただ頭おかしくなっただけで草。」

「ちーがーいーまーすぅーーー。ただなにはともあれ琶月さんの貞操は守られました・・・。」

「また突っ込む?」

「もういいですぅー。」

「うざっ!」

いつもの(
なんとか奴隷堕ちせずに済んだところで今日はここまで(

「短くないですか?」

「琶月の胸のふくらみと同じくらい薄い。」

それはつまり何もないっていう意味になりますが。

「琶月の胸よりかは厚かった。」

「琶月さんの尊厳がボロボロになるので今日はもう終わって結構です!!!!!!!!!!!」


6/3


前回のあらすじ。奴隷堕ちEND迎えそうになったところで辛うじて回避。内心舌打ちした人も多かったことでしょう。

「琶月さんへの風当たりの強いコンテンツ。」

そうやって人はみな打たれ強くなっていく(違
奴隷から逃れたのは良いのですが逃亡奴隷という烙印がついていて一種の指名手配がついている状態の模様。
普段街を歩いていても何も言われていないのに



BARのおっちゃんにいきなりお前の事を絶対に許さないってなんか激おこぷんぷん丸で襲い掛かってきた。

「うわっーーー!!私が一体何をしたって言うんですかーーー!!!!」

BARのおっちゃんは滅茶苦茶強いのはもう知ってるのでここは走って逃げねば!!!さもなくば死っ!!!










ダメだった。おっちゃん足はえーーーー!!!

「せっかく奴隷から逃れたっていうのに・・・。」

ただ幸いなことに意識を失っているだけで目を覚ます事は出来そうだ。今までは目を覚ますことなく死んでいたのだが打たれ強さが上がると死から生還しやすくなる。
目を覚ましたらすぐに治療してBARから離れいつもの廃屋で就寝。



どうも服装によって奴隷らしさというものが決まっているようでいかにも奴隷っぽい恰好をしていると逃亡奴隷だという事がバレてしまうようだ。服を脱いだりぼろっちい恰好してたりするとこの数字が上がる模様。

「貧相な胸で更に奴隷っぽさがアップ。」

「胸は関係ないでしょう!!」




新しいセーブデータで初めて人が戻ったからなのかどうか分からないが最初の街にもやたらと山賊が入り込むことが増えてきた。BARのおっちゃん達も大忙し。でも5倍もの人数さがあるのにサクサク切り倒していくおっちゃん達って一体・・・・。



どさくさに紛れて一緒に戦う琶月さん。お前の事は絶対に許さないとか言っていたあれは何だったのか。




戦闘中に山賊が「アアッ!!」って急に喘ぎだしたからなんだなんだと思ったら腕ちぎれてた・・・こわE

「こわっ・・・・。」

手足が-100下回ると永遠にもがれて義手義足生活になるようなので気をつけましょうねぇ。

「琶月、胸が平べったいのは-100下回ったからなの?」

「ジェスターさんこそ-80くらいじゃないですか!!!???」

どんぐりの背比べ。



ちなみに腕のとれたおっちゃんはその後死んだので筋力スキルあげのために死体を担いでダンベル代わりに走りました。完全にサイコパスで草。

「なんてことを。」



ほらおっちゃん・・・見てごらん・・・。こんな荒廃した世界にも肥沃な大地があったんだよ・・・。死ぬ前に見れてよかったね・・って死んでたわ、てへぺろ。

「完全にサイコパスのそれ。」

琶月が腕のない死体を担いで走り回った所で今日は終了(最悪な文章


6/7

前回のあらすじ。筋トレのために死体担いで走り回った琶月さん。サイコパス。

「私の意思じゃないですーーーー。」

ほんとにぃ?(

筋トレの途中で肥沃な大地を発見したのでちょっと寄り道。
こんな荒廃した世界にもちゃんと緑があって綺麗な川の水が流れてる所もあったんだなぁ。気になるのはその領土がホーリーネーションだったということ。うーん、この。



農業営んでる土地を発見。小麦とかグリーンフルーツとかいう野菜を育てているようだが畑の食べ物を狙って野生動物がたまに食い荒らしに来る事もあるようだ。
農民たちが一生懸命武器担いで撃退している。なお例によって一生懸命農作業してる人はみんな女性だった。

