9/20
「やぁ。」
ひえっ。
「今から地域社会貢献ボランティアをやってもらう。」
お、なんすか。ゴミ拾いとか?
「そうそう。ゴミ拾い。」
「道具は支給しておいたからそれ使ってね。」
ちりとりと箒とかかな?
何でバール?
「え?。」
え?
「ほら。早くボランティアにいって。」
バールで路面にこびりついたガムを剥がすとかかな?
よっぽど頑固汚ればっかりの現場なんだろうなぁ〜〜〜。
「じゃあまずはバールで窓を叩き割って。」
なんで?
「いいからやれ!」
は、はいぃぃ・・・。
そっかー、きっと廃屋解体ボランティアとかだったんだなぁ〜〜。
ガシャーン。
大丈夫?これゴミ増やしてない?
窓ガラスを破壊しました!これは家解体シミュレーターとかだったんですね!
「ん、そんな感じ。」
「そしたらお片付けよろしく。」
盗めって言われてるすけど。
「言葉の綾ってやつだよ。」
そうなのかなぁ・・・おかしいなぁ・・・。
じゃ、じゃぁ・・・まな板とか・・・。
「あーだめだめ!まな板は価値ないから!」
ただの盗みだろ。ボランティアでも何でもねぇー!
「注文が多いなぁ。」
鏡見て。
お金の他フライパンとトースターが価値あるみたいですぅ・・・。価値?
「ゴミ回収した?じゃー帰っていいよ。」
なんかコンロ火つけられた(命令無視
もう来ないからねぇ〜。(ガスの火消せ
「おかえりは窓から。」
やっぱ泥棒だよね?
「違うよ。廃棄品回収業者だよ。」
本当かよ!
サヨナラ!!!
「じゃ、車にのってずらかって。なるべく人に見つからないようにね。」
どうして見つからないようにする必要があるんですか?
サヨナラ!!
ドロボウ ランク:A!!
やっぱドロボウじゃねーか!
「君もしつjこいな〜。廃棄品回収業者って言ってるでしょ!」
フライパンとかトースターは百歩譲って分かるとして現金はなんて説明するんですか。
「粗大ごみ回収料。」
ああいえばあーうーー。
「というわけで明日からまたよろしく。」
9/27
前回のあらすじ。
「君は不用品回収業者に就職した!」
廃棄品回収だとか言い方がブレッブレなんだよなぁ。まるでジェスターの会社みたいだぁ。
「は?」
ひえっ。
「ここが君の社宅だよ。」
あくまでも社扱いで貫き通すのね。
「ベッドはそこね。」
ソファーなんですけど。
「PCは使っていいよ。」
物騒なページにしか繋がらないんですけど。
「ああいえばあーうーうるさいなー。」
でもよぉ、しゃんくすぅ・・・。
バールや懐中電灯を買えますまでなら何とか雑貨品売り場のページかな?で分かるんだけどロックピックとかその時点で「あっ」てなる。
「うちの会社系列のお店だよ。道具はそこで買ってね。」
社員なのにどうして実費なんですか。
「あ、ところでさっき家から回収したゴミなんだけど・・・」
話逸らさないで。
回収したゴミ(ほんまか)はリサイクルして資源にでもするのかな?
「室屋で買い取りしてくれるから向かってね。」
やっぱ盗みじゃねーか!!
ヴィニーの指示は包み隠さず真実を教えてくれる。所でヴィニーって誰?
「あーあー、こちらヴィニー。」
琶月やんけ!
「実名で呼ばないで、コードネーム「ヴィニー」です!実名は危ない。」
なんで実名で呼ぶと危ないんですかねぇ。よっぽど世間体に悪い仕事なんだろうなぁ〜〜。
というわけで室屋へ到着。
24時間ワンマン営業している。並外れた体力と精神力を持つ店員だ・・・。
なんかDoge犬みたいな顔してると思うのは私だけだろうか。
「この人は不用品を買い取ってくれる善良な人だよ!」
「しかも出どころをあんまり気にしない。」
どうして出どころを気にしない人が望ましいんですか?
