This war of mine DAY1



「パヴレだ。

新しい隠れ家に越してきた初日になる。



ああ、他の建物と比べればしっかり形は残っているほうだけれど、それでも中は酷い荒れ具合だ。
まずはこの瓦礫を退かし、ドアに打ち付けられている板を剥がすところから始めよう。
そうすればこの家の住み心地も少しはよくなるだろう。



さっそく瓦礫を退かす作業を始めよう。
どうやら瓦礫に混じっていくつか使えそうな資材が混ざっているみたいだ。
木材・・・ガラクタ・・・こういった資材は道具を作るのにきっと役立つだろう。サバイバルにおいて道具の作成は必要不可欠だ。

・・・一通りこの家の中を見て回ったけれどちゃんと使えそうな家具は椅子一つしかなかった。他はどれも壊れていて使えそうにない。
集めた資材でベッドを作りたいな。ここ数ヶ月、ずっと堅い地面の上で寝ていたからね・・・・。


※この家には沢山の物資が落ちている!薬やタバコの材料になるハーブや高度な家具を作るのに必要なパーツ、それに電化製品の部品など落ちているみたいだ。ちゃんと残らず回収しておこう!


どうやらこの家は本当に戦争が始まる前にもぬけの殻となった家みたいだ。
隅から隅まで探していると綺麗な飲み水や食料の備蓄、それに薬も見つかった!!
こんな物資、今じゃ滅多に手に入らない。ここぞという時までとっておきたいものだ。



※この家は結構大きい。ちゃんと隅から隅まで探そう。

いくらか使えそうな資材が集まった。
ここいらでベッドを作ってみることにしよう。地下に使えそうな作業台が置いてあった。ここでベッドの骨組みを作り、起きたい場所で組み立てることにしよう。
勿論俺達は工員じゃないから、店で売られているような立派なベッドは作れない。だけれどこの長く戦争を生き抜いていくにつれ、生きていくのに必要なものづくりのスキルは身についていった。
だから今なら堅い床で寝るよりは快適なベッドを作る程度のスキルを持ち合わせている。
ベッドの組み立てはブルーノが引き受けてくれた。


※作業台から作りたい家具や設備を作ることが出来る。必要な材料もそこから計算することが出来るからチェックしておこう。ただし、手に入る資材の量は限られている。今必要のない物まで作らないように気をつけよう。



ベッドは地下に作ることにした。
いつ砲弾がこの家に降り注ぐか分からない。そう考えたらとてもじゃないが地上では作れない。
地下は少しかび臭いし鼠も走ってそうだけれど、命の安全を考えたらやむを得ない。それに私達はこの家に来る前まではもっと劣悪な環境で寝泊りしていた。こんなのどうってことないさ。


※家具の組み立ても時間がかかる。その日にやるべきことが沢山ある場合は1日では終わりきらないかもしれない。何から着手すべきかよく考えて行動しよう。ベッドは間違いなく必要不可欠だ。

何度も言うようだけれどベッドは必要不可欠な家財だ。
勿論床で寝ることも出来る。だけれど、堅い床の上では質の良い睡眠は得られない。寝不足になるのは間違いないだろう。
もしかしたら体調を崩すかもしれない、そうなったら薬が滅多に手に入らないこの状況では致命傷だ。ちゃんとベッドは作ってそこで寝よう。

それに実は言うと・・・少し体調が悪いんだ・・・たちの悪い頭痛もする。。
どうやらこの家に来る前までの生活が悪かったみたいだ。ブルーノは大丈夫のようだけれど、マルコもこの間の怪我がまだ治っていないみたいだ。
怪我や病気は放置していると悪化する。症状が軽いうちならベッドの上で寝ればきっとよくなるだろう。



※病気は栄養失調に陥ったり寒い状況が続くと感染する可能性がある。怪我については・・・言わなくても分かるだろう。

午後三時。ベッドが出来たようだ。
さっそく横になりたいところだけれど・・・俺はマルコにベッドを譲った。
マルコが「まだ気を使っているのか?パヴレはもう俺達の仲間なんだぞ。」なんて嬉しいことを言ってくれたけど、マルコは夜にもっと重要な役割があるから昼間はマルコに使わせてあげたい。
頭痛はするけどそれぐらいの我慢は出来るさ。


※昼間のうちに睡眠を取り回復を計るマルコ。

マルコが寝ている間にこの家の整備をもっと進めていこう。
さっき鉄に関わる道具を作るのに適した作業台を作ったんだ。これがあればバールを作ることが出来る。これがあれば鍵のかかった扉やロッカーを壊してあけることができる。
この家には鍵のかかった扉やロッカーが数多くある。そういったものはロックピックを使ってあけることも出来るけれど、ロックピックは一度使うと再利用が不可能なんだ。
音を立てずに開けたい時には重宝するんだけれど今はその場面じゃない。


・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

・・・ん、よし。バールが出来上がったぞ・・・・。くそ、段々と頭痛が酷くなってきたな・・・。
・・・なんだ?マルコ、もう起きたのか?・・・・あぁ、そうか。もう夜になったのか。
よし、荷物は俺がまとめるよ、マルコ、外は危ないから気をつけてな・・。


(続く)


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