「いつもの男尊女卑の国ですねぇ。」

畑の食べ物つまみにくる野生生物はそこまで強い敵ではないようなので琶月さんのスキル上げかねてお手伝い。



終わりだ。なんてかっこつけてますけどやっつけたのは死にかけの一匹だけなんですけどねぇ(

「憧れの師匠みたいにかっこつけてみたかった。」

もしkenshiを遊んだ時に死にまくるようなことがなければ輝月って名前にしただろうなぁ。



HNの農地にあったベッドで勝手に休ませてもらってる図。畜産業もやってるみたいで牛なのか猪なのかよくわかんない生き物が周囲を歩き回っている。琶月が邪魔そう。



引き続き北東めがけて歩き続けるが例によって野盗に襲われる。腹を裂けだなんて恐ろしい!

「女の子に絶対やっちゃだめなやつ!!!」

性別関係なくダメだt思います。
大軍に襲われてるぞ逃げろーーーーーーー!




衛兵が来たぞやり返せ~~~~!!

「ギャグマンガかな?」

左へ言ったり右へ言ったり忙しいですね。
ちなみに前回廃墟となっていた採掘場へ赴いてみたら今度はちゃんと人がいました。あれは廃墟になってたんじゃなくてバグでいなくなってただけだったんだな・・・。



えげつない程の酷使っぷりで草。

「性奴隷と労働奴隷どっちのがマシか考えさせられるね。」

「性奴隷は解放されても後がないのでダメです。」

はい(

とりあえず前回と同じ道を通っていってるつもりだったのですが・・・。



なんか変な所に迷い込んでしまったな・・・。なんだここ。

「絶対入っちゃいけない所だ!!!」

「ただ霧が深いだけかもよ。」

だといいんですけどねぇ(
本日はここまで!


6/8


前回のあらすじ。なんかヤバイ所に迷い込んだ気がする。ハリーポッターの迷いの森だとかそんな感じの雰囲気。



「はははははは、はやくここから出ましょうよ~~!!いてもいいことないですよ!!」

「何もないよ。ジェスター神に誓う。」

「ジェスター神万歳!」



頼もしいジェスター神が琶月さんの後ろを守ってくれています。

「うわわわわわ!!!!どうみても敵!!敵ですよこれ!!!」

「ジェスター神をなじるとは。今日から琶月は敵だ。」



ジェスター神がお怒りとなり琶月に襲い掛かる!!
冗談はさておき、フォグマンとやらに囲まれ万事休す!!!こいつら足が早いせいで逃げ切ることが出来ないしどんどん数を増やしていく!!
しかし個々の能力はあの野盗以下のようだ。防具も一切身にまとっていないのでこちらの攻撃の通りも良い。いけ!!!今度こそ己の力だけで窮地を脱してみせよ!!!!!









ダメだった(知ってた


「やだああーーー!!!琶月さんどこかに連れてかれてるーーーー!!!」

今まで倒されても地べたの上で醜く朽ち果てるだけだったのだが奴隷にされた訳でもないのにどこかに運ばれてるぞ。
もしかして霧の外に追い出すつもりで襲い掛かったとか?とにかく生きて出れるなら何でもいい。




なんかどっかに縛り付けられたぞ。

「ついに琶月にも薄い本のような展開が・・。なみあむだぶつ・・。」

「ぎゃーーーー!!ぎゃーーーー!!!」

「やっぱこっちから願い下げだわ。」

「それどういう意味~~~?」

ついに薄い本のような展開となるのか。多分なろうとしても化け物の方から願い下げてくれると思われる。安心して続く。

「散々な回!!!!」


6/9


前回のあらすじ。体が水色の変な輩に取っ捕まって連れ去られた琶月さん。これが薄い本だったら大体この後触手さんとか(ry

「触手さんも意外と面食いだからなぁ。琶月じゃダメだね。」

「何一つ心配されていない!!!!」

それはともかく。
琶月さん以外にも誰か捕まっているのは前回の更新でも分かっていたのですがやはり同じようにあの水色の化け物に捕まったんですかね。



大きな植物のの茎の部分に縛り付けられているみたいですが・・・・。
一体何が起きるのか。固唾をのんで見守っていると。




なんてこった!!!!捕まってたもう一人の方が生きたまま食われ始めた!!!