「買い取って貰ったなら次の仕事へさっさと行く!」
は、はいぃぃ・・・・。
真夜中に再び繰り出されるランウェイ!
ちょうど白い柵に囲われた所が今回の目的地みたい。近くで車を止めて下車。
すいませーん、不用品回収しにきました〜。おや、ドアに鍵がかかっている。
「ドアに鍵かかっているのは当たり前だよ。」
それはそう。
でも廃棄品を引き取りに来たんだからインターホン押して呼び出すべきなのでは。
「うちはね、煩わしいこと抜きで勝手に廃棄品を持っていってくれるのを売りにしてるの。サービスなの。いい?」
そうなのかなぁ。でも柵に囲まれてて家に近づけないし住人もいないんじゃ廃棄品回収できないよ。どうすればいいんですか!
「君に我が社秘伝のスペシャルテクニックを教えてあげよう!」
バギャーン
スペシャルテクニック(破壊
これもう窃盗じゃなくて強盗だよね。
「これで家に近づけるようになったね。」
「じゃあ窓割ろうか。」
泥棒の中でも極めて質悪い方で草。
もう少し忍べよ。
オジャマシマース。
「あ!紙ゴミが落ちてるよ!掃除してあげて!」
本当にゴミなのかなぁ〜まるでお金みたいなゴミだな〜
「大きいテレビが落ちてるよ!」
テレビは落ちてるものじゃなくてそこに設置されているものでは??
プッー!プッー!!(クラクション
ん?
通行をさまたげている??一体何のこと??
しかもなんか警察に通報された!!!
路駐のせいで一般通行車両を足止めしてしまっていたらしい。
路駐っていうかもうがっつり車道の真ん中で停止させてたのがまずかった。
なんなら左車線で運転してたけどここ海外だから右側車線だったわ。
「警察はまずい、早く逃げろ。」
合法的な仕事をしているなら何で逃げる必要があるんですかねぇ。
く、車に乗って・・・ひ、避難する準備だぁ!
警察「どこへ行くんだぁ・・・?」
今日の教訓:車はみんなの邪魔にならないところに停めよう(一般常識
10/4
前回のあらすじ。
路駐していたせいで人生が終わった。
どうしてただの路駐で人生が終了するんですか?余罪が極めて重かったんだろうなぁ〜〜〜。
「あの社員が独断で犯行を実行しており我が社とは何の関係もありません。」
いつか後ろから刺されるぞ。
リトライ。今回はちゃんと駐車場にしておいたよ。駐車場??
「もう二度とミスするんじゃないぞ。」
は、はいぃぃ・・・・。
「それじゃ廃棄品回収よろしく。」
「ほら!紙ゴミ落ちてる!!」
普通紙ゴミくらいなら廃棄品業者に頼まず自分で捨てますよね?本当にゴミなら。
「あ、その紙ゴミの隣りにある黒いゴミ袋はいらないから。」
これもう訳わかんないね。
「ほら、隅から隅まで利用価値の高いゴミが落ちてないか調べて。」
利用価値高いゴミとは。
「その収納ケースみたいなのは利用価値ないからリュックにはいれられないよ。」
ゴミ回収業者がえり好みをするな。
冷蔵庫の中。
空っぽなの逆に恐怖なんだけど・・・。っていうかこの家人住んでる??いや、住んでなきゃお金とか家具あるのおかしいんだけど。
というか明るくなってきちゃったんですけどぉ!!
「誰にも見つからなければ明るくてもいいよ。」
どうして誰にも見つからないようにする必要があるんですか?
ところでゴミ掃除していたら玄関の鍵を拾った。これでフリーパス。
「鍵は有益なゴミだから持ち帰ろう!」
かすぅうううううう。
最後におっきい古いテレビを運搬。
大きい家具はカバンには入らず車のトランクに収納すうr必要があるようだ。
何見てんだキト。
というか屈んでないんだが?
なんだぁ?俺がちびだって言いたいんか??
何見てんだキト。
なにみてんだきと!!