「うわああああああああああ!!!!!!!!!」




ウリィー!とか何か叫びながらひら土下座をするかのような動きをするフォグマン達。
おっちゃんの各部位のHPが下から順番に削られて行き、右足のHPが-100まで突っ切った瞬間おっちゃんの右足が食べられてなくなってしまった・・・。

「はははははははは、早く脱出しないと琶月さんも食べられちゃう!!!!!!!」

「胸が平たいのは既に食べられていた跡だった・・・?」

「だまらっしゃい。」



とにかくここから脱出せねば。幸いフォグマンはおっちゃんの方に気が向いている。ピッキングで拘束を解けそうなのでうまく行けば逃げれるかもしれない。
確率が50%以上あったのに数回試行するだけで拘束は無事解けた。いまだ!!!走って逃げろ!!!!




よし、逃げれるか!!?



「ああああああああああああああああ!!!!!だめだあああああああああああああ!!!!!」



「あああああああああああああああ??????????」

また追い抜かれてて草。ていうか霧の外に出たのに平然と追っかけてきてて草。




ジグザグ走行で敵から攻撃を貰わずに逃げ続けなんとかHNの都市の前まで逃げ切れたぞ!!



衛兵たちがフォグマンを悪魔め!とか罵りながら全力で迎撃。琶月さんはここにたどり着いた瞬間に後頭部を鉄棒でぶんなぐられて意識を失ってしまったものの・・・・。



フォグマンそのものは衛兵が退治してくれたので死なずに済んだ。ちょうど意識を取り戻してよろよろと起き上がっている所。

「はぁ・・・・。まさに九死に一生を得ました・・・。初めてこういう危機をちゃんと生きて乗り越えられた気がします。」

ちょっとした大冒険になりましたね。
だいぶ長く書いてしまったので本日はここまで!。


6/10

前回のあらすじ。フォグアイランドとかいう食人族が巣食う危ない所に立ち入った琶月さん。しかし脱出が間に合わず胸を食いちぎられ哀れまな板ボディーに・・!!

「あらすじ捏造反対ーーーー!!」

「ではご自身のその哀れなまな板ボディーはどういう経緯でまな板に?」

「セクハラの嵐!!!!」

琶月にはセクハラ罪は適用されない(暴論



正直な所仲間がいた方が楽になると思うのでお金を払って仲間を雇いたい所ですが・・・。

「女の子以外みとめませーーーーん。野郎はお断りです。」

うーん、このまな板にしてこの百合。

「むしろHNの男の人をどうして仲間に出来ると思えるんです?寝たところを奴隷施設に送り込まれるのが関の山なのでは?」

ぐぬぬぬ。琶月が正論言ってきた。むかつく。



HNの国を素通りして再び放浪の旅へ。
フォグマンにぼこぼこにされたり猪相手に立てなくなるまで襲われるなど打たれ強さが上がりつつもラッキーヒットが当たって接近攻撃のスキルもあがるなど少しずつだけど確かに強くなってきている。



タイマンであればついに野盗一人なら倒せるようになる程度には強くなった。ついに1人で倒せるようになったとは感動ものである。この時点で小説ジェスターのひとり言時代の琶月以上に強くなったと言える。

「元の私弱すぎぃ。」

自他認める弱さと胸の薄さ。

「胸は関係ないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「うーるーさーいー!」

はい(

しかし1人倒せると言ってもやはり大きなダメージは受けてしまっている状態。
体力回復は必要としている。しかし一々街に戻ってベッドに寝るのは面倒だ。そもそも寝袋みたいなアイテムはないのか?と思ってさっきの街でその願いをかなえるアイテムを見つけました。