不良キトカロス。
つーかめっちゃガン見されてて草。
いや、めっちゃ怪しいしそりゃそうだよな。
ちなみにかがみについては一度屈んだ後、背伸びして意図的に今より高い身長ラインまでヘッドギアを持っていかないと解除されない仕様だった。
一度しゃがめば普通に立つ分にはしゃがみ判定が持続されるのでまぁ楽っちゃ楽なのか・・・?ずっと中腰はリアルに疲れる。
もう来ないからねぇ〜〜
「またゴミが出たら何度でも行くんだよ。」
ゴミの概念崩れる。
というわけで帰還。何やら盗みの結果に応じてランク付けされるのと持ち帰ったものに応じて経験値が加算されるらしい。
ところでこれ誰が評価してるんですかねぇ。自己評価?
「私だよ。今日はAにしておいてやるか。」
なんだこいつぅぅぅ。
今日はここまで!
10/14
前回のあらすじ。
バールを片手に柵をぶっ壊し、窓を叩き割って中に侵入してテレビを盗んだ。
これマジでただの強盗じゃねーか。
「依頼人が鍵をかえていたのが悪い!」
本当に依頼されていましたか?
「あーあー。こちらヴィニー。盗んだテレビをブラックベイで売り払え。」
「これは盗みじゃなくて不用品の回収って何度も言ってるよね?ペナルティ、減給」
「あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うるさーい!」
不用品をブラックベイに売ります。
拠点にパソコン用のモニターが置かれており、マウスを掴んで操作することでブラウザ画面を動かすことができるようだ。
ここがブラックベイ。
ここから依頼人が欲しがっている代物を売ることで報酬を得られるようだ。
その価格は質屋で売るより三倍近く高い。
質屋がぼったくってるのか?
ちなみに他にもラジオとかフライパンとかトースターとか欲しがってる人もいていずれも質屋より高くれる。
まずは質屋に売る前にここで売れるものがないかチェックするのがよさそうだ。
「売った?よし。それじゃ次の仕事に取り掛かってもらうよ。」
また不用品回収のお仕事だぁ・・・・。
「うちはね、不用品を回収する仕事だけしてるんじゃないんだよ。」
「何でも屋だからね。お金を払ってくれるならどんなお手伝いでもします!」
便利屋みたいなものですかねぇ。ようやくまともな仕事をやれそう。
「えっとね、とある家の皿を割ってもらいたいんだって。」
なんで?
「いちいちうるさいな〜。だまって言われたことをやる!」
は、はいぃぃぃ・・・・。
泥棒だけじゃなくて破壊活動まで行うとかかつてないほど悪逆無道な会社だな!!
到着。車はきっちり山の中に隠しておいた。
「今回も誰にも見つからないように依頼をこなせ。」
見つからないようにする時点で非合法な仕事だと言っているもんなんだよなぁ。
当たり前だけれど玄関は鍵がかかっている。
そういえばスキルポイントがどうたらこうたら言っていたがスキルが上がれば解錠とかもできるようになるのだろうか。
まぁ、今は出来ないので・・・・
ガシャーーン。
もう慣れてきた(早い
破壊対象のお皿を発見。
「フリスビーみたいにシュパパパパパと投げてやっちゃって。」
子供の頃やりたかったいたずらが今こうして実現できるのはちょっと楽しいかもしれない。しゅっ!しゅっ!!
ガシャーン、ガシャーーン。
手前の割れたお皿に意識が向いてしまうがちゃんと遠くの部屋の角にお皿投げて今割れたシーンを収めています。説明しないとわからないね。
「こちらヴィニー。依頼達成を確認。次の仕事をこなすために我が社のドロボウショップでDIYシンプルロックピックを買え。」
もっとまともなショップ名に出来なかったのか。
んじゃ目的達成したのでカエリマース。
「あー、待った待った。そのまま帰ったらもったいないからさ。」
「ついでに不用品も回収してきて。」
こいつ。
といった訳で今回の依頼は達成。なお泥棒ランクはCな模様。
なにを評価してるのか全然わかんねぇ。
と、いったところで今回はここまで。