寝袋。これさえあればどこでも寝ることが出来て体力回復出来るようになる。素晴らしい。これさえあれば場所さえ選べばどこでも回復できるようになる。



場所選ぶべきだった。野盗に寝込みを襲われてピンチ。

しかし琶月さん、確かに強くなった。これまた1人で襲い掛かってきた野盗をめでたく撃退。うーん、やるなぁ。

「ドヤッ」

「また傷を負ったので寝ます。」




道端のど真ん中で寝る琶月をわき目にパトロールするHNの衛兵たち。明らかに不審人物である。捕まって奴隷送りにされないことを感謝しよう。




ぐっすり眠って体力回復した後、キャンプベッドは解体して回収。ちゃんと使いまわせるのでよし。
必ず持ち歩くようにしよう。

今日は珍しく琶月の成長を感じたところでお終い。


6/14


前回のあらすじ。琶月の戦闘スキルの成長を感じたが胸の成長はこれっぽっちも感じられなかったところでお終い。

「一日一回私の胸をなじらないと気が済まないのです?」

「揉めば大きくなるように精神的負荷をかければ大きくなるかも。」

「なりませーーーーん。私の体が実証しています。」

「非常に残念ながら。」

ちょっと期待してたのだろうか。



放浪旅は続きます。特徴的な造形の岩山を登ったり・・・・



巨大なさびた鉄の橋を横断したりとダイナミックな旅が続いていきます。一応今の目的としては前回すっからかんとなっていたあの砂漠の街を目指しているのですが前回とはだいぶ経路が異なってしまった。
それでも全体地図見ながら移動することで何とかグレートデザートに到着。スキマーとかなんとかのあのでかい虫に気をつけつつ・・・気を付けつつ・・・。




こんなところにも野盗がいやがらぁ!!

タイマンなら勝ててもこの数はむりぃ!!!逃げろ逃げろ~~~。そしたら見える所にテントが張られてたのでそこに逃げ込めば助けてくれると思い近寄る。これで形勢逆転だ。




すいませんでした。


「野蛮人しかいない!!!!」



挙句の果てに漢だと勘違いされてて草。

「そりゃぁこの胸じゃ・・・。」

「顔!!この琶月さんの可愛い顔みて!!」

「えへ。」




「あいたっーーーー!!!」



「すいませんでしたーーーー!!!」

何の喜劇かな。

野盗に追われて頭を刀でゴツンと叩かれたりしながらも何とか砂漠を横断。例の街が見えてきた所で今日はお終い。


6/15


前回のあらすじ。もはや野盗に追われるのがデフォになりつつあるが何とか砂漠の街に到達するのであった。

「だがその犠牲は大きかった。琶月は胸を切り落とされぺたんとした胸となってしまったのだ・・・。」

「はい、今日の1セクハラ。」

琶月にセクハラはてk(ry



ともかく前回たどり着いた時はすっからかんとなっていた街だが今回はちゃんと大勢の人ににぎわっていたようだ。
あの時はバグであることに気づいて観光どころではなかったのだが今回はちゃんとゆっくり街を見て回れそうだ。




で、なんか初っ端から凄い看板のお店を見つけてしまった訳で。なんだこれ。



奴隷を売っているらしい。

「kenshiって奴隷多く出てきますよねぇ。」

「どれどれ、可愛い女の子の奴隷はいるかな・・っと。」

「なんでジェスターさんがおっさんみたいな事してるんですか?」




いた。女性の奴隷!

「あああああああ、可哀相に!!!性奴隷にされる!!!!!!」

「いや、ハゲだ。このハゲェーーー。違うだろーーー。」

その人の事はもう忘れてさしあげろ。



奴隷になると必ず髪の毛でも切られる規則でもあるのか。
この女性の奴隷は1000キャットで売られている。あの、銅鉱石5つ分の価格で何だったらご飯二食分なんですが・・・。

「なんて人の価値が低い世界なんでしょう・・・。」

「決めました!!!琶月さん、この方を解放してあげます!!お金ありますし問題なし!!」

「へへーー、この娘はいい体してまっせ。きっと楽しめるでしょう、ふひひ。」

「そういうキャラじゃなかったでしょ、ジェスターさん!」



奴隷を購入。琶月の奴隷としてなのでまだ奴隷のままなのだが感謝しているらしい。多分善意が伝わったんだろう。



奴隷の名前はリンと言うらしい。琶月より身長高め。髪の毛がないからあれだけど多分時が経過すれば髪もまた生えてくるのではないだろうか?



スキルはお世辞にも高いとは言えないし何なら今の琶月と比較したらそれにすら劣るレベル。

「大丈夫ですよリンさん!私がリンさんを守ってみせますから!」

一緒に尻尾巻いて逃げる方法を伝授するんですね、分かります。

「実際そうするしかないんですけどねー。」

琶月に新たにリンお姉さん(?)が仲間として加わった所で今日はお終い。


6/17


前回のあらすじ。奴隷だった女性、リンを購入するという形で解放した琶月さん。リンも恩義を感じたのか分からないが謝礼を述べて仲間として加わった。

「とにもかくにもまずは服装ですねー。流石に上半身裸に奴隷のズボンじゃ可哀相すぎます。」



「せめてまともな恰好に着替えさせてあげましょうね!」



「中々に合ってますよ。」

「ちょっとスキンヘッドのせいで威圧感強いですけど。ひぇっ。」

とりあえず装備は整えさせてあげられたので今日はこの街で一泊。琶月の体力もここに来る途中に野盗に襲われて怪我しているので寝て回復する必要がある。

「じゃ、おやすみなさいリンさん。」






草。こわE。

「しゅ、宿泊代気にしなくていいんですからリンさんも寝ていいんですよ!!」

「奴隷の感覚が抜けてないと見た。従順でいい奴隷じゃないか。」

うーん、この(



一緒に睡眠を取るリンお姉さん。


そうして翌日。
リンの装備一式を整えたら少しお金を使いすぎて手持ちが心細くなってきたのでちょっと稼ぐことにする。
ついでにリンの身体スキルを整えるためにもやはり採掘仕事をするべきだろう。




砂漠のど真ん中に鉄鉱脈が覗いていたので二人でそれぞれの鉱脈を掘り進める。
流石に労働スキルが高くなってる琶月の方が圧倒的に採掘スピードが早い。とにかく筋力を鍛えないと装備一式包んだだけで重量オーバーしてまともに戦えなくなるのでリンには筋力スキルのレベル上げを重点的に鍛えさせる。



そのために採掘仕事を終えた後は重たい荷物を持たせつつ琶月を担ぎあげて帰宅。担ぎあげ方に適当っぷりを感じる。

「なんか私が新人いびりしてるようにも見えるんですけど。」

実際重い荷物は全部リンに背負わせられてるから新人いびりに等しい。
これを繰り返す事幾数日。だいぶ筋力もついた。



たまーーーに変な野盗にも襲われるが1人の時と二人の時では対応力が大違い。流石にリンはまだ野盗には1人でも勝てないが相手してくれるのでその間に琶月さんが1人を倒し、もう一人も倒せるのでかなり戦いやすくなった。
仲間が一人増えるだけでも全然大違いだ。




「リンお姉さま立ち姿かっこいい!」

早くも百合の道進みそうな琶月さん。
リンが仲間になって戦闘が楽になったことを実感できたところで今日はここまで。


6/21

前回のあらすじ。リンを鍛えつつ金策に勤しむ。

「鉄鉱石10個くらい一日かけて掘りだせばそれで奴隷を買えちゃうなんて人の値段が安すぎる・・・。」

「もしあの時琶月が奴隷として売りに出されてたら恐らく10キャット程度だっただろう・・・。」

「琶月さんはそんな安い女じゃありませーーーーーーん。」

「嘘をつくな。」

嘘をつくなとは。

さて、ある程度リンの特訓も終え、金策も完了。食料やら回復アイテムやらの補給を済ませたので新たな街を探しに旅に出ることにした。
その途中ストーンキャンプとかいう街をすぐ近くで見つけたので立ち入ってみると。



例によって強制労働施設だった。そういえばここ、ホーリーネーション領土ではなく都市連合という国家の領土のようだ。
つまりあの過酷な強制労働施設はホーリーネーションだけの特徴という訳でないようだ。ここ都市連合も奴隷を使役しているし奴隷文化自体はこの世界においては当たり前なのかもしれない。

「それでもこんなの嫌ですよーーー!!!」

「私この世界と気が合いそう!!」

ジェスターが奴隷堕ちして凄い事されちゃう薄い本はよ(やめろ



働く事こそ最大の痛み止めらしい。

「ひ・・悲惨・・・。ただ感覚がなくなってるだけじゃないですか・・。」

「奴隷制度、許すまじ。この琶月さんも一度は奴隷に堕とされそうになった身。」

お、ここで暴れるつもりですか?奴隷解放運動始めるんです?



「来る日が来るまでここは一旦預けます。覚えてろ~~。」

ただの小物で草。



海沿い近くまで走ってきた。やはりこの砂漠広い。広いんだけど起伏がないから遠くにいる敵を事前に見つけられるのは大変助かる。

「わ~~~!!みてみてリンさーーん!!海!綺麗な海ですよーー!!」



「キャッキャウフフ!」

「きもっ。」

「言葉の暴力が無慈悲にも琶月さんを襲う!!」

琶月さんの心の打たれ強さは強い。
滅茶苦茶ながーーーい距離を走ってようやく新しい街が見えてきましたが長くなってきたので今日はここまで!


6/23


前回のあらすじ。大砂漠を横断。
この砂漠のある地帯は都市連合という国の領土のようだが、ここでもホーリーネーションのように奴隷制度がまかり通っていた。

「なんて酷い世界なんだ・・・。」

「人的資源の有効活用だよ。」

見た目は白いのに中身は真っ黒なジェスター。



まる一日かけてグレートデザートを横断した琶月さん。ようやく見えてきたこの街はマップの最北東。右上のかどっちょでございます。
そういうこともあってか防壁もちょっと間に合わせの壁に見えなくもない。

「琶月さん、砂漠を大横断したからもうへとへとです。今日は休ませてもらいましょう。」

海できゃっきゃうふふしたから消耗したのでは?
とりあえず宿を探してブラブラと歩いていたら・・・。



おっと失礼という声をかけられて何故か150キャット支払った。

「わわわ!これすられてるんですよ!!スリですスリ!!」

「たかが150キャットでギャーギャー騒ぐとは。胸が平べったいと器量も平べったくなるのか。」

一番ギャーギャーお金のことで騒ぎそうな奴が何か言っている。



「この泥棒!!私のお金を盗みましたよね!!!」



「衛兵怒らせた?一番困るのはこの人のはずなのに何たる脅し!」

「琶月さんだって手持ちが少ないんです!150キャットとはいえお金はお金。何なら琶月さんの全財産の1%!返して~~~。」




返してー盗んでもいい理由になってないよーっと嗜める。予想はしていたがまぁこの人も色々苦労しているようでもう四日も何も食べていないようで。

「まぁこんな世界観ですからねぇ・・。奴隷の身分に落ちないようにするには色々大変な思いをしてきたのだろうと分かります。」

「それになんか今ぴーーーんときたのでちょっとレッドさん私と一緒に行きませんか?」



俺とお前は似た者同士の気がするというレッド。いいね、行こうか!

「あ、でもお金はカエシテ。」

みんなの財布なんだから返しても返さなくても変わらないと思うよ。

「ところでレッドさん!!!ちょっと上半身脱いでくれませんか!!」

「うわぁ・・・・。」

「あっ、あっ、あっ、違うんです違うんです。」

違くないんだよなぁ。



レッドさん、あんな身なりしてたので分かりづらかったけど女性だった!!結構胸出てるなぁって思ってたから予想通りだった。琶月さんと同じ赤い髪だからレッドなんですかねぇ。

「レッドさん歓迎します!!!!!」

すぐに百合の波動を出す琶月さん。琶月さんがいきなり上半身脱いでとささやいた所で今日はお終い。


「勘違いされる終わり方だーーー!!!!」


6/28

前回のあらすじ。琶月が女の子とっ捕まえて脱げと言った。

「この百合テロリストめ。」

「酷いあらすじに改変されてる!!!!」

どのみち事実だから・・・。



前回新規に加入したレッドさん。能力値としては色々低め。特に筋力がマイナスなあたり今まで食事にかなり困っていたことが能力値的に伝わるような形になっている。

「ああ、筋力マイナスとはおいわたしや。」

「まずは筋トレして頂きましょう。」

筋肉フェチみたいな言い方になってるけど自分も筋トレしたお陰で強く慣れたもんなぁ。



というわけで荷物持たせた上で担ぎあげて筋トレ開始。しばらくはこの状態で移動し続けて鍛えてもらおう。もはや伝統芸である。
とりあえず近辺をブラブラしていたら・・・・



人狩りなる勢力に絡まれる琶月さん。なんか脱走した奴隷によく似ているらしい。
あの、横に全力で逃走している奴隷がいると思うんですけどそっちは気にされないんですか?

「あの、あの、人違いです。どうか通り過ぎてください。」



人狩りさん。奴隷の世界へようこそ!と叫びながら襲い掛かってきた。何て奴らだ。

「うわうわうわ!!!こんな美少女達が奴隷にされたら結末は一つのみ!!!」

「琶月は内臓摘出される結末だから安心して。」

「全然安心できない!!!!!」



逃げ続けた結果、足の速い1人しか追いついてこれなかったので三人で囲んで叩きのめした。やはり数の暴力は大正義である。
その後お仲間が追いついてきて更にやり合う事になるのだがやはり三人いると全滅は免れるのでなんとかなりやすい。



砂漠のど真ん中で焚火と寝袋を敷いて休息を取る一行。中々前に勧めないがそれでも戦闘経験を詰めるようになったおかげで琶月も少しずつでも確実に強くなってきている。
再び奴隷の道に落ちないように気をつけよう。本日はここまで。


6/26

前回のあらすじ。現代やくざより酷いいちゃもんつけられてまた奴隷堕ちしそうになった。

「この世界に来てから貞操の危機ばっかり!!」

「あんたが一番他人を危険に晒してる。」

「ソンナコトナイヨ。」

また百合の波動かぁ。

さて、それから新しい町へ進めているのかというと・・・。



このでかいくそ虫がレッドのいた街の周りにめちゃくちゃいて何度も立ち往生をくらわされています。



幸い三人でまとめてかかれば満身創痍にはなるものの何とか倒せるくらいには強くなりました。加えてその状態で件の人狩りに襲われたりもするのですがこれも何とか迎撃可能。
しかし傷を癒すために宿に戻って寝るを繰り返しているので中々先に進まない。
そんな時に偶然立ち寄ったお店で面白い売り物を発見。



なんとペットショップだったみたいでたまーーに見かけた野生生物をここで買う事ができるようだ。

「いいですね!!琶月さんペット大好きです!!」

「この子にします!」



「可愛いですね!!!ガルちゃんと名付けます!!!」

「かわ・・・いい・・・?」

まぁ・・感性は人それぞれなので・・・。

「何か問題あるんですかーーーー?」

ないです(
ところでオスですけどメスじゃなくてもいいんですか?

「人型生物じゃないのは流石にノーカウント。そこまで私は気持ち悪くないです。」

「十分気持ち悪い」

「あんですってーーーー!!!」



ちなみにガル用のバックパックなるものがあるようでこれを背負わせれば荷物を持たせることもできるようだ。ラクダの隊商みたいなもんですね。



というわけで新たにガルちゃんが仲間いりしました。首ふって喜んでて実際ちょっと可愛いですねぇ。
ステータスはまぁまぁ。刀とかサーベルが10になってるのは何で?
四人目の仲間は動物だったところで本日はここまで。


6/30

前回のあらすじ。新たにガルちゃんが仲間になりました。ペット枠です。
有事の際にはちゃんと戦ってくれるので頼もしい事この上ないですね。

「しかも非常食になる。」

「食べません!!」

「今思えばファンさんと名付ければよかったかな。」

「僕はそんないびつな形していないですよ。」(薄い

「ファンが10年ぶりくらいに登場した!!」

ごめんよファン。



話を戻して。三人と一匹で再びこのグレートデザートを歩き回る。なんだか特徴的柱が立っている。
ここに限らずなんだか過去に今よりはるかに高度な文明を築いていたが何らかの理由で滅亡してしまったんじゃないかと思わせるような遺物が転がっている。やはり北斗の拳の世界観か。



虫に襲われ人狩りに襲われ誰か一人がダウンしたりするも四人(面倒なので人とカウントする)が力を合わせれば乗り越えられる。

「もう琶月さんはどんな敵が来ても逃げません!!!!!!」



人狩りが15人くらい固まって襲い掛かってきた。

「はい無理ーーーー!!!所でなんか呼び止められてます。人狩りじゃないみたいです。」



こんな超やばい状況に呑気に商談を仕掛けてくるとは商売魂がたくましい奴め。
ハイブの北というのが一体どこの事なのか全く分からないが深い霧と怪物いう単語がこの会話の一個前に出てきておりもしや以前生きたまま食われそうになったあのフォグアイランドの事ではなかろうか?
このハイブ曰く、そこを旅するには光のランタンが必要だと言っている。そうか、ランタンがあれば安全に移動できる場所だったのか・・。

すいませんそれください!!!っていったら2500キャットと言われたが2500キャットで安全を買えるなら安いものだ。

「すいません、あとそれ買うから人狩りからも助けてくれると・・・」



後悔はしないだろう人間!!って言いながらどこかに走って行ってしまった。すいません人狩りから助けて。




結局またいつものように全力で走って逃げ、隊長格だけが追いついてくるのでそれをボコって終了。運動能力も大事なスキルだということがよくわかる。




そして何とか新しい街へ無事たどり着きました。琶月さんが結構満身創痍で気を失っているのでレッドの筋トレかねて運んでもらっています。

「琶月さんも倒れるときは倒れる。」

割と倒れっぱなしだったんだよなぁ。本日はここまで。


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